マレーシアは日本とワーキングホリデー協定を締結しておらず、一般的なワーホリはできません。 ただし語学留学(Student Pass)なら1年で約283万円、現地就職(Employment Pass)なども含めた代替手段の費用を整理します。
結論:マレーシアは日本とワーホリ協定なし。語学留学なら1年約280万円が目安

マレーシアは日本と二国間ワーキングホリデー協定を結んでおらず、一般的なワーホリはできません。 現実的な代替は学生ビザ(Student Pass)での語学留学で、1年あたり約283万円が目安です。ここでは、まずワーホリができない制度的な理由を確認し、代わりに使える5つの滞在手段をサマリーで提示します。
マレーシアでワーホリができない理由【外務省31か国リストに非該当】
日本政府がワーキングホリデー協定を結んでいるのは31か国・地域(令和8年2月1日時点)で、この中にマレーシアは含まれていません。 出典は外務省「ワーキング・ホリデー制度」のページで、31か国リストは毎年更新されます(出典:外務省公式サイト)。
さらにマレーシアの場合、シンガポールのような政府独自の日本人向けWHP(ワークホリデープログラム)も提供されていません。つまり「協定はないがマレーシア側の独自制度がある」といった抜け道は存在しないということです。
「ワーホリだと思っていたのにできない」と渡航前に気づかず失敗する方もいます。旅行ビザ(観光目的)で入国して現地で働けば不法就労になり、マレーシアへの入国禁止処分を受けるリスクがあるため、制度を正しく理解することが出発点になります。
代替となる5つの滞在手段のサマリー
ワーホリの代わりに日本人が使える長期滞在ビザは5種類あります。 検索者の多くにとって現実的なのは、1番上の学生ビザです。
- 学生ビザ(Student Pass):語学学校・大学・大学院通学者向け。18〜44歳(語学学校)、費用は処理費RM1,508〜2,018(約5.9万〜7.9万円)
- 就労ビザ(Employment Pass):現地就職者向け。2026年6月1日から月給RM5,000以上が最低条件(Cat III)
- Professional Visit Pass(PVP):外国企業から派遣される短期プロジェクト向け。最長12か月
- インターンシップビザ:マレーシアまたは海外の大学在籍者向け。2026年1月から1:3インターンシップポリシーが義務化
- MM2H(Malaysia My Second Home):長期滞在プログラム。固定預金USD150,000〜1,000,000(約2,330万〜1.55億円)が必要
5つの詳細は次のセクションで、費用・期間・就労可否を一覧化します。
「ワーホリ風に過ごす」場合の最適解は語学留学
20〜30代で「英語環境×低コストで1年程度滞在したい」という希望に最も近いのは、Student Passでの語学留学です。 1年の総額目安は約283万円で、オーストラリアワーホリ(約200〜300万円)と同水準、カナダ(約200〜300万円)よりやや高い程度です。
稼ぎながら滞在する「ワーホリ本来のスタイル」はできませんが、学期休暇中(7日以上の長期休暇)に限り週20時間までアルバイトが認められています。「完全に働けない」わけではない点が、留学中心に生活設計したい方にとってのメリットといえます。
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マレーシアで使える5つの長期滞在ビザと費用

マレーシアで働く・学ぶ・暮らすための主要ビザは5種類あります。「ワーホリ検索者に最もおすすめ」なのは学生ビザで、20〜30代の現地就職志望者にはEmployment Passが選択肢です。 ここでは各ビザの対象者・最長期間・就労可否・申請費用目安を個別に解説し、最後に比較表で一覧化します。
学生ビザ(Student Pass):語学学校・大学通学者向け
Student Passは、語学学校・大学・大学院に通学する学生向けの滞在ビザで、最も一般的な長期滞在手段です。 処理はEMGS(Education Malaysia Global Services)という政府機関が一括で行います。
費用はEMGS処理費RM500+eVAL処理費RM150+iKad(滞在ID)RM50+医療検診RM250+パスステッカーRM60+マルチプルエントリービザRM20+保険RM468〜978+クーリエRM10で、初年度合計目安RM1,508〜RM2,018(約5.9万〜7.9万円)です(別途処理費・eVAL費に8%のSSTが加算)。私立大学・12か月超の場合は処理費がRM1,000に増額されます。
学期休暇中(7日以上の長期休暇中)に限り、週20時間までアルバイトが認められる点も重要です。許可セクターは飲食店・ガソリンスタンド・ミニマーケット・ホテルに限定され、事前に教育機関と入国管理局の承認が必要になります。違反時はビザ取消・入国禁止のリスクがあるため、自己判断での就労は避けてください。
就労ビザ(Employment Pass):月給RM5,000以上の現地就職者向け
Employment Passは現地企業に雇用されて働くためのビザで、2026年6月1日から給与基準が大幅に引き上げられました。 雇用主がESD(Expatriate Services Division)経由で申請し、個人では申請できません。
新基準では以下の3カテゴリに分かれます。
- Cat I:月給RM20,000以上(約78万円。旧RM10,000)、最長10年
- Cat II:月給RM10,000〜19,999(約39万〜78万円。旧RM5,000〜9,999)、最長10年・サクセッションプラン提出要
- Cat III:月給RM5,000〜9,999(約19.5万〜39万円。旧RM3,000〜4,999)、最長5年・家族帯同不可
