スタディング弁理士講座は、99,000円(税込)の「基礎・短答・論文総合コース」1本で短答式試験から論文式試験の必須科目までをカバーできる一方、答案の添削と選択科目(民法など)の対策は含まれないため、そこを必要とする人は追加費用を見込む必要があります。
他社の最終合格コースはアガルートが272,800円(~10/18までのセール中は245,520円)、資格スクエアが216,000円〜(27年度パックは~9/15までのキャンペーン中166,320円)、TACが319,000〜561,000円、LECが515,000円〜なので、99,000円は明らかに別の価格帯です。
だからこそ「安いぶん何かが足りないのではないか」という疑問が残ります。
この記事では公式のコース詳細ページから講義回数・講義時間・演習問題数・オプション価格を拾い出し、99,000円に何が入っていて何が入っていないのかを分解しました。
弁理士講座を横並びで見比べたい方は、弁理士の通信講座おすすめの記事で5社の料金・合格率・給付金対応を比較しているので、あわせてご覧ください。
編集部【編集部より】スタディング弁理士でいちばん判断を分けるのは、価格ではなく「答案を人に見てもらう必要があるかどうか」です。99,000円の総合コースには論文問題演習30問分の模範答案・不合格答案・採点基準シートが付きますが、自分の答案を採点するのは自分自身になります。添削を前提にするなら272,000円のコースか195,000円のオプションが必要で、その時点で他社の添削付きコースと同じ価格帯に入ります。まず79,000円で短答式を突破し、論文の段階で添削を足すか判断する進め方も現実的です。
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この記事の監修者


徳永 浩光
国家資格キャリアコンサルタント(登録番号:21028809)
大手から中小企業まで規模を問わず、キャリア支援制度の導入・人材教育・個人の相談業務に従事。「計画的偶発性理論」を重視したキャリア形成支援を行うほか、資格・教育分野の専門サイト監修を多数担当。企業研修や教育実務、ウェブメディア運営の知見を活かして情報発信しています。
【2026年最新】スタディング弁理士講座の基本情報とコース料金


スタディング弁理士講座は、KIYOラーニング株式会社(東京都千代田区・東証グロース上場)が運営する完全オンラインの弁理士講座で、教室も紙の標準教材も持たない代わりに受講料を大きく下げた構成をとっています。
公式サイトは安さの理由を「合格に関係ない事にかかるコストを極限まで削減した」ためと説明しており、革新的な低価格という表現を自ら使っています。
講座は2027年度と2028年度の試験に対応した2年分がセットになっており、1年で決着がつかなかった場合も次年度版まで同じコースで学べる形です。
スタディング弁理士のコース・料金一覧【2027年度+2028年度試験対応】
スタディング弁理士のコースは4種類で、価格は59,000円から272,000円までの幅があります。
下表の価格はすべて通常価格・税込で、右端には過去に同じ講座を購入した人だけが使える更新版価格も併記しました。
| コース名 | 一括価格 | 分割例 | 含まれる対策 | 更新版価格 |
|---|---|---|---|---|
| 基礎・短答・論文総合コース(最も人気) | 99,000円 | 月々8,500円×12回から | 基礎/短答+論文(必須科目) | 46,000円 |
| 基礎・短答合格コース | 79,000円 | 月々6,800円×12回から | 基礎/短答のみ | 36,000円 |
| 論文対策コース | 59,000円 | 月々5,000円×12回から | 論文(必須科目)のみ | 29,000円 |
| 【論文添削・個別指導付】基礎・短答・論文総合コース | 272,000円 | 月々23,400円×12回から | 総合コース+論文添削・個別指導15回 | — |
公式サイトで「最も人気!」と表示されているのは99,000円の総合コースで、短答式と論文式の必須科目をひとまとめに学べる点が支持されている構成です。
論文対策コース59,000円は単体でも購入できるため、他校で短答式まで進んだ学習経験者が論文だけを補強する使い方もできます。
99,000円の総合コースに含まれる講座と学習量
99,000円の総合コースには4つの講座が入っていて、動画・音声講義は計422回・約207時間、演習は問題集と過去問集を合わせて1,300問超という分量です。
| 含まれる講座 | 講義回数 | 講義時間 | 付属する演習 |
|---|---|---|---|
| 基礎/短答講座 | 259回 | 約130時間 | スマート問題集1,027問/セレクト過去問集229問 |
| 短答解法講座 | 86回 | 約30時間 | 短答対策セレクト過去問集86問(総過去問数172問) |
| 論文対策講座 | 47回 | 約17時間 | パターン別練習問題90問(特実・意匠・商標を各15問×2回転) |
| 論文問題演習 | 30回 | 約30時間 | 本試験型30問(特実10・意匠10・商標10) |


