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プロが薦める勉強法 File#13 柴原智幸さん(2)

プロが薦める勉強法 カリスマ講師陣が惜しみなく公開
File#13 英語トレーニング法  柴原智幸さん

  とことん利用し尽くすことによって成果が出る 柴原智幸さん

「学習熱心な人によく見られるのですが、学習法をアドバイスして、数カ月後に『どうだった?』と聞いてみると、あまり効果が見られないと言う。どれくらい続けたのか聞くと、ほんの2、3週間だったりするんですよね」。柴原先生によると、英語学習者の多くが、効果的な学習法を手に入れたことで満足してしまい、十分に実践しないままに終わってしまっている。

学習法はあくまで手段にすぎないので、『これでなければいけない』というものはありません。どんな方法・教材でも、それをとことん利用し尽くすことによって、成果が出るのです。オバマ大統領の就任演説という素材だけでも、リピーティングやシャドーイングなどさまざまな角度から、何カ月間も学習・練習することができます」

ちなみに、オバマの英語で練習する利点は、発音がニュートラルで格調高い英語なのはもちろん、そのパワフルさに触れられることだという。「世界同時不況という苦しい状況の中で就任しましたが『大丈夫、何とかなる』などという楽観的なことばかりは口にしません。『確かに今は苦しい。でも、皆でこれを乗り越えよう』と、正面から訴えかけてくる。その力強さに皆心打たれるんですね」

  自分の興味を確かめるには?

トレーニングに使う素材を選ぶポイントは、きちんとした英語であることのほかに、何かあるのだろうか。「学習を継続するにはモチベーションの維持が欠かせないので、自分が興味を持てるテーマのものを素材とすることが大切です。例えば、私は趣味が飛行機。数字の話は苦手なのですが、飛行機のことであれば、仕様やデータなど、分からないなりにも一生懸命目を通します。英語でもそれが大事で、面白く読んだり聞いたりできること、『今の言い方カッコよかったな、今度マネしてみようかな』などと思いながら学習できることが大切なのです

大学の授業では、日本語の新聞でいいので毎日読み、興味のある記事を1日1つ切り抜いて取っておくことを勧めているそうだ。2、3週間後にその記事を並べてみると、自分の興味の対象が浮かんでくる。

先生自身は「読書ノート」を作り、本や新聞、雑誌などの気になる個所を、書き写したり、切り張りしたりしている。「授業で使えることもあるし、通訳の仕事をしている時に役立つこともあります」

この4月から、神田外語大学の英米語学科「通訳・翻訳課程」で、本格的に通訳者・翻訳者の卵たちを養成することになった。「シャドーイングなどは、通訳者の訓練に役立つだけでなく、集中力を高める効果もあります。これからも、通訳トレーニングの手法をうまく授業に取り入れて、その成果をまた英語教育全体に還元していきたいと思っています」


9ステップで「オバマの英語」にチャレンジ!
『オバマの英語 徹底トレーニングブック』の学習法を紹介。

【オバマ大統領の就任演説より】

My fellow citizens: // I stand here today / humbled by the task before us, / grateful for the trust you have bestowed, / mindful of the sacrifices borne by our ancestors.// I thank President Bush for his service to our nation, / as well as the generosity and cooperation he has shown / throughout this transition. //

【訳】

国民の皆さん// 私は今日ここに立ち / 目の前の課題を厳粛に受け止めています。/ 皆さんが寄せてくださった信頼に感謝します。/ また、先祖が耐え忍んだ犠牲も忘れてはいません。// ブッシュ大統領、今までアメリカのためにご尽力いただき、ありがとうございました。 / また大統領は、寛大さと協調性を示してくださいました。 / この政権交代の期間の間ずっとです。 //


step 1 【リスニング】
音の高低やつながりにも注意。

step 2 【リピーティング】
意味の固まり(英文中のスラッシュで区切られた部分)ごとに繰り返す。

step 3 【シャドーイングA】
音声を聞きながら聞こえてきた英語を即口に出す。

step 4 【音読A】
音声を参考に、自分でできるだけ忠実に再生する。

step 5 【区切り聞き通訳】
意味の固まりごとに音を止め、意味を言ってみる。

step 6 【シャドーイングB】
訳文を読み、意味を把握した上で行う。

step 7 【音読B】
訳文を読み、意味を把握した上で行う。

step 8 【オーバーラップ】
英語の音声にピッタリ合わせて言う。

step 9 【Repeat & Look Up】
1文ごとにリピートした後、文字から目を離して暗唱する。

※1つのステップを納得いくまで繰り返すのが理想。






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