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日本語教師 求人ガイド

日本語教師が不足しています!

2011年の東日本大震災で一旦数が減ったものの、日本語を学ぶために来日する留学生の数は近年増加の一途をだどっています。また、海外でも、日本語の人気は高く、現在およそ365万人が日本語を学んでいます(国際交流基金調べ)。
日本語学習の目的、学習者のニーズも多様化しており、国内では日本語学校、外国人児童・生徒が多く在籍する小・中学校、外国人社員対象の企業研修、オンラインレッスン、海外では語学学校、大学など、日本語教師が活躍できる場所も広がりを見せています。

しかし、この日本語学習者の急激な増加、目的やニーズの多様化に対し、日本語教師の数が圧倒的に足りていないのが現状です。

実際に日本語教師として仕事を見つけ、働くには、どうすればいいのでしょうか。ここでは、働き方、仕事の見つけ方についてご紹介します。

国内で働く

国内での日本語教師の働き方は大きく分けると、

  • ●常勤講師
  • ●非常勤講師
  • ●ボランティア

の三つがあります。

常勤講師の特徴

常勤講師は、国内の日本語学校など日本語教育機関に所属して、フルタイムで働くスタイルです。
企業の雇用契約でいう「正社員」のようなものです。

常勤講師の業務内容は、教壇に立って学習者に日本語を教えることはもちろん、それ以外にも、クラス運営や学校運営に関わる教務的な仕事もあります。学校スタッフとして事務的な仕事の割合も大きくなり、下記のような業務も担当することもあります。

  • 学校行事の企画、運営
  • 学生管理
  • 教員のコーディネート
  • コースやカリキュラムの編成
  • 教室設営
  • 備品の管理

また、非常勤講師をサポートするのも常勤講師の大事な仕事です。経験を積んだ後、管理職になるケースもあります。

常勤講師の雇用条件は通常、給与は固定給で、社会保険が完備。交通費は全額支給か上限付き支給となります。

気になる給与ですが、初任給は大卒初任給とほぼ同じ20万円前後が一般的です。常勤講師全体の給与平均は、約300万円(賞与最低2カ月を含む)ともいわれています。

(特定非営利活動法人 国際日本語研修協会調べ)

非常勤講師の特徴

どの学校にも、主に授業だけを受け持って働く非常勤講師がいます。国内で活躍する日本語教師の多くが非常勤講師として働いています。

非常勤講師は、国内の日本語教育機関で、担当した授業のコマ数に応じて時間給で働くスタイルです。企業の雇用形態でいえば「パートタイム」とお考えください。

新人教師は、はじめは非常勤講師として採用されることが多く、ここでキャリアを積み、技術を磨くことで常勤講師への道が開けてきます。また、非常勤講師の特徴の一つに、複数の学校を掛け持ちして働けることが挙げられます。

「空いている時間を活用したい」
「色々な学校で自分のスキルを磨きたい」

このように自ら非常勤を希望する先生も少なくありません。働き方は、常勤講師のようなフルタイムで学校に常駐というスタイルではなく、担当授業のある時だけ出勤します。

担当コマ数は、キャリア、技術、その人の希望などによって変わるため、一人一人違ってきます。事前に授業の準備が必要となり、家で行うことが多いです。

気になる給与は、非常勤講師は時間給で提示されることが一般的で、ほとんどの日本語学校が時給1500円〜2000円の幅で設定しています。
(特定非営利活動法人 国際日本語研修協会調べ)

ボランティアの特徴

無報酬か交通費支給という形で活動することがほとんどですが、日本語教師の経験を積む場所として最適です。ボランティアとして経験を積むことで、就職活動をする上でも実践経験があるというアピールになります。

ボランティアとして活動するには、地方自治体や民間の国際交流団体が運営するホームページをチェックしてみましょう。インターネットでも多くの情報を得られますが、小規模な団体は情報が得にくいこともあるので、市・区役所などの自治体に問い合わせてみるのもオススメです。

国内での就職活動

求人探しから内定まで 五つのステップ

日本語教師になるまでの手順をしっかり確認して、あなたの夢をつかみましょう。

ステップ1求人情報を探す

日本語学校の求人情報が、一般の就職情報誌や就職情報サイトに掲載されていることは、ほとんどありません。下記の日本語教師の求人情報を扱うウェブサイトを使って求人情報を出している学校が多いです。

ステップ2応募書類を作成する

求人情報などを見て、興味を持った学校があったら、学校の理念、規模、自宅からの通勤時間、学習者数や開講されているコース、使用されている教授法などの情報を、その学校のホームページなどからよく確認し、応募書類を準備しましょう。

