LEC弁理士講座は、論文式8種類・短答式4種類の答練と模試を実施時期つきで組み、1年合格ベーシックコース通信515,000円(通学559,000円)を7名の初学者向け講師のクラスから選べる、弁理士受験指導30年以上の通学+通信ハイブリッド講座です。
「受講料が50万円を超えるのに、何にお金を払っているのかが分からない」「宮口クラスや納冨クラスなど講師ごとにクラスが分かれていて、どれを選べばいいか判断できない」という状態で申込を止めてしまう方は少なくありません。
LECが公表している実績は、2017-2025年度の弁理士試験で初回受験合格者247名のうち186名(75%)がLEC弁理士試験対策コース出身という数字です。
この記事では、答練・模試のラインナップ、クラス講師の選び方、ゼミと道場、割引・給付金・受講料返還制度を、LEC公式サイトの一次情報だけで整理しました。
なお、弁理士の通信講座については、弁理士の通信講座おすすめ記事にて詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
編集部【編集部より】LEC弁理士講座を検討するとき、受講料の総額より先に確認していただきたいのは「答練と模試が何月に組まれているか」です。弁理士試験は短答式・論文式・口述式が5月から10月まで半年かけて連続する試験で、LECは12月の短答トライアル模試から6月の論文公開模試まで演習を隙間なく並べています。この演習の量と時期に価値を感じられるかが、50万円台という価格に納得できるかどうかの分かれ目になります。
\受験界からの厚い信頼/


LECの弁理士講座では、早いとお得な「早期申込キャンペーン」を実施しています。
「2027年合格目標 短答&論文速修コース」などが最大60,000円OFFになるとして、お得に受講できます。
終了日:2026年9月30日まで
この記事の監修者


徳永 浩光
国家資格キャリアコンサルタント(登録番号:21028809)
大手から中小企業まで規模を問わず、キャリア支援制度の導入・人材教育・個人の相談業務に従事。「計画的偶発性理論」を重視したキャリア形成支援を行うほか、資格・教育分野の専門サイト監修を多数担当。企業研修や教育実務、ウェブメディア運営の知見を活かして情報発信しています。
【結論】LEC弁理士講座は3行でこんな講座


LEC弁理士講座は、答練・模試・ゼミ・道場・自習室・添削までを1つのコースに詰め込んだ、弁理士受験界で最も選択肢が多い講座です。
受講料が業界最上位帯であることと、教材と講座の物量が多いことを理解したうえで選ぶ必要があります。
- 2017-2025年度の初回受験合格者247名のうち186名(75%)がLEC弁理士試験対策コース出身という公表実績
- 1年合格ベーシックコースは通信515,000円・通学559,000円と業界最上位だが、インプット部分は一般教育訓練給付金の対象で、学習経験者向けコースには論文合格で受講料が全額戻る返還制度がある
- 宮口・納冨・佐藤・江口・渡辺・馬場の主要6クラスに中部の高田クラスを加えた7名から自分に合う講師を選べる
LEC弁理士の総合評価
LEC弁理士の評価は、講師の選択肢・演習量・通学環境で高く、料金と学習量の多さで下がります。
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 講師の質 | ★★★★★ | 専任講師16名。初学者向けは7名のクラスから選べる |
| カリキュラム | ★★★★★ | 3回転学習法で短答・論文・口述を一貫対策 |
| 答練・模試 | ★★★★★ | 論文式8種・短答式4種を12月〜6月に配置 |
| テキスト・教材 | ★★★★★ | 「短答アドヴァンス」など長年支持されるオリジナル教材 |
| 料金 | ★★★☆☆ | 1年合格ベーシック通信515,000円・通学559,000円と業界最上位帯 |
| サポート | ★★★★☆ | 教えてチューター・クラス専任チューター・自習室 |
| 通学環境 | ★★★★★ | 新宿・水道橋・渋谷・梅田・京都・名古屋で通学クラスを開講 |
LECの最大の強みは、弁理士試験に必要な演習をすべて自社で用意している点です。
1992年から弁理士試験の受験指導を開始し、2017〜2025年度の初回受験合格者247名のうち186名(75%)がLEC弁理士試験対策コース出身であることを公式サイトで公表しています。
同期間の弁理士試験全体の最終合格者は2,062名で、そのうち初回受験での合格者が247名という内訳です。
一方で1年合格ベーシックコースの受講料は通信515,000円・通学559,000円と、オンライン通信特化型のスタディング弁理士講座(99,000円〜)やアガルート弁理士講座(添削あり総合272,800円・~10/18までの受験生応援セール中は245,520円)と比べるとかなり高額です。
費用面では、インプット部分が一般教育訓練給付金の対象になること、9月末までの早期割引、再受講割引25%・学生割引20%・退職者離職者応援割引20%などの併用条件を確認したうえで判断することになります。
通学+通信のハイブリッドで本気で目指すならLECが本命
LEC弁理士講座の価値が最大化するのは、通学クラスとゼミを使える受験生です。
LECは水道橋本校・新宿エルタワー本校・渋谷駅前本校・梅田駅前本校・京都駅前本校・名古屋駅前本校で弁理士の通学クラスを開講しており、通学クラスにもWebフォローと音声ダウンロードが標準で付きます。
通学生だけが追加で申し込める「合格ナビゲートゼミ」やクラス専任チューターの相談サービスも、通学を選んだ場合にしか使えない要素です。
通学を使わず費用を最優先したい方は、スタディングや資格スクエアなどオンライン特化型の選択肢も検討する価値があります。
LEC弁理士講座の基本情報とコース・料金【2026年最新】


