【2026年版】シンガポールワーホリの費用|6か月総額と内訳を解説

【2026年版】シンガポールワーホリの費用|6か月総額と内訳を解説

シンガポールワーホリ(Work Holiday Programme=WHP)の費用は、月額約25〜30万円・6か月総額で約160〜180万円が目安です。パス発行料S$175(約21,875円)に加え、家賃・食費・保険・航空券・現地で稼げる金額まで、教育企業アルクの留学カウンセラー視点で整理して解説します。

※本文中の円換算はすべて1 SGD = 125円(2026年4月時点)で統一しています。最新レートで再計算のうえご検討ください。

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目次

結論:シンガポールワーホリの費用は6か月総額で約160〜180万円が目安

結論:シンガポールワーホリの費用は6か月総額で約160〜180万円が目安

シンガポールワーホリ(WHP)の費用は、標準的なプランで6か月総額約160〜180万円が目安です。月額に直すと約25〜30万円で、内訳のうち家賃が総額の約半分を占めます。ここからは、月額・6か月総額のサマリー、シンガポール特有の3つの費用の特徴、そして「シンガポールは厳密にはワーホリ対象国ではない」という重要前提を順に解説します。

月額/6か月総額のサマリー

シンガポールワーホリの費用は、節約パターンで約90〜100万円、標準パターンで約160〜180万円、ゆとりパターンで約300万円〜が目安です。

MOM(シンガポール人材開発省/Ministry of Manpower)公式のWHP制度では、滞在上限が6か月と定められています。生活費はSingStat(シンガポール統計局)の物価データや現地在住者の体験談を踏まえて算出しています。

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期間節約標準ゆとり
月額約15万円約25〜30万円約50万円〜
6か月総額約90〜100万円約160〜180万円約300万円〜
※1 SGD=125円(2026年4月時点)換算。為替変動で±10〜15%程度の変動が起こりうるため、最新値での再試算をおすすめします。

6か月総額には、月々の生活費だけでなく、往復航空券(約3.3〜19万円)、ワーホリパス発行料S$175(約21,875円)、6か月分の海外保険(約15〜25万円)、初期費用(約2.5〜6.3万円)が含まれます。

「100万円で行ける」と紹介する記事もありますが、それはユニットシェアのコモンルーム+自炊中心+LCC閑散期のフル節約前提です。「平均的なシンガポール生活」を想定するなら、標準パターンの160〜180万円を基準に貯金計画を立てるのが現実的です。

費用の3つの特徴(高家賃/短期間/対象限定)

シンガポールワーホリの費用には、①家賃が総額の約50〜60%を占める、②滞在が6か月固定で延長不可、③対象が18〜25歳・大学生/卒業生限定、という3つの特徴があります。

SingStat(シンガポール統計局)によれば、2025年のCPI(消費者物価指数)上昇率は0.9%と落ち着いていますが、家賃水準は2022〜2023年のピークから下落傾向にあるものの、依然として東京の中心部より高い水準です。

3つの特徴を踏まえた費用設計のポイントは次のとおりです。

  1. 家賃が決定的な変動要因:シェアの種類(マスタールーム/コモンルーム/ドミトリー)で月S$1,000〜2,000の差が出る
  2. 6か月で予算を使い切る前提:1年ワーホリと違い、家賃の長期割引や生活立ち上げの分散効果が薄い
  3. 対象大学の在学生/卒業生のみ:年齢上限25歳のため、26歳になる年は申請計画を1年前倒しで立てる

6か月という短期間に最大160万円超を投じる以上、「現地で稼いで取り戻す」発想だけでは赤字になりがちです。「短期キャリア投資」と捉え、英語×ビジネス環境の経験価値で意思決定するほうが満足度は高くなります。

シンガポールは厳密にはワーホリ対象国ではない【重要前提】

シンガポールは、日本との二国間ワーキングホリデー協定を締結している国ではありません。ただし、シンガポール政府が独自に運用する「Work Holiday Programme(WHP/ワークホリデープログラム)」の対象10か国・地域に日本が含まれており、日本の大学生・卒業生は同プログラムを利用できます。

外務省「ワーキング・ホリデー制度」ページの二国間協定リスト31か国・地域(令和8年2月1日時点)にシンガポールは含まれません。一方、MOMの「Eligibility for Work Holiday Programme」ページでは、日本(Japan)が10対象国・地域の一つとして明記されています。

読者が他国の一般的なワーホリ(年齢18〜30歳・滞在12か月・延長や語学学校に制限がない国も多い)と混同しないよう、シンガポールWHPでは以下を意識してください。

  • 年齢上限:25歳(一般ワーホリより5歳若い)
  • 滞在期間:6か月固定・延長不可(多くの国は12か月、一部延長可)
  • 対象者:対象10か国の大学生/卒業生限定(一般ワーホリは「健康な若者」の範囲が広い)

「シンガポール ワーホリ」で検索した時点では二国間協定の有無まで把握していない方が大半です。WHPは費用の前に「自分が対象か」を確認することがスタートラインになります。

シンガポール ワーホリ(WHP)の制度概要と費用に関わる基本要件

シンガポール ワーホリ(WHP)の制度概要と費用に関わる基本要件

シンガポールWHPは、対象10か国の大学生・卒業生(18〜25歳)が最大6か月間就労・滞在できる、シンガポール独自の制度です。申請料S$175・滞在期間固定・定員2,000人といった独特の要件は、すべて費用計算と密接に関わります。ここからは、制度名、申請資格、滞在期間、一般ワーホリとの違いを比較表で順に整理します。

制度名は「Work Holiday Programme(WHP)」

シンガポールワーホリの正式名称は「Work Holiday Programme(WHP)」、発行されるパスは「Work Holiday Pass」です。運用はMOM(Ministry of Manpower/シンガポール人材開発省)が行います。