提出を求められる書類は、履歴書や職務経歴書、志望動機書があります。また、経験者は今まで使ったことのある教材をまとめた教材リストを提出します。

外国語が話せたり、塾講師として教えた経験があれば、いいアピール材料になります。資格のほかにも、特技などがあったら記入しましょう。一芸に秀でている人を求める日本語学校もあります。

また、社会人経験があることは、ビジネスマナーが身に付いているとみなされ、評価されるようです。これまでの仕事を通して身に付けたPCスキルや技術、取得した資格も積極的にアピールしましょう。

ステップ3面接を受ける

応募書類が無事に書類選考を通過すると、面接の連絡が入ります。面接の際は、スーツを着用するのがいいでしょう。

日本語教師経験者の採用を望む学校もありますが、日本語教師が不足しているので、未経験者でも、その人がこれから日本語教師として伸びると判断されれば、採用されるチャンスは多分にあります。

面接で聞かれることの多い質問として、「なぜ日本語教師になろうと思いましたか」「なぜ、本校で働きたいと思ったのですか」「どんな日本語教師を目指していますか」などがありますが、いずれの質問に対しても説得力を持つ答えが返せるように、事前によく考えておきましょう。予測していなかった質問をされても慌てる必要はありません。相手の目を見ながら、きちんとした言葉遣いで、ゆっくりと適度な声量で答えましょう。採用の最終的な決め手はこの人なら一緒に働きたいと思ってもらえるかどうかです。

また、待遇面で不明な点があれば面接の際に質問しておきましょう。時給や、週に何コマ受け持てるか、交通費は全額支給か、一部支給か、健康保険には加入できるかなどの疑問は、その場で尋ねても大丈夫です。

ステップ4模擬授業をする

選考の際、たいていの学校は模擬授業を課してきます。模擬授業は、たいてい面接の後で行われます。時間は15分から20分程度で、初級の学習項目の導入から口頭ドリルまでを課題にされる場合が多いです。経験者でも緊張してうまくできなかったという声をよく聞きますので、未経験者であればなおさらハードルが高く感じるでしょう。時間配分や、授業内容の正確さ、分かりやすさを心掛けて教案を作り、必要ならば絵カードなども作成して本番に臨みましょう。

たいていは模擬授業の内容は事前に告知されますが、まれにその場で知らされ、30分程度で準備しなければならないこともあります。初級の文法など、主要な学習項目はどのように授業を進めればよいか、よく頭を整理しておく必要があります。かなり難易度の高い要求だと思うでしょうが、必ずしも授業がうまくいかなくてはならないということはありません。ここで重視されるのは、「臨機応変な対応力」「コミュニケーション能力」です。

ステップ5内定をもらったら

模擬授業を乗り越えて、内定をもらったら、いよいよ日本語教師デビューです。

勤務する意志を伝える前に、給与や、各種手当て、授業時間や曜日などを必ず確認しておきましょう。非常勤講師として採用された場合、初めは授業の準備に時間がかかるので、普通は週に2、3日の勤務からのスタートになります。夏休みなどの長期の休みには収入が減ることも考慮しましょう。

意志を固めたら、学校に連絡を入れましょう。今の仕事を辞めてから転職する人は、その手続きも進めましょう。出勤日が決まったら、受け持つクラスのレベルや、使用している教材を確認し、初日に入る授業の準備をするために、授業の範囲を確認しましょう。未経験の教師は、ベテランの教師に指導を受けながら進めていくのが一般的です。日本語教師として、忙しくも充実した日々へ突入です。

海外で働く

海外で日本語教師になるには、主に二つの方法があります。

一つ目は、国際協力機構や国際交流基金など、公的機関の派遣プログラムを通じて渡航する方法。公的機関によるサポート体制がしっかりしていたり、派遣前に語学研修も受けられるので、安心して働くことができます。

二つ目は、民間の日本語学校が提携している海外の教育機関に教師として派遣される方法。こちらもサポート体制がしっかりしているので安心です。

海外に日本語教師として派遣された場合、小学校、中学校、高校、大学で日本語を第二外国語として選択した学習者に教えるケースが多いです。

彼らが日本語を学ぶ理由は、

  • 何となく選んだ
  • 日本文化に興味があった
  • 親から日本語を勉強しろと言われたから

など、将来のための具体的な目標があるというよりは、とりあえず学んでみたという学習者が多い傾向にあります。

対して、日本国内で日本語を学ぶ学習者は、日本の大学に進学したい、日本の企業に就職したいといった具体的な目標を持つ学習者が多いです。

このように国内の学習者と海外の学習者では、日本語を学ぶ目的が異なるので、授業の内容や進め方を学習者に合わせて変える必要があります。

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