フランス留学エージェントおすすめ4選|費用・ビザ・Etudes en Franceを徹底解説

フランス留学のエージェント選びは、英語圏の留学とは判断の順番が違います。

フランスは3ヶ月以上の留学だと、ビザを申請する前にフランス政府留学局(Campus France)の「Etudes en France」という手続きを終えていることが義務づけられています。この手続きが終わっていないと、大使館のビザセクションは申請自体を受け付けません。

しかも、この手続きが必要な人と不要な人は「語学留学かどうか」ではなく「何のために学ぶか」で分かれます。同じ語学学校に通うのでも、手続きが要る人と要らない人がいます。

そのため、フランス留学では「フランスの手続きを実務として扱っているか」がエージェント選びの第一条件になります。

この記事では、フランスを実際に取り扱っている留学エージェント4社を各社の公式サイトで確認したうえで比較し、費用相場・ビザ・製菓や芸術などの専門留学まで解説します。

4社のうち、フランス国内に自社のサポートオフィスを置いているのはウィッシュインターナショナル(パリ)です。現地で困ったときに日本語で頼れる先を用意しておきたい人は、ここから見てみてください。

パリに現地オフィスがあるエージェントに相談する

当ページのリンクには広告が含まれています

※無理な勧誘はありません

一方で、フランスで扱える学校数と目的の幅が最も広いのは留学ワールド(DEOW)です。語学留学に加えて、料理・ファッション・アート・ワインなど学ぶ内容から選びたい人はこちらが候補になります。

学ぶ内容から留学先を選ぶ

目次

【結論】フランス留学エージェントおすすめ4社と比較表

フランスを公式サイトで明確に取り扱っていることを確認できた留学エージェントは、大手では次の4社です。

掲載順は、フランス国内のサポート体制と、フランスで扱える学校・プログラムの幅を優先した編集部の判断です。国内で対面相談を重ねたい場合は、拠点数の多いラストリゾートが筆頭になります。

なお、定額制で知られるスマ留、タビケン留学、夢カナ留学はいずれも対応国にフランスが入っていません(各社公式サイトで確認)。英語圏の記事で見かけた社名がそのまま使えるとは限らない点に注意してください。

スクロールできます
エージェント名フランスの現地オフィス国内拠点扱う分野こんな人におすすめ無料相談
留学ワールド(DEOW)記載なし東京・大阪・名古屋語学/ワーホリ/料理/ファッション・アート/エステ・メイク/ワイン/フラワーなど学ぶ内容から留学先を決めたい人

公式サイト

ウィッシュインターナショナルパリ東京・大阪ほか語学/専門・キャリアアップ/ワーホリ/短期・ホームステイ/インターン/親子現地で日本語のサポート先がほしい人

公式サイト

ラストリゾート記載なし(海外7拠点)43拠点語学/おけいこ/ワーホリ/ホームステイ対面で何度も相談したい人

公式サイト

成功する留学記載なし(海外13デスク)東京・大阪語学/ワーホリ/短期・長期/おけいこ/シニア長年の実績から選びたい人

公式サイト

※2026年10月時点の各社公式サイトの情報です。「記載なし」は公式サイト上でフランス国内の自社オフィスの記載が確認できなかったことを意味します(提携先による現地サポートがある場合があります)。

フランスは英語圏と違い、どのエージェントでも扱えるわけではありません。まずは「フランスのページがあるか」「フランスの学校をいくつ扱っているか」を公式サイトで確かめるのが、遠回りに見えて一番早い絞り込み方です。

フランス留学エージェントの選び方|失敗しない4つのポイント

フランス留学は、英語圏の留学とは手続きの前提そのものが違います。

ここでは、エージェントに相談する前に自分で確認しておきたい4つのポイントを順に説明します。

「Etudes en France」の手続きに対応しているか

フランスは、3ヶ月以上の留学をする人に「Etudes en France」の手続きが義務づけられています。

Campus Franceは「長期学生ビザ申請を行う前に、Campus Franceで”Etudes en France”の手続きを完了することが義務づけられています。手続きが完了していないと、ビザセクションは申請を受理できません」と明記しています。