上の公式コース比較表を見ると、79,000円の基礎・短答合格コースには学習QAチケットの欄が「−」になっており、質問チケットが付属しないことがわかります。
論文問題演習の全30問には解説講義・模範答案・不合格答案・採点基準シートが付き、多くの受験生がやりがちなミスを含んだ「落ちる答案」と見比べながら自己採点できる作りです。
なお同じ4講座のうち基礎/短答講座と短答解法講座だけを取り出したものが79,000円のコースで、講義時間は259回+86回の約160時間になります。
オプションと追加費用(冊子版・論文添削・短答過去問ラーニング)
スタディング弁理士のオプションは4種類あり、すべて足すと本体価格を超える金額になるため、必要なものだけを選ぶ判断が欠かせません。
| オプション | 価格(税込) | 内容と注意点 |
|---|---|---|
| 冊子版テキスト | 16,500円 | 2027年度版講座テキスト 全科目8冊セット。「基礎/短答講座」に対応。申込から1週間程度で発送 |
| 論文添削・個別指導 | 195,000円 | 月々16,800円×12回から。総合コースまたは論文対策コースの購入者のみ申込可(単独購入は不可) |
| 短答過去問ラーニング | 8,800円 | 5科目600問(過去10年分相当)を全問解説付きで収録。受講期限まで回数無制限 |
| 学習Q&Aチケット追加 | 1枚2,000円/5枚7,500円/10枚13,000円 | 1チケットで1問。論文答案の添削は対象外。受講期限を過ぎると残っていても使えない |
短答過去問ラーニングの600問はコースに含まれるセレクト過去問集とは別の教材で、8,800円という価格を考えると市販の短答過去問集の代わりに使える追加候補になります。
学習Q&Aチケットはまとめ買いすると単価が下がり、10枚セットなら1問あたり1,300円まで落ちる設定です。
主任講師は現役弁理士の伊藤隆治氏
スタディング弁理士講座の全科目を一貫して担当しているのは、2006年に弁理士試験に合格した現役弁理士の伊藤隆治氏です。
公式の講師プロフィールによれば、2007年から大手資格学校で弁理士試験の受験指導にあたり、企業研修では知的財産分野で1,000時間以上の指導経験を持つと紹介されています。
実務では特許業務法人 井上国際特許商標事務所の所長として国内外の特許・意匠・商標を担当し、平成29年・30年度には日本弁理士会の常議員も務めた経歴の持ち主です。
後述する「15×3論文勉強法」は伊藤氏が長年の受験指導から考案したもので、講師が替わると学習法そのものが変わる講座ではない点は初学者にとって安心材料でしょう。
スタディング弁理士の講座スペック一覧
受講前に確認しておきたい仕様を1枚の表にまとめました。
| 運営会社 | KIYOラーニング株式会社(東証グロース上場) |
|---|---|
| 主任講師 | 伊藤 隆治(2006年弁理士試験合格・現役弁理士) |
| 動画講義 | 総合コース 計422回・約207時間/基礎・短答合格コース 計345回・約160時間 |
| 再生速度 | 通常速・1.5倍速・2倍速(アプリでダウンロード再生に対応) |
| 教材形式 | デジタル中心(冊子版は16,500円のオプション) |
| AI機能 | AI実力スコア/AI学習プラン/AI問題復習/AI検索・AI説明 |
| 質問対応 | 学習Q&Aサービス(総合コースと添削付コースにチケット30枚。追加1枚2,000円) |
| 添削指導 | 論文添削・個別指導付コースのみ計15回(オプション単独は195,000円) |
| 選択科目対策 | なし(必須科目の特許・実用新案法/意匠法/商標法が対象) |
| 受講期限 | 2027年度版:2027年11月30日/2028年度版:2028年11月30日 |
| 無料体験 | 入門講座 全9講義(約3.5時間)ほか4大特典。10%OFFクーポン付き |
| 合格特典 | 合格お祝い金10,000円分(最終合格+合格体験談の提出が条件) |
| 教育訓練給付金 | 対象外 |
表のなかで他社と最も違うのは選択科目対策の欄で、スタディングの弁理士講座は論文式試験の必須3科目に的を絞った構成になっています。
スタディング弁理士の4コースはどう選ぶ?目的別の使い分け
コース選びの分かれ目は「今年どこまで受かりたいか」と「答案を人に見てもらう必要があるか」の2点で、この2つが決まればスタディングの4コースは自動的に絞れます。
公式のコース比較表は含まれる講座の有無だけを示しているので、ここでは受験段階ごとにどれを選ぶかを整理します。
初学者が最終合格まで狙うなら総合コース(99,000円)
知識ゼロから最終合格まで1本で進めたい初学者に合うのは、99,000円の基礎・短答・論文総合コースです。
短答式の対策を進めながら論文式の書き方も並行して学べる構成なので、短答式に合格してから論文対策を買い足す二度手間が起きません。
学習Q&Aチケット30枚が付くのもこのコース以上で、条文の解釈でつまずいたときに講師へ質問できる枠が確保されます。
まず短答式突破に絞るなら基礎・短答合格コース(79,000円)
初年度は短答式試験の突破だけに集中したい人には、79,000円の基礎・短答合格コースが選択肢になります。
