【2026年最新】土地家屋調査士の通信講座おすすめ5選|合格率・費用・口コミで徹底比較

土地家屋調査士 通信講座

【編集部より|2026年10月21日 更新】
▪️令和8年度(2026年度)の筆記試験が10月18日に終わったため、各社の受講料を2027年合格目標のコースに入れ替えました。
▪️東京法経学院の学費39%オフは2026年10月末までです(11月期の本科+実戦答練パックは486,200円→296,582円)。
▪️早稲田法科専門学院の2027年受験 年内早期割引を反映しました(オンライン講座受講139,150円→77,000円ほか・2026年12月25日まで)。

土地家屋調査士の通信講座で最初に検討したいのはアガルートです。

合格率60.04%(令和7年度)と、合格時に受講料の税抜価格分が戻る合格特典があり、同じ金額を払ったときに返ってくるものが最も大きい講座です。

ただし、答練の量を重視するなら東京法経学院、測量士補とセットで通学も使うならLEC、初期費用を抑えるなら早稲田法科専門学院と、重視する軸によって答えは変わります。

令和8年度(2026年度)の筆記試験は2026年10月18日に終わり、各社の販売はすでに2027年合格目標が主力です。

本記事の受講料も2027年合格目標で揃えていますが、日建学院だけは2026年合格目標の価格です(2027年度の案内は10月下旬頃の予定)。

主要5社を合格実績・費用・記述式対策・サポート体制の4軸で比較し、さらに費用の安い順、記述式・答練、学習経験者向け、通学、教育訓練給付金、測量士補ルートを章ごとに分けて整理しました。

編集部

【編集部より】合格の数値を公表しているのはアガルートと東京法経学院の2社だけで、その60.04%と63.2%も別種の数字です。前者は受講生の合格率、後者は令和7年度の合格者489名中309名を輩出したという占有率で、分母が違います。

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この記事の監修者

監修者 徳永浩光の顔写真

徳永 浩光
国家資格キャリアコンサルタント(登録番号:21028809)
大手から中小企業まで規模を問わず、キャリア支援制度の導入・人材教育・個人の相談業務に従事。「計画的偶発性理論」を重視したキャリア形成支援を行うほか、資格・教育分野の専門サイト監修を多数担当。企業研修や教育実務、ウェブメディア運営の知見を活かして情報発信しています。

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目次

土地家屋調査士の通信講座おすすめ5選|主要5社を比較

土地家屋調査士の通信講座おすすめ5選|主要5社を比較

土地家屋調査士の通信講座を提供する主要5社は、アガルート・LEC・東京法経学院・早稲田法科専門学院・日建学院です。

受講料は2万円台の入門講座から49万円台のフルパックまで開きがあり、合格実績を公表しているのは2社だけです。

まず結論として目的別の3社を示し、続けて5社の総合比較表、そのあと1社ずつの詳細という順で並べます。

まず結論|目的別のおすすめ3社

重視する軸ごとに、最初に資料を取り寄せる3社を挙げます。

料金と実績の数字は下の総合比較表に集約しているので、ここでは選ぶ理由だけを示します。

重視する軸講座選ぶ理由
合格率とコスパアガルート合格率60.04%(令和7年度)。合格すれば受講料の税抜価格分が返る。[中山式]複素数計算で記述式の計算が速くなる
答練の量と添削東京法経学院令和7年度試験の合格者489名中309名を輩出(合格占有率63.2%)。合格直結答練21回+ハイレベル答練6回
測量士補とのセットと通学LECW合格コースに通学・通信の両方がある。教育訓練給付金の指定コースが3つで5社中もっとも多い

アガルートを最初に挙げる理由は、合格率60.04%が全国平均(令和7年度10.14%)の約6倍という点に加えて、合格時に受講料の税抜価格分が返金される制度があるためです。

ただし返金の対象は入門・中上級・上級・ダブル合格の各カリキュラムのフルに限られ、戻るのは税抜価格から源泉所得税を差し引いた額です。

ライトと入門総合講義の単体は対象外なので、返金を前提に選ぶなら申し込むコースを間違えないようにしてください。

まずは無料体験や資料請求で、テキストの見やすさと講師の話し方を確かめるところから始めるのが確実です。

\コスパ良く合格を目指せる!/

アガルート|合格率60.04%と合格全額返金(162,800円〜)

アガルートの土地家屋調査士講座の料金と合格率

アガルートは、令和7年度の受講生合格率60.04%を公表している唯一の講座です。

全国平均10.14%の約6倍にあたります。

項目内容
入門総合講義162,800円
入門カリキュラム(ライト/フル)327,800円/437,800円
ダブル合格カリキュラム(ライト/フル)382,800円/492,800円 ※測量士補セット
中上級カリキュラム(ライト/フル)327,800円/437,800円 ※学習経験者向け
上級カリキュラム(ライト/フル)283,800円/393,800円 ※学習経験者向け
合格率60.04%(令和7年度)
合格特典全額返金(税抜価格分)またはお祝い金。対象は入門/中上級/上級/ダブル合格の各カリキュラムのフルのみで、ライトと入門総合講義の単体は対象外
講師中山祐介講師(土地家屋調査士試験全国1位合格)
サポート質問対応(回数制限あり)・月1回ホームルーム
教育訓練給付金対象外

料金はすべて2027年合格目標・税込です。

アガルートが選ばれる理由
  • 合格率60.04%:全国平均の約6倍。5年連続で全国1位合格者を輩出
  • [中山式]複素数計算:X座標とY座標をひとつの数値として処理する解法で、記述式の計算スピードが上がる
  • 合格全額返金:合格通知書・記述式の開示請求答案・合格体験記の提出とインタビュー出演で、受講料の税抜価格分が返金(源泉所得税を控除した残額)

講義は1講義30分前後で設計されており、通勤時間や昼休みに区切って進められます。

注意点は2つあります。

教育訓練給付金の対象外であることと、質問回数に上限があることです。

給付金を使いたい人はLEC・東京法経学院・日建学院のいずれかになります(詳しくは給付金の章)。

\中山式複素数計算で合格を目指せる!/

LEC東京リーガルマインド|給付金の指定コースが5社で最多(264,000円〜)

LEC東京リーガルマインドの土地家屋調査士講座の料金とコース構成

LEC東京リーガルマインドは、教育訓練給付金の指定コースを3つ持ち、5社のなかで最も多い講座です。

合格コースとW合格コースの両方に通学と通信があり、受講形態の選択肢が5社で最も広くなっています。

項目内容
土地家屋調査士合格コース(通信/通学)319,000円/374,000円
同【民法既習者向け】(通信/通学)264,000円/319,000円
土地家屋調査士&測量士補W合格コース(通信/通学)385,000円/440,000円
同【民法既習者向け】(通信/通学)330,000円/385,000円
インプット完成講座325,600円〜
はじめての土地家屋調査士(通信:一括)20,900円〜
講師木村真弓講師
サポート教えてチューター・月1回進捗メール
教育訓練給付金対象(一般教育訓練給付・受講料の20%/上限10万円)。指定は土地家屋調査士合格コース〈通学〉〈通信〉とW合格コース〈通信〉の3講座で、民法既習者向けコースは対象外