旧基準では月給RM3,000(約11.7万円)でも取得できましたが、新基準では最低RM5,000が必要です。日系企業のローカルポジションやカスタマーサポート職で月給RM3,000〜5,000のケースが多いため、ワーホリ感覚での現地就職ハードルは上がったといえます。
現地就職で渡航する場合は、求人サイトの給与レンジがRM5,000以上か必ず確認してください。 Cat IIIでは家族帯同ができないため、配偶者・子ども同伴希望ならCat II以上の給与水準の職種が前提になります。
Professional Visit Pass(PVP):短期プロジェクト滞在者向け
PVPは、日本企業などの従業員がマレーシア企業でのプロジェクト・研修・技術指導を行う場合の短期ビザです。最長12か月で、雇用主経由で申請します。 ESD(Expatriate Services Division)が管理し、申請料金は雇用主負担が一般的です(出典:マレーシア移民局)。
PVPはマレーシア側受入企業のプロジェクトに限定されるビザで、自由な就労はできません。日本側の雇用関係を維持したまま駐在するケースで使われるため、個人でワーホリ的に使える仕組みではない点に注意が必要です。
「1年以内に業務で行く」「日本本社の給与を維持したまま現地勤務する」といったニーズには適していますが、ワーホリ検索者の多くには当てはまらない代替案です。
インターンシップビザ:大学在籍者向け
マレーシアまたは海外の大学に在籍する学生が、マレーシア企業でインターンシップを行う場合のビザです。 2026年1月からEmployment Pass制度の一環として1:3インターンシップポリシーが義務化され、企業がEPホルダー3人につきインターン1人を受け入れることが求められています。
有効期間はインターン契約期間に準じ、通常3〜12か月です。月手当の相場はRM500〜2,000(約1.95万〜7.8万円)ですが、無給のケースもあります。大学卒業後すぐにマレーシアで働きたい方は、在学中にこのビザで現地インターン経験を積んでからEmployment Passへ切り替える流れが現実的です。
「大学在籍中の短期実務経験」という条件が前提のため、社会人・大卒後の方は対象外です。 その場合は学生ビザ(大学院・語学学校)か就労ビザでの渡航を検討してください。
MM2H(Malaysia My Second Home):長期滞在・資産家向け
MM2Hは長期滞在プログラムで、2023年12月の改定後は4ティア(Silver/Gold/Platinum/SEZ)に分かれています。 年齢要件はSilver/Gold/Platinumが25歳以上、SEZが21歳以上です(出典:ownpropertyabroad.com)。
固定預金の要件は以下の通りで、ワーホリ検索者にとってはハードルが非常に高い水準です。
- Silver:USD150,000(約2,330万円)、5年更新、就労不可
- Gold:USD500,000(約7,770万円)、15年更新、就労不可
- Platinum:USD1,000,000(約1.55億円)、20年更新、就労・起業可
- SEZ:USD65,000(50歳未満)またはUSD32,000(50歳以上)、10年更新、就労不可
参加費もSilver/SEZ RM1,000、Gold RM3,000、Platinum RM200,000と差があり、エージェント手数料も別途RM40,000〜70,000が必要です。認可エージェント経由でのみ申請可能です。
ワーホリ検索の段階でMM2Hを選ぶ方は少数ですが、「将来、定年後にマレーシアで暮らしたい」層には選択肢として有効です。 若年層の語学留学からは離れたスキームである点を押さえておきましょう。
5ビザ比較表:費用・期間・対象・就労可否
以下は5つの長期滞在ビザを横並びで比較した表です。費用の安さで選ぶなら学生ビザ、現地収入で稼ぎたいなら就労ビザ(Employment Pass)、長期移住・資産運用ならMM2Hが判断軸になります。
| ビザ名 | 対象者 | 最長期間 | 就労可否 | 申請費用目安 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| Student Pass | 語学学校・大学生(18〜44歳) | 6〜12か月単位で更新 | △学期休暇中のみ週20時間 | RM1,508〜2,018(約5.9万〜7.9万円) | 20〜30代で英語環境×低コスト留学希望 |
| Employment Pass | 現地雇用者 | Cat I・II最長10年/Cat III最長5年 | ○(雇用契約範囲内) | 雇用主負担が一般的 | 月給RM5,000以上の現地就職志望 |
| Professional Visit Pass | 外国企業派遣者 | 最長12か月 | ○(プロジェクト限定) | 雇用主負担 | 日本本社からの短期派遣 |
| インターンシップ | 大学在籍者 | 3〜12か月 | ○(インターンのみ) | 受入企業負担 | 大学在学中の実務経験希望 |
| MM2H(4ティア) | 25歳以上(SEZは21歳以上) | 5〜20年更新 | Platinumのみ可 | 参加費+固定預金USD65,000〜1,000,000 | 長期移住・投資目的 |
この比較表から、ワーホリ検索者に最も現実的なのはStudent Passです。現地で稼ぎたい方はEmployment Pass(新基準に注意)、長期移住検討者はMM2H、大学生はインターンシップビザという判断ができます。
『ワーホリができないから諦める』と考えるのは早計です。マレーシアはStudent Passを活用することで、英語環境と東南アジアの物価の安さを1〜2年単位で体験できます。一方、30代以上で現地就職を目指す方は、2026年6月からのEmployment Pass新基準(Cat IIIでも月給RM5,000以上が必須)を必ず確認してください。カウンセリングでは『いつ、何を目的に、どのくらいの予算で』の3点を整理するだけで、最適なビザが絞り込めます。
