「TACの応用情報技術者講座は、どのコースを選べばいいの?」「本科生プラスのWeb通信133,000円という料金に見合う中身なの?」と気になっていませんか。
結論からお伝えすると、TAC 応用情報技術者講座は、最大54回の網羅的なカリキュラムと公開模試・実力テストを組み合わせて、本気で短期合格を狙いたい受験生に向いた通信講座です。
基本情報レベルから復習できる「本科生プラス」、基本情報合格者向けの「本科生」、受験経験者向けの「上級コース」と知識レベル別に3系統が用意されており、自分のスタートラインに合わせてコースを選べる構成が特長になります。
一方で、Web通信の本科生プラスは133,000円とクラスター内でも上位レンジに位置し、スタディング(通常価格43,800円〜)の約3倍、ITEC(25,300円〜)の約5倍まで開きがあります。
教育訓練給付金の対象でもないため、料金最優先で選ぶ受験生には他社のほうが向いている場合もあるでしょう。
この記事では、TAC 応用情報技術者講座のコース体系・料金・教材・科目B記述対策を整理し、スタディング・大原との比較を交えてあなたに合う講座かどうかを判断できる材料を用意しました。
また、応用情報技術者の通信講座おすすめ記事でも詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
\最大54回×公開模試×質問50回で合格を狙う/
TAC 応用情報技術者講座の基本情報【2026年最新】

TAC(資格の学校TAC)の応用情報技術者講座は、IPA情報処理技術者試験向けに展開されている「TAC情報処理講座」の一部です。
ITパスポート・情報セキュリティマネジメント・基本情報技術者・高度試験区分(NW/SC/PM/DBなど)と並ぶラインナップで、TACオリジナル教材+プロ講師の講義映像によって科目A・科目Bの両方を対策できる構成になっています。
公式が打ち出す柱は、TACメソッドに基づく「インプット → アウトプット」のサイクル。
知識を入れる講義の直後に演習中心の講義を挟むカリキュラム設計で、習った内容をその場で問題形式に落とし込めるのが狙いです。
科目A対策のテーマ別ポイント講義、分野選択型の科目B対策、総合演習・実力テスト・公開模試までを1つのコース内で繋ぎ、知識習得から本番想定の演習までを一気通貫で進められます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営 | 資格の学校TAC(TAC株式会社) |
| 対応試験 | 応用情報技術者試験(AP)/令和8年度前期試験対応 |
| 主要コース | 本科生プラス/本科生/上級コース(それぞれA・Bあり) |
| 受講料(税込) | 67,000円〜173,000円(コース・メディアにより変動) |
| 入会金 | 10,000円(税込)※0始まりのTAC会員番号がない方のみ |
| 学習メディア | Web通信/DVD通信/教室・ビデオブース |
| 受講期限 | 2026年11月末日(令和8年度前期試験対応) |
| 標準学習期間 | 約6カ月 |
| 質問対応 | メール質問あり(本科生系は50回まで) |
| スマホ対応 | ○ 完全対応(Webフォロー何度でも視聴可能・PC/スマホ/タブレット視聴可) |
| テキスト | 紙+デジタル |
| 模擬試験 | 実力テスト3回+科目B対策実力テスト1回+公開模試1回(本科生プラス・本科生) |
| 給付金 | × 対象外 |
| 無料体験 | 資料請求/無料公開セミナー/校舎・Webで無料体験入学 |
| 公式サイト | https://www.tac-school.co.jp/kouza_joho.html |
この章では次の3つに分けて、講座の中身を詳しく解説します。
コース体系と料金
TACの応用情報技術者講座は、受講者の学習経験・基礎知識レベルに応じて3系統に分かれています。
それぞれ「本コース」(フル仕様)と「A・B」(再販/簡易版)の派生があり、Web通信・DVD通信・教室/ビデオブースから学習メディアを選べる構造です。
本科生プラス(入門講義つき・最大54回)
基本情報技術者レベルの基礎知識を「入門講義」で復習してから応用情報の本編に進むコース。