料金はすべて2027年合格目標・税込です。

「〜」が付くコースは、受講形態やオプションの組み合わせで上がります。

LECの強み
  • 通学と通信を同じコースで選べる:合格コースとW合格コースの両方に通学がある(日建学院も本科・答練が通学とWebで同額)
  • 給付金の指定が3コース:一般教育訓練給付の指定講座が5社で最多。合格コース(通信)319,000円なら20%の63,800円が戻る
  • 民法既習者向けという選択肢:法律系資格の学習経験がある人は、合格コースで55,000円安く始められる(319,000円→264,000円)。ただし給付金の指定からは外れる
  • 20,900円から試せる:「はじめての土地家屋調査士」で、本コースに入る前に試験の全体像をつかめる

注意点は、民法既習者向けコースを選ぶと給付金の対象から外れることです。

55,000円安い264,000円と、給付金で63,800円が戻る319,000円(実質255,200円)を比べると差は8,800円で、受給資格があるなら通常コースのほうがわずかに安くなります。

\教育訓練給付金対象!/

東京法経学院|合格占有率63.2%と答練の量(152,600円〜)

東京法経学院の土地家屋調査士講座の料金と合格占有率

東京法経学院は1961年創業の老舗校で(1967年に東京法経学院へ改称)、令和7年度試験の合格者489名中309名を輩出しています(合格占有率63.2%)。

合格直結答練21回とハイレベル答練6回という演習量が特徴です。

項目内容
新・最短合格講座2027 基礎力総合編【E】152,600円
同 総合コース【C】(基礎力総合編+合格直結答練21回)273,700円
同 総合コース【A1】(【C】+ハイレベル答練6回)304,500円
同 総合コース【B1】(答練を通学で受ける)314,200円
本科2027+実戦答練2027 パックコース(11月期)486,200円 →(10月末まで学費39%オフ)296,582円
本科2027(基本講義のみ)354,200円 →(同)216,062円
合格占有率63.2%(令和7年度試験の合格者489名中309名を輩出)
合格お祝い金【A1】は全額返金、【A2】は5万円返金(割引学費で申し込んだ場合)
サポート添削指導・答練は通信/通学を選択可
教育訓練給付金対象(一般20%・上限10万円)。指定は合格直結答練〈通信制・訓練期間6ヵ月〉と実戦答練〈通学〉の2講座のみで、新・最短合格講座と本科は対象外

料金はすべて2027年合格目標・税込です。

いまから始めるなら、本科は11月期の実戦答練とのパックコースが該当します。

東京法経学院の強み
  • 合格占有率63.2%:令和7年度試験の合格者489名中309名を輩出
  • 答練の量:合格直結答練21回+ハイレベル答練6回。本試験に近い問題で記述式の実戦量を積める
  • 答練だけ通学にできる:講義は通信、答練は会場という組み合わせが選べる(【B1】【B2】【D】)
  • 答練が給付金の対象:合格直結答練(通信制・6ヵ月)が一般教育訓練給付の指定講座

一方で、テキストは白黒中心で図が少なめという声があり、スマホでの学習環境はアガルートほど整備されていません。

\合格占有率63.2%!/

早稲田法科専門学院|5社で最も安い入門コース(128,150円〜)

早稲田法科専門学院の土地家屋調査士講座の料金と特徴

早稲田法科専門学院は1960年から土地家屋調査士の指導を続けている老舗校で、主要5社のなかで入門コースの受講料がもっとも安い講座です。

項目内容
入門総合ビデオコース(DVD講座受講)128,150円 →(2027年受験 年内早期割引)87,000円
入門総合ビデオコース(オンライン講座受講)139,150円 →(同)77,000円
調査士総合Aパーフェクトコース352,000円 →(同)242,000円
早期割引の期限2026年12月25日まで
サポートFAX(質問票送付)での質問対応、書式の添削指導
書式作成用具入門総合ビデオコースには含まれない。「書式作成用具5点セット」11,583円を別途購入(三角定規1,980円・コンパス660円・全円分度器990円・関数電卓3,300円の単品もあり)
教育訓練給付金対象外

料金は税込です。

DVD受講の通常価格128,150円も、オンライン受講の早期割引後77,000円も、5社の入門コースでは最も安い水準です。

ただし書式の道具が含まれないので、11,583円を足して比べてください。

早稲田法科専門学院の強み
  • 5社で最安:入門総合ビデオコースはDVD受講128,150円(早期割引で87,000円)、オンライン受講139,150円(同77,000円)。どちらも2番目に安い東京法経学院の基礎力総合編152,600円を下回る
  • 答練・書式の単科が揃う:書式実力養成コース58,300円から、講義とは別に演習だけを足せる
  • 書式の添削指導:ベテラン講師が記述式の答案を個別に見る。書式実力養成コース(58,300円)や答練だけを足すこともできる

注意点は、合格率や合格者数といった実績データを公表していないことです。

実績の裏づけを重視するならアガルートか東京法経学院、費用を最優先するならこの講座、という切り分けになります。

\業界最安値クラス!/

日建学院|通学の本科コースが給付金の指定講座(本科451,000円/答練231,000円)

日建学院の土地家屋調査士講座の料金と受講スタイル

日建学院は全国に校舎を持ち、通学の本科コースが教育訓練給付金の指定講座になっています。

答練だけを切り出した231,000円のコースがあるのも特徴です。

項目内容
本科コース(通学)451,000円
本科Webコース451,000円
答練コース(通学)231,000円 ※学習経験者向け
答練Webコース231,000円 ※学習経験者向け
本科Webサポート(オプション)33,000円
サポート全国の校舎で対応、受講生専用ページから質問
教育訓練給付金対象(一般20%)。指定は本科コース〈通学/訓練期間10ヶ月〉のみで、直営校での申込に限られる(給付金の章)

料金は税込です。

日建学院の強み
  • 通学の本科が給付金の対象:厚生労働大臣の指定講座(訓練期間10ヶ月)。20%が戻って実質360,800円になる
  • 答練だけを231,000円で取れる:講義はほかで受け、演習だけ足したい学習経験者向け
  • 全国に校舎:自宅だと集中できない人の受け皿になる

注意したいのは対象の絞り込みです。

給付金が使えるのは通学講座のみで、同額・同内容の本科Webコースは対象外です。

さらに、実施しているのは日建学院の直営校だけで、認定校・公認スクールでは利用できません。

直営校でも実施していない校舎があるため、申込先に先に確認してください。

一方、本科コースは5社で最も高く、通学が前提の設計です。

直営校が近くにない場合は選びにくくなります。

\全国に校舎!/

5講座の総合比較表(12項目)

