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ことばの書き方(文字表記)

分類:漢字の読み方(字音)

一つの漢字に、なぜ何通りも読み方がある?
 日本語の漢字には音読みと訓読みがありますが、「人」のように音読みにも、さらに読み方が何通りかある字が存在します。

 音読みは中国語の読み方を日本語の発音でまねたものですが、もとになっている中国語の読み方そのものも何百年という期間を経て変化しています。したがって同じ文字でも輸入された時期が異なれば発音も変わってくることになります。これが「漢音」、「呉音」、「唐音」といった音読みのバリエーションとなるわけです。

 では、同じ文字が時期をかえ、読み方をかえて何度も伝わるのはなぜでしょうか。これは文字が単語の中に含まれた形で伝わるからです。漢語の単語に同時期の音で揃っているものが多いのはこのためです。たとえば「人生」は「ジン」も「セイ」も漢音ですが、「人間」は「ニン」も「ゲン」も呉音です。これは「人生」という単語と「人間」という単語の伝わった時代が異なることを示唆しています。



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