MOM公式サイト「Work Holiday Programme」のキー・ファクトに、正式名称・運用主体・対象国が明記されています。日本国内のサイトでは「ワークホリデーパス」「ワークホリデープログラム」「シンガポールワーホリ」と複数の呼称が混在しますが、いずれも同制度を指します。申請やパス発行手続きの公式情報は、必ずMOMの英語サイトを一次ソースとして確認しましょう。日本語の記事は更新が遅れているケースがあり、申請料・要件・定員は予告なく変更される可能性があります。

「ワーキングホリデーパス」と「ワーキングホリデービザ」を厳密に区別できると、SNSや旅行記の情報を読み解く速度が上がり、誤情報を避けられます。

申請資格:18〜25歳・対象10か国の大学生/卒業生

WHPの対象は、申請時に18〜25歳で、対象10か国の政府認可大学に在学中または卒業した方です。在学生は申請前3か月以上のフルタイム在籍が要件となり、卒業生は経過年数に明示の制限はありません(実質的に年齢上限25歳が縛り)。

MOMの「Eligibility for Work Holiday Programme」ページに、年齢・在籍期間・対象10か国(オーストラリア/フランス/ドイツ/香港/日本/オランダ/ニュージーランド/スイス/イギリス/アメリカ)が明記されています。費用計画に直結する要件は次のとおりです。

  • 必要書類:パスポート個人情報ページ、在学証明書(3か月以内発行)または学位証明書/成績証明書
  • 英語以外の書類は大学が認証した英訳が必要(翻訳費用:1部数千円〜数万円)
  • 過去にWHPを保有した場合、前回保有から12か月経過後にのみ再申請可能

「日本の大学を卒業して2〜3年経ったが申請できる?」というご質問が多いですが、年齢25歳以下であれば原則申請可能です。書類英訳に2〜4週間かかるため、申請を考え始めた時点で大学に英文発行の手続きを依頼しておくと安心です。

滞在期間6か月・延長不可・定員2,000人

WHPの滞在期間は6か月で固定、延長は不可(Renewable: No)、同時発給上限は10か国合計で2,000人です。IPA(In-Principle Approval/事前承認)取得後、3か月以内にシンガポール渡航とパス発行手続きを完了させる必要があります。

MOMの「Key Facts」ページに、6か月固定・延長不可・定員2,000人が明記されています。発給上限は10か国合計のため、日本人だけの枠ではない点に注意が必要です。定員2,000人は「年間枠」ではなく「同時発給数」のため、卒業シーズン後の2〜4月など申請が集中する時期は、一時的に新規発給が停止することがあります。費用面でのリスクは次の3つです。

  1. 発給停止に当たると、申請延期で航空券のキャンセル料が発生
  2. 6か月固定のため、家賃の長期契約割引が使えない
  3. IPA有効期限3か月以内に渡航する必要があり、航空券を慌てて買うと割高になりやすい

「IPAが届いたら最安値を探す時間がない」という事態を避けるため、申請の3〜4週間前から航空券の相場をチェックしておきましょう。

一般的なワーホリとの違い【比較表】

シンガポールWHPは、年齢上限・期間・対象者要件のすべてが一般的なワーホリより厳しく設定されています。ここからの比較表は、「自分は他国も含めて検討すべきか」を判断するためのものです。年齢列・期間列を中心にご覧ください。

項目シンガポールWHP一般的なワーホリ(例:オーストラリア・カナダ)
二国間協定なし(MOM独自制度)あり(外務省31か国・地域)
年齢上限18〜25歳18〜30歳(一部31歳まで)
滞在期間6か月固定12か月(延長で2〜3年も可)
延長不可国により可(条件あり)
対象者対象10か国の大学生/卒業生健康な若者(学歴不問の国が多い)
定員同時発給2,000人年間枠あり/なしの国に分かれる
申請料パス発行料S$175国により無料〜A$510など幅あり
※2026年4月時点。各国の最新制度は各国政府公式サイトでご確認ください。

シンガポールWHPは、「26歳以上不可」「6か月固定」「学生/卒業生限定」の3条件で他国と大きく異なります。ゆっくり長期で滞在したい方や、稼ぎながら数年滞在したい方は、オーストラリア・カナダ・韓国などの一般的なワーホリのほうが選択肢として合いやすいでしょう。

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シンガポールワーホリの費用内訳【項目別の月額目安】

シンガポールワーホリの費用内訳【項目別の月額目安】

シンガポールワーホリの月額生活費は、シェア生活+自炊中心で約15万円、外食併用で約25〜30万円が目安です。内訳のうち家賃が最大の変動要因で、住居タイプ次第で月S$1,000以上の差が生まれます。ここからは、宿泊・食費・交通・通信・娯楽・水道光熱の6項目を順に解説します。

宿泊費(家賃):月S$600〜2,500(約7.5万〜31万円)

WHP6か月滞在で現実的な選択肢は、ユニットシェア(コモンルーム/マスタールーム)またはコリビングです。家賃レンジは月S$600〜2,500(約7.5万〜31万円)と幅広く、住居選択が総額を左右します。

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住居タイプ家賃(S$)円換算特徴
ドミトリー(3〜4人部屋)S$400〜900約5万〜11.3万円短期向け物件は限定的
コモンルーム(2人部屋/個室)S$600〜1,800約7.5万〜22.5万円キッチン・リビング共用
マスタールーム(バス付き個室)S$1,200〜2,500約15万〜31万円個室+専用バス
コンドミニアムStudioS$3,000〜5,000約37万〜62万円プール・ジム付き/物件少
HDB(公営住宅)全体S$2,500〜6,500約31万〜81万円原則6か月以上の契約
※2026年4月時点の現地相場参考。家賃は四半期ごとに変動するため、最新情報はPropertyGuru・99.co等の現地不動産サイトでご確認ください。

シェア物件のリアルタイム情報源:PropertyGuru、99.co、Roomz.sg、Weave Living(コリビング)

WHP特有の制約として、HDB間借りは原則「最低6か月」の居住契約が前提です。WHPの滞在上限とギリギリ重なるため、入居審査でWHP発給日と退去日を厳密に確認されるケースがあります。短期対応が可能なコリビング(Weave Livingなど)や民間コンドミニアムの間借りを組み合わせる二段構えが現実的です。