この手続きは主にオンラインで進めますが、必要書類はすべてフランス語または英語で用意する必要があり、日本語の書類は原本に加えてフランス語の法定翻訳が求められます。

エージェントによって、この手続きを一緒に進めてくれるか、学校の手配だけで手続きは本人任せかが分かれます。最初の相談で「Etudes en Franceの手続きはどこまで見てもらえますか」と聞いてしまうのが確実です。

フランス国内のサポート体制を確認する

英語圏と比べると、フランスは日本語で頼れる窓口が現地に少ない国です。

滞在先のトラブル、銀行口座、滞在許可証の更新など、渡航後に発生する手続きはフランス語で進みます。現地に自社オフィスがあるか、提携先を通じた日本語サポートがあるかで、渡航後の負担はかなり変わります。

今回の4社では、公式サイトでフランス国内の自社オフィスを確認できたのはウィッシュインターナショナル(パリ)だけでした。他社に現地サポートがないという意味ではないので、相談時に「フランスでは誰が対応するのか」を確認してください。

語学だけか、専門・職業課程まで扱うか

フランス留学は、語学学校だけで完結する人と、語学を土台にして製菓・料理・ファッション・アートなどの専門課程に進む人に分かれます。

Campus Franceの区分では、専門・職業教育課程への留学も「Etudes en France」の手続きが必要な対象に入っています。語学学校の手配しか扱っていないエージェントだと、その先の進路で相談先を変えることになります。

将来的に専門課程まで考えているなら、最初からその分野を扱っているエージェントを選んでおくほうが乗り換えの手間がありません。

手数料とサポート範囲の線引きを確認する

留学エージェントの手数料は「無料」と書かれていても、どこまでが無料の範囲かは会社によって違います。

フランスの場合、確認しておきたいのは次の3点です。

  • 「Etudes en France」の手続きサポートは無料か、別料金か
  • ビザ申請書類の準備・翻訳の手配はどこまで含まれるか
  • 渡航後の現地サポートは何ヶ月まで、どんな内容か

なお、「Etudes en France」の手続き料金そのものはエージェントの手数料とは別に、本人がCampus Franceへ支払います。金額はビザ手続きで別にかかるお金で解説します。

おすすめフランス留学エージェント4社を詳しく解説

ここからは4社それぞれについて、フランスで何ができるのかを公式サイトの情報をもとに解説します。

扱う学校数、現地サポート、得意な分野がはっきり分かれるので、自分の目的に近いところから読んでみてください。

留学ワールド(DEOW)|フランスの学校数と目的の幅が最も広い

留学ワールド
サポート利用料
割引などのキャンペーン
現地での日本語サポート
事前無料英会話レッスン
総合評価
※評価基準について
留学ワールドのここがおすすめ!
  • フランスの提携校をパリ12校を含む7エリアで紹介している
  • 料理・ファッション・アート・ワイン・フラワーなど目的から選べる
  • 語学留学とワーキングホリデーの費用目安を公式サイトで公開している

留学ワールドは、フランスで扱う学校を地域別に公開している数少ないエージェントです。

公式サイトの都市別学校一覧では、パリ12校・南仏7校・ロワール川沿い4校・ローヌアルプ地方4校・リヨン3校・ノルマンディー1校などと、エリアごとの校数まで出ています。

紹介されている学校も、ルーブル美術館に近いBayswater Paris、フランスの料理やファッションも学べるLes ateliers FL Paris、ルーアンのFrench in Normandy、リヨンのInflexyon、モンペリエのACCENT FRANCAISなど、パリ一極ではない選択肢が並んでいます。

目的も語学留学とワーキングホリデーだけでなく、料理留学、ファッション・アート留学、エステ・メイク留学、ワイン留学、フラワー留学まで分かれています。「フランスで何を学びたいか」が先に決まっている人と相性がいいエージェントです。