IT基礎に不安がある方や、基本情報を経由せず直接応用情報に挑戦したい方に適した最上位カリキュラムです。
| メディア | 一般価格(税込) |
|---|---|
| Web通信 | 133,000円 |
| DVD通信 | 173,000円 |
| 教室・ビデオブース | 138,000円 |
| 本科生プラスA・B(Web通信) | 108,000円 |
| 本科生プラスA・B(DVD通信) | 150,000円 |
| 本科生プラスA・B(教室・ビデオブース) | 113,000円 |
本科生(標準・最大44回)
基本情報技術者合格レベルの方が応用情報合格を目指すための TAC スタンダードコース。
科目A対策は「テーマ別ポイント講義」で重要論点を整理し、科目B対策は分野選択型の演習で得点プランに合わせた学習が可能です。
| メディア | 一般価格(税込) |
|---|---|
| 教室・ビデオブース | 118,000円 |
| Web通信 | 113,000円 |
| DVD通信 | 153,000円 |
| 本科生A・B(Web通信) | 87,000円 |
| 本科生A・B(教室・ビデオブース) | 92,000円 |
| 本科生A・B(DVD通信) | 127,000円 |
上級コース(受験経験者向け・最大34回)
応用情報の受験経験者・学習経験者向けに、最大の難関とされる科目B試験の記述式対策を集中的に学べるコース。
分野ごとにインプットとアウトプットを徹底し、解答を導く実践力を鍛えるラインナップになっています。
| メディア | 一般価格(税込) |
|---|---|
| Web通信 | 94,000円 |
| DVD通信 | 114,000円 |
| 教室・ビデオブース | 99,000円 |
| 上級コースA・B(Web通信) | 67,000円 |
| 上級コースA・B(DVD通信) | 87,000円 |
| 上級コースA・B(教室・ビデオブース) | 72,000円 |
選ぶ際の目安は次のとおりです。
- 基本情報レベルから復習しながら応用情報に挑戦したい → 本科生プラス(Web 133,000円)
- すでに基本情報合格レベルにあり、応用情報合格まで一気に進めたい → 本科生(Web 113,000円)
- 応用情報の受験経験があり、科目Bの得点力を磨き直したい → 上級コース(Web 94,000円)
A・Bは再販扱いの簡易版で本コースより20,000〜30,000円ほど安く設定されていますが、受講期限や付属教材に違いがあるため、申し込み前に公式ページで確認しておくのが安全です。
カリキュラム・教材ラインナップ
TACのカリキュラムは「インプット → アウトプット」のサイクルが組み込まれている点が大きな特徴です。
具体的には、知識習得用の講義の後に演習中心の講義を挟むことで、習った内容を即座に問題形式で定着させる流れが受講者の学習リズムに自然と組み込まれていきます。
主要オリジナル教材(本科生プラス/本科生)
| 教材 | 内容 |
|---|---|
| 試験対策テキストⅠ・Ⅱ・Ⅲ(3冊) | IPA試験範囲を踏まえた図解中心のインプット教材 |
| 科目A対策問題集(1冊) | 演習中心で知識を定着させるアウトプット教材 |
| 科目B対策問題集(1冊) | 記述式の解答プロセスを学ぶ問題集 |
| 本試験問題集 令和6年度春期・秋期・令和7年度春期(各1冊) | 過去本試験を分析した実戦演習用問題集 |
| 実力テスト(3回) | カリキュラム途中の理解度確認 |
| 科目B対策実力テスト(1回) | 記述問題の答案作成力を測定 |
| 科目A総合演習レジュメ(1冊) | 試験直前の知識総まとめ |
| 公開模試(1回) | 本番形式の総仕上げ演習 |
上級コースは、上記のうち令和6年度の本試験問題集と実力テスト3回が省かれた構成となっており、科目B対策と直前期演習に集中できるラインナップです。
学習メディアとフォロー体制
Web通信講座を選ぶと、講義映像は「Webフォロー」として何度でも視聴できます。