LEC弁理士講座は、株式会社東京リーガルマインドが1992年から続けている弁理士試験対策講座で、通学クラスと通信講座の両方を同じカリキュラムで提供しています。
初学者向けは2027年合格目標で5コース、学習経験者向けは講師別に3系統が用意されており、同じコース名でも通信と通学で受講料が異なります。
以下の順で、コースと料金・コースの選び方・講座スペックを確認していきます。
初学者向けコースの受講料は通信397,000円〜565,000円
LEC弁理士の初学者向けコースは、通信の一般価格でスマート攻略コースの397,000円から1年合格ベーシックコースWIDEの565,000円までの5コースです。
同じコースでも通学は通信より30,000円〜44,000円高く設定されています。
| コース名(インプット+アウトプット一括) | 通信 | 通学 | 担当講師と特徴 |
|---|---|---|---|
| 1年合格ベーシックコース | 515,000円 | 559,000円 | 宮口・納冨・江口・渡辺・高田/LEC伝統のスタンダードコース |
| 1年合格ベーシックコースWIDE | 565,000円 | 609,000円 | 佐藤/入門エッセンシャル講座を足したインプット重視型 |
| 短答・論文コンプリートコース | 541,000円 ※早期割引:481,000円(9/30まで) | 571,000円 ※早期割引:511,000円(9/30まで) | 佐藤/秋スタートで2027年最終合格を狙う新コース |
| 短答&論文速修コース | 510,000円 ※早期割引:450,000円(9/30まで) | 540,000円 ※早期割引:480,000円(9/30まで) | 馬場/秋スタートの速修コース |
| スマート攻略コース | 397,000円 | 通信専用 | 馬場/1コマ60分の通信Web専用コース |
受講料の内訳を分けて見ると、1年合格ベーシックコースは「インプット一括」だけを申し込むこともでき、その場合は通信363,000円・通学407,000円です。
一般教育訓練給付金の対象になっているのはこのインプット部分の金額で、詳細は受講料を下げる4つの方法で扱います。
秋開講の短答&論文速修コースと短答・論文コンプリートコースは2026年9月30日まで早期割引6万円割引が適用されます。
どのコースを選べばいい?タイプ別の早見表
コース選びの分岐は「学習開始が春か秋か」「インプットに時間をかけるか」「通学するか」の3点です。
| こんな方 | おすすめコース | 理由 |
|---|---|---|
| 春スタートで通学クラスに通える | 1年合格ベーシックコース | 3回転学習法の標準形。宮口・納冨・江口・渡辺・高田の5クラスから選べる |
| 知財の知識がゼロで、インプットを厚くしたい | 1年合格ベーシックコースWIDE | 入門エッセンシャル講座で法体系を先に固めてから3回転に入る |
| 秋から始めて2027年の最終合格を狙う | 短答・論文コンプリートコース | 佐藤講師の短答・論文3Step学習メソッド。通学クラスの生講義をZoomでライブ配信 |
| 秋から始めるが学習時間を短く区切りたい | 短答&論文速修コース | 馬場講師担当。1コマの負担を抑えた速修設計 |
| まとまった学習時間が取れない・外出しにくい | スマート攻略コース | 通信Web専用で1コマ60分。答練・模試もパッケージ済みで初学者向けでは最安 |
1年合格ベーシックコースは通信でも宮口・納冨・江口の3講師から担当を選べるため、通学できない場合でもクラス選択の自由度が残ります。
スマート攻略コースは通信専用で通学クラスがないかわりに、初学者向けコースの中では受講料が最も低く抑えられています。
学習経験者向けコースは講師別の3系統
LEC弁理士の学習経験者向けコースは、宮口・納冨・馬場の3講師がそれぞれ短答と論文をセットにした本科コースを担当する構成です。
| コース名 | 担当 | 通信 | 通学 | 回数 |
|---|---|---|---|---|
| 短答・論文トータルサポートコース | 宮口聡 | 577,000円 | 610,000円 | 全98回 |
| 同(論文ミニマムVersion) | 宮口聡 | 527,000円 | 560,000円 | 全92回 |
| 短答&論文一気合格コース | 納冨美和 | 527,000円 | 560,000円 | 全90回 |
| スマート[短答/論文]マスターコース | 馬場信幸 | 527,000円 | 通信専用 | — |
学習経験者向けコースには論文だけを対策する単独コースも用意されており、宮口講師の論文シーケンスコース、納冨講師の論文合格答案完成コース、馬場講師のスマート論文マスターコースが該当します。
ここに挙げたコースはいずれも論文式筆記試験合格者 受講料返還制度の対象で、論文式筆記試験(必須科目)に合格すれば受講料が全額戻ります。
再受講割引と他校からの転校割引は25%割引なので、他校で1年学んで乗り換える場合の実質負担はここから下がります。
講義スケジュールと受講期限
2027年合格目標コースの受講期限は、いずれも2027年7月31日です。
1年合格ベーシックコースの通学クラスは、新宿エルタワー本校が宮口クラス、水道橋本校が納冨クラス、梅田駅前本校が江口クラス、京都駅前本校が渡辺クラス、名古屋駅前本校が高田クラスという割り当てです。
1年合格ベーシックコースWIDEと短答・論文コンプリートコースは渋谷駅前本校の佐藤クラス、短答&論文速修コースは新宿エルタワー本校の馬場クラスで通学クラスが開講されます。
通学クラスの教材発送とWebフォローの配信は通信クラスと同じスケジュールで進むため、欠席した回はWebと音声で追いつけます。
短答・論文コンプリートコースでは、通学クラスで実施するインプット講座の生講義をZoomでライブ配信しており、通学が難しい地域からもリアルタイムで受講できます。
LEC弁理士の講座スペック一覧
LEC弁理士講座の主要スペックを一覧にまとめました。
| 運営会社 | 株式会社東京リーガルマインド(LEC) |
|---|---|
| 弁理士試験指導開始 | 1992年(指導30年以上) |
| 専任講師 | 16名(初学者向け7名/学習経験者向け/口述対策) |
| 初学者向けクラス担任 | 宮口聡/納冨美和/佐藤卓也/江口裕之/渡辺一弘/高田珠美/馬場信幸 |
| 動画講義 | あり(1コマの長さはコースにより異なる。スマート攻略コースは1コマ60分) |
| 学習メディア | 通学クラス/通信Web+音声ダウンロード/Zoomライブ配信(一部コース)/LEC Online Study SP |
| 教材形式 | 紙+デジタル(短答アドヴァンス/宮レジ/納冨レシピ・Nプロシート/エッセンシャルレジュメ/パーツブック/レベル1-3/これ問ほか) |
| スマホ演習 | 秒速ドリル(約900問・短答過去問3年分・コース申込特典) |
| 答練・模試 | 論文式8種類/短答式4種類(12月〜6月に配置) |
| 質問対応 | 教えてチューター(フォロースタッフ対応)/クラス専任チューターの相談サービス |
| 添削指導 | 論文答案添削あり/論文答案オンライン提出に対応 |
| 受講期限 | 2027年合格目標コースは2027年7月31日 |
| 無料体験 | おためしWeb受講/校舎の無料体験受講/資格説明会・ガイダンス(参加無料・予約不要)/受験・受講相談 |
| 合格特典 | 短答合格で口述対策講座の割引クーポン/最終合格で合格お祝い金39,600円〜55,000円 |
| 受講料返還 | 論文式筆記試験合格者 受講料返還制度(学習経験者向け16講座が対象・返還率100%) |
| 教育訓練給付制度 | 一般教育訓練給付金の対象3コース(弁理士合格ベーシックコース) |
| 通学校舎 | 新宿エルタワー/水道橋/渋谷駅前/梅田駅前/京都駅前/名古屋駅前 |
| 自習室・学習環境 | 受講生専用自習室・Webブース・ロッカー利用可 |
通信専業のスクールとの最大の違いは、自習室とビデオブースを含む校舎の設備を受講料の中で使える点です。
LEC弁理士の講師とクラスの選び方


LEC弁理士の講師選びは、通学したい校舎・使いたいオリジナルレジュメ・1コマの長さの3つで絞ると迷わなくなります。
LECには弁理士試験のLEC専任講師が16名在籍し、そのうち初学者向け講座を担当するのは7名です。
クラスごとに使う教材と講義スタイルが違うため、コース名を決める前に担当講師を決めるほうが失敗しにくい構造になっています。
クラス(講師)を選ぶ3つの判断軸
クラス選びで最初に決めるべきは、通学するかどうかです。
通学クラスは校舎ごとに担当講師が固定されているため、通える校舎が決まればクラスも自動的に決まります。
通信で受ける場合は1年合格ベーシックコースの3講師(宮口・納冨・江口)から自由に選べるので、次の3つの軸で比較します。
- 通える校舎で決める:新宿エルタワー=宮口/水道橋=納冨/渋谷駅前=佐藤/梅田駅前=江口/京都駅前=渡辺/名古屋駅前=高田/新宿エルタワーの秋開講=馬場
- 使いたいオリジナルレジュメで決める:宮口=宮レジ/納冨=納冨レシピ・Nプロシート/佐藤=エッセンシャルレジュメ・クレストレジュメ/江口=パーツブック/渡辺=レベル1・2・3/馬場=これ問
- 1回の講義に割ける時間で決める:まとまった時間が取れないなら1コマ60分のスマート攻略コース(馬場)、じっくり情報量を入れたいならWIDE(佐藤)
3つの軸で絞ったあとは、おためしWeb受講で実際の講義を無料で視聴して最終判断するのが確実です。
各クラスの入門講座を無料で視聴できるうえ、おためしWebをオンラインで申し込むと5,000円割引クーポンが即時進呈されます。
専任講師16名の担当区分とエリア
LEC弁理士の専任講師16名は、初学者向け・学習経験者向け・口述対策の3区分で担当が分かれています。
| 講師 | エリア | 担当区分 |
|---|---|---|
| 宮口 聡 | 関東 | 初学者向け・学習経験者向け |
| 納冨 美和 | 関東 | 初学者向け・学習経験者向け |
| 佐藤 卓也 | 関東 | 初学者向け・学習経験者向け |
| 馬場 信幸 | 関東 | 初学者向け・学習経験者向け |
| 江口 裕之 | 関西 | 初学者向け・学習経験者向け |
| 渡辺 一弘 | 関西 | 初学者向け |
| 高田 珠美 | 中部 | 初学者向け |
| 水﨑 慎/西田 憲孝/芦田 圭司/幸谷 泰造/安西 悠 | 関東 | 学習経験者向け |
| 高橋 克宗 | 関東 | 学習経験者向け+初学者向け講座チューター |
| 加藤 晃二 | 中部 | 学習経験者向け |
| 義村 宗洋 | 関東 | 口述対策講座 |
| 豊岡 大志 | 関西 | 口述対策講座 |
学習経験者向けだけを担当する講師が8名いるため、短答に合格して論文だけを固め直す段階でも担当を選び直せます。
宮口聡クラス(関東・新宿エルタワー本校)
宮口聡LEC専任講師は、「仕事との両立を実現する『眠くならない“記憶に残る”』講義で多くの合格者を輩出」と公式サイトで紹介されている関東の講師です。
担当は1年合格ベーシックコース(新宿エルタワー本校・通信)に加えて、学習経験者向けの短答・論文トータルサポートコース(全98回)と論文シーケンスコースまでカバーします。
オリジナルレジュメは通称「宮レジ」で、メインテキストで詳しく学んだ内容を要点だけに絞り込む使い方を前提に作られています。
直前期の道場や過去問集「理想と現実」も宮口講師の担当で、入門から本試験直前まで同じ講師で通せるのが特徴です。
納冨美和クラス(関東・水道橋本校)
納冨美和LEC専任講師は、「『合格の女神』が示すのは短期合格のための『解法の可視化』という究極の解答」というキャッチで紹介されている関東の講師です。
担当は1年合格ベーシックコース(水道橋本校・通信)と、学習経験者向けの短答&論文一気合格コース(全90回)・論文合格答案完成コースです。
オリジナル教材は「納冨レシピ」と「Nプロシート」で、解法の手順を目に見える形に落とす方向で組まれています。
納冨クラスの合格ナビゲートゼミには、納冨クラス出身で2014年合格の高橋克宗LEC専任講師が専任チューターとして付きます。
佐藤卓也クラス(関東・渋谷駅前本校)
佐藤卓也LEC専任講師は、「弁理士試験受験界の生きる伝説」というキャッチコピーで紹介されている関東の講師です。
公式サイトの紹介文は「多数の合格者を輩出してきたスキルを惜しみなく伝授」と続きます。
担当は1年合格ベーシックコースWIDEと、秋開講の短答・論文コンプリートコースで、いずれも渋谷駅前本校が通学の拠点です。
短答アドヴァンステキストの生みの親として公式サイトで紹介されており、オリジナル教材は「エッセンシャルレジュメ」「クレストレジュメ」です。
短答・論文コンプリートコースでは、短答基礎編→論文→短答応用知識編という短答・論文3Step学習メソッドを採用しています。
江口裕之クラス(関西・梅田駅前本校)
江口裕之LEC専任講師は、「豊富な実務・講師経験」を強みとして紹介されている関西の講師です。
公式サイトの紹介文は「『超効率的講義』と『熱血指導』で短期合格へ導く」と続きます。
担当は1年合格ベーシックコース(梅田駅前本校・通信)と、学習経験者向けのLゼミ江口クラスです。
オリジナル教材は「パーツブック」で、合格ナビゲートゼミでは生講義を活かした対話方式でコア知識の定着を図ると公式サイトが説明しています。
関西で通学しながら学習経験者向けのゼミまで同じ講師で続けたい方に向いたクラスです。
渡辺一弘クラス(関西・京都駅前本校)
渡辺一弘LEC専任講師は、「独自の視点と表現力」というキャッチコピーで紹介されている関西の初学者向け講師です。
公式サイトの紹介文は「新たなコンセプトで展開する講義スタイルで早期合格を勝ち取る」と続きます。
担当は1年合格ベーシックコースで、京都駅前本校を拠点に通学クラスを開講しています。
オリジナル教材は「レベル1・2・3」という段階別の教材で、知識の深度に応じて進める設計です。
渡辺クラスは初学者向け専任のため、通信で申し込む場合はフォロークラスのスケジュールを選ぶ形になります。
高田珠美クラス(中部・名古屋駅前本校)
高田珠美LEC専任講師は、「重要度を明確化」というキャッチコピーで紹介されている中部エリアの初学者向け講師です。
公式サイトの紹介文は「ムダを省いた効率学習で受験生のモチベーションをコントロール!」と続きます。
担当は1年合格ベーシックコースで、名古屋駅前本校が通学の拠点になります。
名古屋で弁理士講座の通学クラスを選べるのはLECの数少ない特徴で、中部在住で通学したい方の実質的な選択肢はこのクラスです。
馬場信幸クラス(関東・新宿エルタワー本校)
馬場信幸LEC専任講師は、「『受講生の負担を減らす』をモットーに合格までの最短ルートをナビゲート」と紹介されている関東の講師です。
担当は秋開講の短答&論文速修コース(新宿エルタワー本校・通信)と、通信専用のスマート攻略コース、学習経験者向けのスマート[短答/論文]マスターコースです。
オリジナル教材は「これ問」で、重要度と優先順位を明示して深入りを避ける方向の指導が合格体験記でも評価されています。
スマート攻略コースの講義は1コマ60分に区切られており、長時間の講義が苦手な方や学習時間がまとまらない方に合わせた設計です。
選択科目・口述対策を担当する講師
選択科目民法対策講座は幸谷泰造LEC専任講師、口述対策講座は関東が義村宗洋講師・関西が豊岡大志講師の担当です。
幸谷泰造講師は東京大学大学院情報理工学系研究科を修了し、2006年に弁理士試験、2011年に司法試験に合格した弁護士で、特許法や商標法との比較の視点を入れて民法を講義すると公式サイトが説明しています。
学習経験者向けには水﨑慎・西田憲孝・加藤晃二・芦田圭司・安西悠・高橋克宗の各専任講師が答練やゼミを担当します。