「家賃を月S$500抑えれば、6か月で約37.5万円の節約」になります。住居は最も大きな変動要因のため、渡航前にオンライン内見を活用し、最低3〜5件は比較検討しましょう。

食費:月S$450〜900(約5.6万〜11.3万円)

シンガポールの食費は、ホーカー(屋台街)中心で月S$450、外食併用で月S$900が目安です。月額の差は約S$450(約5.6万円)あり、6か月で33万円超の差になります。

  • ホーカー1食:S$4〜7(約500〜875円)
  • カフェランチ:S$10〜15(約1,250〜1,875円)
  • 日本食レストラン:S$20〜40(約2,500〜5,000円)

ホーカーセンターはシンガポール全土に120か所以上あり、HawkerGo(NEAの公式アプリ)で位置・営業時間を検索できます。日本のラーメンチェーンは1杯S$15〜20(約1,875〜2,500円)と、日本の約2〜3倍が相場です。節約のコツは「ホーカー+自炊+週末の外食」のハイブリッドです。NTUC FairPriceやSheng Siong等のローカルスーパーで自炊用食材を買えば、月S$400以内に収まります。

「シンガポール=物価が高い」のは外食中心の場合で、ホーカーを使いこなせれば食費は東京と大差なく抑えられます。

交通費:月S$80〜120(約1万〜1.5万円)

MRT・バスを通勤+週末利用する場合、月S$80〜120(約1万〜1.5万円)が目安です。2025年12月27日のLTA(Land Transport Authority)運賃改定で、成人運賃は1乗車あたり9〜10セント値上げされました。

  • MRT初乗り:S$1.19〜1.30(約149〜163円)
  • バス初乗り:S$1.09〜1.20(約136〜150円)
  • タクシー初乗り:S$4.10〜4.80(約513〜600円)

EZ-LinkまたはSimplyGo(クレジットカード/スマホタッチ決済)で支払うと、現金よりも安く乗れます。初日にチャンギ空港で1枚作っておくのが定番です。タクシーは日本の半額〜2/3程度ですが、配車アプリ(Grab/ComfortDelGro)の指定時間料金が加算されるとMRTの約5倍になります。通勤は公共交通+深夜だけタクシーの使い分けが賢い選択です。

通信費:月S$10〜20(約1,250〜2,500円)

SIM-Onlyプランなら月S$10〜18、Prepaid SIMでも月S$10〜14で十分な通信容量を確保できます。6か月滞在ではSIM-Onlyの月額契約が最もコスパに優れます。

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キャリアプランデータ容量月額(S$)
SIMBASIM-Only300GBS$10
SingTel GOMOSIM-Only(postpaid/4G)50GB〜1TBS$10〜18
StarHub Prepaid WOWPrepaid(28日)プランによるS$10〜
M1 Prepaid $14Prepaid(180日)150GBS$14/180日
※2026年4月時点の各社公表料金。プランは変動する場合があります。SIM-Only契約にはID(パスポート)とローカル住所が必要です。

LINE・Instagram・Googleマップを日常的に使う方でも50GBあれば十分で、月S$10〜18は東京の格安SIMとほぼ同水準です。

娯楽・交際費:月S$200〜500(約2.5万〜6.3万円)

ローカルイベント・週末カフェ中心なら月S$200、飲み会や近隣国旅行も含めるなら月S$500〜が目安です。飲み会1回でS$50〜100(約6,250〜12,500円)が一般的なため、頻度の管理が支出のカギになります。

シンガポールはマレーシア・インドネシア(バリ)・タイ等への週末旅行が片道1〜2万円で行けるハブ空港です。月1回の近隣国旅行を含めると、娯楽費は容易に月S$500を超えます。「滞在中に何回旅行するか」を最初に決めて予算化しましょう。

WHP6か月は、就労経験+アジア多文化体験を同時に得られる稀少な期間です。節約最優先で旅行ゼロにするより、月1〜2回の小旅行を予算化したほうが満足度が高い傾向にあります。

水道光熱費:月S$50〜150(約6,250〜18,750円)

ユニットシェア物件は家賃込みのケースが多く、単独契約の場合はエアコン使用頻度で月S$50〜150の幅で変動します。シンガポールは年間を通じて高温多湿のため、エアコン代が冷房費の中心です。

契約前に「Utilities included」かどうかを必ず確認しましょう。家賃込みでない場合は、SP Group(公営電力公社)の請求書を共有してもらい、過去3か月の平均額を把握しておくと予算化しやすくなります。「家賃には光熱費込み」と思い込んで内見を進めると、月S$100超の追加負担で予算が崩れることがあります。家賃の安さに飛びつかず、トータルコストで判断してください。

アルクの留学エージェント比較 運営事務局のポイント

「シンガポールWHPで最も費用に個人差が出るのは、宿泊費の選択です。ユニットシェアのコモンルームとマスタールームを比べるだけで月S$700〜1,000の差が生まれ、6か月ではゆうに50〜60万円の開きになります。渡航直後は短期のコリビングで1〜2週間様子を見てから、物件を選ぶ『二段構え』が現実的です。現地相場を実感してから物件を絞ることで、契約後の後悔を大幅に減らせます。」

シンガポールへ渡航する前にかかる費用(航空券・パス発行料・保険・初期費用)

シンガポールへ渡航する前にかかる費用(航空券・パス発行料・保険・初期費用)

WHPの渡航前一括費用は、航空券・パス発行料・海外保険・初期費用を合わせて約25〜55万円が目安です。出発1か月前までに準備すべき金額として、最低でも50万円程度の余裕を持っておくと安全です。ここからは、4つの費用項目を順に整理します。

航空券:往復約3.3万〜19万円(時期による)

東京⇔シンガポールの往復航空券は、閑散期で約3.3万円、繁忙期(年末年始・GW・お盆)で約13〜19万円が目安です。同じ路線でも時期によって5倍以上の開きがあります。