5社の違いを12項目で一覧にしました。

記述式対策・測量士補セット・サポートの各表はこの1つにまとめているので、ここだけ見れば横並びで比較できます。

項目アガルートLEC東京法経学院早稲田法科日建学院
料金(税込)162,800円〜20,900円〜(初学者向けの合格コースは319,000円)152,600円〜128,150円〜231,000円〜(初学者向けの本科は451,000円)
合格実績合格率60.04%非公表占有率63.2%非公表非公表
記述式対策中山講師の講義で複素数計算の解法を扱う木村講師の講義+計算特訓・申請書マスターの単科合格直結答練+書式添削書式実力養成コース(58,300円)と答練で添削全86回で作図・計算を反復
答練・模試カリキュラムに含まれる(2027年目標の単科は未掲出)計算特訓/申請書マスター/スーパー特訓の単科合格直結答練21回+ハイレベル答練6回全国答案練習・パーフェクト全国答案練習ほか本科・答練コースに含まれる
測量士補セットあり(382,800円〜)あり(385,000円〜)あり(超短期合格講座パック)なしなし
学習経験者向けコース中上級/上級カリキュラム民法既習者向け・インプット完成講座・スーパー特訓法規専門科2027本試験パーフェクト合格コース答練コース(231,000円)
通学なしあり(合格コース・W合格コース)あり(本科2027/答練も通学可)なしあり(本科コース)
合格特典全額返金(税抜分)orお祝い金3〜5万円なし全額返金または5万円返金なしなし
質問対応講師が回答(回数制限あり)教えてチューターありFAX・メール受講生専用ページ
添削指導なしあり丁寧なコメント付き書式の添削ありあり
教育訓練給付金対象外対象(3コース)対象(答練2講座)対象外対象(本科通学のみ)
スマホ学習◎○△△△

合格特典のある2社と給付金が使える3社は重なりません。

アガルートと東京法経学院は「合格したら戻る」、LECと日建学院は「受けただけで戻る」という性質の違いがあります。

各社をさらに詳しく知りたい場合は、アガルートの土地家屋調査士講座、LECの土地家屋調査士講座、東京法経学院の土地家屋調査士講座、日建学院の土地家屋調査士講座の記事で、コース構成と受講者の声を個別に扱っています。

※料金は各社公式サイトを基に作成。

税込表記です。

アガルート・LEC・東京法経学院・早稲田法科専門学院は2027年合格目標、日建学院は2026年合格目標の受講料です(日建学院の2027年度は10月下旬頃の案内予定)。

費用で選ぶ|受講料の安い順と合格までの総額

土地家屋調査士の通信講座の受講料の安い順と合格までの総額

土地家屋調査士の通信講座は、初学者向けの最安が128,150円、最高が492,800円で約4倍の開き。

ただし安い順に並ぶのは「講義だけ」のコースで、答練を含めると順番が変わります。

下の表には比較のため通学講座も混ぜています。

通学のものには「通学」と付けました。

初学者向けコースの安い順(講義のみ)

初学者が最初に申し込むコースを、各社の最安値で並べると次のようになります。

比較のため通学講座も入れ、該当するものには「通学講座」と付けました。

順講座・コース受講料(税込)答練
1早稲田法科専門学院 入門総合ビデオコース(DVD受講)128,150円 → 87,000円
※2026年12月25日まで
なし
2東京法経学院 新・最短合格講座2027 基礎力総合編【E】152,600円なし
3アガルート 入門総合講義162,800円なし
4東京法経学院 本科2027(基本講義のみ・通学講座)354,200円 → 216,062円
※2026年10月末まで
なし
5LEC 土地家屋調査士合格コース【通信】319,000円カリキュラムに演習を含む
6日建学院 本科Webコース(2026年合格目標)451,000円全86回のカリキュラムに演習を含む

1位から3位までは講義だけのコースです。

土地家屋調査士試験は記述式で基準点を下回ると不合格になるため、ここに答練を足す前提で予算を組むほうが現実的です。

編集部

【編集部より】上位3つは講義だけのコースです。記述式は書式で基準点を下回ると不合格になるため、ここに答練を足す前提で予算を組まないと、あとから数万円から十数万円を追加することになります。

答練まで含めた安い順

講義と答練がセットになったコースで並べ直すと、順位は次のように変わります。

順講座・コース受講料(税込)含まれる演習
1早稲田法科専門学院 調査士総合Aパーフェクトコース352,000円 → 242,000円
※2026年12月25日まで
書式の添削指導
2東京法経学院 新・最短合格講座2027 総合コース【C】273,700円合格直結答練21回
3東京法経学院 本科2027+実戦答練2027 パックコース(11月期・通学講座)486,200円 → 296,582円
※2026年10月末まで
実戦答練
4東京法経学院 新・最短合格講座2027 総合コース【A1】304,500円合格直結答練21回+ハイレベル答練6回
5LEC 土地家屋調査士合格コース【通信】319,000円カリキュラムに演習を含む
6アガルート 入門カリキュラム/ライト327,800円カリキュラムに演習を含む
7日建学院 本科Webコース(2026年合格目標)451,000円全86回のカリキュラムに演習を含む

答練込みで見ると東京法経学院が上位を占めます。

演習量あたりの単価でいえば、合格直結答練21回が付く273,700円の【C】が5社でもっとも割安です。

なお、アガルートの入門カリキュラム/フル(437,800円)と東京法経学院の【A1】(304,500円)は合格時に受講料が返る制度があるため、合格した場合の実質負担はこの表の順位と逆転します。

詳しくは給付金と合格特典の章を見てください。

合格までにかかる総額の目安

受講料のほかに、測量士補対策・補助教材・受験料がかかります。

項目費用の目安
通信講座(本体)128,150〜492,800円(早期割引なら77,000円〜)
測量士補対策(別途取る場合)43,600〜88,000円
市販テキスト・過去問集(補助教材)5,000〜15,000円
受験料8,300円
他校の答練(任意)48,400〜231,000円
合計の目安約14万〜79万円
※上限は、測量士補を含まない通信講座の最高額451,000円に残り全部を足したときの目安。W合格コース(測量士補込み・最高492,800円)を選ぶ場合は「測量士補対策」の行を足さない

