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執筆 まつだあいこ
『推理作家ポー 最期の5日間(2012)』
英会話に生かせる! 映画フレーズつまみぐい
 

1849年のボルティモア。フィールズ刑事は、発生した猟奇殺人事件が、エドガー・アラン・ポーが少し前に出版した小説『モルグ街の殺人』の模倣だと気付く。そしてポーが捜査への協力要請を受けた矢先、ポーの恋人エミリーが舞踏会の会場から拉致される。犯人はポーに、一連の事件を小説にして新聞で発表するよう脅すが…。

推理作家ポー 最期の5日間 [DVD]
販売元:ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
Over my dead body.
フレーズ活用度:★★

セリフ抜粋


Captain Hamilton: Over my dead body.
ハミルトン大尉:絶対に許さんぞ。


解説


ポーはあるとき、ハミルトン大尉の馬車に強引に乗り込み、大尉に、令嬢のエミリーとの交際の許可を得ようとする。フレーズは、困窮から抜け出せず、酒浸りの生活を送るポーを嫌うハミルトン大尉の怒りをあらわにしたセリフから。「私の屍(しかばね)を越えて」と訳せるこのフレーズは、「(私を倒すなどして)私の死体を乗り越えてからにしろ」と、相手を命懸けで阻止するような強い意志を表したり、相手の決死の覚悟を問うたりするときによく使われる口語慣用表現。いわゆる「私の目の黒いうちは許さない」「死んでも嫌だ」という表現に近く、つまりは「絶対に駄目だ」「決してそうはさせない」という意味。この表現が出てくる作品は他に、『熱いトタン屋根の猫』(58)、『カラーパープル』(85)、『いとこのビニー』(92)、『フレンズ』(94-04)シーズン7第3話、『スナッチ』(00)、『ラブ・アクチュアリー』(03)、『魔法にかけられて』(07)など。


こんなふうに使ってみよう


Greedo: You can tell that to Jabba. At best, he may only take your ship.
Han Solo: Over my dead body!
グリード:ジャバに話したら。せいぜい船を奪われる程度で済む。
ハン・ソロ:とんでもない!
『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(77)より


あいこのつぶやき


アメリカ初の文筆を専業とした作家であり、世界初の推理小説家ともいわれるエドガー・アラン・ポー。彼は作品が広く読まれ、名が売れてからも困窮し、40歳で謎の死を遂げています。1849年10月、ポーは立ち寄ったボルティモアで、他人の服を着て泥酔状態で発見され、病院に担ぎ込まれました。そして「レイノルズ」という名を示し、「主よ、私の哀れな魂を救いたまえ」とつぶやいて息を引き取ったといいます。本作では、この数日間につながる架空の物語が展開します。そういえば、国民的人気アニメ『名探偵コナン』の主人公、江戸川コナンは、このポーを敬愛する推理作家の江戸川乱歩と、名探偵シャーロック・ホームズの作者アーサー・コナン・ドイルから付けられた名前ですね。


You don't know what you're doing.

HOMELAND / ホームランド(2011- )

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