クラス選びで編集部が引っかかるのは、「講師の人気」で選ぶと通学の選択肢を自分で捨てることになる点です。通学クラスは校舎で担当が固定されているので、たとえば京都在住で宮口クラスを選ぶと自動的に通信になり、自習室と生講義という価格に含まれている要素を使わないまま50万円を払うことになります。先に「通学するかどうか」を決めてから講師を見るほうが、支払う金額に対する取り分は大きくなります。
LEC弁理士の論文答練|8種類のラインナップと添削の仕組み
LEC弁理士の論文答練は、10月〜12月の基礎的な答練から6月の論文公開模試まで、実施時期をずらした8種類で構成されています。
本科コースにはこれらの答練・模試が組み込まれており、学習経験者は答練パック単位でも申し込めます。
まず全体の並びを確認したうえで、時期ごとの中身と添削の仕組みを見ていきます。
答練・模試の年間ラインナップ(論文式8種・短答式4種)
LECは論文式8種類・短答式4種類の答練と模試を、実施時期つきの一覧で公開しています。


| 実施時期 | 論文式 | 短答式 |
|---|---|---|
| 10〜12月 | 論文上級答練/論文集中答練/論文合格答練 | 短答トライアル模試(12月) |
| 12〜1月 | 論文実力診断答練 | — |
| 1〜3月 | 論文実戦答練 | 短答実戦答練(2月) |
| 3月 | — | 短答プレ模試 |
| 4月 | 論文プレ模試 | 短答公開模試 |
| 6月 | 論文直前答練/論文公開模試 | — |
短答式試験が5月、論文式必須が6月、論文式選択が7月に実施される試験日程に合わせて、答練と模試が前倒しで並んでいる構造です。
翌年度向けの答練・模試の案内は毎年8月上旬に開始されると公式サイトが告知しています。
論文上級答練・論文集中答練・論文合格答練・論文実力診断答練(10月〜1月)
年内に実施される論文答練は、レベル別の3系統と実力診断の1種類で構成されます。
論文上級答練・論文集中答練・論文合格答練は10月〜12月に並行して実施され、学習経験者向けにはそれぞれ「論文上級答練パック」「論文集中答練パック」「論文合格答練パック」という単独のパックが用意されています。
論文実力診断答練は12月から1月にかけて実施され、年明けからの学習計画を立てる材料になります。
3種類のパックはいずれも論文式筆記試験合格者 受講料返還制度の対象講座なので、論文の結果待ちの期間に先行して申し込んでも合格すれば全額戻ります。
論文実戦答練・論文プレ模試(1月〜4月)
論文実戦答練は1月から3月にかけて実施される、本試験に近い形式の答練です。
4月の論文プレ模試は、短答式試験(5月)の直前期に論文の実力を測る位置づけで、公式のラインナップ表では「論文完成答練」の名称も併記されています。
短答式試験の直前に論文の演習が組まれているため、短答一本に絞るか論文も並行するかは自分の受験戦略で決めることになります。
論文直前答練・論文公開模試(6月)
論文直前答練と論文公開模試は、論文式必須試験の直前となる6月に実施されます。
論文直前答練は平日夜に答練と解説講義をセットで受ける形式で、答案を書いたその日のうちに解説を聞いて疑問を解消できる作りだと合格者が体験記で説明しています。
論文公開模試は本試験と同じスケジュールで1日かけて全科目を受ける形式で、受験者数が多いため相対的な位置を把握しやすいのが特徴です。



論文公開模試も同様に、一日かけて本試験と同様のスケジュールで各科目の試験を受けていくものでしたので、各試験時間内にどのような時間配分で論文試験に取り組んでいくかを検討しながら受けることができた良い機会であったと感じます。
引用元:【LEC公式 合格体験記|鈴木渓さん(1年合格ベーシックコース+Lゼミ・受験1回)】
論文答練パック(直前PLUS)でまとめて申し込む
論文答練はパック単位でまとめて申し込むと、単体で取るより費用を抑えられます。
2027年合格目標では、論文上級答練パック(直前PLUS)・論文集中答練パック(直前PLUS)・論文合格答練パック(直前PLUS)の3系統が学習経験者向けに並んでいます。
「直前PLUS」が付くパックは、直前期の答練と模試を含めた構成です。
答練・模試の受講料はオンラインショップ側での案内になっており、LEC公式サイトの答練・模試ページには回数と価格の記載がありません。
論文答案はオンライン提出でき、担当講師の添削が返る
LECの論文答練は答案の添削が付き、答案はオンラインで提出できます。
公式サイトには初学者向け・学習経験者向けの両方に「論文答案オンライン提出」の案内が置かれており、通信受講でも郵送に頼らず提出できる導線が用意されています。
添削の内容については、答案の書き方・内容・見た目まで採点されるという評価が合格体験記で語られています。