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マレーシア語学留学の費用内訳

マレーシア語学留学の月額費用は、授業料・宿泊・食費・交通・通信・水道光熱の6項目で月RM4,000〜6,000(約15.6万〜23.4万円)が標準ラインです。ここでは項目別に「低価格/標準/余裕」の3段階で目安を提示し、どこを削ればいくら節約できるかを具体化します。為替レートは1MYR=39円(2026年4月23日時点)で統一します。
授業料:週あたりUSD170〜185(4週間約11.5万円〜)
KLの主要語学学校では、週あたり授業料はUSD170〜185(約26,400〜28,700円)が相場です。長期契約で週単価が下がる構造が特徴です。
代表校ELC(English Language Company)KLの料金は以下の通りです。
- 12週未満:USD185/週(約28,700円)
- 13〜24週:USD180/週(約27,900円)
- 25〜36週:USD175/週(約27,200円)
- 37週以上:USD170/週(約26,400円)
つまり12週未満と37週以上で週単価が約8%違うため、1年契約なら累計で約40万円の差が生まれます。長期で学ぶ前提なら、最初から1年契約した方が結果的に安上がりになる構造です。
EMS(English Made Simple)KLは月額MYR2,455〜3,005(約9.5万〜11.7万円)で、12か月契約なら実質MYR29,460(約114.9万円/年)が目安です(出典:各校公式サイト)。非マレーシア人学生にはELC側で2025年9月以降6% SSTが加算される点も覚えておきましょう。
※授業料は2026年4月時点の公表価格です。最新情報は各校公式サイトでご確認ください。
宿泊費:月RM1,000〜1,700(約3.9万〜6.6万円)
KLの学生向け宿泊費は、学生寮RM1,260/月から1人部屋コンドミニアムRM1,653/月まで幅があります。シェア型コンドミニアムなら月RM700〜1,200に抑えられます。
選択肢は以下の5タイプが一般的です。
- 学生寮(ELC提携UOWM Dormitory・シングル):USD300/4週=RM1,260/月(約4.9万円)
- 学生アパート(Casa Mutiara・シングル):USD380/4週=RM1,596/月(約6.2万円)
- コンドミニアム(1人部屋・KL中心部):RM1,653/月(約6.5万円、Numbeo平均)
- コンドミニアム(シェア):RM700〜1,200/月(約2.7万〜4.7万円)
- アパートメント(ローカル・KL郊外):RM800〜1,200/月(約3.1万〜4.7万円)
長期滞在者の多くはシェアコンドミニアムを選びます。プール・ジム付きの物件でも家賃を抑えられ、学生寮より自由度が高いためです。一方で初回は学校提携の学生アパートを選び、慣れてから物件を探す方が安全です。
「家賃を月RM500抑えれば1年で約23万円の節約」になるため、宿泊費はトータル費用への影響が最大の項目です。
食費:月RM600〜1,500(約2.3万〜5.9万円)
マレーシアの食費は、ホーカー(屋台)中心ならRM600/月、自炊と外食の組み合わせならRM800/月、外食中心でもRM1,500/月で収まります。
- ホーカー1食:RM10〜25(約390〜975円)
- 中級レストラン2人分:RM80(1人あたり約1,560円)
- 自炊中心:月RM600〜800(約2.3万〜3.1万円)
- 外食中心:月RM900〜1,500(約3.5万〜5.9万円)
たとえばKLのホーカーでは、ナシゴレンやチキンライスが1食RM10前後(約390円)で食べられます。日本のコンビニ昼食より安い価格で毎食まかなえる計算です。
イスラム教徒人口が多いため豚肉はハラル認証店以外では提供が限定され、ラマダン期間(約1か月)は日中の飲食に配慮が必要です。ただし華人街や外国人向けエリアでは24時間営業の店も多く、食事の選択肢が極端に狭まるわけではありません。
交通費:月RM50〜300(約2,000〜1.2万円)
KL市内の移動は、公共交通のみなら月RM50〜100、Grab(配車アプリ)併用でもRM150〜300に収まります。日本の都市部の定期代の10〜20%程度です。
- Rapid KL月間パス:RM50〜(MRT・LRT・モノレール・BRT乗り放題)
- 公共交通のみ:月RM50〜100(約1,950〜3,900円)
- Grab併用:月RM150〜300(約5,850〜1.17万円)
KLはMRT・LRTが拡張を続けており、主要な観光地・ショッピングエリアへはほぼ公共交通で到達できます。 深夜や荷物が多い場合はGrabが便利で、2〜3kmで1回RM10〜20(約390〜780円)です。
通信費:月RM25〜65(約1,000〜2,500円)
Maxis/Celcom/Digi/U Mobileなどプリペイド/ポストペイドSIMが月RM25〜65で利用できます。
Numbeoの平均はRM41(約1,600円)で、日本の大手キャリアと比べ3分の1以下です。データ容量20〜50GBのプランが主流で、長期滞在者はポストペイド契約、短期なら空港到着時のプリペイドが便利です。
eSIM対応のiPhoneなら、渡航前にオンラインで事前契約できるサービスも増えています。
水道光熱費・その他:月RM320〜850(約1.2万〜3.3万円)
