ことばの意味(語彙・意味・語源)

分類:単語の意味(能率)

「能率」と「効率」はどう違う?
 「能率」と「効率」は意味が似ており、あまり意識して使い分けていない人もいると思われます。しかしよく見ると両者には微妙な使い分けが見られることがあります。

 一般的に「能率」は一定の期間でこなせる仕事の絶対量を表すのに対し、「効率」は仕事の成果とそれに要するさまざまなコストとの相対的な比較を表す傾向があります。

  a. 一時間で書類を10枚処理できる → 一時間で書類を15枚処理できる
  b. 費用1000万で1200万の売り上げ → 費用500万で1000万の売り上げ

a.の例は一定の時間を基準に絶対的な仕事量が増えています(10枚→15枚)が、このような場合は一般に「能率が上がった」と言います。一方 b.の例では絶対的な成果は減少しています(1200万→1000万)が、相対的に見るとより少ないコストで多くの成果を得ています。普通このようなときは「効率が良くなった」と言います。

 このように「能率」には絶対的な使い方が、「効率」には相対的な使い方がそれぞれ多く見られます。また、「効率」は仕事に要するさまざまなコストを計りますが、「能率」は主に時間を基準にしているようです。



ことばの意味(語彙・意味・語源) トップへ



日本語Q&A トップへ




JSST

日本語会話力テスト

メルマガ登録

アルク日本語教育公式Facebookページ