「家庭学習は通信教育でいい?それとも塾に通わせるべき?」——小学生・中学生の家庭で、多くの保護者が一度は悩むテーマです。
どちらにも向き・不向きがあり、正解は子どものタイプと家庭の方針によって変わります。
先に結論をいうと、費用を抑えて自分のペースで学びたいなら通信教育、強制力と対面のフォローが必要なら塾が向いています。
通信教育は塾の数分の一の費用で始められ、部活や習い事とも両立しやすいのが強みです。
本記事では、通信教育と塾を「費用・学習形式・サポート・向いている子」で比較し、小学生・中学生それぞれの選び方まで整理します。
各社を横並びで見たい方は小学生の通信教育の比較もあわせてご覧ください。
編集部【編集部より】塾か通信教育かは、費用や知名度で選ぶより“子どもが管理されないと動けないタイプかどうか”で判断するほうが失敗しにくい、と編集部は考えます。本記事はその見極めを軸に、費用と続けやすさの観点から選べるように整理しました。
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結論|通信教育と塾、どっちが向いている?


通信教育と塾は「どちらが優れているか」ではなく、「どちらが子どもに合うか」で選ぶものです。
タイプ別に先に答えを示します。
通信教育が向いている家庭
費用を抑えたい、部活や習い事と両立させたい、子どもがある程度は自分で机に向かえる——こうした家庭は通信教育が向いています。
月額数千円から始められ、移動時間もかからず、苦手な単元に絞って学べるのが強みです。
塾が向いている家庭
一人だと勉強が続かない、その場で質問して解決したい、受験情報や仲間との競争環境がほしい——こうした場合は塾が向いています。
決まった時間に通う強制力と、対面での手厚いフォローが塾の価値です。
通信教育と塾の違い【比較表】


まずは両者の違いを一覧で押さえましょう。
費用や学習形式だけでなく、「強制力」「質問対応」といったサポート面の差が選ぶうえで重要になります。
| 比較項目 | 通信教育 | 塾 |
|---|---|---|
| 費用の目安(月あたり) | 数千円〜 | 1〜3万円程度 |
| 学習形式 | 自宅(タブレット・紙) | 通塾(集団・個別) |
| 強制力・習慣づけ | 自分で管理(弱め) | 通う強制力あり(強め) |
| 質問・つまずき対応 | AI・添削・オンライン | その場で講師に質問 |
| 学習ペース | 自分のペースで調整可 | クラス・カリキュラム基準 |
| 受験・進路情報 | 教材・進路サポート | 地域情報・面談が手厚い |
| 向いている子 | 自分で進められる子・両立したい子 | 強制力が必要な子・対面重視の子 |
費用を比較|通信教育は塾の数分の一


家庭にとって最も気になるのが費用です。
ここは通信教育に明確な優位があります。
通信教育は月額数千円から始められます。
たとえば進研ゼミの場合、小学講座はチャレンジタッチ(12か月一括)で月あたり約3,300円〜、中学講座は中1・中2で月あたり7,140円〜(税込・12か月一括)です。
入会金は0円です。
一方、塾は月謝のほかに講習費や教材費がかかります。
文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」によると、公立中学校の学校外活動費は年間約35.6万円で、その中心が学習塾費などの補助学習費です(3年間で約100万円規模。私立中学校はさらに高く年間約42.3万円)。
同じ3年間でも、通信教育なら塾のおよそ数分の一に費用を抑えられる計算です。
| 費用の項目 | 通信教育 | 塾 |
|---|---|---|
| 月あたりの費用 | 小学 約3,300円〜/中1・中2 7,140円〜(進研ゼミ・12か月一括・税込) | 月謝に加え、講習費・教材費が別途かかる |
| 入会金 | 0円(進研ゼミ) | 別途かかる場合が多い |
| 年間費用の目安 | 年 数万円台(月額ベース) | 公立中 約35.6万円/私立中 約42.3万円(文科省 令和5年度) |
| 中学3年間の総額 | 塾のおよそ数分の一 | 約100万円規模(公立) |
| 受験学年の追加費用 | 受講費の中でカバー | 講習費・志望校対策で跳ね上がりやすい |
なお、費用は学年が上がるほど両者とも高くなりますが、その差はむしろ開いていきます。
塾は受験学年になると講習費や志望校対策で費用が跳ね上がりやすい一方、通信教育は受験対策まで含めて受講費の中でカバーされるためです。
中学3年間で数十万円規模の差になることも珍しくありません。
浮いた費用を、志望校の過去問や模試の受験料、苦手教科の補強に回せるのも通信教育の使い方のひとつです。