コンドミニアムの水道光熱費は月RM120〜350、交際費・娯楽費を加えるとRM320〜850が目安です。 Numbeoの85㎡アパート平均はRM216/月(約8,400円)で、日本の単身世帯と比較しても1/3〜1/2程度です。
- 水道光熱費(85㎡アパート):RM120〜350(約4,680〜1.37万円)
- 交際費・娯楽費:RM200〜500(約7,800〜1.95万円)
エアコン使用頻度が高いと電気代が上がるため、熱帯気候に慣れるまでは光熱費が予算オーバーしがちです。 扇風機との併用、断熱カーテンの活用でコントロールしましょう。
マレーシアへの渡航前・ビザ関連の初期費用

語学留学を始める前に必要な初期費用は、航空券+EMGSビザ処理費+海外保険+初期生活用品で合計約18万〜40万円が目安です。ここでは4項目それぞれの内訳と、節約するための選択肢を示します。
航空券:往復約3.5万〜20万円(時期・キャリアによる)
東京⇔KLの往復航空券は、LCC経由便で35,000円〜、フルサービス直行便で50,000〜70,000円、繁忙期は最大200,000円まで跳ね上がります。 最安月は6〜7月、最高月は12月です。
- LCC・経由便(通常期):約3.5万〜5.5万円(エアアジアX・スクート・ベトナム航空経由)
- フルサービス直行(通常期):約5万〜7万円(JAL・ANA・マレーシア航空)
- 繁忙期(GW・年末年始・12月):約8万〜20万円
直行便は約7〜8時間のフライトで、成田・羽田・関空発の便が運航されています。経由便はシンガポール・ホーチミン・バンコクなどを経由し、所要時間は11〜15時間に延びる代わりに運賃は半額以下になるケースもあります。
航空券はスカイスキャナーなどの比較サイトで3か月前から価格推移を追い、閑散期かつ火〜木曜発の便を選ぶと最安値が狙えます。
※航空券価格は変動します。最新情報は各航空会社・比較サイトでご確認ください。
EMGS経由の学生ビザ処理費:約RM1,508〜2,018(約5.9万〜7.9万円)
EMGS(Education Malaysia Global Services)は、マレーシア政府公認の学生ビザ一括処理機関です。 処理費の内訳は以下の通りで、初年度は合計RM1,508〜2,018が必要です。
- EMGS処理費:RM500(6か月以内・語学学校の場合。12か月超・私立大学はRM1,000)
- eVAL処理費:RM150
- iKad(滞在ID):RM50
- 医療検診:RM250
- パスステッカー:RM60
- マルチプルエントリービザ:RM20
- 医療保険(Etiqa Plan 1・12か月):RM468〜978
- クーリエ:RM10
- SST(8%):処理費・eVAL費に加算
語学学校が代行申請してくれるケースが多く、ELC独自のビザ処理費USD500(約7.75万円)にはEMGS費用が含まれる場合もあるため、二重計上にならないよう契約前に必ず確認してください。
海外保険:3か月〜1年で約3万〜20万円
海外保険は、EMGSの医療保険(Etiqa Plan 1・年額RM468=約1.8万円)が最低限必須ですが、日本の留学保険と併用するのが一般的です。
- 3か月:約3万〜6万円(日本の留学保険)
- 6か月:約6万〜12万円
- 1年:約10万〜20万円
- EMGS Etiqa Plan 1(12か月):RM468(約1.8万円)
EMGS経由の保険はStudent Pass取得に必須ですが、補償内容は基本的な医療費のみで、日本での手術が必要な場合や携行品損害は対象外です。そのため日本の海外留学保険(賠償責任・携行品・緊急帰国費用をカバー)との併用が推奨されます。
クレジットカード付帯保険は短期(90日以内)のみ補完用として使えます。Student Pass取得時はマレーシア国内の医療保険が別途必須のため、カード付帯だけではビザ要件を満たせません。
初期生活用品:約5万〜10万円
寝具・キッチン用品・日用品など、現地で揃える生活必需品に約5万〜10万円が目安です。 家具付きコンドミニアムなら寝具も備え付けのケースが多く、初期費用を圧縮できます。
KLのIKEAやAEONでの基本セット購入費用はおおむねRM1,500〜2,500(約5.9万〜9.8万円)で、日本から持参するより現地調達の方が割安です。
マレーシアへの滞在期間別トータル費用シミュレーション

マレーシア語学留学の総額は、3か月で約75万円、6か月で約150万円、1年で約283万円が目安です。 ここでは期間ごとに学費・滞在・生活費・航空券・保険・ビザを内訳化し、前提条件とセットで提示します。どのパターンも前提は「ELC KL / シェアコンドミニアム / 生活費RM2,000/月」で統一しています。
3か月(中期語学):約75万円
3か月滞在は観光ビザ(90日以内)で対応可能で、Student Passの取得が不要なためビザ費用・EMGS保険がかかりません。 ELC USD185×12週で学費約34.5万円、滞在費3か月で11.7万円、生活費3か月で23.4万円、航空券5万円の合計約75万円です。
- 学費:USD185×12週=USD2,220(約34.5万円)+教材USD150(約2.3万円)
- 滞在費:RM3,000(約11.7万円、シェアコンド)
- 生活費:RM6,000(約23.4万円)
- 航空券:約5万円(LCC経由)
- 保険:クレジットカード付帯(0円)
- ビザ:0円(観光ビザ滞在)
- 合計:約75万円
3か月は観光ビザでカバーできる最長期間です。90日を超える場合は30日延長申請が可能ですが、働きたい方はStudent Passに切り替える必要があります。
6か月(中長期語学):約150万円
6か月からはStudent Passが必須になり、EMGS保険・ビザ処理費が追加されます。 ELC USD180/週×24週で学費約67.1万円、滞在6か月で23.4万円、生活費6か月で46.8万円、航空券5万円、保険1.8万円、ビザ関連6.2万円の合計約150万円です。