総合コースとの差額は20,000円で、その差額分が論文対策講座47回と論文問題演習30回、そして学習Q&Aチケット30枚にあたります。
ただし短答式に合格したあとで論文対策を追加すると59,000円かかるため、合計では総合コースより39,000円高くなる計算です。
質問チケットも付かないので、独学で条文を読み切れる自信があるかどうかが判断の分かれ目になります。
短答免除・論文だけ補強するなら論文対策コース(59,000円)
短答式試験に合格して免除期間中の人や、他校で短答式まで仕上げた学習経験者には59,000円の論文対策コースが向きます。
含まれるのは論文対策講座47回と論文問題演習30回で、頻出15パターンの学習から本試験型30問の演習までが一続きになっています。
論文添削・個別指導オプションを申し込めるのも総合コースとこのコースの受講者だけなので、あとから添削を足す余地を残せる点も特徴です。
答案添削まで求めるなら論文添削・個別指導付コース(272,000円)
自分の答案を講師に見てもらいたい人が選ぶのは、272,000円の論文添削・個別指導付コースになります。
論文問題演習の全30問の答案を添削してもらえるほか、講師と1対1で計15回の個別指導をZoomで受けられる内容です。
総合コースを先に買ってから195,000円のオプションを後付けする方法もあり、金額はどちらのルートでもほぼ変わりません。
この価格帯になるとアガルートの添削ありカリキュラム272,800円(~10/18までのセール中は245,520円)と並ぶため、添削が必須条件なら他社との比較も必要でしょう。
スタディング弁理士は99,000円で本当に合格できる?含まれる対策と含まれない対策
99,000円の総合コースで最終合格まで到達している受講者は実際にいますが、そのために「含まれていないもの」を自分で埋めている人が多いのが実情です。
公式のコース内容と合格者の学習記録を突き合わせると、足りない部分は選択科目・答案添削・短答式の演習量の3か所に集まります。
必須科目の短答式・論文式は99,000円でカバーされる
論文式試験の必須科目である特許・実用新案法、意匠法、商標法の3科目は、99,000円の総合コースで最終合格レベルまで学べる範囲に入っています。
短答式については条約や著作権法・不正競争防止法も基礎/短答講座259回のなかで扱われ、セレクト過去問集229問と短答対策セレクト過去問集で演習まで進みます。
公式の合格者の声には「シンプルながらも過不足のない講義を通じて各法域を体系的に学習できたことが結果につながった」(R.Tさん・2025年度合格)という評価も掲載されています。
選択科目(民法など)の対策は含まれない
論文式試験の選択科目については、スタディング弁理士講座に対応する講座が用意されていません。
弁理士試験の選択科目は理工Ⅰ〜Ⅴと法律(民法)の6科目から1つを願書提出時に選ぶ仕組みで、法律を選ぶ場合は民法の総則・物権・債権が出題範囲になります。
公式のコース内容に並んでいる講座は基礎/短答講座・短答解法講座・論文対策講座・論文問題演習の4つで、選択科目に対応する講座は主要コースにもオプションにも見当たりません。
一方でアガルート・資格スクエア・LECはいずれも選択科目の民法対策講座を単科で持っているため、民法で受験する予定なら他社の単科講座を併用するか、免除条件に当てはまるかを先に確認しておきたいところです。
- 選択科目が免除になる人:論文式試験(選択科目)の合格者、修士・博士の学位を有する人、専門職の学位を有する人、対応する公的資格を有する人
- 免除の申請時期:受験願書の提出時に必要書類を添えて申請する(後からの申請はできない)
- 理工系の学位や資格がない場合:法律(民法)で受験するのが一般的で、その対策は他社の単科講座か市販教材で補う
答案の添削は標準コースに含まれず自己採点になる
99,000円の総合コースで書いた答案は、講師ではなく自分で採点する前提の設計になっています。
代わりに論文問題演習の全30問には模範答案・不合格答案・採点基準シートが付き、公式は「合否を分ける書き方の差を的確に分析でき、書き方の矯正ノウハウが十分に得られる」と説明しています。
公式サイトが自己採点方式の利点として挙げているのは、通学の答練に通えない人でも学べることと、添削のための答案提出期限に縛られず自分のペースで答案練習ができることの2点です。
答練の締切に追われるのが苦手な社会人には向く一方、第三者の目が入らないぶん自分の答案の癖に気づきにくいという裏返しもあります。
合格者は市販教材や他校の答練を足している
公式に掲載された2025年度合格者の学習記録を読むと、スタディングを軸にしながら不足分を別の教材で補ったケースが目立ちます。
にひとさんは短答式合格までにAI問題復習を毎日こなしつつ市販の短答過去問集と条文・青本の確認を繰り返し、論文式では他校の答練も使って答案を書き込んだと述べています。
TKさんは「スタディングの講義で全体的な概観をつかみながら、市販の問題集で細かい知識の確認や問題演習を行いました」と学習方法を説明しています。
99,000円という価格には、こうした市販教材や口述模試の費用が別に乗ることを見込んでおくと予算のずれが起きにくいでしょう。
スタディング弁理士講座の口コミ・評判


