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ことばの仕組み(文法)

分類:その他(アスペクト)

「毎日歯を磨きます」と「毎日歯を磨いています」はどう違う?
 「毎日歯を磨きます」と「毎日歯を磨いています」は、いずれも反復的な行為や習慣などを表しています。この意味では両者に意味的な違いはあまり感じられませんが、厳密に言えばこれらは全く同じ意味というわけではありません。

 「毎日」や「毎朝」など習慣や反復を示す表現だけが用いられている場合は「~する」と「~ている」で差が現れないのですが、次のようにすると両者には差が現れるようになります。

   これからは毎日歯を磨きます。
  ×これからは毎日歯を磨いています。
  ×3年前からずっと毎日歯を磨きます。
   3年前からずっと毎日歯を磨いています。

 ここから言えるのは、「毎日~している」の場合、習慣がこれから先も継続するかどうかを明示できないということと、「毎日~する」の場合は習慣が過去から継続してきたものであるかどうかを明示することができないということです。

 こうした違いが現れるのは、「毎日~している」が実際に行っていることの報告であるのに対し、「毎日~する」は実際の経験の報告というより、単にそのような習慣があると述べるものであるからです。こうした違いはたとえば「アメンボが水の上を走っている」が実際に起こっていることを報告するのに対し、「アメンボは水の上を走る」が単にそのような習性・性質を述べるだけであるのに似ていると言えるでしょう。



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