- 学費:USD180×24週=USD4,320(約67.1万円)+教材USD270(約4.2万円)
- 滞在費:RM6,000(約23.4万円)
- 生活費:RM12,000(約46.8万円)
- 航空券:約5万円
- 保険:EMGS Etiqa Plan 1 RM468(約1.8万円)
- ビザ:RM1,600(約6.2万円、EMGS関連費)
- 合計:約150万円
月額換算で約25万円で、日本の都市部で一人暮らしするのと同水準かやや安い金額に収まります。 英語環境で生活しながら日本の生活費と近い水準で済むのは、低コスト国としてのマレーシアの強みです。
1年(長期語学):約283万円
1年滞在は週単価が最安値(USD170/週)になるうえ、Student Pass1回取得でカバーできる最長期間で、コストパフォーマンスが最も高くなります。
- 学費:USD170×48週=USD8,160(約126.7万円)+教材USD270(約4.2万円)
- 滞在費:RM12,000(約46.8万円)
- 生活費:RM24,000(約93.6万円)
- 航空券:約5万円
- 保険:EMGS保険+更新分(約3.6万円)
- ビザ:RM1,600+更新RM200(約7万円)
- 合計:約283万円
年間283万円は、オーストラリアワーホリ(約200万〜300万円)と同水準で、アメリカ・イギリス留学(年350万〜500万円)の60%以下です。さらにワーホリの場合は現地収入で費用を一部回収できますが、マレーシアは稼げる時間が限られるため実質負担がそのまま残る点に注意が必要です。
期間別×項目別の総額比較表
以下は3パターンの総額と項目別内訳です。3か月は観光ビザで対応可。6か月以上はStudent Pass必須で費用構造が変わることが見て取れます。
| 期間 | 学費 | 滞在費 | 生活費 | 航空券 | 保険 | ビザ | 合計目安 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 3か月 | 約36.8万円 | 約11.7万円 | 約23.4万円 | 約5万円 | 0円(カード付帯) | 0円(観光ビザ) | 約75万円 |
| 6か月 | 約71.3万円 | 約23.4万円 | 約46.8万円 | 約5万円 | 約1.8万円 | 約6.2万円 | 約150万円 |
| 1年 | 約130.9万円 | 約46.8万円 | 約93.6万円 | 約5万円 | 約3.6万円 | 約7万円 | 約283万円 |
月割り換算すると3か月25万円/月、6か月25万円/月、1年23.6万円/月で、長期になるほど月額が下がる構造が明確です。「とりあえず3か月」で始める方も、延長の可能性を見越してStudent Passで渡航する方が手続き負担が減ります。
1年約283万円という数字は、オーストラリアやカナダのワーホリと比べても大差ない水準です。ただし大きな違いは『稼いで回収できるかどうか』。マレーシアは制度上、留学中に収入で費用を回収することは難しいため、費用を『英語力向上・異文化体験への投資』と割り切ることが大切です。長期割引を使えば学費を年間40万円近く節約できるため、最初から1年契約を検討する価値があります。
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マレーシア留学と他国ワーホリとの費用比較

「マレーシア語学留学は他国ワーホリと比べて本当に安いのか」を6か国比較で検証します。結論として、マレーシアは韓国・台湾と同水準で、豪・加・NZより大幅に安い水準です。ただし現地収入で回収できる欧米ワーホリとは「実質コスト」で差がつく点も押さえておきましょう。
1年費用比較表(マレーシア語学留学 vs 豪・加・NZ・韓・台・比ワーホリ)
以下は1年滞在を仮定した費用比較です。ワーホリ不可のマレーシアは語学留学前提で、他国はワーホリビザでの滞在を想定しています。
| 国 | 1年費用目安 | 月額目安 | ワーホリ可否 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| マレーシア(語学留学) | 約280万円 | 約23.6万円 | ❌不可(協定なし) | Student Pass+シェアコンド前提 |
| オーストラリア | 約200万〜300万円 | 約17〜25万円 | ⭕可能 | 現地収入月30〜40万円見込み |
| カナダ | 約200万〜300万円 | 約17〜25万円 | ⭕可能 | 家賃高騰で都市部は上振れ |
| ニュージーランド | 約200万〜280万円 | 約17〜23万円 | ⭕可能 | 農業バイトで地方在住者に有利 |
| 韓国 | 約120万〜170万円 | 約10〜14万円 | ⭕可能 | マレーシアより安い水準 |
| 台湾 | 約100万〜150万円 | 約8〜13万円 | ⭕可能 | アジア最安水準 |
| フィリピン | 約100万〜200万円 | 約8〜17万円 | ❌協定なし/学生ビザ留学 | 学校寮完備で短期特化 |
費用だけで見れば韓国・台湾の方がマレーシアより安いですが、英語環境を重視するならマレーシアの方が学習効果は高く、韓国語・中国語を学ぶ目的が明確でない限りマレーシアの方が「英語+アジア低コスト」の組み合わせで優位です。
「働いて稼ぐ」を含めた実質コスト比較
オーストラリア・カナダのワーホリは現地収入で年100万〜200万円を回収できるのに対し、マレーシア語学留学は実質費用がほぼそのまま残ります。
- オーストラリア:時給AUD24〜30(約2,300〜2,900円)×週38時間で月収30万〜40万円。1年で250万〜400万円稼げるケースも