【編集部より】費用比較で見落とされがちなのが「続かなかったときの損失」です。高い塾を途中でやめると数十万円がムダになりますが、通信教育は損失が小さく、合わなければ軌道修正しやすい。編集部は“まず低リスクの通信教育で試し、必要なら塾を足す”のが賢い入り方だと考えます。
通信教育のメリット・デメリット


費用面で有利な通信教育ですが、良い面と注意すべき面の両方を理解しておくことが大切です。
通信教育のメリット
- 費用が安い:月数千円から。入会金・送料も無料の教材が多い
- 自分のペースで学べる:得意はさっと、苦手はじっくり戻り学習できる
- 時間と場所を選ばない:移動ゼロ。部活・習い事と両立しやすい
- 学習習慣がつく:毎日短時間の設計で、机に向かう習慣化を後押し
通信教育のデメリット
- 強制力が弱い:自分で計画・継続する必要があり、続かないと勉強量が不足しがち
- その場で質問しにくい:つまずきの解消が塾より遅れやすい(AI質問や添削で補う教材もある)
- 競争環境がない:仲間と競う刺激やライブ感は塾に劣る
塾のメリット・デメリット


塾にも通信教育にはない強みと、費用以外の注意点があります。
塾のメリット
- 強制力がある:決まった時間に通うので学習が習慣になりやすい
- その場で質問できる:わからない所を講師にすぐ聞いて解決できる
- 受験情報・面談が手厚い:地域の入試情報や進路相談を得やすい
- 競争環境がある:仲間やライバルの存在がモチベーションになる
塾のデメリット
- 費用が高い:月1〜3万円と通信教育の数倍かかる
- 通塾の負担:送り迎えや移動時間がかかり、部活との両立が難しい日もある
- ペースが合わないことがある:集団塾では理解済みの単元も一律で進む
通信教育が向いている子・塾が向いている子


ここまでの違いをふまえ、子どものタイプ別に向き・不向きを整理します。
わが子がどちらに近いかを見極める材料にしてください。
通信教育が向いている子
- ある程度は自分で机に向かえる/声かけがあれば続けられる
- 部活や習い事で忙しく、通塾の時間を取りにくい
- 特定の苦手教科だけを重点的に対策したい
- 費用を抑えて家庭学習を続けたい
- 保護者が学習状況の確認や声かけに関われる
塾が向いている子
- 一人だと勉強が続かず、強制力がないと机に向かえない
- わからない所をその場で対面で質問したい
- 仲間と競い合う環境でやる気が出る
- 費用より手厚いサポートを優先したい
小学生・中学生別|選び方のポイント


通信教育と塾のどちらを選ぶかは、学年(発達段階)によっても考え方が変わります。
小学生と中学生に分けてポイントを押さえます。
小学生|学習習慣と基礎固めが最優先
小学生では、まず「毎日机に向かう習慣」と「基礎学力」を身につけることが目標です。
この段階なら、費用を抑えて家庭で習慣づけできる通信教育が有力な選択肢になります。
中学受験を目指す場合や、一人では続かない場合は塾(進学塾)が向きますが、多くの家庭は通信教育で十分にカバーできます。
中学受験を視野に入れる家庭は中学受験におすすめの通信教育の比較を参考にしてください。
中学生|定期テスト・内申点・高校受験を見据える
中学生になると、定期テストの点数がそのまま内申点として高校受験に影響します。
通信教育でも、教科書準拠の定期テスト対策や志望校レベル別の受験対策が用意されており、塾なしで受験に臨む家庭も少なくありません。
通信教育各社の受験対応は高校受験におすすめの通信教育の比較で詳しく解説しています。
通信教育と塾で迷ったときの選び方3ステップ


どちらにするか決めきれないときは、次の3ステップで考えてみましょう。
感覚で選ぶより、順番に条件を絞り込むほうが失敗しにくくなります。
ステップ1|予算の上限を決める
まず家庭でかけられる学習費の上限を決めます。
月1万円以内に抑えたいなら通信教育が現実的な選択肢です。
月2〜3万円まで出せて手厚いサポートを重視するなら、塾も候補になるでしょう。
予算を先に決めると選択肢が自然に絞り込まれ、後から「思ったより高かった」という後悔も防げます。
ステップ2|子どものタイプを見極める
次に、子どもが「一人でも机に向かえるか」「わからない所を放置しないか」を振り返ります。
声かけがあれば続けられるなら通信教育、強制力がないと難しいなら塾が向いています。
ここは保護者の希望ではなく、子どもの現状で判断するのがポイントです。
背伸びした選択は長続きしません。
ステップ3|無料体験・体験授業で試す
最後に、候補を実際に試します。
通信教育には無料体験教材や資料請求、塾には体験授業があります。
教材やタブレットの操作性、子どもの食いつきは、試してみないとわかりません。
合わなければ切り替えればよいので、まずは負担の軽い通信教育の無料体験から始め、物足りなければ塾を検討する、という順番が無理のない進め方です。
通信教育と塾は「併用」もできる