測量士補とのW合格コースを選べば別途の対策費が不要になるため、総額ではセットコースのほうが安く収まることがあります(測量士補ルートの章)。

受験料8,300円は収入印紙で納付します。

\合格すれば受講料が戻る!/

失敗しない選び方|5つのチェックポイント

土地家屋調査士の通信講座の選び方5つのチェックポイント

土地家屋調査士の通信講座は最低でも12万円台、本コースなら20万〜45万円の買い物です。

次の5点を確認すれば、申し込んだあとの「思っていたものと違う」を避けられます。

各ポイントは章を分けて詳しく扱っているので、気になるものから読んでください。

通信講座の選び方|5つのチェックポイント
  • ①合格実績の数字が何を指しているか:合格率と合格占有率は別物。公表しているのは2社だけ(この章の下で解説)
  • ②記述式・答練が足りているか:択一で合格点を取っても書式で基準点を下回れば不合格(記述式・答練の章)
  • ③学習経験者なら専用コースがあるか:初学者向けを買い直すと数十万円の無駄になる(学習経験者向けの章)
  • ④通学を併用できるか:自宅で続かない人は通学の有無で絞り込む(通学の章)
  • ⑤給付金か合格特典が使えるか:受講料の20%が戻る制度と、合格時に全額戻る制度がある(給付金・合格特典の章)

このうち①だけは章を分けていないので、ここで触れます。

合格実績を公表しているのはアガルートと東京法経学院の2社だけで、その2つも種類の違う数字です。

合格実績の見方
  • 合格率:受講生のうち何%が合格したかを示す(アガルート:60.04%)
  • 合格占有率:全合格者のうち何%をその講座が輩出したかを示す(東京法経学院:63.2%)
  • 分母が違うので、60.04%と63.2%を並べて「東京法経学院のほうが高い」とは読めない

早稲田法科専門学院・LEC・日建学院は合格率も合格者数も公表していません。

実績が出ていないという意味ではなく、公表していないという意味です。

記述式・答練で選ぶ|各社の対策講座を比較

土地家屋調査士の記述式・答練対策を5社で比較

土地家屋調査士試験でつまずくのは記述式(書式)です。

択一式で合格点を取っても、書式で基準点を下回れば不合格になります。

令和7年度の筆記合格点は午前70.0点、午後76.0点以上でした。

記述式で点を取るカギは、座標計算のスピードと作図の正確さです。

各社がこの2つをどう教えるかに、はっきりした違いがあります。

なお、答練と並んでよく比べられるのが本試験直前の公開模試です。

アガルート・LEC・東京法経学院・日建学院の4社の模試を料金・日程・受験方式で比べた記事を別に用意しているので、答練と模試のどちらを取るか迷っているなら土地家屋調査士の模試おすすめ比較も読んでください。

5社の記述式対策アプローチの違い

同じ「記述式対策あり」でも、解法を教えるのか、演習量で慣れさせるのか、添削で個別に直すのかが分かれます。

講座アプローチ添削
アガルート解法を教える型。中山講師の講義で複素数計算、[佐橋流]答案構成用紙の使い方講座で答案の組み立てを扱うなし
東京法経学院演習量で慣れさせる型。合格直結答練21回+ハイレベル答練6回丁寧なコメント付き
LEC分解して個別に鍛える型。計算特訓講座・申請書マスター講座・スーパー特訓講座を必要なぶんだけ足すあり
早稲田法科専門学院添削中心。書式実力養成コースと答練で、書式の答案を個別に見る書式の添削あり
日建学院カリキュラムで反復する型。全86回のなかで作図・計算を繰り返すあり

アガルートには添削がありません。

自分の答案を人に見てもらいたいなら東京法経学院・LEC・早稲田法科専門学院のいずれかになります。

記述式・作図を足せる講座

本コースとは別に、記述式だけを足せる講座があります。

ただし2026年合格目標の単科講座は、筆記試験が終わった2026年10月で各社とも掲出が終わっています。

いま申し込めるものに絞ると次のとおりです。

日建学院だけは2026年合格目標の価格で、2027年度の案内は10月下旬頃の予定です。

講座いま足せる記述式・答練受講料(税込)
LEC計算特訓講座【通信】38,500円
LEC申請書マスター講座【通信】44,000円
LECスーパー特訓講座【通信】(学習経験者向け)71,500円〜
LECインプット完成講座325,600円〜
東京法経学院合格直結答練2027(全21回)・ハイレベル答練2027(全6回)・実戦答練2027本科とのパックで申し込む
東京法経学院オプション講座(数学・作図・求積・民法)※法規専門科2027の受講者が対象・39%オフの対象外59,000円
日建学院答練コース(通学)/答練Webコース ※2026年合格目標の価格。Webはインターネット申込の受付が終了(各校で受付)/2027年度は10月下旬頃の案内予定各231,000円
アガルート[佐橋流]答案構成用紙の使い方講座/書式ひな形 高速反復ドリル各3,278円
早稲田法科専門学院書式実力養成コース58,300円
早稲田法科専門学院実戦項目別答案練習コース48,400円 → 44,000円
※2026年12月25日まで
早稲田法科専門学院全国答案練習コース(全15回・一般生)119,900円 → 97,900円
※同
早稲田法科専門学院パーフェクト全国答案練習コース23回168,300円 → 117,700円
※同

弱点を1つずつ埋めたいならLECです。

計算だけ、申請書だけ、というふうに38,500円から足せます。

アガルートの2講座は各3,278円で、もっとも手を出しやすい価格です。

答練をまとめて積みたいなら東京法経学院・日建学院・早稲田法科専門学院です。

東京法経学院は合格直結答練21回とハイレベル答練6回、日建学院は答練コース231,000円、早稲田法科専門学院は早期割引で44,000円から答練だけを取れます。

答練をひととおり積んだあとの力試しには、各社の公開模試があります。

実施時期と申込期限は講座とは別に決まっているので、模試の比較記事で確認してください。

なお、答練は教育訓練給付金の対象になる場合があります。

東京法経学院の合格直結答練(通信制・訓練期間6ヵ月)は厚生労働大臣の指定講座です(給付金の章)。

※アガルートの2026年合格目標の単科講座(記述式過去問実演講座・記述式計算ステップ講座・作図特化答練・書式ひな形対策講座など)は、2026年10月12日で販売期間が満了しています。

複素数計算と関数電卓

近年の合格者の多くは、X座標とY座標をひとつの数値としてまとめて処理する「複素数計算」を使っています。

この解法には複素数モード(CPLXモード)に対応した関数電卓が必要です。

アガルートは中山講師の講義でこの解法と電卓の打ち方を扱います。

実際に受講した合格者からは次のような声が出ています。

([中山式]複素数計算のご感想)この講義では、こういう時はこういう風に電卓に入力すればいい、と教えてくださるので、与えらえれたテンプレートのみを暗記し、試験の内容に沿ってテンプレートに当てはめるだけで問題を解くことができたので私は非常に感動しました。※引用元:アガルート公式 合格者の声