- カナダ:時給CAD17〜22(約1,900〜2,450円)×週40時間で月収30万〜40万円
- マレーシア:学生ビザは学期休暇中のみ週20時間、時給RM8〜12(約312〜468円)。月収上限はRM600前後(約2.3万円)
つまり「稼ぎながら貯金して帰国したい」ニーズならオーストラリア・カナダが圧倒的優位、「学ぶことを目的に低コストで英語環境に身を置きたい」ならマレーシアが合理的、という違いになります。
稼げない分、マレーシアは「学び中心」の選択肢として位置づけるのが現実的です。 1年間の純支出で比較すれば欧米ワーホリと同水準ですが、「稼ぎを含めた実質負担」では欧米優位の構図になります。
マレーシアが向いている人/向いていない人
向いている人の特徴は、低コストで英語環境に集中したい20〜30代や多民族文化を体験したい方です。 逆に稼ぎ重視・欧米英語圏経験重視の方には向きません。
- 低コストで英語を学びたい(年200万〜300万円が予算)
- 多民族・多言語環境で異文化体験をしたい
- アジアハブで周辺国旅行もしたい(KLIAから120以上の直行便)
- 暑さに強く、熱帯気候に慣れたい
- 稼ぎながら長期滞在して費用を回収したい → オーストラリア・カナダワーホリ
- 欧米英語圏の発音・文化を経験したい → アメリカ・イギリス・豪・加留学
- 1年で費用を回収して帰国したい → 豪・加ワーホリ
「稼ぎながら長期滞在したい」方には、協定のある豪加NZ・韓国・台湾のワーホリがおすすめです。
マレーシアで働きたい場合の現実的な選択肢

「稼ぎながら滞在したい」ニーズにマレーシアで応える方法は3つあります。学生ビザでのアルバイト、Employment Pass、日系企業カスタマーサポート職です。ここではそれぞれの条件・収入相場・現実的な生活設計を整理します。
学生ビザでのアルバイト:週20時間・特定セクター限定
Student Passでは、学期休暇中(7日以上の長期休暇)に限り、週20時間までのアルバイトが認められています。 許可セクターは飲食店・ガソリンスタンド・ミニマーケット・ホテルの4業種のみです。
時給はRM8〜12(約312〜468円)が相場で、週20時間×4週で月収上限はRM640〜960(約2.5万〜3.7万円)です。学期中は一切就労不可で、違反が発覚するとビザ取消・入国禁止処分のリスクがあります。
許可取得は事前に教育機関と入国管理局を通すため、自己判断で始めずに学校の国際課に相談してから動きましょう。
就労ビザ(Employment Pass):月給RM5,000以上の職種
Employment PassはCat IIIでも月給RM5,000(約19.5万円)以上が条件で、雇用主が申請します。個人では申請不可です。
2026年6月からの新基準で家族帯同可はCat II以上となり、Cat III(月給RM5,000〜9,999)では単身赴任が前提になります。職種別の求人はLinkedIn・JobStreet・Reedなどのサイトで検索でき、IT・ファイナンス・コンサル系は相場を超える給与が設定されるケースが多いです。
日本からの転職エージェント(RGF・JACリクルートメント等)にマレーシア枠の求人を扱う会社もあるため、現地就職を視野に入れる方は国内転職と並行して相談するのがおすすめです。
日系企業カスタマーサポート:月給RM3,000〜5,000
STARTEK・Sutherlandなど外資系IT系BPO企業の日本語カスタマーサポート職では、月給RM3,000〜5,000(約11.7万〜19.5万円)が相場です。
未経験歓迎の求人が多く、日本語ネイティブであれば語学留学終了後にそのまま就職するキャリアパスも存在します。ただし月給RM3,000〜4,999は2026年6月以降の新基準でEmployment Passが取得できないため、雇用主が取得を支援してくれるか事前確認が不可欠です。
収入で生活費を賄えるかの現実試算
標準生活費RM2,000〜2,500に対し、CS職月収RM3,000〜5,000なら黒字ですが、貯蓄余力は限定的です。 語学学校+休暇中アルバイトでは月RM600程度が収入上限で、生活費(月RM2,000)を賄うのは困難です。
- CS職月収RM5,000 − 標準生活費RM2,500 = 月RM2,500貯蓄可能(約9.75万円)
- CS職月収RM3,000 − 標準生活費RM2,500 = 月RM500貯蓄可能(約2万円)
- 学生ビザバイト月RM600 vs 生活費RM2,000 = 月RM1,400赤字(日本からの送金で補填)
稼ぎながら貯金したい方は、現地就職(Employment Pass)が事実上の唯一の選択肢です。 語学留学の段階では「学費+生活費」を日本からの資金で賄う前提で計画しましょう。
マレーシア留学・滞在の費用を抑える5つの方法

留学費用を抑える実践的な節約ポイントは、学校・宿泊・食費・航空券・保険の5領域にあります。1つずつ工夫するだけで、1年総額を50万〜80万円削減できるケースもあります。
学校は長期契約で週単価を下げる
ELCの場合、12週未満USD185/週→37週以上USD170/週で約8%節約できます。1年契約なら累計で約40万円の差です。 分割で3か月ずつ契約すると最高単価が適用されるため、長期で学ぶ見込みがあるなら最初から1年契約が得策です。
宿泊はシェアコンドミニアム+郊外物件
KL中心部RM1,653/月→郊外シェアRM700〜1,000で家賃が半額以下になります。 家賃を月RM500抑えれば1年で約23万円の節約につながります。
MRT沿線ならPetaling Jaya・Cheras・Kelanaなどの郊外エリアでも通学30〜45分でアクセスでき、物件の選択肢も豊富です。
食費はホーカー(屋台)+自炊で月RM800以内に
ホーカー1食RM10〜15を基本に、自炊と組み合わせれば月RM800(約3.1万円)以内に抑えられます。 日本の単身世帯の食費(月4〜5万円)と比べ2〜3割安い水準です。