LECの答練や模試は解説と添削がついているため、受けっぱなしにならない点が良かったです。特に添削では答案の書き方、内容、見た目まで採点してしっかりと見てくださるため、論文式試験の受験において非常に有用でした。
引用元:【LEC公式 合格体験記|鈴木沙優さん(20歳・最年少合格・1年合格ベーシックコース)】
クラス担任の講師が答練の添削も担当するため、入門講座からの指導方針と採点基準が揃うのがLECの答練の設計です。
論文本試験の的中実績を公式が一覧で公開している
LECは答練と模試で扱った論点が本試験で出題された「的中実績」を、論文試験問題について一覧で公開しています。
公式サイトの説明は「LECが皆様にお届けした論文対策答練や、模擬試験で扱った論点が、本年も本試験で多数出題されました」というもので、年度ごとの的中結果が一覧で掲載される形です。
Lゼミについても別途「Lゼミ的中実績」のPDFが公開されています。
的中の件数や具体的な論点は一覧側の資料に掲載されており、公式サイト本文には件数の記載がありません。
LEC弁理士の短答模試|4段階で本番の得点を作る
LEC弁理士の短答対策は、12月の短答トライアル模試・2月の短答実戦答練・3月の短答プレ模試・4月の短答公開模試という4段階です。
5月の短答式試験に向けて難易度と本番再現度を段階的に上げていく並びになっています。
加えて、受講生でなくても無料で使える成績診断サービスが用意されています。
短答トライアル模試(12月・受講料2,000円)
短答トライアル模試は12月に実施される、受講料2,000円のフルサイズ模試です。
本試験と同じ形式・試験時間3時間30分で実施され、出題は平成28年から令和7年までの過去10年の短答本試験問題から、合否を左右する重要な問題を中心にピックアップする作りです。
受講料は本校受験・自宅受験のいずれも2,000円(税込)で、解説講義は付きません。
成績処理はScoreOnline上で公開され、GO!GO!ポイントと割引クーポンは使用できない扱いです。
- 年内に本試験と同じフルサイズの模試に取り組みたい方
- 現在の実力を客観的に確認したい方
- LECの模試を2,000円で体験してみたい方
LECの答練の水準を試すだけなら、本科コースを申し込む前にこの模試で確かめる手もあります。
短答実戦答練(2月)で3時間半・60問に慣れる
短答実戦答練は2月に実施される、本試験と同じ分量で解く答練です。
合格体験記では「本試験と同様に3時間半で60問を解く形式で実施されるため、長時間の試験に慣れることができた」「回数も多く設定されているので、様々な問題に触れる機会があった」と説明されています。
短答実戦答練には受験生特典の案内も別途用意されています。
短答プレ模試(3月)・短答公開模試(4月)で本番前の位置を確認する
短答プレ模試は3月、短答公開模試は4月に実施され、短答式試験の直前2か月で2回の本番シミュレーションを踏む構成です。
2つをまとめた「短答模試パック(短答プレ模試+短答公開模試)」も用意されています。
短答公開模試のオンラインショップでの販売開始は3月下旬ごろで、それより前に申し込む場合はコールセンターまたはLEC各本校の窓口が受付窓口になります。
自宅受験する方向けに、実施アナウンス・開始終了アナウンス・時間管理用の時計を収録した「短答式模試 本試験シミュレーション動画」も公開されており、本試験会場の臨場感を出すためにバックグラウンドノイズが入っています。
短答答練模試パックPLUSでまとめて申し込む
短答の答練と模試をまとめて取るパックが「短答答練模試パックPLUS」です。
2027年合格目標の学習経験者向け一覧に掲載されており、短答実戦答練と短答模試を一括で確保できます。
本科コースを受講している場合は答練・模試がコースに含まれているため、パックの追加申込が必要になるのは主に単科で組み立てる学習経験者です。
短答リサーチはMyページ登録(無料)だけで使える成績診断
短答リサーチは、LEC「Myページ」への登録(無料)だけで使える短答式本試験の成績診断サービスです。
LECの受講生であるかどうかは条件になっておらず、他校の受講生や独学の受験生でも利用できます。
利用の流れは次のとおりです。
- Myページに登録(無料)してログインする
- MyページTOP上部の「成績/受験 ScoreOnline」ボタンをクリックする
- [無料成績診断・書籍模試]の[弁理士短答リサーチ]から解答番号を入力する(受験番号が必要・25分以内に入力完了)
- ScoreOnlineの[閲覧]から集計結果を見る(1時間ごとに更新)
- 後日公開されるLEC分析の「講評・設問別解答解説」をScoreOnlineで確認する
公式サイトは「短答リサーチは弊社独自のリサーチのため、本試験の合否とは一切関係ありません」と明記しています。
短答式試験の自己採点後に全体の中の位置を知る手段として、費用をかけずに使えるのがこのサービスの価値です。
解答速報・論点リサーチ・本試験イベント
LECは短答式試験と論文式試験の両方で解答速報を公開しています。
弁理士試験 受験生応援サイトには、短答試験 解答速報・論文試験 解答速報・論点リサーチ・論文再現答案の協力者募集・講師陣からの激励メッセージ・短答本試験「もう一点!」講座が並びます。
本試験の解答速報会に講師が出るため、翌年度のカリキュラムに出題傾向の分析を反映できる体制だと公式サイトは説明しています。
LEC弁理士のゼミ・道場とオプション講座
LEC弁理士には、本科コースの外側にゼミ・道場・選択科目対策・口述対策という4系統のオプション講座が用意されています。
本科コースだけで完結する他社と比べて選択肢が多く、追加費用がかかる代わりに弱点を狙って補強できる構造です。
ここでは申込対象と役割が違う7つのオプションを順に整理します。
Lゼミは1人の講師が一貫して添削する少人数の論文指導ゼミ
Lゼミは、論文合格答案の作成ノウハウを身につける場としてLECが長年続けている論文指導ゼミナールです。
最大の特長は、答案を1人の講師が一貫して添削することで、受講生ごとの個性を把握したうえで長所を伸ばし弱点を潰す指導になる点だと公式サイトが説明しています。
受講生数に上限を設けた少人数制で、「理解したつもり」を早期に見つけて改善することを狙った運営です。
| クラス | 実施形態 | エントリー(選抜) |
|---|---|---|
| 馬場 信幸 | 新宿エルタワー本校 | 必須 |
| 江口 裕之 | 梅田駅前本校 | 必須 |
| 水﨑 慎 | 水道橋本校 | 不要(先着順) |
| 加藤 晃二 | 名古屋駅前本校 | 不要(先着順) |
| 西田 憲孝 | Zoom受講 | 不要(先着順) |
西田クラスはZoom受講のため、通える校舎がない地域からでも少人数の論文指導を受けられます。
Lゼミから論文直前期まで同じ講師で続ける「Lゼミ<直前編>」も別売で用意されています(馬場クラスには<直前編>なし)。