スタディング弁理士講座の評判は、公式サイトに掲載された合格体験談67件(2020〜2025年度)から傾向をつかめます。
好評なのは価格・スキマ時間・AI機能・伊藤講師の質問回答の4点で、逆に指摘が集まるのは短答式の演習量と論文対策の傾向対応です。
スタディング弁理士の良い口コミ・評判
良い評価として繰り返し挙がるのは、自分の都合に合わせて学習量を調整できる自由度の高さです。
スタディング弁理士 受講者の良い口コミ



通いの予備校と違い,自分のやる気がある日に,倍速機能などを活用してまとめて進められる部分がよかったです.
引用元:スタディング公式 合格者の声(TKさん・2025年合格)



スマホさえあればいつでも講義を視聴でき、通勤時間や昼休みなどを有効に使って学習を進められた点が良かったです。スマート問題集も知識の定着に非常に役立ちました。
引用元:スタディング公式 合格者の声(マドプロ太郎さん・2025年合格)



AI問題復習、AI実力スコアなどの機能によりスキマ時間に効率良く学習ができた点です。加えて質問チケットで伊藤先生に質問できるのは、疑問点の解消に大変役立ちました。
引用元:スタディング公式 合格者の声(にひとさん・2025年合格)
特許事務所に勤めるマドプロ太郎さんは、講義の語り口を「基本的には落ち着いた語り口調で、とても聞きやすい講義です」と評し、1.5〜2倍速で数年にわたり視聴を続けたと書いています。
地方在住のH.Oさんは「値段が手ごろで、全作業をPCで完結できるところも自分のペースでできそうで魅力的」と選んだ理由を挙げ、スタディングを「良きペースメーカーとして受験者と伴走してくれる良いツール」と表現しました。
スタディング弁理士の気になる口コミ・評判
気になる指摘は「講義だけでは短答式に足りない」と「論文対策講座が近年の出題傾向とずれてきている」の2種類に整理できます。
前者について、良い口コミを寄せたTKさん自身が講義内容の評価として「短答試験合格のためには,正直不十分だと思いました.しかしながら,論文の講座については,答案作成で押さえるべきポイントが明確であり合格に非常に役立ちました.」と書いており、短答式は市販の問題集で量を補ったと説明しています。
後者はH.Oさんの指摘で、講義内容そのものは「合格に必要な内容を過不足なく抑えており、十分合格できるレベルに到達できる内容」と評価した上で、「近年の論文は長文化、多問化傾向にあり」「総じて、論文対策講座と近年の論文試験の傾向とにやや乖離があるように感じます」と述べています。
いずれも公式サイトが自ら掲載している声で、短答式の演習量と論文の実戦形式は自分で足す前提だと読み替えられます。
公式以外の口コミで指摘されやすいのは、紙のテキストが標準で付かない点と、質問がチケット制であることへの戸惑いです。



気になる声の出どころが公式サイト自身であることは、むしろ評価してよい点だと考えます。合格者に不都合な指摘まで載せているぶん、掲載されている良い声の信頼度も上がります。読むときは「スタディングだけで足りたか」ではなく「何を足して合格したか」に注目すると、自分に必要な追加予算が見えてきます。
スタディング弁理士講座の5つの強み


スタディング弁理士の強みは、価格・論文の型・AI・学習動線・再生環境の5つに整理できます。
強み1:基礎から最終合格まで99,000円で収まる価格設計
スタディング最大の強みは、最終合格までを見据えた総合コースが99,000円(税込)に収まる価格設計にあります。
同じく最終合格を狙うコースを比べると、アガルートの短答式・論文式試験対策カリキュラム(添削あり)が272,800円、LECの1年合格ベーシックコースが515,000円、TACの1.5年本科生が495,000円(オンラインライブ通信・Web通信は473,000円)という水準です。
金額の差はアガルートの約3分の1、LEC・TACの約5分の1に相当します。
分割払いなら月々8,500円×12回から始められるため、貯金を崩さずに学習をスタートしたい社会人や学生でも踏み出しやすい設定でしょう。
強み2:「15×3論文勉強法」で論文式試験を型から攻略
「15×3論文勉強法」は、頻出する15の出題パターンを特許・実用新案法、意匠法、商標法の3科目で繰り返し学ぶ、伊藤講師が考案した学習法です。
15のパターンには「趣旨」「規定説明」「拒絶理由」「特許/登録の可否」「権利関係」「出願態様」「措置・対応」などが含まれ、過去の出題を分析して抽出された論点で構成されています。
公式によれば、このパターンを学習することで過去問の90%以上の問題に対応できるとされています。
学習の順番は「合格答案の書き方」から始まり、パターンごとに講義→例題→練習問題と進み、最後に本試験型の論文問題演習30問へ入る流れです。
論文試験に何を書けばよいか分からない段階の受験生でも、書き方のルールから順に積み上げられる点がこの学習法の狙いだと言えます。
強み3:AI機能4種類で復習と計画を自動化
スタディングには4種類のAI機能が標準搭載されており、いずれも追加料金なしで使えます。
- AI実力スコア:今受験した場合の予測得点をリアルタイムに表示する
- AI学習プラン:個人別に最適化された学習計画を自動で作成する
- AI問題復習:成績に応じて次回の復習日と出題内容をAIが決める
- AI検索・AI説明:学習中の疑問を「AIマスター先生」がその場で回答し、関連コンテンツも横断検索する
とくにAI問題復習は復習タイミングの判断をAIに任せる仕組みで、忘却曲線に沿った間隔反復を自分で管理する手間がなくなります。
AI実力スコアは合格者の声でもモチベーション維持の道具として挙げられており、にひとさんは上位0.1%に達するまで問題を繰り返したと書いていました。
約3,000時間という長丁場で「今日は何から手をつけるか」を毎朝考えなくて済むことは、学習を途切れさせない仕組みとして効いてきます。
強み4:学習フロー+スマート問題集で迷わずアウトプット
学習フローは、講義の視聴からスマート問題集、セレクト過去問集へと進む順序を画面上で指示してくれる機能です。
スマート問題集は一問一答形式のオンライン問題集で、基礎/短答講座1講座を終えるたびに該当単元の問題が出題される仕組みです。
セレクト過去問集は近年の弁理士試験から短答式の重要過去問を厳選したもので、講義で扱った問題の類題まで解ける構成になっています。
間違えた問題だけを選んで再出題する機能や、条件を自分で決めるカスタムモードもあり、苦手分野に絞った回し方ができます。
強み5:スマホ完結・倍速再生・オフライン再生に対応
スタディングはiOS・Androidの専用アプリに講義をダウンロードできるため、地下鉄や機内などの通信環境がない場所でも視聴を続けられます。
動画講義は通常速・1.5倍速・2倍速の3段階に対応し、慣れてきたら倍速で2周・3周と回して定着を早める使い方が可能です。
WEBテキストには検索機能とマイノート機能があり、必要な箇所だけを抜き出した自分用のノートをクラウド同期で作れます。
通学圏に予備校がない地方在住の受験生や、平日の隙間時間を積み上げたい社会人にとって、移動中がそのまま学習時間になる環境は大きな利点でしょう。
スタディング弁理士講座の3つの弱み・デメリット