一方で、フランス国内の自社オフィスについては公式サイトに記載がありません。現地サポートの中身は相談時に確認してください。

留学エージェント留学ワールド(DEOW)
フランスの対応エリアパリ/ノルマンディー/ロワール川沿い/リヨン/ローヌアルプ地方/南仏ほか
扱う分野語学留学/ワーキングホリデー/料理留学/ファッション・アート留学/エステ・メイク留学/ワイン留学/フラワー留学/ヨガ・ピラティス留学/インターン・ボランティア
公表している費用目安語学留学:4週間 約50万円/3ヶ月 約100万円/半年 約200万円/1年 約370万円
ワーキングホリデー:1年 約230万円
国内拠点東京・大阪・名古屋
フランスの現地オフィス公式サイトに記載なし
※2026年10月時点の公式サイトの情報です。

学ぶ内容からフランスの学校を探す

>>留学ワールドの評判・口コミはこちら

ウィッシュインターナショナル|パリに自社サポートオフィスがある

ウィッシュインターナショナル
サポート利用料
割引などのキャンペーン
現地での日本語サポート
事前無料英会話レッスン
総合評価
※評価基準について

※無理な勧誘はありません

ウィッシュインターナショナルのここがおすすめ!
  • 4社で唯一、パリに自社のサポートオフィスを公開している
  • 語学留学から専門・キャリアアップ留学まで目的別に分かれている
  • 小中高校生の短期留学や親子留学にも対応している

ウィッシュインターナショナルは、公式サイトでパリのサポートオフィスを明記しているエージェントです。

フランスは渡航後の手続きがフランス語で進むため、現地に日本語で相談できる先があるかどうかは、英語圏以上に効いてきます。

扱う留学の種類も、語学留学・専門/キャリアアップ留学・ワーキングホリデー・短期留学/ホームステイ・インターンシップ/ボランティア・小中高校生の短期留学・ファミリー留学と幅があります。

紹介している語学学校は、France Langue Paris Notre Dame、International House Nice、Tours Langues、French In Normandyなど。パリ・ニース・トゥール・ノルマンディーと地域が分散しているのも特徴です。

親子での渡航や、お子さんの短期留学を考えている場合も、フランスで対応しているエージェントは限られるので候補に入れておく価値があります。

留学エージェントウィッシュインターナショナル
フランスの対応エリアパリ/ニース/トゥール/ノルマンディーほか
扱う分野語学留学/専門・キャリアアップ留学/ワーキングホリデー/短期留学・ホームステイ/インターンシップ・ボランティア/小中高校生の短期留学/ファミリー留学/オンライン留学
フランスの現地オフィスパリ
学べる言語フランス語/英語
※2026年10月時点の公式サイトの情報です。

パリの現地サポートについて聞いてみる

※無理な勧誘はありません

>>ウィッシュインターナショナルの評判・口コミはこちら

ラストリゾート|国内43拠点で対面相談しやすい

ラストリゾート
サポート利用料
割引などのキャンペーン
現地での日本語サポート
事前無料語学レッスン
総合評価
※評価基準について

※無理な勧誘はありません

ラストリゾートのここがおすすめ!
  • 国内43拠点で、近くの店舗に通いながら準備を進められる
  • フランス語学留学の予算目安を期間別に公開している
  • パリ以外にリヨン・ニース・マルセイユなど地方都市も扱う

ラストリゾートは国内43拠点・海外7拠点を公開しているエージェントで、対面で何度も相談しながら決めたい人に向いています。

フランスの国情報ページでは、パリ・リヨン・アヴィニョン・トゥール・ニース・マルセイユの6都市を紹介しています。

語学留学については、大学付属の語学コースと私立の語学学校の両方を扱い、フランス語が初めての人向けの入門レベルからコースがあると明記しています。

フランス語学留学の予算目安も期間別に公開しており、1ヶ月48〜53万円、3ヶ月85〜140万円、6ヶ月155〜230万円、12ヶ月265〜430万円としています(1ユーロ=164円換算、入学金・授業料・滞在費などを含む参考額)。