デジタル教材は PC・スマホ・タブレットで使えるため、通勤中・休憩中といったまとまりにくい時間でも学習を進めやすくなります。DVD通信講座は、これに加えて講義DVDと講義録が郵送されるため、ネット環境に左右されずに視聴したい方向きです。
教室講座を選んだ場合は、講師に直接質問できる対面サポートが利用可能です。通信講座でも質問メールから講師に問い合わせができ、本科生・本科生プラス受講者は50回まで質問を出せます。
割引制度と入会金
TACでは、複数の割引制度が用意されています。応用情報技術者講座で利用できる主な割引は次のとおりです。
| 割引制度 | 割引率 | 対象 |
|---|---|---|
| 再受講割引 | 最大50%OFF | 2009年以降にTAC情報処理講座(Web通信・DVD通信・ビデオブース・教室)を受講し、再度同じ試験区分のコースを申し込む方 |
| SC受講経験者割引 | 最大50%OFF | TAC情報処理講座のSC(情報処理安全確保支援士/情報セキュリティスペシャリスト)対策コース受講経験者 |
| ステップアップ割引S | 最大30%OFF | TAC情報処理講座(2025年秋期合格目標以前)の受講経験者で、情報セキュリティマネジメント・基本情報・応用情報のコースを申込む方 |
| ステップアップ割引10 | 最大10%OFF | TAC他試験区分の受講経験者 |
※各割引は併用不可。株主優待との併用も不可です。
e受付(インターネット申込)での割引利用には条件があるため、申込前に公式ページの「割引について」で確認してください。
入会金
TAC講座を初めて受講する方は、入会金10,000円(税込)が別途必要です。
0から始まるTAC会員番号をすでに持っている方は不要です。
分割払い
利用金額3万円以上・月々返済額5,000円以上を条件に、TAC教育ローンが利用できます。
一括での受講料支払いが難しい場合は、教育ローン経由で月々の負担を分散させる手も取れます。
TAC 応用情報技術者講座の口コミ・評判

実際の TAC 情報処理講座の受講者・合格者からは、どのような声が上がっているのでしょうか。
TAC 応用情報技術者講座 受講者の良い口コミ

自習室が利用できることが良かったです。まわりにも同じ目標の受講生がたくさんいる。そのような環境のなかで、学習に取り組めることは何より大きかったと思います。
引用元:【公式より】



講師は、分からない点を丁寧に説明してくれてわかりやすかったです。
引用元:【公式より】



模試のように、本番よりも前に目指すべきものがあると学習の計画も立てやすく、モチベーションの維持にも繋がったと感じています。
引用元【公式より】
口コミから見えてくるのは、講師の質・サポートの手厚さ・実力テストや公開模試の充実度を評価する声です。
自習室の利用や模試などもプラスになっているようです。
TAC 応用情報技術者講座の3つの強み


公式情報と他社比較から見えた、TAC応用情報技術者講座の3つの強みを整理します。
強み①:最大54回の網羅的カリキュラム+公開模試・実力テスト
TACの応用情報技術者講座は、応用情報試験向け通信講座の中で最も講義回数が多い部類に入ります。
| コース | 講義回数 |
|---|---|
| 本科生プラス | 最大54回 |
| 本科生プラスA・B | 全44回 |
| 本科生 | 最大44回 |
| 本科生A・B | 全34回 |
| 上級コース | 最大34回 |
54回という講義回数は、スタディング(約52時間・1回5分〜の細切れ動画)や大原(合格コース 全30回)と比べても圧倒的に多く、入門講義から科目A対策・科目B対策・総合演習・実力テストまでをすべて1コースに組み込んでいるためです。
加えて、実力テスト3回+科目B対策実力テスト1回+公開模試1回という直前期の演習機会も豊富で、本試験前の総仕上げまで講座内で完結できます。
仕事と並行して短期合格を狙う社会人にとって、「自分で過去問演習スケジュールを組まなくてもよい」というのは大きな安心材料になります。
強み②:分野選択型の科目B対策+上級コースの記述式重視カリキュラム
応用情報技術者試験の科目B(午後・記述式)は、IPA公式で出題11問のうち5問を選んで解答する形式と定められています。
つまり全分野を均等に学ぶよりも、得意分野を見極めて深掘りするほうが得点を積み上げやすい構造です。