「通信教育か塾か」の二択で考えがちですが、両方を組み合わせる家庭もあります。
たとえば、日々の学習習慣づけと定期テスト対策は通信教育で行い、苦手教科や受験直前だけ塾(または個別指導・オンライン家庭教師)を使う、という形です。
ただし併用は費用がかさむため、まずは費用の安い通信教育を軸にして、足りない部分だけ塾や家庭教師で補う、という順番が家計にはやさしくなります。
通信教育・塾のほかに「オンライン」という選択肢も


通信教育と塾の“中間”にあたるのが、オンライン塾やオンライン家庭教師です。
自宅にいながら、通信教育より手厚い双方向の指導を受けられるのが特徴で、「通信教育だけでは質問対応やモチベーション維持が不安、でも通塾はさせたくない」という家庭に向いています。
費用は通信教育より高く、対面塾より安い〜同等が目安です。
講師と画面越しに向き合えるぶん、わからない所をその場で質問でき、通信教育の弱点を補えます。
まずは費用の安い通信教育から始め、質問対応や続けやすさに課題を感じたら、苦手教科だけオンライン家庭教師を足す——という段階的な使い方も現実的です。
各社の料金や指導形態はオンライン家庭教師の比較で解説しています。



【編集部より】“通信教育か塾か”の二択だけで考えると、選択肢を狭めてしまいがちです。すべてを一つで賄おうとせず、日々は通信教育・弱点だけ外注、と役割分担する発想を持つと、費用と成果のバランスを取りやすいと編集部は考えます。
通信教育で成果を出す家庭の共通点


通信教育は「入会すれば成績が上がる」わけではありません。
塾と違って強制力が弱いぶん、家庭の関わり方で結果に差が出ます。
うまくいっている家庭には、次のような共通点があります。
取り組む時間を固定している
「夕食前の30分」「帰宅後すぐ」など、学習する時間を生活の中に固定できている家庭ほど続きやすい印象です。
時間を決めていないと、忙しい日ほど後回しになり、いつの間にかやらなくなってしまいます。
塾の「通う時間」に代わる仕組みを、家庭のルールで作るイメージです。
保護者が「点数」でなく「取り組み」を見ている
テストの点数だけを見るのではなく、「今日やったか」を軽く確認し、できたら認める——この声かけがやる気を支えます。
付きっきりになる必要はありません。
進研ゼミの取り組みお知らせメールのように、保護者が負担なく見守れる仕組みを活用すると続けやすくなります。
教材を絞って徹底している
あれこれ手を広げず、まず1つの教材をやりきることが成果につながります。
通信教育を学習の軸にすると「今日やること」が決まるため、市販教材を買い足しすぎて中途半端になる失敗を防げます。



【編集部より】この3つの共通点は、どれも教材の中身ではなく「運用の仕組み」の話です。塾に月2〜3万円を払って買っているものの正体は、授業そのものより「決まった時間に机に向かう強制力」だと編集部は見ています。通信教育を選ぶならその仕組みを家庭側で作れるかが分かれ目で、逆にいえば学習時間を固定する工夫さえできれば、費用差の分だけ有利に立てます。
通信教育なら進研ゼミがおすすめ


通信教育を選ぶなら、小学生から中学生まで一貫して使え、費用・サポート・受験対策のバランスが良い進研ゼミが定番です。
塾の数分の一の費用で、通信教育の弱点(管理・質問)を補う仕組みが整っているのが理由です。
進研ゼミの受講費(税込)は次のとおりです。
| 講座 | 月あたりの受講費(12か月一括) | 入会金 |
|---|---|---|
| 小学講座(チャレンジタッチ) | 約3,300円〜(小1)※学年で変動 | 0円 |
| 中学講座(中1・中2) | 7,140円 | 0円 |
| 中学講座(中三受験講座) | 7,190円 | 0円 |
通信教育の弱点を補う進研ゼミの仕組み
- 習慣づけ:やる内容と時間割をAIが提案し、進み具合を保護者アプリで確認できます。塾の“通う強制力”を家庭で代替する仕組みです
- 質問できる:AIチャットで24時間質問でき、赤ペン先生の添削やオンライン授業も用意。通信教育の弱点「その場で聞けない」を補えます
- 受験まで一貫:教科書に合わせた定期テスト対策から、中学では内申点・入試対策まで対応。通塾しなくても受験準備を家庭で完結できます
専用タブレットは所定の期間の継続受講で実質0円になります(条件は学年・時期で異なるため公式でご確認ください)。
紙で学びたい場合は紙教材中心のスタイルも選べます。
通信教育と塾に関する口コミ
実際に通信教育(進研ゼミ)を使った家庭の声をご紹介します。
単体の詳しい評判は進研ゼミの口コミもご覧ください。
通信教育の良い口コミ