ホームステイをしながらフランス語のレッスンを受けるプログラムや、テニス・乗馬などの「おけいこ留学」も用意されています。

留学エージェントラストリゾート
フランスの対応都市パリ/リヨン/アヴィニョン/トゥール/ニース/マルセイユ
扱う分野語学留学/ホームステイ/ワーキングホリデー/おけいこ留学(テニス・乗馬など)
公表している費用目安フランス語学留学:1ヶ月 48〜53万円/3ヶ月 85〜140万円/6ヶ月 155〜230万円/12ヶ月 265〜430万円
※1ユーロ=164円換算の参考額
国内拠点43拠点
海外拠点7拠点(フランスの記載は確認できず)
※2026年10月時点の公式サイトの情報です。

近くの拠点で対面相談する

※無理な勧誘はありません

>>ラストリゾートの評判・口コミはこちら

成功する留学|35年以上の運営実績から選びたい人に

成功する留学
サポート利用料
割引などのキャンペーン
現地での日本語サポート
事前無料英会話レッスン
総合評価
※評価基準について

※無理な勧誘はありません

成功する留学のここがおすすめ!
  • 35年以上・25万人の利用実績を公式サイトで公表している
  • フランスの語学学校を検索できるページを用意している
  • 短期から長期、シニア留学まで期間と年代の幅が広い

成功する留学は、公式サイトで35年以上にわたる運営と25万人の利用者実績を公表しているエージェントです。

フランス留学の専用ページを持ち、メリット・手順・費用・ビザ・人気都市・現地の仕事や生活情報までを一通り扱っています。

フランスの語学学校を検索できるページもあるため、学校名を自分で比べてから相談したい人に向いています。

留学サポートデスクは国内が東京・大阪、海外はサンディエゴ、トロント、バンクーバー、ブリスベン、シドニー、オークランドなど13拠点ですが、フランスのデスクは公式サイトに記載がありません。現地サポートの形は相談時に確認してください。

留学エージェント成功する留学
フランスの対応フランス留学の専用ページ・フランスの語学学校検索あり
扱う分野語学留学/短期留学(1週間〜3ヶ月)/長期留学(4ヶ月〜)/ワーキングホリデー/おけいこ留学/2ヶ国留学/シニア留学
公表している実績35年以上の運営・25万人の利用者
国内拠点東京デスク・大阪デスク
フランスの現地デスク公式サイトに記載なし(海外13デスク)
※2026年10月時点の公式サイトの情報です。

フランスの語学学校を相談する

※無理な勧誘はありません

>>成功する留学の評判・口コミはこちら

フランス留学の費用相場|語学留学とワーホリ別の目安

フランス留学の費用は、期間と滞在方法で大きく変わります。

ここでは各社が公式サイトで公表している目安と、ビザの手続きで別にかかるお金を分けて整理します。授業料・滞在費のような「留学そのものの費用」と、手続き費用は性質が違うので、分けて見積もるのが実際的です。

語学留学の費用目安(1ヶ月〜1年)

フランスの語学留学について、期間別の目安を公開している2社の数字を並べると次のようになります。

スクロールできます
期間ラストリゾート留学ワールド
1ヶ月(4週間)48〜53万円約50万円
3ヶ月85〜140万円約100万円
6ヶ月(半年)155〜230万円約200万円
12ヶ月(1年)265〜430万円約370万円
※2026年10月時点の各社公式サイトの公表値です。ラストリゾートは1ユーロ=164円換算の参考額で、入学金・授業料・滞在手配料・滞在費・空港出迎え料などを含みます。含まれる項目は会社によって異なるため、見積もりで内訳を確認してください。

2社の数字は近い水準にあり、1ヶ月でおよそ50万円、1年でおよそ270〜430万円というのが、いまのフランス語学留学のおおまかな相場だと考えられます。

幅が出る主な理由は、滞在方法(ホームステイか学生寮かアパートか)と、留学先がパリか地方都市かです。パリ以外を選ぶと滞在費が下がるため、期間が長いほど都市選びが総額に効いてきます。