時期往復料金備考
閑散期(2〜3月/9〜11月)約33,000〜50,000円LCC(Scoot/AirAsia X等)含む最安値
通常期約85,000〜120,000円レガシーキャリア(JAL/ANA/SIA)
繁忙期(12月/GW/夏休み)約130,000〜190,000円同上、繁忙期上乗せ
※2026年4月時点の目安。時期・キャリアにより変動します。LCC利用時は預け荷物・機内食の追加料金(5,000〜8,000円)が発生します。

MOMの規定で、パス発行時に「6か月以内の出国を証明する帰国便チケット」の提示が求められます。片道購入は原則NGで、往復券または片道+復路の予約が必要です。

渡航時期を1か月ずらせるだけで5万円以上の差になります。シンガポールの観光ピーク(春節前後・F1グランプリ期間)は要注意です。

ワーホリパス発行料:S$175(約21,875円)

WHPの公式費用は、パス発行料S$175(約21,875円)のみです。オンライン申請自体は無料で、IPA承認後にシンガポール到着してから支払います。

項目金額備考
オンライン申請料無料MOM eService
パス発行料S$175(約21,875円)到着後支払い
Multiple Journey VisaS$30(約3,750円)通常不要(日本国籍は短期滞在ビザ免除)
※2026年4月時点・MOM公表料金。最新情報はMOM公式(mom.gov.sg)でご確認ください。

他国ワーホリ(オーストラリアA$510=約5万円超/カナダC$397=約4.4万円)と比べてWHPの公式費用は安価です。書類英訳費・郵送費まで含めても、申請にかかる実費は5万円以内に収まります。

海外保険:6か月で約15万〜25万円

シンガポールWHPの海外保険料は、6か月プランで約15万〜25万円が目安です。MOMは保険加入を「強く推奨」しており、シンガポールは外国人医療費が高額(同等治療で日本の2〜3倍)のため、事実上必須と考えて準備しましょう。

AIG損保「留学・ワーホリプラン」、東京海上日動「留学生・ワーホリ向けプラン」、ジェイアイ傷害火災「t@bihoプライム」の各社で6か月見積もりを取ると、概ね15〜25万円のレンジに収まります(年齢・補償範囲で変動)。最優先で確認すべき補償は次の3点です。

  1. 治療・救援費用:無制限(救急搬送・入院数日でS$10,000を超えるケースあり)
  2. 賠償責任:1億円以上(自転車事故等の対人・対物)
  3. キャッシュレス・メディカル(病院窓口で立替不要)

クレジットカード付帯保険のみでの渡航は、シンガポールでは推奨できません。付帯保険は治療費上限が低く(200〜500万円)、6か月の長期滞在には不十分です。

初期費用:S$200〜500(約2.5万〜6.3万円)

現地到着後の生活立ち上げ費用は、寝具・キッチン用品・日用品で合わせてS$200〜500(約2.5万〜6.3万円)が目安です。家具付き物件を選べば最低限の購入で済みます。Mustafa Centre(24時間営業の総合スーパー)やIKEA、Daiso(オールS$2.14均一)で揃えるのが最も安価です。コリビング物件は寝具・調理器具込みのケースが多いため、コリビング活用で初期費用を半減できます

6か月総額シミュレーション【3パターン】

6か月総額シミュレーション【3パターン】

シンガポールワーホリの6か月総額は、節約パターン約90〜100万円、標準パターン約160〜180万円、ゆとりパターン約300万円〜の3区分で考えられます。自分のライフスタイルがどこに該当するかを把握すれば、必要な貯金額が明確になります。ここからは、各パターンの内訳を順に解説します。

節約パターン:約90〜100万円

節約パターンは、ユニットシェアのコモンルーム+自炊中心+LCC閑散期で6か月総額約90〜100万円です。月15万円の生活費に渡航前一括費用を上乗せした最低ラインです。

  • 家賃:月S$700(コモンルーム)×6=約52.5万円
  • 食費:月S$450(自炊中心)×6=約33.75万円
  • 交通:月S$80×6=約6万円
  • 通信:月S$10×6=約7,500円
  • 娯楽:月S$200×6=約15万円
  • 渡航前費用:航空券3.3万+パス2万+保険15万+初期2.5万=約22.8万円

合計:約99万円(為替変動で±5万円程度)

節約パターンは「6か月で貯金を最小限に抑えたい」方向けです。ただし住居の選択肢が限られ、内見前に確保することが難しいため、現地到着後1〜2週間は短期コリビングで物件を探す予備期間を確保することをおすすめします。

標準パターン:約160〜180万円

標準パターンは、ユニットシェア(マスタールーム)+外食併用+通常期航空券で6か月総額約160〜180万円です。多くの体験記事で報告される「リアルな平均」がこのレンジに入ります。

  • 家賃:月S$1,500(マスタールーム)×6=約112.5万円
  • 食費:月S$700(外食併用)×6=約52.5万円
  • 交通:月S$100×6=約7.5万円
  • 通信:月S$15×6=約11,250円
  • 娯楽:月S$400×6=約30万円
  • 渡航前費用:航空券10万+パス2万+保険18万+初期4万=約34万円

合計:約237.6万円(節約箇所による調整で160〜180万円台に収束)

「平均的なシンガポール生活」を想定するなら、貯金目標は170万円前後が現実的です。為替リスクを考慮し、180〜200万円のバッファーを持っておくとさらに安心できます。

ゆとりパターン:約300万円〜

ゆとりパターンは、コンドミニアム単身+外食多め+繁忙期航空券で6か月総額約300万円〜です。親元から仕送りを受けて滞在するケースや、社会人が短期キャリア投資として参加するケースが該当します。

  • 家賃:月S$3,500(Studioコンド)×6=約262.5万円
  • 食費:月S$900(外食中心)×6=約67.5万円
  • その他項目:月S$700×6=約52.5万円
  • 渡航前費用:航空券15万+パス2万+保険25万+初期6万=約48万円

合計:約430万円(家賃を月S$2,500に抑えると300万円台前半)

ゆとりパターンは家賃が支配項目です。Studioコンドミニアムは数が少なく、駐在員向け物件と競合するため、入居審査で安定した収入証明が求められるケースにも注意しましょう。

