小学校で教えている先輩インタビュー
 

子どもたちはそれぞれにいろんなものさしをもっていて、得意なこと、苦手なこと、みんな同じではありません。得意なことは伸ばし、苦手なことは得意なことでカバーしていけるように気をつけています。 Kiddy CAT英語教室 LOG☆KIDS 小澤 かおり先生

児童英語教師をめざしたきっかけはなんでしたか?

娘が幼稚園に通っていたころ、お友達を集めて簡単な英語サークルを作りましたが、ちょっと英語ができるだけでは何も教えられない事実にがく然としました。教えるためには技術が必要で、子どもたちの気持ちやできるできないの見極めなど、さまざまなスキルが必要と知りました。以前からアルクの書籍にはなじみがあり、その中で児童英語講師養成コースを知り、小学校英語指導者資格も取れることを知りました。まちがいなくこれから求められる仕事だろうと思い、受講を決めました。子どもが小さかったので、通信講座は都合がよかったのです。

ご自宅で子どもの英語教室を始められたきっかけはなんでしたか?

実は講座を終えてから開校まではかなり時間が空きました。子どもたちが小さく、どれだけ時間の都合が付けられるか分からなかったからです。転勤族だった我が家が新居を構え、子どもたちも成長したことをきっかけに、自宅での開校に踏み切りました。

子どもを指導するうえで大切にしていること、気をつけていることを教えてください。

子どもたちはそれぞれにいろんなものさしをもっていて、得意なこと、苦手なこと、みんな同じではありません。得意なことは伸ばし、苦手なことは得意なことでカバーしていけるように気をつけています。自己評価が落ちてしまわないよう、得意なことでお手本になってもらったり、できていることに対してピンポイントに褒められるようにしたいと思っています。クラスサイズの大きな小学校ではなかなかその時にタイミング良く声をかけてあげることは難しいのですが。

教室の子どもたちにどんな力を付けてもらいたいとお考えですか?

自ら考え、自らの意見を発信できる力。子どもたちはそれぞれの個性があり、苦手なこともあるかもしれない。でも今は様々な形で意見や情報を発信することができ、自分に合った方法を選ぶことができます。でもそれは自らの考えがあって初めてできること。大事なのは自分の考えをもつことだと思うんです。周りの意見を聞くことも、おもいやることももちろん大事。でもそれを踏まえ、最後に自分のコアな部分をしっかり持ってほしいなと思います。

子どもたちの成長を感じた、"とっておき"のできごとがありましたら、教えてください。

子どもの目線の大きさを思い知らされることは多いです。小学校英語では気付かせるということにポイントを置いて活動することも多いのですが、こちらの想定外のことにまで気づいてくれて「なるほど!」と勉強させられることもしばしばです。  素直にうれしく思った出来事の例としては、先生の発表内容がわからなかったとき、子どもたちが口々に"What?"と連呼しだしたことです。心の中でガッツポーズしました。

子どもに英語を教えるという仕事の、いちばんのやりがいはなんですか?

教えることの多くが子どもたちにとって初めてのことです。ですので、うまく行った時の変化というか、達成感はとても大きく感じます。言えるようになった、できるようになった、気付いた、という成長を、些細なことであっても目の前で見られる、というのは大変うれしいことです。

これから児童英語教師養成コースをはじめる方、J-SHINEの資格の取得を希望される方にアドバイスをお願いします。

受講中はテキストの内容を読み込んで理解するのは難しいことでした。実際に現場に出てみないとわからないことがたくさんあるからです。今になってテキストを見て、なるほど、と思うことも多いです。英語以外のことで難しく感じても、とにかく終了を目指してほしいと思います。あとからいくらでも勉強できますから。  また、現在の小学校英語の現場は決して恵まれているとはいえないかもしれません。現場に出るチャンスすら得られない先生もたくさんいらっしゃると思います。想像している以上に現場の整備は進んではいないのですが、今後必ずや必要とされる素敵な仕事だと思います。ですからこれから資格取得されるたくさんの先生方と情報交換できたらいいなと思います。

現在の子どもの英語教育について思うことはありますか?

児童英語講師、学校、保護者。それぞれの温度がリンクしていないような印象があります。熱心な保護者の方は多いでしょうし、素晴らしい先生と出会って前に進んでいるお子さんはたくさんいらっしゃるはずです。では学校はどうかと言うと、これといったビジョンが持てず、35時間という定められた時間の消化で精一杯、というところも多そうです。  また、せっかく必修化された教科でありながら、保護者の意見や考えが伝わる道筋なども未整備に思えます。逆に、活動内容の紹介も十分にアピールできていないのではと思われるケースもあります。  地域人材である私たちが提案することに、意見を打ち返すだけのゆとりが学校にないと、空回りしている感じがどうしても生れます。互いの足並みがそろうには、まだ時間が必要なんだろうと思います。


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