なお、ユーロ建ての費用は為替で金額が動きます。見積もりを比べるときは、どのレートで円換算しているかも合わせて確認してください。

ワーキングホリデーの費用目安

ワーキングホリデーでフランスに1年滞在する場合、留学ワールドは約230万円を目安として公表しています。

同社の語学留学1年(約370万円)と比べると140万円ほど低く、これは学校に通う期間を短くできることと、現地で働いて収入を得られることが織り込まれているためです。

ただし、渡航前に用意する資金としては授業料・滞在費・航空券・保険が必要になります。「働けるから安い」ではなく、最初に用意する額と、現地で取り返す額を分けて考えるのが実際的です。

ビザ手続きで別にかかるお金

フランスは、エージェントの手数料とは別にCampus Franceへ支払う手続き料金が発生します。

「Etudes en France」手続き料金(個人留学)20,800円
「Etudes en France」手続き料金(交換・派遣留学)15,600円
滞在許可証の更新有料(複数年在留許可証の申請)
更新申請が遅れた場合180ユーロの追加料金が発生する可能性
出典:Campus France Japon「Etudes en Franceの手続きとは?」「ビザ申請および滞在許可証の更新」(2026年10月時点)

Campus Franceは、この手続き料金について「誤って不要な振込みをした場合、間違った金額を振込んだ場合も、払い戻しの対応は一切いたしかねます」と明記しています。振り込む前に、自分がどちらの区分なのかを必ず確認してください。

加えて、必要書類はフランス語または英語で用意する必要があり、日本語の書類は原本とフランス語の法定翻訳の両方が求められます。翻訳費用も見積もりに入れておきましょう。

国別・期間別の相場を横並びで見たい場合は、留学費用の相場もあわせて確認してください。

フランス留学のビザ|短期・長期学生ビザ・ワーホリ

フランス留学のビザは、滞在期間と目的で3つに分かれます。

ここが英語圏と最も違うところで、期間だけでなく「何のために学ぶか」でも手続きが変わります。順番に見ていきます。

3ヶ月未満の短期留学はビザが不要

Campus Franceは、3ヶ月未満の短期留学について「ビザは不要なので、初めての留学にもぴったりです」と案内しています。

英語で学べるコースや、専門分野に特化したプログラムもあり、修了証が発行されるものもあります。

フランス留学を検討していて手続きの重さが気になる場合、まず3ヶ月未満で行ってみて、本格的な長期留学を判断するという進め方は現実的な選択肢です。

4ヶ月以上は長期学生ビザ(VLS-TS)

4ヶ月以上1年未満の留学には、長期学生ビザ(VLS-TS)が必要です。

このビザで押さえておきたい点は3つあります。

  • シェンゲン圏内の国々を自由に移動できる
  • 現地で更新ができ、条件を満たせば複数年の在留許可証に切り替わる
  • 年間964時間(週20時間)まで働くことができる

学生用滞在許可証の取得条件には、月額877.50ユーロ以上の生活費を確保していることの証明が含まれます。資金計画を立てるとき、この金額が一つの下限の目安になります。

また、更新申請は有効期限の4ヶ月前から2ヶ月前までの間にオンライン(ANEF)で行う必要があり、この期限を守らないと180ユーロの追加料金が発生する可能性があるとCampus Franceは注意を促しています。

「Etudes en France」が必要な人・不要な人

フランス留学でいちばん間違えやすいのがここです。

「語学留学だから手続きは要らない」と思われがちですが、語学留学でも目的によって必要・不要が分かれます。Campus Franceの区分は次のとおりです。

スクロールできます
必要な人不要な人
フランスの高等教育機関へ留学するワーキング・ホリデービザを申請する
日仏間協定に基づく交換留学・派遣留学フランス語を学ぶが、就学が主たる目的ではない(ビジタービザの申請ができる)
高等教育機関の入学に必要なフランス語力の習得、語学資格の取得・語学テストの合格を目的とした語学留学中等教育機関(中学校・高校等)で就学する
専門・職業教育課程へ留学する住み込み言語習得プログラム「au-pair」で渡仏する
入学試験の受験を予定し、テスト生ビザを申請する博士課程で受入協定(convention d’accueil)の枠内で受入れが決定している
出典:Campus France Japon「Etudes en Franceの手続きとは?」(2026年10月時点)