TACの本科生・本科生プラスは、この特性を踏まえて科目B対策が分野選択型になっています。
各自の受験プランに合わせて学習分野を自由に選び、得意分野を中心に答案作成力を高められる作りで、得点戦略を組み立てやすいのが利点です。
さらに、応用情報の受験経験者向けには上級コースが用意されており、科目B試験の記述式対策に的を絞ったカリキュラムで実践力を養えます。
受験経験を活かして再挑戦する方や、午前は通過したけれど午後で落ちた経験のある方にとっては、上級コース(Web 94,000円)が効率的な切り口になるでしょう。
強み③:本科生は質問50回・通学+通信の選択肢が豊富
通信講座でつまずきやすいのが、独学では解決しにくい記述問題の解法や、過去問の難解な論点です。
TACでは、本科生・本科生プラス受講者は質問メールを50回まで利用できます。
スタディング(学習Q&Aチケット10回/追加1回1,320円)や大原(電話+質問フォーム・回数明示なし)と比べたとき、TACの50回は明確な上限が引かれているぶん1質問あたりの重みを実感しやすく、計画的に活用しやすい仕組みになっています。
加えて、TACは通学(教室講座/ビデオブース)と通信(Web/DVD)の両方を選択可能で、教室講座を選んだ場合は講師に直接質問できる対面サポートも利用できます。
完全通信のスタディングや、Web通信+映像通学の大原とは異なり、自宅近くにTAC校舎がある方であれば「通信→通学→通信」とハイブリッドに使い分けることも視野に入ります。
\網羅的カリキュラム+公開模試/
TAC 応用情報技術者講座の3つの弱み


公平な判断材料として、他社と比較した際に見えてくる弱みも3つ整理します。
弱み①:本科生プラスは133,000円と上位レンジの料金
TACのコース料金は、応用情報技術者試験の通信講座のなかでも上位レンジに位置します。
| 講座 | 主要コース最安値(Web通信/税込) |
|---|---|
| ITEC | 25,300円〜 |
| 独習ゼミ | 38,280円 |
| スタディング | 43,800円〜 |
| LEC | 43,000円〜 |
| 大原 合格コース | 47,800円 |
| 大原 基本情報復習つき | 73,300円 |
| TAC 本科生A/B | 87,000円 |
| TAC 本科生 | 113,000円 |
| TAC 本科生プラス | 133,000円 |
ITEC(25,300円〜)の約5倍、スタディング(43,800円〜)の約3倍まで開きがあるため、料金最優先で選ぶ受験生にとって TAC は最適解にはなりにくいのが正直なところです。
ただし、TACは「テキスト+問題集+本試験問題集(3年分)+実力テスト+公開模試」という教材ボリュームと、通学+通信のハイブリッド対応、質問50回などの手厚いサポートをまとめて受け取れる構成のため、料金と中身のバランスをどう評価するかは受験者の優先順位次第になります。
弱み②:教育訓練給付金の対象外
TACの応用情報技術者対策コースは、教育訓練給付金(一般・特定一般)の対象に指定されていません。
雇用保険加入者であっても、受講料の20%(最大10万円)が戻ってくる給付制度は使えない位置づけになります。
応用情報技術者試験の通信講座で給付金対象になっているのは、現状ではスタディング(合格コース通常価格43,800円が対象)が代表例。
スタディングを使えば実質35,040円〜で受講できるため、給付金活用で実質負担を抑えたい方は TAC ではなくスタディングが第一候補になります。
ただし、TACでは別途ステップアップ割引S(最大30%OFF)・再受講割引(最大50%OFF)などの社内割引制度が用意されているため、過去にTAC情報処理講座を受講した経験がある方であれば、給付金とは別の形で受講料を圧縮できる場合があります。
弱み③:講義回数が多く、社会人はペース配分が必要
最大54回(本科生プラス)という講義回数は、網羅性という意味では最大の強みですが、裏を返せば社会人受験生にとっては学習ペースの管理が課題になります。
TAC公式では総講義時間が明示されていないものの、入門講義から科目A対策・科目B対策・総合演習・実力テスト・公開模試までを54回でカバーする構成のため、消化に必要な視聴時間と復習時間の合計は相応のボリュームになります。