Lゼミを受講して特に良かった点は、毎週論文を本試験と同じ制限時間で書くという実践的な訓練を積めたことです。(中略)さらに、Lゼミでは担当講師が一貫して採点してくださるため、採点基準や方針が安定しており、答案作成の型を確立することができました。
引用元:【LEC公式 合格体験記|岡本明洋さん(1年合格ベーシックコース+Lゼミ・受験1回)】
LゼミSpecialは夏から8ヶ月・宮口&安西の2名体制
LゼミSpecialは、Lゼミの夏からのスペシャルバージョンとして開講される論文特訓ゼミナールです。
公式サイトの紹介は「8ヶ月間じっくり指導!宮口&安西の最強タッグが合格できる論文の書き方を徹底指導する論文特訓ゼミナール」というもので、前期と後期で担当講師が交代する構成です。
受講料返還制度では後期分(全26回)が返還対象で、前期の全7回分は返還対象外という扱いになっています。
論文式試験の合格発表を待つ期間に論文対策を継続したい受験生向けの設計です。
合格ナビゲートゼミは通学生だけのオプション(全13回・80,000円)
合格ナビゲートゼミは、1年合格ベーシックコースの通学講座を申し込んだ方だけが追加で申し込めるオプション講座です。
回数は全13回、一般価格は80,000円(税込)で、実施本校は新宿エルタワー・水道橋・梅田駅前・京都駅前です。
申し込めるのは1年合格ベーシックコースと同じ担当講師のゼミだけで、Webフォローは付きません。
合格ナビゲートゼミの申込者には、クラスごとの専任チューターへ学習方法や学習スケジュールを相談できるサービスが付きます。
| クラス | 専任チューター | プロフィール |
|---|---|---|
| 宮口クラス(新宿エルタワー本校) | 茂木 健男さん | LEC入門講座 宮口クラス出身。2019年度弁理士試験合格。企業の知財部に所属 |
| 納冨クラス(水道橋本校) | 高橋 克宗 LEC専任講師 | LEC入門講座 納冨クラス出身。2014年に弁理士試験合格。特許事務所勤務 |
| 江口クラス(梅田駅前本校) | 金子 愛子さん | LEC入門講座 江口クラス出身。2015年度弁理士試験に一発で合格。特許事務所に所属 |
チューターがいずれも同じクラス出身の合格者である点が、通学クラスを選んだ場合の実質的な上積みになります。
道場シリーズは季節ごとの短期集中講座
道場は、弱点になりやすい分野を数回で集中的に潰す短期講座のシリーズです。
公式サイトの学習経験者向け一覧には、夏の特訓道場シリーズ・短答対策(GW)道場・論文道場・論文直前道場・年末年始道場・青本解釈追究が並んでいます。
夏の特訓道場シリーズの例として、宮口聡の[意匠・商標]審査基準ダイジェスト道場と宮口聡の「青本・改正法」マスター道場はいずれも全3回で、受講料は通学28,500円・通信27,000円(税込)です。
講義は85分×2コマの進行で、通学クラスの生講義をZoomでリアルタイム配信するクラスも用意されています。
道場は本科コースの割引やGO!GO!ポイントの対象外なので、追加費用として見込んでおく必要があります。
ゴールドWebと青本解釈指南で弱点分野を狙い撃ちする
ゴールドWebは、LEC精鋭講師陣によるWeb専用のオリジナル講座群です。
公式の用語解説では「正攻法で網羅的に攻めるメイン講座とは違い、各講師の経験から導き出す解法で、試験で狙われやすいポイントや受験生が苦手とする分野を集中的に学習します」と説明されています。
青本の読み込みには佐藤講師の「青本解釈指南[22版対応]」(全45回)と「青本解釈追究」が用意されています。
おためしWebの5,000円割引クーポンはゴールドWebには使えないため、この点は申込前に確認しておきましょう。
選択科目民法対策講座は3ステップ構成(担当:幸谷泰造講師)
選択科目民法対策講座は、講義編・論証編・過去問編の3ステップで民法を仕上げる構成です。
- STEP1【講義編】:民法を体系的・網羅的に、メリハリをつけて学習する。細かい論点には立ち入らず基本知識の習得に絞る
- STEP2【論証編】:出題可能性のある論点について論証例を示しながら解説し、基本知識を答案として表現できる状態にする
- STEP3【過去問編】:実際に出題された本試験問題を解説し、論点主義に陥らない思考方法を身につける
担当は幸谷泰造LEC専任講師で、弁理士試験と司法試験の両方を働きながら突破した経験をもとに講義を組んでいると公式サイトが説明しています。
公式サイトは選択科目民法の学習範囲を「民法全1050条のうち、700以上にわたる条文」と示しており、範囲の広さを前提に効率化する方針です。
アウトプットには全6回の選択科目民法対策答練があり、すべてオリジナル問題で構成されています。
応用情報技術者試験対策講座で選択科目免除を狙うルートもある
LECは選択科目の免除手段として、弁理士受験生向けの応用情報技術者試験対策講座を案内しています。
弁理士サイトのトップページに「弁理士受験生のための、選択科目免除手段としての『応用情報技術者試験対策講座』」として掲載されており、弁理士講座とは別の講座として申し込む形です。
実際に応用情報技術者試験の合格で選択科目免除を受けた合格者の体験記も公開されています。
選択科目の免除要件そのものは特許庁が定めており、対象となる資格と手続きは受験前に確認しておく必要があります。
なお応用情報技術者試験の合格者は、LEC弁理士講座の他資格合格者割引(10%割引)の対象にも入っています。
口述試験対策は模擬試験とマンツーマン講座まで揃う
LECの口述試験対策は、口述模擬試験・口述完全合格ナビゲーションパック・口述6時間マンツーマン必勝講座の3系統です。
担当は関東が義村宗洋講師、関西が豊岡大志講師で、宮口講師による個別指導の口述特訓も別途案内されています。
教材面では、口述試験の再現を集約した問題集「口述アドヴァンス」が受験生に広く使われています。
短答式試験に合格して合格お祝い①を申請すると、口述対策講座に使える割引クーポンが進呈されます。
LEC弁理士の受講料を下げる4つの方法|割引・給付金・受講料返還制度
LEC弁理士の受講料は、期間限定の早期割引・通年の割引6種・一般教育訓練給付金・論文合格者向けの受講料返還制度の4つで下げられます。
ただし割引の多くは併用できないため、どれが一番大きいかを先に比べる必要があります。
4つの方法を順に確認し、最後に合格後に戻ってくる合格お祝い制度を見ていきます。
方法1:期間限定の早期割引(9月末までは最大6万円割引)
秋開講コースの早期割引は、申込時期が早いほど割引額が大きくなる3段階です。
| 対象コース | 期間 | 割引額 |
|---|---|---|
| 短答&論文速修コース/短答・論文コンプリートコース(秋開講) | 2026年6月19日〜7月31日(第1弾) | 10万円割引 |
| 2026年8月1日〜8月31日(第2弾) | 8万円割引 | |
| 2026年9月1日〜9月30日(第3弾) | 6万円割引 | |
| 1年合格ベーシックコース/同WIDE(春開講) | 2026年7月1日〜8月31日 | 通信クラス限定で6万円割引 |
1年合格ベーシックコースとWIDEの期間限定割引は通信クラス限定で、通学クラスは他の割引制度を利用することになります。
早期割引価格は他の割引と併用できず、併用できるのは特別公開講座参加者割引だけです。
秋開講コースには先取りWeb受講と秒速ドリルの進呈という申込特典も付きます。
方法2:通年で使える割引6種(最大25%割引)
通年で使える割引は6種類あり、最も大きいのは再受講割引・他校からの転校割引の25%割引です。
| 割引 | 割引率・額 | 対象 |
|---|---|---|
| 再受講割引/他校からの転校割引 | 25%割引 | 2001年以降にLEC弁理士入門講座(を含むコース)を受講した方/他校の受講経験者。支払金額10万円以上のコースが対象 |
| 退職者・離職者応援割引 | 20%割引 | 退職または離職後1年以内の方 |
| 学生割引 | 20%割引 | 高校生・大学生・大学院生・各種専門学校生 |
| 他資格合格者割引 | 10%割引 | 知財検定1〜3級/行政書士/司法試験/司法書士/中小企業診断士/公認会計士/社会保険労務士/応用情報技術者/一級建築士/薬剤師/電気主任技術者/電気通信主任技術者/キャリアコンサルタント |
| 特別公開講座参加者割引 | 1万円割引 | 特別公開講座に参加して当日本申込した方。上記の割引と併用できる |
| おためしWeb利用者割引 | 5千円割引 | 無料のおためしWeb受講をオンライン申込した方全員。5万円以上の講座に利用可 |
学生割引20%と他資格合格者割引10%は、当てはまる方が多いのに気づかれにくい割引です。
過去5年以内に再受講割引の対象になる方には、Myページの「発行クーポン」に割引クーポンがあらかじめ用意されています。
学習経験者向けコースの検討者には、正誤問題10問で8問以上正答すると割引クーポンが出る無料の「Webバックアップ試験」もあり、短答・論文系コースで4万円、論文系コースで2万円のクーポンが進呈されます。
方法3:一般教育訓練給付金の対象は「弁理士合格ベーシックコース」の3コース
LEC弁理士で一般教育訓練給付金が使えるのは、弁理士合格ベーシックコースの3コースです。


| 対象コース | 厚生労働省指定番号 | 訓練期間 | 添削回数(修了認定回数) | 教育訓練経費 |
|---|---|---|---|---|
| 弁理士合格ベーシックコース 通学+(Web+音声DL) | 1320003-0610102-8 | 9ヵ月 | 100回(80) | 407,000円 |
| 弁理士合格ベーシックコース 通信(Web+音声DL) | 1320003-1820012-5 | 12ヵ月 | 12回(10) | 363,000円 |
| 弁理士合格ベーシックコース WIDE 通信(Web+音声DL) | 1320003-2420012-5 | 12ヵ月 | 12回(10) | 392,000円 |
一般教育訓練給付金の給付額は教育訓練経費の20%で、上限は10万円です(厚生労働省)。
受給には修了認定の基準を満たす必要があり、通学講座は全講義回数の80%以上の出席と確認テスト70%以上、通信講座は添削課題全提出回数の80%以上の提出と確認テスト70%以上が条件です。
割引制度を使った場合は割引後の価格が教育訓練経費になるため、割引と給付金を重ねても給付額の計算の元になる金額は下がります。
通学+(Web+音声DL)はLEC各本校またはコールセンターでの申込が必要で、オンラインショップでは完結しません。
弁理士に専門実践教育訓練給付金の対象講座はなく、使えるのは一般教育訓練給付金だけです。
給付金の制度そのものの説明と対象になる他社の講座は、弁理士の通信講座を比較した記事で扱っています。
方法4:論文式筆記試験合格者 受講料返還制度(返還率100%)
論文式筆記試験合格者 受講料返還制度は、翌年向けの対象講座を申し込んだうえで今年度の論文式筆記試験(必須科目)に合格した場合に、受講料が全額返還される制度です。
返還率はお支払額(支払金額+ポイント使用分)の100%で、受講した分も含めてコース受講料が戻り、受け取った教材の返品も不要です。
適用には次の3条件をすべて満たす必要があります。
- 論文式筆記試験の合格発表日前日(令和8年度は2026年9月17日)までに対象講座の申込と支払手続を完了している
- 論文式筆記試験(必須科目)に合格している
- 最終合格した場合に合格体験記を提出できる
教育クレジットローンやクレジットカードの分割払いで支払った場合は、この返還制度の対象外になります。
対象講座は2027年合格目標の学習経験者向け16講座で、短答・論文トータルサポートコース(+論文ミニマムVersion)・短答&論文一気合格コース・スマート[短答/論文]マスターコース・論文シーケンスコース・論文合格答案完成コース・スマート論文マスターコース・論文上級答練パック・論文集中答練パック・論文合格答練パックとそれぞれの直前PLUSです。
初学者向けコースは対象に入っていないため、この制度が効くのは論文式試験を受験した学習経験者だけです。
返還申請期限は令和8年度分が2026年10月31日必着で、振込は2026年11月末が予定されています。
論文の結果を待たずに翌年の学習を始めても、合格すれば支払いが戻る設計なので、9月の合格発表までの2か月を空白にしないための仕組みだと言えます。
合格お祝い制度は39,600円〜55,000円で変動する
合格お祝い制度は、初学者向けコースの受講生が合格した場合に受け取れる2段階の特典です。
合格お祝い①は短答式筆記試験に合格して受験票または合格通知の写しを提出すると口述対策講座の割引クーポンが進呈され、合格お祝い②は最終合格して受験票または合格証書の写しと所定の合格体験記を提出すると合格お祝い金が進呈されます。
合格お祝い金の額は39,600円〜55,000円の間で変動し、最大額になるのは一発合格した方が氏名と顔写真の公表ありで合格体験記を提出した場合です。
対象コースは1年合格ベーシックコース・同WIDE・短答&論文速修コース・短答・論文コンプリートコースのインプット+アウトプット一括の4コースで、2027年5月31日までの申込が条件です。
①と②はそれぞれ申請できるため、同一年度に短答合格と最終合格をした場合は両方を受け取れます。