価格を下げるために削った部分がそのままデメリットになるため、受講前に3つの弱みを把握しておく必要があります。
いずれもお金か手間で埋められる範囲ですが、埋めるつもりがないと途中で不便を感じる場面が出てきます。
弱み1:紙テキストが標準で付属しない
スタディング弁理士のテキストはWEB版が基本で、印刷して製本された教材は標準の受講内容に入っていません。
紙で読みたい場合は冊子版オプション16,500円を購入すると「基礎/短答講座」対応の全科目8冊セットが届きますが、論文対策のテキストには冊子版がありません。
デジタル中心である以上、学習には端末と通信環境が前提になる点も押さえておきたいところです。
ただし講義はアプリにダウンロードしておけばオフラインでも再生でき、通信環境の制約を受けるのは主にWEBテキストと問題集の利用時に限られます。
弱み2:質問対応が学習Q&Aチケット制
弁理士講座の質問はメールや電話ではなく、「学習Q&Aサービス」上でチケットを消費して1問ずつ投げる形式です。
チケット30枚が付くのは総合コースと論文添削・個別指導付コースだけで、79,000円の基礎・短答合格コースには付属しません。
追加購入は1枚2,000円、5枚7,500円、10枚13,000円で、受講期限を過ぎると未使用分も失効します。
質問できる範囲は講座で扱う学習内容に限られ、論文答案の添削はこのサービスの対象外です。
AI検索・AI説明で先に調べ、それでも解けない論点だけにチケットを使う運用にすれば、30枚でも足りるケースは多いでしょう。
弱み3:教育訓練給付金の対象外
スタディング弁理士講座は一般教育訓練給付金(受講料の20%・上限10万円)の対象になっていません。
弁理士講座で給付金が使えるのはLECとTACの2社で、LECは弁理士合格ベーシックコースの3コース、TACは指定3コース(1年本科生のオンラインライブ通信・上級本科生のWeb通信・上級論文本科生のWeb通信)が対象です。
制度の対象者や申請手順は教育訓練給付金で資格取得!対象講座と申請方法で解説しています。
もっとも給付金の対象コースは363,000円からという価格帯なので、20%が戻ったとしてもスタディングの99,000円より自己負担が大きくなる計算です。
給付金そのものを目的にするのではなく、通学やLIVE中継といったLEC・TAC側の中身に価値を感じるかどうかで判断するのが現実的でしょう。
受講前に確認したい:スライド中心の講義スタイルは相性が分かれる
スタディングの講義はスライドを画面に映して解説する形式のため、板書やライブ感のある授業を好む人には物足りなく感じられることがあります。
合格者の声では「図などを用いて理解しやすいよう工夫されており、大変わかりやすかった」(にひとさん)という評価が並ぶ一方、講義スタイルの好みは受講前に確かめておきたい要素です。
相性を確かめる手段は用意されていて、無料登録をすれば入門講座の全9講義を実際に視聴できます。
スタディング弁理士の割引・キャンペーンと受講料を抑える方法
スタディング弁理士で使える値引きは、無料登録でもらえる10%OFFクーポン、2回目以降の更新版価格、法人割引の3つで、加えて合格後のお祝い金があります。
季節ごとのキャンペーンは期間限定で入れ替わるため、申し込む前に公式のキャンペーン一覧を確認するのが確実です。
無料登録でもらえる10%OFFクーポン
最も確実な値引きは、無料登録の4大特典に含まれる10%OFFクーポンです。
登録は30秒ほどで完了し、公式サイトには自動契約・自動更新はないと明記されています。
99,000円の総合コースに10%が効けば、値引き額は他社の割引制度と比べても小さくない水準になります。
2回目以降は更新版価格(総合コース46,000円)
過去年版のスタディング弁理士講座を購入した人は、同じコースを更新版価格で買い直せます。
金額は基礎・短答・論文総合コースが46,000円、基礎・短答合格コースが36,000円、論文対策コースが29,000円で、いずれも通常価格の半額前後です。
更新版に含まれる内容は通常版とまったく同一で、2025年版から2027年版へ2026年版を飛ばして更新することもできます。
ただし以前の学習履歴は更新版に引き継がれず、冊子版テキストも含まれない点は事前に知っておきたい条件です。
更新版も合格お祝い金制度の対象なので、複数年かけて挑む前提なら合計費用を大きく抑えられます。
最終合格でお祝い金10,000円分
弁理士試験に最終合格すると、対象コースの受講者にはお祝い金10,000円分が進呈されます。
受け取りの条件は合格体験談の提出で、掲載されている67件の合格者の声はこの制度を通じて集まったものです。
他社と比べると金額は控えめで、アガルートは最終合格で受講料全額返金+お祝い金3万円、LECは合格お祝い金39,600〜55,000円という設定になっています。
5名以上なら法人割引
法人が5名以上をまとめて申し込む場合は、人数に応じた割引率が適用される法人割引を使えます。
申込は専用の申込書で行う形式なので、知財部や特許事務所単位で受験を進める場合は先に窓口へ相談しておくとよいでしょう。
スタディング弁理士講座の合格実績と合格者の声