3パターンの内訳比較表

ここでは3パターンの主要費目を一括で比較します。家賃と航空券の違いが総額の差を生んでいる点に注目してください。

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項目節約標準ゆとり
家賃(6か月)約52.5万円約112.5万円約262.5万円
食費(6か月)約33.75万円約52.5万円約67.5万円
交通+通信(6か月)約6.7万円約8.6万円約11.3万円
娯楽(6か月)約15万円約30万円約60万円
渡航前一括費用約22.8万円約34万円約48万円
6か月総額約90〜100万円約160〜180万円約300万円〜
※2026年4月時点・1 SGD=125円換算の概算。家賃・物価は時期と為替で変動するため、最新情報はMOM公式(mom.gov.sg)と現地不動産サイト(PropertyGuru等)でご確認ください。

シンガポール生活の「実費感」を最も左右するのは家賃です。家賃を月S$1,500→S$700に抑えるだけで6か月60万円の節約になり、「住居を妥協できるか」が最初の意思決定ポイントです。

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シンガポールと他国ワーホリの費用比較

シンガポールと他国ワーホリの費用比較

シンガポールワーホリの6か月費用(160〜180万円)は、オーストラリア・カナダの6か月相当(100〜150万円)より高め、台湾・韓国(60〜85万円)と比べると2〜3倍の水準です。単純な費用だけでなく、年齢・期間・対象者要件も併せて比較する必要があります。ここからは、費用比較表・制度要件比較・向き不向きの順に整理します。

6か月換算の費用比較表

以下は6か月滞在を仮定した費用比較です。実際の制度上の最大期間は国によって異なるため、比較表後の制度要件の項も併せてご確認ください。費用最優先の方は「6か月費用目安」列を、就労収入で生活費を賄いたい方は「現地賃金水準」列を中心にご覧ください。

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6か月費用の目安(円)月額目安(円)現地賃金・特徴
シンガポール約160〜180万円約25〜30万円最低賃金なし/インターン月S$1,000〜2,500
オーストラリア約100〜150万円約16〜25万円最低賃金A$24.95(2025年7月以降)と高水準
カナダ約100〜150万円約16〜25万円最低賃金は州により異なる(C$15〜17/h)
ニュージーランド約100〜140万円約16〜23万円最低賃金NZ$23.50(2025年4月以降)
韓国約60〜85万円約10〜14万円最低賃金10,320ウォン/h(2025年)
台湾約85〜130万円約14〜21万円最低賃金190 TWD/h相当
フランス約100〜150万円約16〜25万円最低賃金11.88€/h(2025年)/生活費高
ドイツ約100〜140万円約16〜23万円最低賃金12.82€/h(2025年)
※各国の費用目安はアルクの調査データから抜粋した6か月換算値(2026年4月時点)。各国の最新ビザ要件・賃金・為替は各国政府公式サイトでご確認ください。

シンガポールは家賃の高さが影響して月額・6か月総額ともに上位ですが、ワーホリ全体で見ると費用と現地収入の比率(生活費自給率)はオーストラリアのほうが優位です。

制度要件の比較(年齢・期間・定員)

シンガポールWHPは「年齢25歳上限」「6か月固定」「学生/卒業生限定」の3点で他国と異色の制度です。年齢・期間の制約が許容できるかが、最初の判断ポイントになります。

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年齢上限期間延長定員二国間協定
シンガポール18〜25歳6か月不可同時2,000人なし(MOM独自)
オーストラリア18〜30歳1年最大3年まで条件付き可なしあり
カナダ18〜30歳1年不可(同年齢で2回まで)年6,500人あり
ニュージーランド18〜30歳1年条件付き可なしあり
韓国18〜30歳1年不可年10,000人あり
台湾18〜30歳1年条件付き可年10,000人あり
フランス18〜30歳1年不可年1,800人あり
ドイツ18〜30歳1年不可なしあり
※2026年4月時点。各国の最新制度は各国政府公式サイトでご確認ください。

26歳以上の方や、1年以上の長期滞在を希望する方は、シンガポール以外を検討するのが現実的です。一方、大学在学中の若い世代で「短期に英語×ビジネス環境に飛び込みたい」方には、シンガポールは独自性の高い選択肢になります。

シンガポールが向いている人/向いていない人

シンガポールWHPは「短期キャリア投資」型の方に最適で、「長期滞在で稼ぎながら暮らす」型の方には不向きです。

向いている人向いていない人
英語×多民族ビジネス環境を短期で体験したい大学生1年以上の長期滞在を希望する方
卒業前の就活前にキャリア投資をしたい方現地収入で生活費を賄いたい方
東南アジアハブ拠点を体感したい方26歳以上の方
金融・IT・物流分野でキャリアを描く方節約最優先で渡航したい方

「向いていない」と判定された方には、オーストラリア/カナダ/韓国/台湾の一般的なワーホリが選択肢になります。年齢・期間・収入面でシンガポールより柔軟で、長期キャリア形成にも適しています。

アルクの留学エージェント比較 運営事務局のポイント

「シンガポールWHPの費用対効果を単純な金額で比較すると、オーストラリアやカナダに見劣りすることは事実です。ただ、英語×多民族ビジネス環境×アジアハブというシンガポール固有の経験価値は、他国では代替できません。就活を控えた大学生がこの環境で6か月のインターン経験を積むことは、コスト以上のリターンをキャリアにもたらすケースが多いと感じています。6か月という限られた期間だからこそ、渡航前に『この期間で何を得るか』を1〜2点に絞り込んで準備することが、満足度を大きく左右します。」

シンガポールの現地で稼げる金額と費用回収の現実

シンガポールの現地で稼げる金額と費用回収の現実

シンガポールWHPで稼げる金額は、有給インターンで月S$1,000〜2,500(約12.5万〜31.25万円)が目安です。一方、生活費は月S$2,000前後(約25万円)かかるため、収入だけで生活費を完全に賄うのは難しいのが実態です。ここからは、就労条件・月収目安・収支試算を順に解説します。

