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プロが薦める勉強法 File#12 佐藤芳明さん(2)

プロが薦める勉強法 カリスマ講師陣が惜しみなく公開
File#12 語彙・文法  佐藤芳明さん

  土台となる基本語力を身に付けよう 佐藤芳明さん

コア・イメージを使って学んでいくと基本語をより深いレベルで理解できることが分かってきた。
「コア・イメージによって、基本語を理解し基本語のさまざまな語義や用例を使い分け、使い切っていく。これこそが本来最初に目指すべき英語力だと思います。実際基本語を500語マスターしたら、通常の現象はほとんど英語で表現できるはずですよ」と佐藤先生。

あるリサーチによると、ハリウッド映画のセリフの単語のほとんどが、2000語程度の基本語彙でカバーされていたとか。「ネイティブ・スピーカーは、別に難しい単語をわざわざ使って文を作っているのではないんですね。基本的な言葉を上手に組み合わせ、使い分け、さまざまな現象を表現しています

用例が広いだけに、一朝一夕に習得するのは難しい基本語だが、それらはすでに顔なじみの単語ばかり。辞書や参考書をバラバラに丸暗記してしまった基本語の訳語や用例をコア・イメージの下にもう一度とらえ直していけばいい。

それには、まずコア・イメージを扱った書籍や辞書を使って基本語のコアのイメージを把握し、さらに実際の英語表現としてそれがどう使われているかを知って、基本語それぞれの全体像を理解していく。次に、エクササイズや用例を通して、しっかり基本語のコア・イメージを体に染み込ませていくことが大切だ。洋書や英字新聞の中に登場する基本語をチェックしてコア・イメージが実際にどのように使われているか自ら確かめながら読んでいくのもよい練習になるという。

「今日は be の使われ方をクローズアップしてみようとか、in は空間内にあることを示し、on は接触していることを示しているかなどテーマを決めてコア・イメージを検証しながら読んでいくと、ぐんと基本語への理解が深まるでしょう」

それにしても、印象的なのは基本語について語る佐藤先生の幸せそうな顔である。まるで親友の話をするように基本語について語る佐藤先生。これくらい基本単語と仲良くなれば、英語表現も思いのままになるということなのだろう。

「英語の勉強というと、どうしてもたくさんの語彙を覚えるといったほうに行きがちですが、その前に大切なのは基本語のマスター。一見、遠回りをしているようですが、しっかりした英語力の土台を作るためには、実はこちらのほうが近道なんです

基本語力なくして英語力なし、そして基本語力をつけるにはコア・イメージを使え! 佐藤先生が英語学習者に贈るメッセージだ。

be動詞のコア・イメージとは?
be動詞のコア・イメージは「ある領域にあること」。X be Yは、「XがYという場にある、いる」ことを示す。さらにそのイメージを発展させ「XがYという状態にある」ことを示す。

● I am here. (私はここにいます)

物理的な場にいる

● I am fine. (私は元気です)

「元気」という状態の領域にいる

● I am a student.(私は学生です)

学生という集合体の一員である

● I am studying English now.(今、英語を勉強中です)

studying Englishという動作の状態の中にいる→「現在進行中の動作」となる

● I am pleased to meet you.(あなたにお目にかかれてうれしいです)

→ "pleased to meet you” な状態に今いる

● I am about to leave for school.(学校へ出発するところです)

→ aboutのコア・イメージは「対象となるあたり」。つまり to leave for school(学校へ出発する)という動作の「あたり」に「ある」→「そろそろ学校へ出発するところ」となる。






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