講座を選ぶときは、こうした計算テクニックと電卓の使い方まで指導範囲に入っているかを確認してください。

\複素数計算で記述式を攻略!/

学習経験者(2回目以降)向けのコース

土地家屋調査士の学習経験者向けコースと受講料

一度受験した人が初学者向けコースを買い直すと、知っている範囲にもう一度数十万円を払うことになります。

5社とも学習経験者向けの専用コースを用意しています。

令和8年度(2026年度)の筆記試験の結果発表は2027年1月6日です。

それを待たずに次の準備を始める人のために、該当するコースを下に整理しました。

講座学習経験者向けコース受講料(税込)
アガルート中上級カリキュラム/ライト・フル327,800円/437,800円
アガルート上級カリキュラム/ライト・フル283,800円/393,800円
LEC土地家屋調査士合格コース【民法既習者向け】(通信/通学)264,000円/319,000円
LECインプット完成講座325,600円〜
東京法経学院法規専門科2027(基本講義のみ・8月期)202,400円 → 123,464円
※2026年10月末まで
日建学院答練コース/答練Webコース231,000円
早稲田法科専門学院調査士本試験パーフェクト合格コース(受験経験者向け)286,000円 → 198,000円
※2026年12月25日まで
どれを選ぶかの目安
  • 基礎から入れ直したいが初学者向けは重い → アガルート 中上級カリキュラム(327,800円〜)
  • 知識はあり、演習量だけ足りない → 日建学院 答練コース(231,000円)、LEC スーパー特訓講座(71,500円〜)、東京法経学院 合格直結答練2027
  • 民法だけすでに学習済み → LEC 合格コース【民法既習者向け】(264,000円)。通常の合格コースより55,000円安い
  • 択一の法規だけ固め直したい → 東京法経学院 法規専門科2027(123,464円)
  • 費用を抑えて受け直したい → 早稲田法科専門学院 調査士本試験パーフェクト合格コース(通常286,000円・2026年12月25日までの早期割引で198,000円)。割引が効くあいだは、講義から通し直せるコースで最も安い

ただし注意点が1つ。

LECの民法既習者向けコースは教育訓練給付金の指定から外れています。

合格コース(通信)で比べてみましょう。

民法既習者向けは264,000円で55,000円安い一方、通常の319,000円は給付金で20%の63,800円が戻り、実質255,200円。

差は8,800円で、受給資格があるなら通常コースのほうがわずかに安く済みます。

編集部

【編集部より】LECの民法既習者向けは55,000円安い代わりに給付金の指定から外れます。通常コース319,000円は20%の63,800円が戻って実質255,200円になるので、受給資格があるなら差は8,800円に縮みます。

アガルートの中上級・上級カリキュラムは、フルを選べば合格特典の対象です。

\学習経験者向けカリキュラムを見る!/

通学という選択肢|通信との差額と給付金

土地家屋調査士の通学講座と通信の差額と給付金

土地家屋調査士の講座で通学を選べるのはLEC・日建学院・東京法経学院の3社です。

アガルートと早稲田法科専門学院は通信のみです。

通学を検討する理由は2つあります。

自宅だと学習が続かないことと、通学のコースだけが教育訓練給付金の指定になっている場合があることです。

通学と通信の差額

講座通学通信差額
LEC 土地家屋調査士合格コース374,000円319,000円55,000円
LEC W合格コース440,000円385,000円55,000円
LEC 合格コース【民法既習者向け】319,000円264,000円55,000円
日建学院 本科コース451,000円451,000円(本科Webコース)0円
東京法経学院 新・最短合格講座2027 総合コース314,200円【B1】(答練のみ通学)304,500円【A1】9,700円
東京法経学院 本科2027+実戦答練2027 パックコース486,200円 → 296,582円(通学講座)—通信の設定なし

LECは通学にすると一律55,000円上がります。

日建学院は通学と通信(本科Webコース)が同額です。

東京法経学院は2通りあります。

新・最短合格講座は講義を通信のまま答練だけ会場で受ける形(差額9,700円)で、本科2027は講座そのものが通学講座です。

東京法経学院の答練通学を選んだ合格者からは、こうした声が出ています。

答練に通学参加できたことが最も良かった点です。私は通信講座の受講生でしたが、答練開始時期(2月初旬)の学習進捗は良くありませんでした。 答練に参加して周囲の参加者の熱量や、学習に対する姿勢・工夫を肌で感じることで、非常に大きな刺激を受け、飛躍的に学習が進んだと考えています。 ※引用元:東京法経学院公式 合格体験記

通学だけが給付金の対象になるケース

日建学院の本科コースは、通学(訓練期間10ヶ月)だけが教育訓練給付金の指定講座で、同じ内容を配信する本科Webコースは指定されていません。

通学で申し込めば20%の90,200円が戻るため、実質的な負担は360,800円まで下がり、同額の本科Webコースより安くなります。

ただし実施しているのは直営校だけで、認定校・公認スクールでは利用できません。

東京法経学院も、実戦答練は通学タイプのみが指定講座です。

通学の有無が、そのまま使える制度の有無につながっています。

校舎の所在地と、その校舎が直営校かどうかは各社の公式サイトで確認できます(LEC/日建学院)。

\自宅で続かないなら通学も!/

教育訓練給付金と合格特典|戻ってくるお金で選ぶ

土地家屋調査士講座の教育訓練給付金と合格特典

土地家屋調査士の講座には、お金が戻る制度が2種類あります。

受けるだけで戻る教育訓練給付金と、合格したら戻る各社の合格特典の2つです。

厚生労働省の教育訓練講座検索で「土地家屋調査士」を引くと、指定されている施設は東京法経学院・日建学院・LECの3つ。

ただし3社とも、対象になるのは一部のコースに限られます。

給付金が使えるコースの一覧(3社)

いずれも一般教育訓練給付制度で、受講料の20%(上限10万円)がハローワークから支給されます。

下の指定コースはいずれも50万円を下回るため上限には届かず、「受講料の20%」がそのまま戻る額になります。

講座指定されているコース受講料(税込)
LEC土地家屋調査士合格コース【通学】374,000円(20%=74,800円が戻り実質299,200円)
LEC土地家屋調査士合格コース【通信】319,000円(20%=63,800円が戻り実質255,200円)
LEC土地家屋調査士&測量士補W合格コース【通信】385,000円(20%=77,000円が戻り実質308,000円)
東京法経学院合格直結答練(通信制・訓練期間6ヵ月)入学料5,000円+受講料134,700円=139,700円(支給額27,940円)
東京法経学院実戦答練(通学・訓練期間4ヵ月)入学料5,000円+受講料138,000円=143,000円(支給額28,600円)
日建学院本科コース(通学・訓練期間10ヶ月)451,000円(20%=90,200円が戻り実質360,800円)

