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ことばの仕組み(文法)

分類:助詞(が)

「だれかいましたか」と「だれかがいましたか」の違いは?
 まず、2番目の文は少しおかしいように、感じられます。そこで、次の2つの文を比べてみて下さい。

    だれかいましたか。/だれがいましたか。

 最初の文は、だれかがいたか、あるいはいなかったかに重きをおいた質問だといえます。したがって、「いました。」あるいは「いませんでした。」で答えることになります。一方、後の文は、いたのが誰であるかに重きをおいた質問で、だれがいたかを答えることになります。2番目の文がおかしく感じられるのは、この2つを同時に聞いているような印象を与えるからだと思います。何を尋ねられているのか、ちょっと判断に困ります。ただし、これは「が」の場合に限られるようです。

     何か渡すんですか。/何かを渡すんですか。

     だれか待ってるんですか。/だれかを待ってるんですか。

 しかし、「が」でなければどんなものでも両方が言えるか、というと、そうではありません。次に挙げた最初の文は、後の文と同じ意味で使われるとは言えないからです。

     どこかあるんですか。/どこかにあるんですか。
     だれか行くんですか。/だれかと行くんですか。

 したがって、格助詞(「が」「を」「に」「と」等)が省略された形でも同じ意味を表す場合に限って、ご指摘の2種類の文が可能であると言えるでしょう。「が」はその中でも特別で、「が」がついたほうの文が不自然になるタイプだということになります。



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