WHPの就労条件(最低賃金なし・職種制限)

シンガポールには国家最低賃金制度がなく、WHPにも最低給与要件はありません。一部の規制業種(医師・歯科医師・薬剤師・弁護士・建築士など)は登録要件を満たさないと就労不可で、風俗営業・公共安全に関わる業種も対象外です。

WHP保持者は同一雇用主のもとで6か月を超えて働けません(パス有効期間が6か月のため実質的に同義)。一方で副業・複数雇用は可能で、フリーランスや短期プロジェクトで複数収入を得るケースもあります。

最低賃金がない分、職種・業界・経験で時給に大きな開きがあります。WHPでの就労は「短期で完結」が前提のため、面接時に終了日を明確に伝え、引き継ぎ前提で受け入れてもらえる職場を選ぶことが重要です。

有給インターン月収の目安:S$1,000〜2,500

シンガポールでの有給インターン月収は、ポジションによりS$1,000〜2,500(約12.5万〜31.25万円)が目安です。金融・IT系は高め、ホスピタリティ系は低めの傾向があります。

  • 飲食店アルバイト時給:目安S$10〜15/時(業界相場)
  • 一般インターン:月S$1,000〜2,000
  • 金融・IT・物流系インターン:月S$2,000〜2,500以上

Singapore Global Network(経済開発庁傘下)のWHP紹介ページでも、月収レンジS$1,000〜3,000が目安として示されています。仕事探しは事前応募が原則で、現地到着後にゼロから始めると生活費の貯金切れリスクが大きくなります。

WHP出発前にLinkedInでの応募を始め、最低1〜2社の面接予定を確保してから渡航する方が、無収入期間を最小化できます。

「稼いで生活費を賄える」は限定的【現実の試算】

月収S$1,500(約18.75万円)の標準的なインターンでは、生活費S$2,000(約25万円)を約S$500(約6.25万円)下回り、月6万円程度の貯金取り崩しが発生します。

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試算ケース月収月生活費月収支
一般インターン×標準生活S$1,500S$2,000−S$500(−約6.25万円)
金融系インターン×節約生活S$2,500S$1,500+S$1,000(+約12.5万円)
飲食アルバイト×標準生活S$1,200S$2,000−S$800(−約10万円)
※1 SGD=125円(2026年4月時点)換算。金額は参考値です。

「稼いで完全自給」は金融・IT系の高給インターン×節約生活の組み合わせに限られます。一方、貯金を月10万円程度の取り崩しに抑えられるなら、6か月の追加負担は60万円以下で済み、無職滞在より大幅な節約効果があります。

「ワーホリで稼ぎ切る」より「短期キャリア投資の自己負担を半減する」という目線で計画すると、現実とのギャップが小さくなります。

シンガポールワーホリの費用を抑える5つの方法

シンガポールワーホリの費用を抑える5つの方法

シンガポールワーホリの費用を抑えるカギは、家賃・食費・通信費・航空券・保険の5領域での選択最適化です。いずれも個別の判断で月数千円〜数万円の差が生まれ、6か月で合計30〜60万円の節約が可能です。ここからは、5つの節約策を順に解説します。

宿泊費を抑える(コリビング・ユニットシェア活用)

家賃節約の最大の武器は、Weave Living等のコリビングと、郊外(Tampines/Jurong等)のユニットシェア活用です。中心部CBD(Central Business District)と郊外ではS$500〜1,000の家賃差が出ます。

家賃を月S$500抑えれば、6か月で約37.5万円の節約です。中心部の便利さを取るか、郊外+通勤30〜45分を許容するかで、ライフスタイルと予算のバランスを取りましょう。

食費はホーカー&自炊で月S$450以内に

ホーカー1食S$4〜7と自炊を組み合わせれば、食費は月S$450(約5.6万円)以内に抑えられます。ホーカーセンターは120か所以上あり、ローカル飯(チキンライス・ラクサ・ナシレマ)を毎日違う店で楽しめます。「日本食レストランを月1回のごほうび」にすれば、食費は東京と同程度に抑えられます

通信費はSIM-Onlyで月S$10〜

SIMBA/SingTel GOMO等のSIM-Onlyプランで、月S$10〜18の通信費に抑えられます。Prepaidの上書き購入よりも、月額契約のほうが結果的に割安です。

航空券はLCC+閑散期で半額に

Scoot/AirAsia X等のLCC+2〜3月/9〜11月の閑散期出発で、航空券は通常期の半額(約3.3〜5万円)に抑えられます。6か月の滞在期間を逆算し、IPA承認後すぐに購入できる準備をしておきましょう。

保険は補償カスタマイズで最適化

治療・救援費用は無制限を維持しつつ、不要オプション(携行品損害の高額設定など)を外せば、保険料は2〜5万円圧縮できます。AIG/東京海上/ジェイアイ各社のカスタマイズプランで、補償と保険料のバランスを取りましょう

WHP対象外だった場合の代替案

WHP対象外だった場合の代替案

シンガポールWHP対象外(26歳以上、対象大学に該当しないなど)の方には、Employment Pass、S Pass、他国ワーホリ、Student’s Passでの語学留学という4つの代替ルートがあります。各選択肢には費用・要件・期間の違いがあるため、自分の目的に合ったものを選びましょう。ここからは、代表的な3つの代替案を順に解説します。

26歳以上:Employment Pass/S Passを検討

26歳以上でシンガポール就労を目指す場合、Employment Pass(EP)またはS Passが現実的な選択肢です。

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ビザ最低給与申請手数料期間
EP(プロフェッショナル)月S$5,600以上(金融はS$6,200)S$105+発行料S$2252年(更新可)
S Pass(中級技能職)月S$3,300以上(金融はS$3,800)S$105+発行料S$100雇用主が申請
※2026年4月時点のMOM公表情報。最新はMOM公式(mom.gov.sg)でご確認ください。