応用情報試験全体で300〜500時間の学習時間が目安とされる以上、本科生プラスを選ぶなら半年〜1年単位の計画的な学習を組む前提で動くのが現実的です。
スキマ時間中心で進めたい方や、3〜4カ月の短期決戦で済ませたい方にとっては、本科生プラスはオーバースペックになる可能性があります。
短期合格を狙う場合は上級コース(最大34回)、スキマ時間派はスタディング(1動画5〜15分の細切れ動画)を検討するほうが現実的です。
他社比較:TAC vs スタディング vs 大原


応用情報技術者試験の通信講座で訴求の中心となる3社(スタディング・大原・TAC)を比較します。
LEC・ITEC・独習ゼミ・産業能率大学なども選択肢にはなりますが、本格的なカリキュラムと学習サポートが揃う3社を軸に検討するのが整理しやすい進め方です。
総合比較表
| 講座 | 主要コース料金(税込・通常価格) | 給付金 | 講義回数/時間 | 質問対応 | 無料体験 |
|---|---|---|---|---|---|
| スタディング | 43,800〜54,800円 | ○ 対象 | 約52時間(1回5分〜) | 学習Q&A 10回(追加1回1,320円) | あり |
| 資格の大原 | 47,800〜73,300円 | × 対象外 | 全30〜46回 | 電話+質問フォーム | 資料請求のみ |
| TAC | 87,000〜133,000円 | × 対象外 | 最大54回/実力テスト3回+公開模試1回 | 質問50回 | あり(無料体験入学・無料公開セミナー) |
なお、上記3社以外にもLEC(43,000〜50,000円・約56時間/62ユニット)/ITEC(25,300〜44,000円・午後重点対策)/独習ゼミ(38,280円・書籍連動学習)/産業能率大学(49,000円・通信研修)/Udemy(4,800円〜・動画教材)といった選択肢があります。
使い分けガイド
料金・カリキュラム量・サポートの優先軸ごとに、3社のどの講座が合いやすいかをまとめました。
| 重視するポイント | おすすめ講座 | 理由 |
|---|---|---|
| 料金最優先+給付金活用 | スタディング | 給付金対象で実質35,040円〜・スマホ完結 |
| 午後記述対策×質問サポート | 資格の大原 | 直前模試2回+公開模試+電話質問が揃う |
| 網羅的カリキュラム×通学+通信の選択肢 | TAC | 最大54回の講義+公開模試+質問50回+校舎で対面質問可能 |
ざっくりまとめると、スキマ時間学習+低価格ならスタディング、午後記述特化+電話質問なら大原、網羅性+通学オプション+手厚い質問サポートならTAC。自分が何に投資したいかを起点に選ぶと迷いません。
TAC 応用情報技術者講座に向いている人・向いていない人


ここまでの強み・弱みを踏まえて、どのような方に TAC 応用情報技術者講座が向くか・向かないかを整理します。
向いている人
- 網羅的なカリキュラム(最大54回)で基礎から固めたい方
- 公開模試・実力テストで本番形式の演習を積みたい方
- 質問メール50回を計画的に活用したい方
- 通学(教室講座/ビデオブース)と通信を組み合わせたい方
- 過去にTAC情報処理講座を受講し、再受講割引を活用したい方
向いていない人
- 料金最優先(25,000〜50,000円台)で選びたい方
- 教育訓練給付金を活用して費用を抑えたい方
- スキマ時間中心の超短期学習で済ませたい方
- 完全スマホ完結で進めたい方
- 短期決戦(3〜4カ月)で集中合格を狙う初学者
応用情報技術者試験の基本情報


TAC受講を判断する前に、応用情報技術者試験そのものの概要も押さえておきましょう。
この章では以下に分けて解説します。
試験スケジュールと受験料
応用情報技術者試験(略号AP)は、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が運営する情報処理技術者試験の一区分です。