スタディング弁理士講座は受講生の合格率を公表しておらず、判断材料になるのは掲載されている合格体験談の数と受講生アンケートの結果です。
合格率を数字で比べたい受験生にとっては、この点が他社より情報が少ない部分になります。
スタディング弁理士の合格率は公表されていない
スタディングは弁理士講座について受講生合格率を公表していないため、講座を選ぶ際に合格率で他社と直接比較することはできません。
弁理士講座で受講生合格率を出しているのはアガルートで、令和7年度は38.46%(全国平均の5.97倍)と公表しています。
もっとも合格率の算出条件は会社ごとに違い、アガルートは有料受講生のうちアンケートに回答した人を母数にしているため、単純に横並びで比べられる数字ではありません。
2025年度は13名の合格体験談が掲載
公式サイトの合格者の声には、2025年度(令和7年度)弁理士試験の合格者13名の体験談が掲載されています。
合格年度の記載がある体験談は2020年度以降で67件あり、毎年5〜13名前後の報告が積み上がっている状況です。
体験談を読むと合格者の背景には共通点があります。
- 企業の知財部・特許事務所勤務が中心:仕事と両立しながら合格している例が多い
- 再挑戦での合格が複数:イガイガさんは論文式で一度失敗した後、基本に立ち返って合格
- 通学圏外からの合格:H.Oさんは地方在住で、通学講座を受けられない環境から合格
- AI機能を使い込んだ例:にひとさんはAI実力スコアが上位0.1%に達するまで問題を反復
合格者インタビュー動画も5名分(K.Hさん・K.Fさん・佐藤拓也さん・近藤康平さん・坂本旭さん)が公開されており、学習スケジュールの組み方を映像で確認できます。
受講生アンケートの満足度は92.1%
合格率の代わりに公表されているのが受講生アンケートの結果で、顧客動画満足度92.1%、続けやすさ実感度88.9%、学習満足度92.1%という数字が出ています。
調査は2024年9月18日から10月2日に実施された弁理士講座受講生向けのアンケートで、回答者数は63名です。
回答数が63名という規模なので、合格率の代替指標としては参考程度に見ておくのが妥当でしょう。



コース表を足し算で見ると、分けて買う選択はほぼ成り立ちません。基礎・短答合格コース79,000円と論文対策コース59,000円を別々に買うと138,000円で、総合コース99,000円より39,000円高くなります。短答式に受かってから論文対策を買い足す進め方は心理的には安全に見えますが、最終合格まで狙うと決めているなら最初から総合コースを選ぶほうが金額でも有利です。論文対策コース59,000円が意味を持つのは、他校で短答式まで終えている学習経験者の場合です。
スタディング弁理士と他社4社の比較