朝はパン+コーヒー、昼はホーカー、夜は自炊という組み合わせが、コストと健康のバランスで最適です。
航空券はLCC+閑散期(6〜7月)で半額に
エアアジアX直行便を6〜7月に予約すれば35,000円〜で往復可能です。 繁忙期(12月)の200,000円と比べ約16万円の差になります。
出発日が1週間ずれるだけで数万円変わるため、学校の開始日と照らし合わせて3か月前から価格推移を追いましょう。
保険はEMGS経由+日本の短期保険の併用
EMGS Etiqa Plan 1(年額RM468=約1.8万円)+日本の補填保険の組み合わせで、1年の保険費を約5万〜10万円に抑えられます。 日本の留学保険のフルカバープランは年10万〜20万円のため、補償が重複しない範囲で日本側プランを短縮するのがポイントです。
マレーシア留学エージェントの選び方【JAOS/J-CROSS基準】

マレーシア留学は英語圏留学と比べエージェントの数が少ない特殊市場です。信頼できるエージェントを選ぶ判断軸は、JAOS加盟・J-CROSS認証の有無と現地オフィスの有無です。ここでは主要エージェント5社を比較し、マレーシア留学に必要なサポート要件を解説します。
マレーシアは現地エージェントが少ない特殊市場
マレーシア留学専門エージェントは、欧米留学専門と比べ数が限定的です。 そのため「マレーシア専門+現地オフィス有無」が重要な判断軸になります。
日本の総合エージェントがマレーシア留学も扱うケースが多く、現地オフィスの有無で到着後のサポート品質に差が出ます。 現地での住居手配・医療保険手続き・緊急時の対応まで含めて依頼したい方は、KL現地オフィスを持つエージェントが安心です。
JAOS/J-CROSS認定エージェントを選ぶべき理由
JAOS(一般社団法人海外留学協議会)とJ-CROSS(一般社団法人留学サービス審査機構)は、エージェントの倫理基準・経営健全性を審査する第三者機関です。
- JAOS加盟:会員資格審査・倫理綱領の遵守・消費者相談体制を確認
- J-CROSS認証:第三者審査による情報開示・契約約款・トラブル対応体制のチェック
両方を満たすエージェントは、料金体系の透明性・契約書面の整備・トラブル時の対応が業界水準を満たしている客観的な指標になります。認定はあくまで「審査通過」の意味で、未加盟=悪質ではない点にも注意してください。
マレーシア対応の主要エージェント比較
以下は2026年時点のマレーシア留学対応主要エージェントです。手数料無料を謳うエージェントでも、為替レート上乗せやプロモーションの有無で実質コストが変わるため、複数社の見積もり比較を推奨します。
| エージェント名 | JAOS | J-CROSS | 特徴・強み | 現地オフィス |
|---|---|---|---|---|
| 留学ワールドDEOW(マレーシア留学センター) | ⭕加盟 | ⭕認証 | 手数料無料。語学・大学進学対応 | ⭕KL |
| 留学情報館 | ⭕会員 | ※要確認 | 20,000人超実績。渡航前英語レッスン無料 | ※要確認 |
| スマ留 | ※要確認 | ※要確認 | 国×期間の定額制。146か国駆けつけサービス | — |
| スクールウィズ | ※要確認 | ※要確認 | 口コミ情報が豊富。オンライン完結型 | — |
| マレーシア留学サポートセンター | ※要確認 | ※要確認 | マレーシア専門。15項目以上のサポート | ※要確認 |
エージェント選びで最低限確認すべきは、①JAOS/J-CROSSの認定状況、②現地オフィスの有無、③手数料体系(為替レート上乗せ含む)の3点です。
マレーシアは現地の日系エージェントが少なく、語学学校との直接契約も技術的には可能です。ただしEMGSを通じたビザ手続き・現地住居の手配・医療保険の手続きは、初めての海外滞在では想像以上に手間がかかります。JAOS加盟かつクアラルンプールに現地オフィスを持つエージェントを選べば、渡航前から現地でのトラブル対応まで一貫してサポートが受けられます。複数社に見積もりを取り、為替レートの上乗せや学校紹介の手数料体系を必ず確認するのがポイントです。
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※無理な勧誘はありません
マレーシアのワーホリ・留学に関してよくある質問

マレーシアのワーホリ・留学に関して読者からよく寄せられる10問に、結論→理由→具体例の三層構造で回答します。
Q1. マレーシアでワーホリは本当にできない?
A. できません。日本とマレーシアの二国間ワーキングホリデー協定は存在せず、マレーシア政府独自の日本人向けWHPもありません。
日本が協定を結んでいるのは31か国・地域(令和8年2月1日時点)で、マレーシアはこのリストに含まれていません(出典:外務省「ワーキング・ホリデー制度」)。また、シンガポールのように政府独自で日本人向けWHPを運営しているわけでもありません。
代替として、学生ビザ(Student Pass)での語学留学、就労ビザ(Employment Pass)での現地就職、MM2Hでの長期滞在といった手段があります。「ワーホリ風」に過ごしたい方は語学留学が最も現実的です。
Q2. 学生ビザでアルバイトはできる?
A. 制限付きで可能です。学期休暇中(7日以上の長期休暇)のみ、週20時間まで、特定セクター限定で認められます。
マレーシア移民局の規定により、許可セクターは飲食店・ガソリンスタンド・ミニマーケット・ホテルの4業種に限定されます。学期中は一切就労不可で、違反時はビザ取消・入国禁止処分のリスクがあります。
事前に教育機関と入国管理局の承認が必須です。学校の国際課に相談してから動きましょう。
Q3. マレーシア留学は何歳まで可能?