対象から外れるものを押さえておくと迷いません。

指定されていないもの
  • LECの民法既習者向けコース:通常の合格コースより55,000円安いが、給付金の指定からは外れる(戻る63,800円を差し引くと差は8,800円)
  • 東京法経学院の新・最短合格講座と本科:指定されているのは答練2講座だけで、講義の本体コースは対象外
  • 日建学院の本科Webコース:通学の本科コースと同額・同内容だが、指定は通学のみ。公式の講座ページにも「通学講座のみ対象」と明記されている
  • アガルートと早稲田法科専門学院:全コースが対象外

受給には、雇用保険の加入期間が1年以上(初回利用の場合)などの条件があります。

利用できるかどうかは申し込み前にハローワークで確認してください。

同じ内容でも受講形態で対象から外れる

3社とも、指定されているのはコースの一部です。

同じ講座名でも受講形態が違うと対象になりません。

対象になる対象にならない差
日建学院 本科コース(通学)本科Webコース(同額・同内容)指定は通学のみ。90,200円の差が出る
LEC 合格コース(通信)319,000円同【民法既習者向け】264,000円既習者向けは55,000円安いが指定外。戻る63,800円を引くと差は8,800円
東京法経学院 合格直結答練(通信制)新・最短合格講座・本科指定は答練2講座だけ

日建学院でもうひとつ注意が要るのは実施校です。

対象は直営校のみで、認定校・公認スクールでは利用できません。

直営校でも実施していない校舎があるため、申込先に先に確認してください。

日建学院の土地家屋調査士本科コースのページ。一般教育訓練給付制度は通学講座のみ対象・対象校は直営校のみと記載があり、受講料は通常410,000円(税込451,000円)
出典:日建学院「土地家屋調査士 本科コース」の講座詳細表
編集部

【編集部より】日建学院の本科は5社で最高額ですが、通学で申し込めば20%が戻って実質360,800円になります。同額のWebコースは指定外なので、ここを取り違えると9万円の差が出ます。

合格特典(全額返金・お祝い金)

合格したときに受講料が戻る制度を持っているのは2社です。

講座制度対象コース
アガルート全額返金(税抜価格分・源泉所得税を控除した残額)またはお祝い金入門/中上級/上級/ダブル合格の各カリキュラムのフルのみ。ライトと入門総合講義の単体は対象外
東京法経学院全額返金新・最短合格講座2027 総合コース【A1】【B1】(一般学費で申し込んだ場合)
東京法経学院5万円返金同【A2】【B2】(割引学費で申し込んだ場合)

アガルートの全額返金は、合格通知書・記述式の開示請求答案・合格体験記の提出とインタビュー出演が条件です。

受け取れるのは税抜価格から源泉所得税を差し引いた額で、支払った税込額がそのまま戻るわけではありません。

東京法経学院を選んだ合格者からは、この制度が受講の決め手になったという声が出ています。

一番はやはり全額返金制度があったことです。自己投資だと思い講座を受講しましたが、 全額返金されるチャンスがあるなら全力で返金してもらえるよう頑張ろうと思っていたので、モチベーションを維持することができました。※引用元:東京法経学院公式 合格体験記

給付金と合格特典は同じコースでは重ならない

「給付金で20%戻して、合格したら全額も戻す」という組み合わせは、いまの5社の商品構成では成立しません。

対象コースが重なっていないためです。

重ならない理由
  • アガルート:合格特典はあるが、給付金は全コース対象外
  • LEC・日建学院:給付金の指定コースはあるが、合格特典がない
  • 東京法経学院:両方あるが、給付金の対象は答練2講座、合格返金の対象は新・最短合格講座の総合コースで、別のコース

したがって選び方は二択になります。

合格できるか不確実なうちに確実に戻したいなら給付金のあるLEC・日建学院・東京法経学院の答練、合格する前提で最大額を取り戻したいならアガルートか東京法経学院の総合コースです。

東京法経学院だけは、総合コース(合格返金あり)と合格直結答練(給付金あり)を別々に申し込むことで両方の制度に手が届きます。

測量士補とのダブル取得ルート|午前免除とセットコース

測量士補とのダブル取得ルートと午前の部免除

土地家屋調査士試験では、測量士補を先に取って午前の部の免除を受けるのが定番の進め方です。

東京法経学院は、土地家屋調査士試験の合格者の99%が午前の部試験の免除者だとしています。

測量士補を先に取るメリット
  • 午前の部(平面測量10問+作図1問)が免除され、午後の部に集中できる
  • 測量士補試験は毎年5月に実施され、合格率は約30〜50%。2〜3か月の学習で取得が狙える
  • 午前の部にあてる時間を、そのまま記述式対策に回せる
編集部

【編集部より】測量士補を単体で取る費用は43,600〜88,000円で、セットとの差は数千円です。セットの利点は金額ではなく、2つの試験の学習順序がカリキュラムとして組まれていることにあります。ただし東京法経学院だけは、期間限定で測量士補講座が無料になる扱いがあり、金額の差が出ます。

W合格コースのある3社と料金

測量士補と土地家屋調査士をひとつのコースで対策できるのは3社です。

講座コース受講料(税込)
アガルートダブル合格カリキュラム/ライト382,800円
アガルートダブル合格カリキュラム/フル492,800円
LECW合格コース【通信】385,000円
LECW合格コース【民法既習者向け】【通信】330,000円
東京法経学院超短期合格講座2027 合格講座フルパック(通信A)371,800円 → 297,170円
※公式に期限の明記なし
東京法経学院同(通信+通学)666,800円 → 416,265円
※公式に期限の明記なし

W合格コースの中で通信だけで揃えるなら、東京法経学院の超短期合格講座フルパック(通信A)297,170円がもっとも安く、測量士補のインプットから土地家屋調査士のハイレベル答練までが1本に入ります。

ただしこの297,170円は公式に期限の明記がない割引価格です。

早稲田法科専門学院と日建学院にはW合格コースがありません。

この2社を選ぶ場合、測量士補対策は別途用意してください。

測量士補の単独コースは、5社で43,600〜88,000円の幅があります。

早稲田法科専門学院は自社の測量士補受験コースを持っており、オンライン79,200円(2026年12月25日までの早期割引で57,200円)・DVD82,500円(同60,500円)・テキストのみ49,500円(同38,500円)です。

日建学院が出しているのは測量士補のWebコース88,000円です。

東京法経学院には、W合格コースを選ばずに測量士補対策を手に入れる道もあります。

「土地家屋調査士2027 新・最短合格講座」(全コース対象)に申し込み、午前の部試験の免除資格を持っていない人は、通常43,600円の「測量士補2027 新・最短合格講座(基礎力総合編 映像ダウンロードタイプ)」を無料で受講できます。