費用面で編集部が最も評価するのは、学習経験者向けの受講料返還制度です。論文式試験を受けた年の9月18日の合格発表まで待つと、翌年の論文対策のスタートが2か月遅れます。LECは「先に申し込んで、合格したら全額返す」という形でこの空白を埋めていて、返還率は100%です。ただしクレジットカードの分割払いにすると対象外になるので、この制度を狙うなら支払方法を先に確認してください。
\使える割引を確認してから申込む/
LEC弁理士の口コミ・評判


LEC弁理士の評価は「短答アドヴァンステキストの完成度」「答練と模試の量と添削」「通学でも録画で復習できる」に集まり、指摘が出るのは答練の難易度と教材の物量です。
公式サイトには2025年度合格者の合格体験記が35名分掲載され、受験回数・職業・出身校・受講した答練と模試まで公開されています。
加えてLECオンラインショップには資格別の「LEC受講生のレビュー」があり、弁理士の講座・模試・書籍について投稿者の年齢と受験状況つきのレビューが読めます。
LEC弁理士の良い口コミ
良い評価で最も多いのは短答アドヴァンステキストへの評価で、次に答練・模試の質と添削の丁寧さが挙がります。
LEC弁理士受講者の良い口コミ



LECの教材はどれも質の高いもので、特に短答アドヴァンステキストは条文の理解に必要な情報が非常に良くまとめられています。年明けの模試で思うような結果が出なかった時に、全科目の短答アドヴァンステキストを1からやり直したことで成績が一気に上がりました。
引用元:【LEC公式 合格体験記|伊藤諒さん(1年合格ベーシックコース・受験1回)】



他校に通っていた当時に本模試を受講しましたが、出題問題の質や難易度、圧倒的な受験者数、そして解説の分かりやすさなど、どれをとっても非常に満足度の高い内容でした。
引用元:【LEC受講生のレビュー(弁理士)|短答模試パックへの投稿・30代・受験経験あり】



通学していても後から講義の録画を見直すことができ、また速度も自由に変えられる点が大変良かったです。特に、講義中に理解したつもりになっていたことが復習してもよくわからなかった時には、講義の録画を見返すことで不明だった点の再確認ができたと考えます。
引用元:【LEC公式 合格体験記|浅沼明日香さん(1年合格ベーシックコースWIDE・受験1回)】
通信受講の使いやすさについては、森真由美さんが「LECの通信システムは倍速再生や中断箇所からの再生がスムーズで、家事や寝かしつけの合間を縫って学習を進める上でストレスがありませんでした」と書いています。
産休・育休の期間を使って一発合格した受験生の感想で、短答アドヴァンステキストについては「一元化教材として完成度が高く、一冊にあらゆる情報を集約することで検索コストを下げられた」という言葉も残しました。
答練の量については、スマート攻略コースで一発合格したM・Kさんが「論文の答練は併せて16回、模試が2回ありますので、書く練習の機会としては十分だったと思います」と、通信専用コースでも演習量が確保できたと述べています。
選んだ理由としては「圧倒的な合格実績」を挙げる合格者が複数おり、鈴木沙優さんは「短期合格を果たすには最も合格者数の多い予備校に通うのが1番近道だと」考えて選んだと書いています。
LEC弁理士の気になる口コミ・注意点
気になる点として挙がるのは、答練と模試の難易度の高さと、講義の情報量に追いつくまでの負荷です。
受験1回で合格した岡本明洋さんも「特に短答試験用の答練や模試ではなかなか合格基準点に届きませんでした」と、答練で伸び悩んだ時期を書いています。
岡本明洋さんは「SNSを見ると、余裕で合格基準点を取っている方々がたくさんおられ、『自分は何がだめなのだろう』と悩むことも多くありました」とも続けています。
土屋凌平さんも「短答実戦答練、短答公開模試はそれまでの答練より難易度が高く、知識のさらなるブラッシュアップが必要であることを痛感させられ」「何度も自信を打ち砕かれました」と述べており、答練の難易度は本試験以上に感じられる水準です。
他校から転校した受講生のレビューには、納冨クラスの論文講座について「全30コマという非常に濃密な講義」「LEC生や納冨クラスの皆さんにとって『当たり前』となっている基礎知識や思考プロセスに、まだ抜け落ちがあることへも気付かされました」という投稿があり、途中から入ると前提知識の差を感じる場面があるようです。
受講料への不満については、公式サイトの合格体験記とLECオンラインショップのレビューのいずれにも見当たらず、弁理士講座を対象にした口コミ投稿サイトのページも見つかりませんでした。
受講料の評価はこの記事では口コミではなく、他社との金額差と割引・給付金・返還制度の条件から判断しました。



合格体験記を通しで読んで編集部が気づいたのは、答練で合格基準点に届かなかった時期を書いている合格者が複数いることです。LECの答練は本試験より難しく作られているため、点が出ないこと自体は珍しくありません。問題は、点が出ないときに相談できる相手がいるかどうかで、通学クラスならクラス専任チューターと合格ナビゲートゼミがその役目を果たします。通信で申し込む場合は、教えてチューターの使い方を最初に確認しておくことをおすすめします。
LEC弁理士の4つの強み
LEC弁理士の強みは、実績・カリキュラム・教材・学習環境の4点に集約されます。
講師とクラスの選択肢についてはLEC弁理士の講師とクラスの選び方で扱ったので、ここでは残る4つを順に見ていきます。
強み1:1992年から30年以上の指導実績と初回受験合格者の75%という公表データ
LEC弁理士の最大の特徴は、1992年から弁理士試験の受験指導を続けている30年以上の歴史です。
公式サイトは「2017-2025年度弁理士試験 初回受験合格者の75%がLEC弁理士試験対策コース出身」という数字を掲げており、内訳は初回受験合格者247名のうち186名です。
初回受験合格者数は工業所有権法免除者を含む特許庁発表の統計をそのまま使っていると公式が注記しています。
合格祝賀・交流会の様子や合格者と担当講師の対談動画も公開されており、申込前に合格後の環境をイメージしやすい情報量です。
強み2:3回転学習法で同じ範囲を角度を変えて3回まわす
3回転学習法は、主要四法を「入門講座→論文基礎力完成講座→短答基礎力完成講座」の順に3度学習するLECの中核カリキュラムです。
入門講座のあとに短答ではなく論文を置くことで、基本事項を論文学習で体系化してから短答の細かい知識に入る設計になっています。
各インプット講座は講義編と答練編に分かれており、知識の定着を確認しながら次に進めます。
一発合格した岩松香里さんは「1年ベーシックコースでは、オーバーラップしながら進む3つの講座(入門、論文基礎、短答基礎)によって同じ範囲を異なる切り口から3回転でき、知識が定着しやすかったです」と公式サイトで語っています。
WIDEでは前に「入門エッセンシャル講座」が付き、コンプリートコースでは短答基礎編→論文→短答応用知識編の3Stepに組み替えられるなど、コースごとに回し方が変わります。
強み3:短答アドヴァンスと秒速ドリル約900問で短答対策を固められる
短答アドヴァンステキストは、条文単位で必要な情報・審査基準・関連規則・過去の短答問題を集約したLECのオリジナル教材です。
公式サイトの用語解説には「弁理士試験突破のために把握しておくべき知識は、すべてこのテキストに集約されています」と書かれています。
同じ用語解説には「テキストのみの販売はありません」とも明記されており、コースを申し込まないと手に入りません。
スマホ・タブレットで解ける「秒速ドリル」は出題数約900問で、3年分の短答式試験過去問をテーマごとに演習でき、Web上で即座に採点結果が表示されます。
秒速ドリルはコース申込特典として進呈される扱いです。
外販書籍としては「体系別短答過去問」(過去10年)と「年度別論文過去問」(過去7年)があり、講師オリジナルレジュメと組み合わせて演習量を確保します。
強み4:通学+通信のハイブリッド環境と合格後まで続くサポート
LECの通学クラスにはWebフォローと音声ダウンロードが標準で付くため、通学と通信を状況に応じて使い分けられます。
通学クラスの教材発送とWebフォロー配信は通信クラスと同じスケジュールで進むので、欠席した回も遅れずに追いつけます。
受講生は自習室・Webブース・ロッカーを利用でき、質問は「教えてチューター」が講義と教材の疑問に対応します。
本試験期には解答速報会・講師による会場応援・口述模擬試験が用意され、最終合格後は合格者・実務家講演会と合格祝賀・交流会まで続きます。
短答・論文コンプリートコースではインプット講座の生講義をZoomでライブ配信しており、通学圏外からでも生講義に参加できる形が増えています。
LEC弁理士の3つの弱み


