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ことばの仕組み(文法)

分類:補助動詞(てくる)

「行く」と「行ってくる」はどう違う?
 「行く」が一方向の移動を表しているのに対して、「行ってくる」は文字通り往復の移動を表しています。

 したがって、「行ってくる」は元の場所へ戻ることを含意しています。とはいえ、必ずしも「すぐに帰ってくること」を想定してはいないでしょう。外出するときに「行ってきます」と言いますが、これは確かに「すぐに帰ってくること」を想定していると言えるかもしれません。しかし、例えば2年間の留学のために家を離れるときにも、同じように「行ってきます」と言うことが可能です。つまり、戻ってくることが想定されている場面では、元の場所を離れている期間が短かろうと長かろうと「行ってくる」が用いられるわけです。

 また、「行ってくる」は上述のごとく挨拶ことばとして会話で用いられ、「行く」にはそのような用法が見られません。しかし、「行ってくる」が会話以外に用いられないかというと、そうとは言えません。「行ってくる」のままの形では確かに用いられにくいかとは思いますが、「○○へ行ってきました」「先日行って参りました○○は……」などという形であれば、普通に目にするように思います。



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