実施期間は2026年10月31日23:59までです。

この無料の講座は、測量士補側の学費表では「基礎力総合コース」という名前で載っています。

申し込むときは、買い物カゴの選択ボックスで「希望する」を選んでください。

セットにすると安くなるか

土地家屋調査士の単体コースに測量士補対策を足した場合と、セットコースの差を見ると次のようになります。

組み方金額の目安
LEC 合格コース【通信】319,000円+LEC 測量士補合格パック【通信】69,300円388,300円
LEC W合格コース【通信】385,000円
アガルート 入門カリキュラム/ライト327,800円+アガルート 測量士補 合格カリキュラム/ライト60,280円388,080円
アガルート ダブル合格カリキュラム/ライト382,800円
早稲田法科専門学院 調査士総合Aパーフェクトコース352,000円+自社の測量士補受験コース(オンライン)79,200円431,200円
※2026年12月25日までの早期割引なら299,200円(242,000円+57,200円)
東京法経学院 新・最短合格講座2027 総合コース【C】273,700円+測量士補講座が無料(2026年10月31日23:59まで)273,700円

LECもアガルートも、同じ社で2つを別々に申し込むより、セットのほうが安くなります。

ただし差はLECで3,300円、アガルートで5,280円と小さく、セットを選ぶ本当の利点は金額ではありません。

この2社でセットにする意味は、2つの試験の学習順序がカリキュラムとして組まれていることと、教材の重複を自分で調整しなくて済むことです。

一方、東京法経学院の無料キャンペーンが使える間は、測量士補対策に通常43,600円かかるぶんが不要になります。

答練まで含むコースどうしで並べると、LECのW合格コース385,000円やアガルートのダブル合格カリキュラム/ライト382,800円に対して、東京法経学院の総合コース【C】は273,700円で測量士補まで付きます。

講義だけでよければ、同じキャンペーンを基礎力総合編【E】152,600円に使うこともできます(答練は含みません)。

ただし期間限定の特典なので、申し込む時点で公式サイトに掲出があるか確認してください。

すでに測量士補を持っている人は、W合格コースではなく土地家屋調査士の単体コースを選んでください。

無料キャンペーンも免除資格を持っていない人が対象です。

\ダブル合格を目指す!/

独学と通信講座はどちらが向いているか

独学と通信講座はどちらが向いているかの比較

土地家屋調査士試験の独学は不可能ではありませんが、記述式の添削を自分で代替できない点で難易度が跳ね上がります。

費用を最優先でき、記述式の答案を自分で採点できる人なら独学、そうでなければ通信講座というのがこの章の答えです。

独学と通信講座の違い

独学通信講座
費用2〜5万円(テキスト・問題集)+書式作成用具11,583円128,150〜492,800円(早期割引なら77,000円〜)
学習時間の目安約1,000時間(午前免除がある場合)。方向性が合っているかを自分で確かめながら進むぶん、同じ時間でも仕上がりに差が出る約1,000時間(午前免除がある場合。基本データの章)
記述式対策添削してくれる人がいない添削・答練で演習できる(記述式の章)
計算の解法複素数計算を独力で習得する必要がある講座で解法と電卓の打ち方を学べる
学習の方向性合っているか判断できないカリキュラムで示される
戻るお金なし給付金20%または合格特典(給付金の章)

費用差は、いちばん近い組み合わせ(独学5万円と通信128,150円)で約7.8万円、いちばん離れた組み合わせ(独学2万円と通信492,800円)で約47万円です。

ただし通信講座には給付金や合格特典で戻る分があるため、実質の差はこれより小さくなります。

独学が向いている人・通信講座が向いている人

独学が向いている人通信講座が向いている人
測量や不動産登記の実務経験がある初学者で基礎から学びたい
法律系資格の学習経験がある記述式対策をプロに教わりたい
自己管理能力が高い計画的に学習を進めたい
費用を最小限に抑えたい効率よく合格を目指したい

独学の具体的な進め方・使う教材・勉強時間の割り振りは土地家屋調査士の独学の記事で詳しく解説しています。

\効率的に学習できる!/

合格者の口コミ|アガルート・LEC・東京法経学院

土地家屋調査士の通信講座に合格した人の口コミと主要3社の評判

実際に合格した受講者の声を、公式の合格体験記とXから引用します。

良い点だけでなく、申し込み時期の注意なども含めて掲載します。

アガルート受講者の口コミ

アガルートでは、講義が短く区切られている点と、作図の手の動かし方まで見せる講義が評価されています。

アガルートの受講を決めたことにも直結しますが、1つの講義動画が短く区切られているため、集中力を切らさず学習することができました。※引用元:アガルート公式 合格者の声

そんなレベルからだったので実際に定規を動かしながら説明してもらえた本講座はすごく役に立ちました。座標値を落とし込んだり直線を引いたりそこからさらに線を引いて…と、さまざまな動かし方を知ることができました。※引用元:アガルート公式 合格者の声

一方で、申し込む時期によって教材が届くまでに間が空くという指摘もあります。

アガルート、土地家屋調査士試験。この時期に申し込むとテキストが届くのも、講座が見れるのも、アプリで過去問解くのも4月後半以降とのこと。引用元:X

いつから教材が使えるかは、申し込み前に確認しておくと予定が立てやすくなります。

\初学から合格を目指せる!/

LEC受講者の口コミ

LECでは、講義音声をダウンロードして持ち歩ける点と、単科講座の解説のわかりやすさが挙がっています。

初学者コースの通信受講ですので、基本的に木村講師の講義でした。講義音声をダウンロードできるので、不動産登記法の講義を通勤の間など、すき間時間でずっと聴いていたことが基礎の定着に役立ったと思います。※引用元:LEC公式 合格者の声

実際にテキストは合格に必要な情報がすべて網羅されていて『インプット完成講座』の徹底解析編の問題は、記述の実力を伸ばすための良問揃いで、8回繰り返したことでかなり自信がつきました。※引用元:LEC公式 合格者の声

『スーパー特訓講座』の松本先生の解説がとてもわかりやすかったことが印象に残っています。理解しやすいよう、記憶しやすいように、講義内容をかなり噛み砕いて説明してくれるので、テキストを読んだり問題を解くだけでは理解しづらかったところを理解できました。※引用元:LEC公式 合格者の声

\教育訓練給付金が使える!/

東京法経学院受講者の口コミ

東京法経学院は、講座を比較して選んだ理由として合格者数と返金制度を挙げる声が目立ちます。

インターネットにて各受験予備校を比較して、東京法経学院の合格者数が多く、講座が最も充実した内容と感じられたことがきっかけです。あわせてお祝い返金制度があることも魅力の一つに感じました。※引用元:東京法経学院公式 合格体験記