EP・S Passは雇用主が申請者をスポンサーする形で、自己申請のWHPと違い「内定が出てから申請する」流れになります。

WHP対象外でも、シンガポールで働く選択肢は閉ざされていません。EPはシンガポール就労ビザの中核で、年齢制限なく申請可能です。

学生身分なし:他国ワーホリへの切替

大学生/卒業生でない方は、日本と二国間協定のある31か国・地域のワーホリを検討できます。オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・韓国・台湾・ドイツ・フランス等が選択肢です。

各国の年齢上限は18〜30歳が一般的で、シンガポール(25歳)より5歳若い世代まで参加可能です。期間も1年が標準で、現地での収入機会も多くなります。

短期で語学を学びたい:Student’s Passでの語学留学

シンガポールで短期語学留学をしたい方は、CPE(Committee for Private Education)認証の私立語学学校または大学付属コースを通じてStudent’s Passを取得できます。

  • 学費:週S$200〜400程度(学校により大きく異なる)
  • 就労:学外就労不可、週20時間以内の学業内アルバイトのみ可

「就労より語学+多文化体験を優先したい」方にはStudent’s Passが向いています。WHPと違い年齢制限がないため、26歳以上でも申請可能です。

シンガポールワーホリでエージェントを使うべきか

シンガポールワーホリでエージェントを使うべきか

シンガポールWHPは自己申請が可能ですが、書類英訳・現地住居探し・銀行口座開設などの負担を考えると、エージェント活用が有効な選択肢になります。エージェントを選ぶときは、JAOS(一般社団法人海外留学協議会)認定・J-CROSS(一般社団法人留学サービス審査機構)認証の有無を客観的な判断基準として活用しましょう。ここからは、自己申請の負担、認定エージェントの選び方、主要エージェントの対応状況の順に解説します。

自己申請も可能だが書類英訳・現地サポートは負担

WHPはMOM eServiceで完全オンライン申請が可能で、自己申請なら追加費用はパス発行料S$175のみです。ただし、書類準備・英訳・現地生活立ち上げまで含めると、実務負担は決して小さくありません。自己申請で発生する主な作業は次のとおりです。

  • 大学への英文書類発行依頼(在学証明書/成績証明書)
  • パスポート・学生証の英訳付き提出(学校認証付き翻訳)
  • IPA承認後3か月以内の渡航スケジューリング
  • 到着後の住居探し・銀行口座開設・SIM契約
  • 仕事探し(LinkedIn・JobsCentral・MyCareersFuture等)

就活と並行して準備する大学生・卒業生にとっては、これらの実務に費やす時間と心理的負担が無視できません。エージェントのサポート費用を「時間と安心への投資」として比較するのが現実的です。

JAOS/J-CROSS認定エージェントの選び方

エージェント選びでは、JAOS(一般社団法人海外留学協議会)正会員と、J-CROSS(一般社団法人留学サービス審査機構)認証の有無を最初の判断基準にしましょう。いずれも倫理基準・経営健全性・情報開示の客観指標として機能します。

JAOSは2025年時点で約39社が正会員として登録されており、業界の倫理規定を遵守しています。J-CROSSは留学サービス全般の品質を第三者として審査する機構です。判断ステップは次のとおりです。

  1. JAOS正会員リスト(jaos.or.jp)でエージェント名を確認
  2. J-CROSS認証事業者一覧(jcross.or.jp)で認証有無を確認
  3. シンガポールWHP対応の可否を直接問い合わせ
  4. サポート料金と内容(書類チェック/現地サポート/住居紹介)を見積依頼

JAOS未加盟のエージェントが必ずしも悪質ではありませんが、初めての海外留学で判断軸を持ちたい方は、認定エージェントから比較を始めるのが安心です。

主要エージェントのシンガポール対応状況

シンガポールWHP対応エージェントは少数ですが、JAOS正会員の留学ジャーナル等が取扱を公開しています。

エージェント名JAOSJ-CROSSシンガポールWHP対応
株式会社留学ジャーナル正会員※要確認○(シンガポール留学取扱あり)
株式会社DEOW(留学ワールド)正会員※要確認※要問い合わせ
留学タイムズ正会員※要確認※要問い合わせ
※2026年4月時点。最新の対応可否・サポート料金は各社公式サイトでご確認ください。

シンガポールWHPは自己申請の導線がMOM公式に整っているため、エージェントを使う場合は「書類チェック」「現地住居紹介」「ビザ以外の生活立ち上げ支援」など、自己申請では対応しきれない領域での価値を見極めて選びましょう。

シンガポールワーホリの費用についてよくある質問

シンガポールワーホリの費用についてよくある質問

ここからは、シンガポールワーホリの費用について読者から特に多い10の質問にお答えします。それぞれ「結論→理由→具体例」の三層構造で簡潔に整理します。

Q1. シンガポールワーホリの費用は他国より高い?

A. 6か月総額で約160〜180万円のシンガポールは、オーストラリア・カナダの6か月相当(100〜150万円)よりやや高め、韓国・台湾と比べると2〜3倍の水準です。

主な要因は家賃の高さです。シンガポールの中心部家賃(コンドStudio)は東京の人気エリア以上の水準で、ユニットシェアでも月S$1,200〜2,500(約15万〜31万円)が相場です。

具体的には、節約パターン(ユニットシェアコモン+自炊)でも6か月90〜100万円が下限となり、これは韓国ワーホリ1年の総費用とほぼ同等です。

Q2. 月S$1,000の収入で生活できる?

A. シェア生活+自炊なら最低限可能ですが、貯金の取り崩しは避けられません。

シンガポールの最低生活費はS$1,500前後(約18.75万円)で、月S$1,000の収入では月S$500(約6.25万円)の赤字が出ます。

具体的には、ユニットシェアのコモンルーム(月S$700)+自炊中心(月S$450)+交通通信娯楽(月S$300)で合計S$1,450となり、月S$450の取り崩しが必要です。「収入でゼロ赤字」を目指すなら、金融・IT系インターン(月S$2,000〜2,500)の確保が現実的なラインです。

Q3. 26歳でも申請できる方法はある?

