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ことばの仕組み(文法)

分類:動詞(行く)

「駅に行く」が言えるのに、「駅に歩く」と言えないのはなぜ?
 「行く」は、移動を表し「目的地」というものを想定して用いられる動詞です。

 一方の「歩く」は、移動そのものを表すというよりは、移動のあり方を表現する動詞であると言えます。したがって、「歩く」は「目的地」の存在を想定しません。それは、「昨日は一日山を歩いた」と言えるのに対して、「行く」を用いて同様の言い方ができないことからもわかります。また、「歩いて学校に行く」という表現からは、「行く」が移動そのものを表し「歩く」がその際の移動手段を表すことが見てとれるでしょう。

 続いて「駅に」と「駅まで」の違いですが、「駅に」の「に」が目的地を表すのに対して、「駅まで」の「まで」は常に目的地を表すわけではありません。「~から~まで」といった場合、全体としてはある範囲を表し、「から」はその始点「まで」は終点を表します。ですから、「~」にどのような表現が入るかによって「まで」の表す意味は違ってきます。



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