答練を通学で受けた効果についての声は通学の章に、全額返金制度を決め手に挙げた声は給付金・合格特典の章に載せています。

\合格占有率63.2%!/

土地家屋調査士試験の基本データ

土地家屋調査士試験の基本データと合格率の推移

講座を選ぶ前に、試験そのものの形を押さえておくと判断が速くなります。

土地家屋調査士は土地と建物の調査・測量を行い、表示に関する登記を代理する国家資格で、試験は年1回で、合格率は過去10年で8.69%〜11.00%の範囲です。

講座を選ぶうえで押さえておきたい基本情報を3点に絞ってまとめます。

土地家屋調査士の仕事内容【5つの業務】

土地家屋調査士の業務は、土地家屋調査士法第3条で定められた次の5つが中心です。

土地家屋調査士の主な業務(土地家屋調査士法第3条)
  • 不動産の表示に関する登記に必要な土地・家屋の調査・測量
  • 表示に関する登記の申請手続の代理
  • 登記に関する審査請求の手続の代理
  • 土地の筆界を明らかにする筆界特定手続の代理
  • 筆界が明らかでないことによる民間紛争解決手続(筆界ADR)の代理

このうち、建物を新築したときの「建物表題登記」や、ひとつの土地を複数に分ける「分筆登記」といった表示に関する登記の代理申請は、土地家屋調査士だけに認められた独占業務です。

令和8年度の残りの日程と、令和9年度の見通し

令和8年度(2026年度)の筆記試験は2026年10月18日に終わりました。

出願者数は6,076人で、前年度から255人(4.4%)増えています。

項目期日
筆記試験(終了)2026年10月18日
問題・正解・基準点の掲載2026年11月20日 16:00
筆記試験の結果発表2027年1月6日 16:00
口述試験2027年1月21日
最終合格者の発表2027年2月15日 16:00

令和9年度(2027年度)の日程は、法務省からまだ公示されていません。

例年どおりなら筆記試験は秋、受験申請は夏に受け付けられますが、確定した期日は公示を待つ必要があります。

項目内容
受験資格制限なし(年齢・学歴不問)
受験料8,300円(収入印紙で納付)
筆記試験の会場東京・大阪・名古屋・広島・福岡・那覇・仙台・札幌・高松の9か所
試験の構成午前の部(平面測量10問+作図1問・9:30〜11:30)/午後の部(択一式20問+記述式2問・13:00〜15:30)
午前の部の免除測量士・測量士補などの資格保有者は免除(測量士補ルートの章)

出典:法務省「令和8年度土地家屋調査士試験受験案内書」

合格率の推移と学習時間

土地家屋調査士試験の合格率は、過去10年間で8.69%〜11.00%の範囲で推移しています。

年度受験者数合格者数合格率
令和7年度(2025年)4,824人489人10.14%
令和6年度(2024年)4,589人505人11.00%
令和5年度(2023年)4,429人428人9.66%
令和4年度(2022年)4,404人424人9.62%

令和7年度の筆記合格点は午前70.0点以上・午後76.0点以上、合格者の平均年齢は39.20歳でした。

学習時間はアガルートが「一般的には1000時間程度の勉強時間が必要だと言われています」としています。

ただしこの1,000時間は午前の部の免除を受けた場合の数字で、同社は免除資格を持っていない人にはさらに200時間ほど必要(合計1,200時間)だとしています。

測量士補を先に取るかどうかで、必要な学習時間そのものが変わります(測量士補ルートの章)。

偏差値や他資格との比較を含めた難易度の実態は土地家屋調査士の難易度、学習時間の割り振りは土地家屋調査士の独学の記事で詳しく解説しています。

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よくある質問

土地家屋調査士の通信講座について、特に多い3つの質問に答えます。

費用の総額は費用の章、給付金は給付金の章、測量士補の同時取得は測量士補ルートの章で詳しく扱っています。

通信講座だけで合格できますか?

はい、通信講座だけで合格できます。

アガルートの受講生合格率は60.04%(令和7年度)で、全国平均10.14%の約6倍です。

ただし記述式の演習量は講座によって差があるため、講義だけのコースを選んだ場合は答練を別に足すことを検討してください(記述式・答練の章)。

令和8年度を受験しました。結果が出る前に次の講座を申し込むべきですか?

筆記試験の結果発表は2027年1月6日です。

次年度に向けて学習を続ける前提なら、早めに申し込むほうが有利になる場合があります。東京法経学院の学費39%オフは2026年10月末まで、早稲田法科専門学院の年内早期割引は2026年12月25日までで、どちらも結果発表より前に終わります。

学習経験者向けのコースを選べば、初学者向けを買い直すより負担を抑えられます(学習経験者向けの章)。

土地家屋調査士の将来性は?ダブルライセンスのおすすめは?

不動産の表示に関する登記の代理は土地家屋調査士の独占業務であり、土地の取引・建物の新築・分筆がある限り一定の需要が見込まれる仕事です。

業務の幅を広げるなら、司法書士(権利に関する登記)や行政書士(官公署への許認可申請)とのダブルライセンスが代表的です。表示登記から権利登記、関連する各種申請までワンストップで対応でき、独立開業後の強みになります。

まとめ|重視する軸で選べば迷わない

土地家屋調査士の通信講座は、合格実績・費用・答練の量・制度の使いやすさで性格が分かれます。

全部を満たす1社はないので、自分が重視する軸で選ぶのが近道です。

この記事の要点
  • 合格率とコスパで選ぶならアガルート(60.04%・全国平均の約6倍)。フルなら合格時に受講料の税抜価格分が戻る
  • 答練の量と添削で選ぶなら東京法経学院(合格占有率63.2%)。合格直結答練21回+ハイレベル答練6回
  • 給付金と通学で選ぶならLEC。指定コースが3つで5社最多、通学と通信を同じコース体系で選べる
  • 初期費用を抑えるなら早稲田法科専門学院。入門総合ビデオコースは128,150円〜(早期割引で77,000円〜)。書式作成用具は別売り11,583円
  • 通学で給付金を使うなら日建学院。指定は本科コースの通学のみで、20%が戻って実質360,800円。同額のWebコースは対象外

5社の料金・実績・サポートを横並びで見るなら総合比較表、受講料の安い順と総額は費用の章に戻ってください。

各社の詳細はアガルートの土地家屋調査士講座、LECの土地家屋調査士講座、東京法経学院の土地家屋調査士講座、日建学院の土地家屋調査士講座の記事にまとめています。

まずは気になる講座の無料体験や資料請求で、講義スタイルとテキストの相性を確かめてみましょう。

東京法経学院は基礎力総合編の5コマ(約11時間)を無料で体験できます。

土地家屋調査士以外の資格もあわせて検討したい方はおすすめ資格20選、スクール横断で通信講座を比較したい方は通信講座おすすめ8選の記事もご覧ください。

※料金は各社公式サイトを基に作成。

税込表記です。

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この記事を書いた人

「アルクの資格比較」編集部です。国家資格・民間資格の保有者や、教育・学習指導の経験を持つメンバーが在籍し、公式サイトなどの一次情報をもとに、資格講座から子ども向けの学習教材まで中立的に比較・解説しています。「編集方針の詳細は編集部紹介ページ(https://www.alc.co.jp/license/about-editor/ )をご覧ください。」