スタディングと他社で迷ったときの判断材料になるのは、料金・添削・選択科目対策・合格実績・合格特典・給付金の6項目です。
ここではスタディングと迷いやすい3社に絞って並べており、TACを含む5社の横並び比較は冒頭で紹介した通信講座の比較記事にまとめています。
弁理士講座4社の比較表
| 比較項目 | スタディング | アガルート | 資格スクエア | LEC |
|---|---|---|---|---|
| 最終合格を目指すコースの料金 | 99,000円 | 272,800円 | 237,600円〜 | 515,000円 |
| 答案の添削 | 標準コースは自己採点(添削付は272,000円) | 添削あり/なしをカリキュラムで選べる | 論文添削ゼミを別途受講 | 答練・ゼミで答案を提出(論文答案オンライン提出あり) |
| 選択科目(民法)対策 | なし | 選択科目民法対策講座あり | 選択論文「民法」対策講座あり | 選択科目民法対策講座あり |
| 合格実績の公表 | 非公表(2025年度の合格体験談13名) | 受講生合格率38.46%(全国平均の5.97倍) | 非公表 | 2017〜2025年度の初回受験合格者の75%がLEC出身 |
| 合格特典 | お祝い金10,000円分 | 最終合格で受講料全額返金+お祝い金3万円 | お祝い金1万5千円/令和8年度論文式合格で全額返金 | お祝い金39,600〜55,000円/論文式合格者受講料返還制度 |
| 教育訓練給付金 | 対象外 | 対象外 | 対象外 | 対象(弁理士合格ベーシックコースの3コース) |
表で最も差が出るのは選択科目の欄で、民法で受験する予定があるかどうかがそのまま講座選びに跳ね返ります。
費用を抑えて始めたいなら:スタディング
受講料を99,000円に収めて必須科目の学習を始められるスタディングは、初期費用のハードルをいちばん低くできる選択肢です。
紙のテキスト、答案の添削、選択科目の対策、給付金のいずれかが必須条件の人は、他社と並べて検討する価値があります。
\99,000円で必須科目をひと通り/
合格率と返金特典を重視するなら:アガルート
アガルートは受講生合格率38.46%(全国平均の5.97倍)を公表し、最終合格すると受講料の全額返金とお祝い金3万円を受け取れる点が特徴です。
添削あり・なしをカリキュラム単位で選べるうえ、選択科目の民法対策講座も別に用意されている点が強みでしょう。
詳しい内容はアガルート弁理士講座の評判で解説しています。
\合格実績を重視!/
講義量と論文の単科講座を重視するなら:資格スクエア
資格スクエアは講義が計約390時間と4社で最大の分量にあたり、論文添削ゼミや選択論文「民法」対策講座といった単科講座も揃えています。
令和8年度の論文式試験に合格した場合に講座価格を全額返金する制度もあり、短期決着を狙う受験生には検討材料になるでしょう。
講座の中身は資格スクエア弁理士の口コミ・評判で詳しく紹介しています。
\講義量と単科の充実度で選ぶ/
通学・給付金・老舗の安定感なら:LEC
LECは2017〜2025年度の弁理士試験で初回受験合格者の75%がLEC弁理士試験対策コース出身という実績を公表し、通学・通信・LIVE中継を組み合わせた受講もできます。
弁理士合格ベーシックコースの3コースが一般教育訓練給付金の対象で、363,000円からという価格帯のなかで自己負担を抑えられる点も4社では唯一です。
コース構成や講師陣についてはLEC弁理士の評判にまとめています。
\通学と給付金に対応/
スタディング弁理士の無料体験で試せること
スタディング弁理士の無料体験では、入門講座の全9講義(合計約3.5時間)をすべて視聴でき、弁理士試験の全科目の概要をひと通りつかめます。
メールアドレスの登録だけで30秒ほどで始められ、自動契約や自動更新はないと公式に明記されています。
無料登録で受け取れるのは次の4大特典です。
- 入門講座(全9講義・約3.5時間):全科目の概要を短時間で通す講座
- 無料セミナー:短期合格セミナー「失敗例から学ぶ着実に合格する勉強法」など
- 無料動画講座:基礎/短答・短答解法・論文対策・論文問題演習の各講座を実際に視聴できる
- 学習スタートガイド冊子:試験攻略のポイントと短期合格者の勝ちパターンをまとめたダウンロード資料
4大特典には10%OFFクーポンも含まれるため、受講を決めている場合でも先に無料登録を済ませておくほうが得です。
無料動画講座では有料コースに入っている4つの講座それぞれの初回講義を試せるので、論文対策講座の説明の進め方まで確認できます。



長期化したときの負担の増え方も、他社との違いとして見ておく価値があります。スタディングの講座はもともと2027年度と2028年度の2年分に対応していて、それでも決まらなかった場合の更新版は総合コースが46,000円、内容は通常版とまったく同一です。2回目以降の学習環境を通常価格の半額以下で確保できるため、「1年で決める」と言い切れない人にとっては総額の見通しが立てやすい構造になっています。
スタディング弁理士に向いている人・向いていない人


ここまでの強みと弱みを踏まえると、スタディング弁理士が合うかどうかは「自己管理でどこまで進められるか」でほぼ決まります。
スタディング弁理士に向いている人
次のいずれかに当てはまる人は、スタディング弁理士を前向きに検討できます。
- 初期費用を10万円前後に抑えて弁理士試験の学習を始めたい初学者
- 仕事や家事で忙しく、通勤時間などのスキマ時間を積み上げて学習したい社会人
- スマホ・タブレット中心の学習スタイルに抵抗がない人
- 復習のタイミングや学習計画をAIに任せて手間を減らしたい人
- 答練の提出期限に縛られず、自分のペースで答案練習を進めたい人
- 通学圏に予備校がなく、オンラインで完結させたい地方在住の受験生
- 他校で短答式まで進み、論文対策だけを低コストで補強したい学習経験者
- 選択科目が免除になる学位・資格を持っている人
スタディング弁理士に向いていない人
反対に次のような条件がある人は、他社講座も並べて検討したほうが満足度が高くなります。
- 選択科目を民法で受験する予定の人(他社の単科講座が必要)
- 答案の添削を学習の中心に据えたい人(272,000円のコースか他社の添削付きコース)
- 紙のテキストにマーカーや書き込みをしながら学習したい人(冊子版オプションの併用が前提)
- 回数を気にせず質問したい人(チケット制が合わない)
- 通学やLIVE中継で講師に直接質問しながら進めたい人(LEC・TAC)
- 教育訓練給付金を使って自己負担を減らしたい人(LEC・TACの対象コース)
- 受講生合格率の公表データを判断材料にしたい人(アガルートが公表)
スタディングで学ぶ前に押さえたい弁理士試験の全体像