LEC弁理士で申込前に確認しておきたい弱みは、受講料の水準・講座と教材の物量・公表データの少なさの3点です。
いずれもフルサービス型の講座の裏返しにあたる性質です。
弱み1:受講料が業界最上位水準で、ゼミ・道場は別料金
LEC弁理士の初学者向けコースは通信397,000円〜565,000円・通学540,000円〜609,000円で、弁理士講座では最上位の価格帯です。
通信特化型のスタディング(99,000円〜)やアガルート(添削あり総合272,800円・セール中は245,520円)と比べると2倍〜5倍の水準になります。
さらにLゼミ・合格ナビゲートゼミ(全13回80,000円)・道場(全3回27,000円〜)はコースに含まれない別料金のオプションです。
道場はGO!GO!ポイントと割引制度の対象外なので、割引を重ねて総額を下げる余地もありません。
「とにかく費用を抑えたい」「スマホ完結で十分」というニーズには合わない講座です。
弱み2:講座と教材の物量が多く、取捨選択の判断が必要になる
LEC弁理士は答練12種類・ゼミ・道場・ゴールドWeb・青本解釈指南と選択肢が多いため、すべてに手を出すと学習計画が破綻します。
教材も短答アドヴァンス・体系別短答過去問・年度別論文過去問・講師オリジナルレジュメ・口述アドヴァンスと積み上がります。
合格体験記には、道場をすべて受講したという受験生と、コース内の教材だけで完結させたという受験生の両方が並んでいます。
学習時間が限られる方は、1コマ60分のスマート攻略コースや論文ミニマムVersionのように、はじめから絞り込まれたコースを選ぶほうが安全です。
弱み3:受講生ベースの合格率は非公表で、質問環境も他社優位
LECは初回受験合格者の占有率を公表していますが、受講生を母数にした合格率は公表していません。
アガルートが受講生合格率38.46%という比率を出しているため、「受けた人のうち何割が受かったか」を数字で比べたい方には物足りない部分が残ります。
質問対応も「教えてチューター」を中心とした仕組みで、講義動画を見ながらワンクリックで質問できる形ではありません。
視聴期間中の質問回数が無制限の資格スクエア弁理士講座や、学習Q&Aサービスを備えるスタディングと比べると、オンラインの質問環境の手軽さでは見劣りします。
通学クラスなら講師とチューターに直接聞ける機会が多いので、この弱みは通信で受講する場合に強く出ます。
LEC・TAC・アガルート・スタディングの徹底比較


LECと比較される機会が多いのは、同じ老舗のTACと、オンライン型のアガルート・スタディングの3社です。
価格帯・学習設計・合格実績の出し方がそれぞれ違うため、項目別に並べて確認します。
LEC・TAC・アガルート・スタディングのスペック比較表
4社の主要スペックを同じ項目で並べると、価格が3ランクに分かれます。
| 項目 | LEC | TAC | アガルート | スタディング |
|---|---|---|---|---|
| 主要コース価格 | 515,000円(1年合格ベーシック・通信) | 495,000円(1.5年本科生・オンラインライブ通信/Web通信は473,000円) | 272,800円(添削あり総合/セール中は245,520円) | 99,000円(基礎・短答・論文総合) |
| 学習メディア | 通学/通信Web+音声DL/Zoomライブ配信 | オンラインライブ通信/Web通信 | オンライン中心 | スマホ完結 |
| 講師体制 | 専任講師16名。初学者向けは7クラス | 小松純・齋藤晶子ほか専任講師の分業 | 丸野悟史ほか | 伊藤隆治ほか |
| 学習設計の核 | 3回転学習法(入門→論文→短答) | 短答⇔論文ハイブリッド学習 | 短答・論文一貫カリキュラム | 15×3論文勉強法/AI学習プラン |
| 答練・模試 | 論文式8種/短答式4種(12月〜6月) | 短答答練13回/論文答練17回/全国公開模試5回 | 短答・論文の演習講座を各カリキュラムに内包 | 答案提出期限に縛られない答練 |
| 質問対応 | 教えてチューター/クラス専任チューター | i-supportメール(本科生50回) | KIKERUKUNで受講期間中50回 | 学習Q&Aチケット30回(追加2,000円/回) |
| 添削 | 論文答案添削あり/オンライン提出 | TAC式デジタル論文添削 | 添削あり総合カリキュラムで全12回 | 総合コースは添削なし/論文添削個別指導付コースで15回 |
| 教育訓練給付金 | 弁理士合格ベーシックコースの3コースが対象 | 指定3コースが対象(1年本科生はオンラインライブ、上級本科生・上級論文本科生はWeb通信) | 対象外 | 対象外 |
| 合格特典・返金 | 合格お祝い金39,600〜55,000円/学習経験者向け16講座は論文合格で受講料を全額返還 | 論文式合格で受講料を返金する合格返金制度/1.5年本科生MAXは合格祝い金 | 全額返金 or お祝い金30,000円 | 合格お祝い金10,000円分 |
| 通学校舎 | あり(東京・大阪・京都・名古屋) | 教室講座なし(通信生も自習室を利用可) | なし | なし |
| 合格実績 | 2017-2025年度の初回受験合格者247名中186名(75%)がLEC出身 | 非公表 | 受講生合格率38.46% | 合格者の声13名(2025年度) |
価格はLECとTACが最上位(50万円前後)、アガルートが27万円台、スタディングが10万円以下という3ランク構造です。
LECの位置づけは「価格は最上位だが、通学校舎・自習室・7クラスの講師・答練12種類が付く」というものになります。
5社を横並びにした比較表と選び方の軸については、弁理士の通信講座を比較した記事で詳しく整理しています。
\長年の実績を重視!/
学習設計の違いで選ぶ:LEC vs TAC
LECとTACの最大の違いは、知識を入れる順番です。
LECは「入門講座→論文基礎力完成→短答基礎力完成」と3段階を反復する3回転学習法、TACは短答と論文のインプットを1つのテキストに一元化して同時に進める短答⇔論文ハイブリッド学習を採用しています。
受講形態も分かれ、LECは6校舎で通学クラスを開講する一方、TACは教室講座を持たずオンラインライブ通信とWeb通信の2形態です。
講師の選び方も対照的で、LECは1人のクラス担任が入門から答練の添削まで担当し、TACは専任弁理士講師が科目を分担します。
1人の講師に伴走してもらいたい方はLEC、複数講師の解説を科目ごとに受けたい方はTAC弁理士講座が向いています。
\短答・論文を同時並行で進める/
合格率とコスト圧縮で選ぶ:LEC vs アガルート
LECとアガルートでは、合格実績の示し方が異なります。
LECは初回受験合格者に占める出身者の割合(75%)という占有率で示し、アガルートは受講生合格率38.46%という比率で示しています。
価格は論文添削あり総合カリキュラムが272,800円で、LECの1年合格ベーシックコース通信(515,000円)より約24万円安い水準です。
アガルートには合格時の全額返金またはお祝い金30,000円という特典がある一方、通学校舎・自習室・LIVE中継はありません。
通学環境が不要なら費用対効果でアガルート、校舎とゼミを使いたいならLECという選び方になります。
\合格率とコスパで選ぶ/
学習スタイルが正反対:LEC vs スタディング
スタディングはLECと正反対のモデルで弁理士試験対策を提供しています。
LECが「通学校舎×7クラスの講師×紙テキスト×自習室×答練12種類」で515,000円なのに対し、スタディングは「スマホ完結×AI問題復習×15×3論文勉強法」で99,000円です。
ただしスタディングの基礎・短答・論文総合コース(99,000円)には論文添削が含まれず、添削を付ける場合は論文添削個別指導付コース(272,000円)になります。
LECは論文答案添削と答練がコースに標準で含まれるため、演習と添削をどこまで自分で確保できるかが判断の分かれ目です。
移動時間や朝晩のスキマだけで完結させたい方はスタディング、通学・自習室・添削までフル装備で臨みたい方はLECという棲み分けになります。
\スマホで完結させたい方へ/
LEC弁理士に向いている人・向いていない人