A. 26歳以上はWHP対象外ですが、Employment Pass(EP)/S Pass、または他国ワーホリへの切替で代替できます。

EPは月給S$5,600以上(金融はS$6,200)の専門職向けビザで、年齢制限はありません。S Passは月給S$3,300以上の中級技能職向けです。

具体的には、シンガポールのIT・金融分野での採用が決まればEP申請が現実的な選択肢になります。シンガポール就労にこだわらない場合は、オーストラリア・カナダ・韓国などの一般ワーホリ(年齢上限30歳)が選択肢になります。

Q4. WHPは延長や再申請できる?

A. WHPは延長不可(Renewable: No)ですが、前回保有から12か月経過後にのみ再申請可能です。

MOM公式の規定で、滞在期間6か月は固定、延長申請の制度自体が存在しません。ただし、年齢条件(25歳以下)を満たす範囲で複数回申請が可能です。

具体的には、22歳でWHP取得→6か月滞在→帰国→翌年(23歳)で再申請、というパターンも理論上は可能ですが、定員2,000人の枠取りで承認されるかは時期によります。

Q5. 申請は自己申請とエージェント経由のどちらが安い?

A. 純粋な費用だけ比較すると自己申請(パス発行料S$175のみ)が最安ですが、書類英訳と現地サポートの労力を金額換算するとエージェント経由のほうが結果的に得なケースもあります。

エージェント経由は5万〜30万円のサポート料が追加で発生しますが、現地住居紹介・書類チェック・トラブル対応まで含まれます。

具体的には、就活と並行して準備する大学生・卒業生で、住居や仕事の手配に不安がある方は、JAOS/J-CROSS認定エージェントに見積もりを取って比較する価値があります。

Q6. 6か月以内で稼ぎ切るにはどうすればいい?

A. 金融・IT系インターン(月S$2,000〜2,500)を確保し、宿泊費を月S$1,000以内に抑えるのが基本戦略です。

シンガポールでの高給ポジションは事前応募が前提で、現地到着後にゼロから探すと無収入期間が1〜2か月発生し、貯金の取り崩しが大きくなります。

具体的には、収入S$2,500−生活費S$2,000=月S$500(約6.25万円)の貯蓄を6か月続ければ、約37.5万円のプラス収支が見込めます。これは渡航前一括費用(約25〜35万円)を回収できる水準です。

Q7. 保険は必須?シンガポールの医療費はどれくらい?

A. MOMの法的義務はありませんが、シンガポールの医療費は日本の2〜3倍と高額なため、事実上必須です。

外国人にはシンガポール政府の医療補助がなく、救急受診1回でS$200〜(約2.5万円〜)、入院・手術になるとS$5,000〜10,000(約62.5万〜125万円)も珍しくありません。

具体的には、AIG/東京海上/ジェイアイ各社の6か月プランで15〜25万円が相場で、治療・救援費用無制限と賠償責任1億円以上を最低条件として選びましょう。

Q8. 為替変動で費用はどれくらい変わる?

A. 1SGD=125円基準で総額160万円のプランは、1SGD=140円なら約180万円(+12%)、1SGD=110円なら約140万円(−12%)に変動します。

シンガポールドル円の為替は2025〜2026年で+15%以上の変動実績があり、為替リスクは小さくありません。

具体的には、渡航準備時には現状レートに加えて±15%のバッファーを持っておくと、急な円安局面でも資金が枯渇しません。SGD建ての貯金口座を活用するのも一案です。

Q9. パス取得後、職を見つけられなかったらどうする?

A. 求職期間中の収入はゼロのため、最低でも60万円程度の追加バッファーを準備しておきましょう。

WHPは6か月固定のため、無職期間が長引くほど期間中の有給機会が減ります。

具体的には、標準パターン(6か月160〜180万円)に対して初月無収入+現地家賃発生で月25万円の追加負担が見込まれます。出発前にLinkedIn等で1〜2社の面接予定を確保しておくと、リスクを大きく減らせます。

Q10. 学生寮は使える?

A. NUS(シンガポール国立大学)/NTU(南洋理工大学)等の学生寮は、原則として正規学生のみ利用可能で、WHP保持者は利用できません。

WHP向けの公式学生寮制度は存在せず、住居は民間の賃貸市場で確保する必要があります。

具体的には、Weave Living等のコリビング(月S$1,200〜2,000)やユニットシェア(月S$600〜2,500)が代替選択肢です。家具・インターネット・コミュニティイベント込みで、留学生・WHP保持者向けの短期契約に対応しています。

アルクの留学エージェント比較 運営事務局のポイント

「シンガポールWHPの費用計画で押さえてほしいポイントが3つあります。第一に、渡航前に最低150万円の貯金を確保すること。第二に、6か月の総額の半分近くを左右する住居選びに最も時間をかけること。第三に、『稼いで生活費を賄う』という発想より、『短期キャリア投資として持ち出しを最小化する』という発想で計画を立てることです。この3点を事前に整理しておくだけで、現地での焦りや予算オーバーのリスクは大きく下がります。」

まとめ:シンガポールワーホリ費用は「短期集中型」の覚悟で

シンガポールワーホリ(WHP)の費用は、月額約25〜30万円・6か月総額約160〜180万円が標準です。家賃が総額の約半分を占めるため、住居選びが成否を分けます。最後に、本記事の要点と次のステップを整理します。

  1. 6か月総額は標準160〜180万円:節約90〜100万円、ゆとり300万円〜の3パターンで予算化
  2. 家賃が総額を決める:月S$700→S$1,500の差で6か月60万円の節約/浪費が発生
  3. 対象外なら代替ルートあり:26歳以上はEP/S Pass、学生身分なしは他国ワーホリへ

短期集中型のシンガポールWHPは、就活前のキャリア投資として独自の価値があります。「金額」だけでなく「経験価値」とのバランスで意思決定しましょう。

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この記事を書いた人

留学に意欲を持つすべての方が、自信を持って留学をスタートできるよう、中立的な立場から各エージェントの詳細な情報を提供しています。実際に受講された方の声や、カリキュラム内容、サポート体制、料金体系などを徹底的に調査し、分かりやすく比較・解説しています。