A. 語学学校は一般的に18〜44歳、大学・大学院は年齢上限なしです(学校による)。
EMSなどの主要語学学校では18〜44歳を対象としており、45歳以上はスクール側で個別判断になります。大学・大学院は学校規定があれば従うのみで、30代・40代でMBAに進学する日本人も増えています。
30代以上で語学留学を検討する方は、出願時に年齢規定を必ず学校に確認してください。
Q4. 英語が話せなくても大丈夫?
A. 初級から学べる学校が多数あり、生活面でもKLでは英語が広く通じるため、話せなくても留学を開始できます。
マレーシアは多民族国家でマレー語が国語ですが、英語が共通語として機能しています。商業・教育・サービス業で日常的に英語が使われ、ローカルの若い世代はほぼ全員が英語を話せます。
ELCやEMSなどの語学学校には初級者向けコースがあり、渡航後に基礎から学べます。積極的に英語を使う姿勢があれば、半年程度で日常会話レベルに到達できるケースが多いです。
Q5. マレーシアとフィリピン留学はどっちが安い?
A. 短期(1〜3か月)ならフィリピンがやや安く、長期(1年)ではマレーシアと同等〜やや高い水準です。
フィリピンは学校寮完備+マンツーマンレッスン中心で短期集中型のコスト構造、マレーシアはグループレッスン中心で長期割引があるため、滞在期間によって優劣が変わります。
1年トータルではフィリピン約100万〜200万円、マレーシア約283万円と、マレーシアの方が高くなります。
Q6. MM2Hで働けるって本当?
A. Platinumカテゴリ(固定預金USD1,000,000+不動産RM2,000,000)のみ就労・起業が可能です。Silver・Gold・SEZでは不可です。
2023年12月改定の4ティア制度で、就労可能なのはPlatinumのみに限定されました。参加費もPlatinumはRM200,000と、他ティア(RM1,000〜3,000)と桁違いの水準です。
ワーホリ感覚での取得は現実的でなく、富裕層向けの長期移住プログラムとして位置づけられます。
Q7. 2026年6月のEmployment Pass新基準で何が変わった?
A. Cat IIIの月給要件がRM3,000からRM5,000へ引き上げられ、Cat I・IIも2倍に。家族帯同可はCat II以上に制限されました。
改定の背景はマレーシア政府の高付加価値外国人材誘致政策です(出典:KPMG GMSフラッシュアラート2026)。旧基準と新基準の比較は以下の通りです。
- Cat I:RM10,000以上 → RM20,000以上
- Cat II:RM5,000〜9,999 → RM10,000〜19,999
- Cat III:RM3,000〜4,999 → RM5,000〜9,999
これにより、月給RM3,000〜4,999の日系BPO・CS職のEP取得難度が上がりました。現地就職志望の方は求人の月給水準を必ず確認しましょう。
Q8. ビザ申請はどれくらい時間がかかる?
A. EMGS経由のStudent Passで、eVAL承認まで通常4〜8週間かかります。
EMGS審査+入国管理局最終審査の2段階プロセスのため、書類不備があるとさらに遅延します。学校の出願日から入学日まで最低3か月、余裕を見て4か月前から申請を開始するのが推奨です(出典:Qogent Global)。
「出発まで2か月」の段階で動き始めると、間に合わないリスクがあります。
Q9. マレーシア留学のデメリットは?
A. ①ワーホリ協定なし、②学期中の就労不可、③熱帯気候、④宗教的配慮(ハラル・ラマダン)、⑤雨季の洪水リスク、⑥サバ州東部の治安リスクが主なデメリットです。
具体例として、雨季(11〜3月)のKLでは大雨による冠水が年数回発生します。ラマダン期間(約1か月)は日中の飲食に配慮が必要で、現地の生活リズムに慣れるまで戸惑う方もいます。
ただし、KL含む主要都市部は外務省の危険情報「白色」(情報なし)で、東南アジアの中では比較的治安が安定しています。サバ州東部(バンジ島・バラムバンガン島除く)のみレベル3(渡航中止勧告)のため、観光でも避けるべきエリアです。
Q10. マレーシアから他のアジア諸国に旅行しやすい?
A. はい。KLIA(クアラルンプール国際空港)は120以上の直行便就航先を持つアジアの主要ハブ空港で、エアアジアのハブでもあります。
タイ・インドネシア・ベトナム・シンガポール・フィリピンへLCCで片道数千円〜1万円台で移動できます。週末にバンコクやシンガポールへ弾丸旅行に行く留学生も多く、アジア全域を視野に入れた滞在設計が可能です。
週末の海外旅行を生活の一部にできるのは、他のアジア留学先と比較してもマレーシアならではの強みです。
まとめ:マレーシアはワーホリ不可でも「学び×低コスト×英語環境」で価値あり
マレーシアは日本とワーキングホリデー協定を結んでおらず、一般的なワーホリはできません。 ただし以下の代替手段で、低コストかつ英語環境で長期滞在が可能です。
- ワーホリ協定なし/独自WHPもなし:現実的な代替は学生ビザ(Student Pass)での語学留学
- 語学留学1年の総額目安は約283万円:オーストラリアワーホリと同水準、アメリカ・イギリス留学の60%以下
- 他国ワーホリより安く、英語+多民族環境を体験できる:韓国・台湾と同水準のコストで英語メインの学習環境
次のアクションとしては、①外務省公式サイトで最新のWH対象国リストを確認、②JAOS/J-CROSS認定エージェントへ相談、③他国ワーホリ費用記事との比較、の順で進めるのがおすすめです。
マレーシア語学留学、まず無料カウンセリングで相談する
※無理な勧誘はありません