LEC弁理士が向いているのは、答練と模試の量に価値を感じられて、通学かゼミのどちらかを使える受験生です。
強みと弱みを踏まえて、向いている人と向いていない人を整理しました。
LEC弁理士に向いている人
LEC弁理士がフィットするのは、次のような方です。
- 通える校舎があり、通学クラスと自習室を使いたい方
- 宮口・納冨・佐藤・江口・渡辺・高田・馬場の7クラスから自分に合う講師を選びたい方
- 論文式8種・短答式4種の答練と模試で演習量を確保したい方
- 1人の講師に入門から答練の添削まで一貫して見てもらいたい方
- 短答アドヴァンステキストで短答対策を固めたい方
- すでに論文式試験を受験していて、受講料返還制度を使って翌年の対策を先に始めたい方
- 学生割引20%・退職者離職者応援割引20%・他資格合格者割引10%のいずれかに当てはまる方
- 合格祝賀・交流会や実務家講演会まで含めて合格後のつながりを作りたい方
とくに論文式試験の合格発表待ちの方は、返還率100%の受講料返還制度があるLECが有力な選択肢になります。
LEC弁理士に向いていない人
反対に、次のような方は他社のほうがフィットする可能性があります。
- 受講料を10万円台以下に抑えたい方
- 通える校舎がなく、通学とゼミを使う予定がない方
- 質問を回数制限なく手軽に送りたい方
- 受講生ベースの合格率という数字で講座を選びたい方
- 教材と講座の選択肢が多いと決めきれない方
- クレジットカードの分割払いで支払う前提で、受講料返還制度を当てにしている方
「LECのフルサービスは魅力的だが価格がネック」という場合は、給付金対象の弁理士合格ベーシックコース(インプット一括)から始めて、答練は後からパックで追加する組み立ても可能です。
弁理士試験の概要とLECの講座設計の関係


弁理士試験は特許庁が実施する国家試験で、短答式・論文式(必須と選択)・口述式の3段階を5月から10月にかけて突破する必要があります。
| 試験実施機関 | 特許庁 |
|---|---|
| 受験料 | 12,000円 |
| 受験資格 | 制限なし |
| 試験形式 | 短答式+論文式(必須+選択)+口述式の3段階 |
| 試験日程 | 短答式:5月/論文式必須:6月/論文式選択:7月/口述式:10月 |
| 最終合格率(令和7年度) | 6.4%(受験者3,183人/合格者205人) |
| 学習時間目安 | 約3,000時間 |
| 短答式の免除 | 短答式に合格すると翌々年度まで短答式が免除される |
LECの答練・模試が12月から6月まで切れ目なく並んでいるのは、この3段階が半年かけて連続する試験構造に合わせているためです。
短答式に合格すれば翌々年度まで短答式が免除されるため、1年目に短答合格・2年目以降に論文と口述へ集中する戦略も成立し、LECの学習経験者向けコースが論文中心に組まれているのはこの制度が前提にあります。
合格率の推移・段階別の合格率・選択科目の免除要件・必要な勉強時間の配分は、弁理士試験の難易度の記事で詳しく解説しています。
予備校を使わずに挑戦する場合の可否とテキスト選びは、弁理士試験の独学の記事にまとめています。
LEC弁理士のよくある質問(FAQ)
LEC弁理士講座について、受講検討者からよく寄せられる質問に公式情報をもとにお答えします。
初学者でもLEC弁理士で合格できますか
初学者向けには1年合格ベーシックコース・同WIDE・短答&論文速修コース・短答・論文コンプリートコース・スマート攻略コースの5コースが用意されています。
入門講座→論文基礎力完成講座→短答基礎力完成講座という3回転学習法で知識をゼロから積み上げる設計で、公式サイトの2025年度合格体験記には受験1回で合格した方の体験記が多数掲載されています。
2017-2025年度の初回受験合格者247名のうち186名(75%)がLEC弁理士試験対策コース出身という公表データもあります。
通学と通信で受講料はどれくらい違いますか
1年合格ベーシックコースは通信515,000円・通学559,000円で44,000円の差、WIDEは通信565,000円・通学609,000円で同じく44,000円の差です。
秋開講の短答・論文コンプリートコースは通信541,000円・通学571,000円、短答&論文速修コースは通信510,000円・通学540,000円で、いずれも差は30,000円です。
通学の価格にはWebフォローと音声ダウンロードが含まれるため、通学しながら通信と同じ環境で復習できます。
教育訓練給付金はどのコースで使えますか
一般教育訓練給付金の対象は、弁理士合格ベーシックコースの「通学+(Web+音声DL)」「通信(Web+音声DL)」「WIDE 通信(Web+音声DL)」の3コースです。
教育訓練経費はそれぞれ407,000円・363,000円・392,000円で、給付額は教育訓練経費の20%・上限10万円です。
弁理士に専門実践教育訓練給付金の対象講座はないため、使えるのは一般教育訓練給付金のみです。
受給には修了認定が必要で、通学は全講義回数の80%以上の出席と確認テスト70%以上、通信は添削課題全提出回数の80%以上の提出と確認テスト70%以上が条件になります。
論文に合格したら受講料は本当に全額戻りますか
論文式筆記試験合格者 受講料返還制度の対象講座を申し込み、3つの条件をすべて満たせば返還率100%で受講料が戻ります。
条件は、論文式筆記試験の合格発表日前日までに申込と支払を完了していること、論文式筆記試験(必須科目)に合格していること、最終合格した場合に合格体験記を提出できることの3つです。
教育クレジットローンとクレジットカードの分割払いは対象外なので、支払方法に注意してください。
対象は学習経験者向けの16講座で、初学者向けコースは対象に入っていません。
7つのクラスのうちどの講師を選べばいいですか
通学するなら通える校舎で決まります。
新宿エルタワー本校が宮口クラス、水道橋本校が納冨クラス、渋谷駅前本校が佐藤クラス、梅田駅前本校が江口クラス、京都駅前本校が渡辺クラス、名古屋駅前本校が高田クラスという割り当てです。
通信の場合は1年合格ベーシックコースで宮口・納冨・江口の3講師から選べるので、おためしWeb受講で入門講座を無料で視聴して講義スタイルとレジュメの相性を比べるのが確実です。
電話・対面・オンラインの受験・受講相談でアドバイザーに相談することもできます。
答練や模試だけを単独で申し込めますか
答練と模試は本科コースに含まれるほか、パックや単体でも申し込めます。
パックには短答答練模試パックPLUS・論文答練パック(直前PLUS)・短答模試パック(短答プレ模試+短答公開模試)があります。
12月の短答トライアル模試は受講料2,000円(税込)で、本校受験と自宅受験のどちらでも申し込めます。
オンラインショップの設定がない答練・模試は、LEC本校の窓口またはコールセンターでの申込になります。
受講しなくても無料で使えるサービスはありますか
短答リサーチは、LEC「Myページ」に無料登録するだけで使える短答式本試験の成績診断サービスです。
ScoreOnlineで解答番号を入力すると集計結果が見られ、後日LEC分析の講評・設問別解答解説も公開されます。
ほかにも、おためしWeb受講での講義視聴、校舎での無料体験受講、参加無料・予約不要の資格説明会とガイダンス、短答・論文の解答速報、Webガイダンスの無料動画が用意されています。
学習経験者向けコースの検討者は、正誤問題10問のWebバックアップ試験(参加無料)で8問以上正答すると割引クーポンを受け取れます。
まとめ:LEC弁理士は答練と模試の量に価値を感じる方の本命講座
LEC弁理士講座は、論文式8種類・短答式4種類の答練と模試を12月から6月まで切れ目なく並べ、7クラスの講師と6校舎の通学環境を用意した、弁理士受験界で最も選択肢が多い講座です。
初学者向けの受講料は通信397,000円〜565,000円・通学540,000円〜609,000円で、弁理士講座では最上位の価格帯にあります。
費用を下げる手段は、9月末までの早期割引、通年の再受講割引25%・学生割引20%・退職者離職者応援割引20%・他資格合格者割引10%、弁理士合格ベーシックコースに使える一般教育訓練給付金(20%・上限10万円)の3系統です。
すでに論文式試験を受験した方には、論文合格で受講料が100%戻る受講料返還制度があり、合格発表を待たずに翌年の対策を始められます。
一方で受講生ベースの合格率は公表されておらず、ゼミと道場は別料金で積み上がるため、数字で比較したい方や総額を固定したい方には不向きです。
申込前には、おためしWeb受講で担当候補の講師の講義を見て、答練と模試の実施時期が自分の学習計画に合うかを確かめてみてください。
\まずは無料で講義を体験する/