弁理士試験は短答式(5月)→論文式必須(6月)→論文式選択(7月)→口述(10月)の順に進む3段階の試験で、令和7年度は受験者3,183人に対して合格者205人・合格率6.4%でした。
コース選びに直結するのは、どの段階から学習を始めるかという点です。
| 試験実施団体 | 特許庁 |
|---|---|
| 受験資格 | 制限なし |
| 受験料 | 12,000円 |
| 試験の段階 | 短答式(5月)→論文式必須(6月)→論文式選択(7月)→口述(10月) |
| 論文式の科目 | 必須:特許・実用新案法/意匠法/商標法 選択:理工Ⅰ〜Ⅴ・法律(民法)から1科目 |
| 合格基準 | 論文式必須は平均54点が基準で、47点未満の科目があると不合格。論文式選択は素点で満点の60%以上 |
| 令和7年度の結果 | 受験者3,183人・合格者205人・合格率6.4% |
| 勉強時間の目安 | 約3,000時間(スタディング公式は1日2時間で約4年、働きながらなら最低2年と説明) |
最大の山場は論文式試験で、スタディングの「15×3論文勉強法」もここを攻略するために組まれた学習法です。
合格率の年度推移や段階別の通過率、免除制度の使い方は弁理士試験の難易度で詳しく解説しているので、試験そのものの重さを知りたい方はそちらをご覧ください。
他の難関国家資格と比べた位置づけを知りたい場合は国家資格おすすめ|目的別に難易度・年収・費用を比較も参考になります。
スタディング弁理士講座のよくある質問
受講を検討する段階で寄せられやすい疑問を、公式情報に基づいてまとめました。
初心者でもスタディング弁理士講座を受講できますか?
法律を学んだ経験がない初心者でも受講できる構成になっています。
基礎/短答講座259回は「手続きの流れ」と「条文の理解」から始まり、学習フローが動画講義から問題演習までの順番を示してくれます。
公式の合格者の声にも「条文の読み方や理解の仕方を、初学者でもわかりやすく教えていただけた」(Kさん・2025年度合格)という報告があります。
スタディングだけで弁理士試験に合格できますか?
必須科目については、スタディングの教材だけで合格レベルに到達したという報告が公式サイトに掲載されています。
ただし公式の合格者の声を読むと、短答式は市販の過去問集で演習量を足し、論文式は他校の答練を併用した人も少なくありません。
選択科目を民法で受験する場合は対応講座がないため、他社の単科講座か市販教材での対策が必要です。
添削なしで論文式試験は突破できますか?
99,000円の総合コースは自己採点方式ですが、論文問題演習の全30問に模範答案・不合格答案・採点基準シートが付いています。
添削を受けたい場合は、論文添削・個別指導付コース272,000円か、論文添削・個別指導オプション195,000円を選ぶ形になります。
オプションは総合コースまたは論文対策コースの購入者だけが申し込めるため、単独では買えません。
講義時間は何時間ありますか?勉強時間はどれくらい必要ですか?
動画・音声講義の合計は、総合コースが計422回・約207時間、基礎・短答合格コースが計345回・約160時間です。
弁理士試験の合格に必要な勉強時間は約3,000時間が目安とされ、スタディング公式は1日2時間なら約4年、働きながらなら最低2年は見た方がよいと説明しています。
講義視聴はこの総学習時間の一部で、残りは問題演習と答案練習に充てる配分になります。
紙のテキストは本当に必要ですか?
WEBテキストには検索機能とマイノート機能があり、デジタルのまま合格している受講者もいます。
一方で書き込み学習が習慣になっている人には、冊子版オプション16,500円(基礎/短答講座対応・全科目8冊セット)の併用をおすすめします。
論文対策のテキストには冊子版がないため、紙で読みたい場合は必要箇所を自分で印刷する運用になります。
受講期限を過ぎたらどうなりますか?
受講期限は2027年度版が2027年11月30日、2028年度版が2028年11月30日で、期限を過ぎると講義の視聴ができなくなります。
未使用の学習Q&Aチケットも期限後は使えなくなるので、残っている場合は期限内に消化しておきたいところです。
過去年版を購入していた人は更新版価格で次年度版を買い直せますが、以前の学習履歴は引き継がれません。
アガルート弁理士とどちらが良いですか?
費用を抑えたいならスタディング、合格率の公表データと添削・返金特典を重視するならアガルートという整理になります。
スタディングは99,000円で必須科目をカバーし、アガルートは272,800円で受講生合格率38.46%を公表しつつ最終合格で全額返金+お祝い金3万円が付きます。
選択科目を民法で受験する予定があるかどうかも、判断を分ける材料になります。
無料体験では何が試せますか?
メールアドレスの登録だけで、入門講座の全9講義(合計約3.5時間)と無料セミナー、4講座の無料動画講座、学習スタートガイド冊子、10%OFFクーポンを受け取れます。
自動契約・自動更新はないと公式に明記されているため、講義の見やすさと講師との相性を確かめる用途で使えます。
まとめ:スタディング弁理士は99,000円でどこまで戦えるか
スタディング弁理士講座の99,000円は、論文式試験の必須3科目までを計422回・約207時間の講義と1,300問超の演習でカバーする金額です。
伊藤隆治講師が考案した「15×3論文勉強法」と4種類のAI機能によって、約3,000時間の長丁場をスマホ中心で進められる設計になっています。
一方で答案の添削と選択科目(民法など)の対策は含まれず、紙テキストは16,500円のオプション、質問は30枚のチケット制という割り切りがあります。
この割り切りを踏まえたうえで、次のような人には最初に検討する価値があるでしょう。
- 初期費用を10万円前後に抑えて学習を始めたい人
- 選択科目が免除になる、または理工系の科目で受験する人
- 答練の締切に縛られず自分のペースで答案練習をしたい人
- 複数年かけて挑戦する前提で、2年目以降は更新版価格を使いたい人
相性を確かめるだけなら費用はかからず、無料登録で入門講座9講義と10%OFFクーポンを受け取れます。
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