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ことばの仕組み(文法)

分類:動詞(補助動詞)

「一日中テレビを見ていました」と「一日中テレビを見ました」の違いは?
 まず「テレビを見ていた」と「テレビを見た」の違いについて確認します。前者は「テレビを見る」という動作が一定の時間的幅を持って行われたことを表すのに対し、後者は単にそのような行為・出来事が起こったということだけを表しています。

以下具体例で説明します。

  a. 昨日テレビを見ていたら電話がかかってきた。
  b. 昨日テレビを見たら電話がかかってきた。

aの例ではテレビを見ている途中に電話がかかってきたという意味になりますが、bは途中かどうかは問題ではなくテレビを見始めたときでも、見終わった時でも、とにかくテレビを見る行為に付随して電話がかかってきたという解釈になります。このように「~していた」と「~した」では時間の幅を解釈に含むか否かという違いがあります。

 さて、ではご質問の「一日中見ていた」と「一日中見た」の違いですが、この場合は「一日中」と時間の幅をあらかじめ指定しているため、どちらの表現でもほぼ同じ解釈になります。

 「ほぼ同じ」解釈と書いたのは、「一日中見ていた」の場合、やはり時間の幅を持った解釈となるからです。たとえば「一日中テレビを見ていた時、友達から電話がかかってきた」と言った場合は、やはりテレビを見ている途中に電話がかかってきたという意味になります。



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