IPAの公式説明では「ワンランク上のITエンジニア」と位置づけられており、システム開発・IT基盤構築・サービス運用の現場で独力で動ける応用力を測ることが目的とされています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験実施団体 | 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA) |
| 正式名称 | 応用情報技術者試験 |
| 受験料 | 7,500円(税込) |
| 受験資格 | 制限なし |
| 試験形式 | 午前(科目A):多肢選択式(四肢択一)/午後(科目B):記述式 |
| 試験日程 | 年2回/令和8年度よりCBT方式に移行(前期試験:2026年11月頃/後期試験:2027年2月頃) |
| 合格基準 | 午前・午後ともに60点以上(100点満点) |
午後の科目B試験では出題11問のうち5問を選択して解答する形式のため、得意分野を中心に確実に得点を積み上げる戦略がとれます。
一方で、午前で60点以上を取らないと午後の採点が行われない仕組みのため、午前対策の優先度は高い試験です。
合格率と学習時間
応用情報技術者試験は、ITスキル標準(CCSF)でスキルレベル3に分類される中堅クラスの試験です。
年度・期によって変動はあるものの、合格率は20%台前半で安定して推移しており、受験者の約4人に1人が合格する難易度に位置づけられます。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 合格率(令和7年度秋期) | 24.5%(合格者10,792人/受験者44,005人) |
| 合格率の推移 | 23〜25%前後で推移(LEC公式FAQ) |
| 必要学習時間(目安) | 基本情報合格者・実務経験者:200時間程度/それ以外:300〜500時間程度(LEC公式FAQ) |
LEC公式FAQでは「合格率は23〜25%程で推移」「約4人に1人の合格率で、決して易しい試験ではない」と説明されています。
学習時間は「プログラマーやエンジニアなどの実務経験者や基本情報技術者の合格者であれば200時間程度、そうでない場合は300〜500時間程度必要」とのこと。
社会人受験生の場合、平日1〜2時間+週末多めで進めるイメージで半年計画を立てる方が多く、学習計画と講座のペースが合うかが合否を分けます。
2026年度からのCBT方式移行
応用情報技術者試験は、令和8年度(2026年度)から実施方式が変わります。
従来の紙ベースの一斉試験から、テストセンターのパソコンで解答するCBT方式に切り替わるのが大きな変更点です。
IPAの公表資料によれば「CBT方式により一定期間内に複数日で実施予定」とされ、これまでの「年2回の決まった日曜日に全国一斉で受験」というスタイルからは離れていく形になります。
スケジュール面では、これまでの春期試験が「前期試験」(2026年11月頃実施予定)、秋期試験が「後期試験」(2027年2月頃実施予定)にそれぞれ置き換わります。
試験実施期間や申込受付期間といった細部はIPAのウェブページで段階的に公表されるため、受験予定者はメールニュース登録で最新情報を取りこぼさないようにしておきましょう。
なお、出題内容そのものは大きく変わりません。
IPAは「試験で問う知識・技能の範囲そのものに変更はない」「出題形式(多肢選択式・記述式)、出題数及び試験時間も同様に変更はない」と公表しており、CBT化に伴う難易度の本質的な変化は予定されていません。
TACは令和8年度前期試験対策として、既存コースを「再販商品」として継続提供する形を採用しています。
CBT化に伴うカリキュラム・学習内容の変更は予定されていないため、すでに2026年春期合格目標で受講していた方も、新たに前期試験に向けて学習を始める方も、同じ教材・講義で対策を進められます。
TAC 応用情報技術者講座のよくある質問(FAQ)
Q1. 教育訓練給付金の対象ですか?
いいえ、2026年5月時点で、TACの応用情報技術者対策コース(本科生プラス/本科生/上級コース)は教育訓練給付金の対象になっていません。
給付金を活用したい場合は、スタディングの応用情報技術者講座(給付金対象)の利用が現実的な選択肢になります。
Q2. 初学者でも受講できますか?