今、高学年で1人で毎日応用コースで予習をする習慣がつきました。綿密に計算されたペースで毎日1日分の勉強ができるように働きかけてくれた。勉強習慣づけのために利用するのがお得な使い方だと思う。
出典:みん評「進研ゼミ 小学講座」の口コミ



〈定期テスト予想問題デジタル〉で基礎を固められ、多くの知識をこのアプリで身につけられた。
出典:進研ゼミ中学講座 公式「高校合格体験談」(2026年3月アンケートより)



実際に出た問題をもとにした問題で、入試本番に向けた実践的な演習ができた。〈受験レッスン〉は解き方から解説してくれて、応用力を養えた。
出典:進研ゼミ中学講座 公式「高校合格体験談」
気になる口コミ



タブレットの反応が悪く、タップしても反応しない場合が多くてイライラすることがあるようです。
出典:みん評「進研ゼミ 小学講座」の口コミ



契約の申し込みはウェブから簡単にできるが、解約は電話で行わないといけないのが面倒。電話も予約して日数がかかることがある。
出典:みん評「進研ゼミ 小学講座」の口コミ
口コミからは、通信教育は学習習慣づけに強い一方、タブレットの操作性や退会手続きなど運用面で気になる声もあることがわかります。
使う前に無料体験で相性を確かめるのが安心です。
通信教育と塾の比較に関するよくある質問(FAQ)
通信教育と塾で迷う家庭からよく寄せられる質問をまとめました。
通信教育と塾、成績が上がるのはどっち?
どちらでも成績は上がります。
決め手は「必要な学習量をやりきれるか」です。
自分で続けられる子は通信教育でも十分に伸び、強制力が必要な子は塾のほうが結果につながりやすい傾向があります。
費用はどれくらい違いますか?
通信教育は月数千円から始められ、塾はその数倍かかります。
文部科学省の令和5年度調査では、公立中学校の学校外活動費(塾費などが中心)は年間約35.6万円で、3年間では約100万円規模です。
通信教育は中学3年間で総額20万円台からなので、差は数十万円規模になります。
通信教育だけで高校受験は大丈夫?
大丈夫なケースは多くあります。
通信教育でも定期テスト対策・内申点対策・入試対策がそろっており、塾なしで合格する中学生もいます。
詳しくは「塾なしで高校受験する方法」の記事をご覧ください。
通信教育と塾は併用できますか?
できます。
日々の学習は通信教育、苦手教科や受験直前だけ塾や家庭教師、という組み合わせが可能です。
ただし費用はかさむため、通信教育を軸に足りない部分だけ補う形が家計にはやさしくなります。
小学生はどちらがおすすめ?
多くの小学生は、学習習慣づけと基礎固めが目的なので通信教育で十分カバーできます。
中学受験を本格的に目指す場合や、一人では続かない場合は進学塾が向いています。
通信教育はいつから始めるのがいい?
学習習慣は早いほどつきやすいため、小学校の早い学年から始めるのが理想です。
ただし「学校の勉強についていけなくなってきた」「定期テストで点が取れない」と感じたときは、いつであっても始めどきです。
特に中学生は、内申点が始まる中1のうちに家庭学習の習慣を作っておくと、高校受験で有利になります。
通信教育に塾のような競争環境はありますか?
集団塾のような対面の競争環境はありませんが、通信教育にも全国規模の実力診断テストや順位が出る仕組みがあり、自分の立ち位置を客観的に把握できます。
仲間と競う刺激を最優先するなら塾、自分のペースで着実に進めたいなら通信教育が向いています。
まとめ|費用と続けやすさで選ぶなら通信教育が有力
通信教育と塾は、どちらが優れているかではなく、子どものタイプと家庭の方針で選ぶものです。
費用を抑えて自分のペースで続けたいなら通信教育、強制力と対面フォローが必要なら塾が向いています。
特に費用面では、通信教育は塾の数分の一で始められ、部活や習い事とも両立しやすいのが大きな魅力です。
小学生の習慣づけから中学生の受験対策まで一貫して使えるので、まずは通信教育を軸にして、足りない部分だけ塾や家庭教師で補うのが無理のない進め方です。
通信教育を検討するなら、料金・サポート・受験対策のバランスが良い進研ゼミが定番の選択肢です。
まずは無料体験教材で、子どもが家庭学習を続けられそうか確かめてみましょう。
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※最新の受講費・キャンペーンは各公式サイトでご確認ください。塾の費用は一般的な目安であり、地域・塾により異なります。