はい、特に本科生プラス(最大54回)は基本情報技術者レベルの基礎知識を「入門講義」で復習してから応用情報の本編に進むカリキュラムのため、IT基礎に不安がある初学者にも向いています。
基本情報合格レベルにある方は本科生(最大44回)、受験経験者は上級コース(最大34回)が適しています。
Q3. 本科生・本科生プラス・上級コースの違いは?
学習スタートのレベル別に整理すると判断しやすいでしょう。
- IT基礎から復習しながら応用情報を目指す(初学者)→ 本科生プラス
- 基本情報合格レベルにあり、応用情報合格まで一気に進める → 本科生
- 応用情報の受験経験があり、科目B対策を集中強化 → 上級コース
「A・B」とつくサブコースは再販扱いの簡易版で、本コースより約20,000〜30,000円安い設定です。
受講期限や付属教材に違いがあるため、申込前に公式ページの詳細表で比較しておきましょう。
Q4. 紙のテキストはありますか?
はい、TACの応用情報技術者対策コースでは、試験対策テキストⅠ・Ⅱ・Ⅲ、科目A対策問題集、科目B対策問題集、本試験問題集、実力テスト、公開模試など、複数の紙テキスト・問題集が発送されます。
Web通信講座でも紙テキスト+デジタル教材の両方が手元に届く構成で、書き込み学習と PC/スマホ視聴を組み合わせられます。
Q5. 入会金10,000円は必ず必要ですか?
TAC講座を初めて受講する方のみ、別途入会金10,000円(税込)が必要です。
すでに0始まりのTAC会員番号を持っている方は不要です。
Q6. 受講料の分割払いはできますか?
はい、TAC教育ローン経由で分割払いに対応しています。
利用条件は「利用金額3万円以上・月々返済額5,000円以上」。詳細は申込前にTAC公式サイト・受付窓口でご確認ください。
Q7. 2026年度からのCBT方式変更で、講座内容は変わりますか?
いいえ、IPAの「試験で問う知識・技能の範囲そのものに変更はない」という方針を受けて、TACは2026年春期合格目標のコースを「再販商品」として継続提供する形を採っており、カリキュラム自体は変更されていません。
受講期限・申込時期は最新の公式ページで確認するのが安全です。
Q8. 教室講座と通信講座、どちらを選ぶべきですか?
通学校舎が近くにあり、対面で講師に質問しながら進めたい方は教室講座が向いています。
仕事や家事と両立してスキマ時間に学習を進めたい方は、Web通信(Webフォロー何度でも視聴可能)が現実的です。
DVD通信講座は教室・Webよりも料金が約20,000〜40,000円高めの設定のため、通信環境に制約がある方向けの位置づけになります。
まとめ:TAC 応用情報技術者講座はこんな方におすすめ
TAC 応用情報技術者講座は、最大54回の網羅的カリキュラムと公開模試・実力テスト・質問50回を組み合わせて、本気で短期合格を狙いたい受験生にフィットする通信講座です。
本科生プラス Web通信133,000円・本科生 Web通信113,000円・上級コース Web通信94,000円という料金設定は、応用情報技術者試験の通信講座のなかでも上位レンジに入ります。
教育訓練給付金の対象外でもあるため、料金最優先で選ぶ受験生にとっては最適解にはなりにくい点は念頭に置いておく必要があります。
一方で、テキスト3冊+科目A対策問題集+科目B対策問題集+本試験問題集3冊+実力テスト3回+公開模試1回という教材ボリューム、通学(教室/ビデオブース)と通信のハイブリッド対応、本科生は質問50回まで利用できる体制を考えれば、料金に見合うリターンは十分に得られます。
過去にTAC情報処理講座を受講した経験があれば、再受講割引(最大50%OFF)で実質負担を大きく抑えることも可能です。
TACを検討する方は、まず公式サイトで無料の資料請求を行い、無料公開セミナーや校舎・Webでの無料体験入学を活用して講義の雰囲気を確かめてから申し込むのが安心です。
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