つまり、同じ語学学校に3ヶ月以上通う場合でも、進学や語学資格の取得を目指すなら手続きが必要、純粋に語学を学びたいだけならビジタービザで行けるという分かれ方になります。

自分がどちらに当たるかは留学計画の立て方で変わるため、エージェントに相談する段階で「将来進学するつもりがあるか」を伝えておくと、手戻りが起きにくくなります。

なお、Campus Franceはビザそのものに関する質問には答えられず、ビザの質問は在日フランス大使館のビザセクションが窓口になります。

ワーキングホリデーで行く場合

ワーキングホリデービザで渡仏する場合、「Etudes en France」の手続きは不要です。

手続きの重さという点では、長期学生ビザより負担が軽くなります。語学学校に通いながら働きたい、まずは暮らしてみたいという目的なら、ワーキングホリデーのほうが現実的なこともあります。

ただし、ワーキングホリデーは年齢や発給枠に条件があり、内容は年度によって変わります。申請要件と必要書類は、在日フランス大使館ビザセクションとフランス政府の公式ビザサイト(France-Visas)で必ず最新のものを確認してください。

費用面を先に把握したい場合は、フランスワーホリの費用で内訳を解説しています。

フランスで学べる専門分野|製菓・料理・芸術

フランス留学には、語学そのものより「フランスでしか学べない分野を学ぶ」ことが目的という人が一定数います。

製菓、料理、ファッション、アートは、日本でも学べる分野ですが、本場で学んだ経験がそのまま職歴として評価されやすい領域です。ここでは分野ごとに、留学として成立させるために必要なことを整理します。

製菓・料理(パティシエ・キュイジーヌ)

フランスの製菓・料理の学校は、日本からの留学生を受け入れている学校が複数あります。

代表的なのは、世界各国にキャンパスを持ちパリにも校舎を置くル・コルドン・ブルーです。日本にも東京校があるため、日本で基礎を学んでからパリへ進むという組み立ても取れます。

エージェント経由で探す場合、料理留学を独立した目的として扱っているのは今回の4社では留学ワールドです。同社はフランスの目的別メニューに料理留学を設け、ワイン留学も別枠で用意しています。

注意したいのは、専門・職業教育課程への留学はCampus Franceの「Etudes en France」手続きの対象に入る点です。語学留学の感覚で準備を始めると、手続きの量で予定が後ろにずれます。

ファッション・アート・デザイン

ファッションやアートも、フランス留学で選ばれる分野です。

留学ワールドはフランスの目的別メニューに「ファッション・アート留学」「エステ・メイク留学」「フラワー留学」を設けており、ウィッシュインターナショナルは「専門・キャリアアップ留学」という括りで扱っています。

芸術系の進学については、Campus FranceにCampusArtという芸術分野向けの応募申請手続きが用意されています。美術・デザイン系の高等教育機関を目指す場合は、一般の出願ルートとは別の手続きになる点を押さえておいてください。

実技中心の課程では作品集(ポートフォリオ)の提出が求められることが多く、準備期間は語学留学より長く見ておく必要があります。

専門課程に進むときに必要になるもの

専門課程に進む場合、ほとんどのケースで先にフランス語力が必要になります。

そのため、多くの人は「語学留学でフランス語を上げてから専門課程へ進む」という2段階で組み立てます。この組み立てをする場合、Campus Franceの区分では最初の語学留学の時点ですでに「Etudes en France」の手続きが必要になります。進学や語学資格の取得を目的とした語学留学に当たるためです。

つまり、専門課程を見据えているかどうかで、1年目の手続きから変わります。最初の相談で将来の進路まで伝えておくことが、フランス留学では特に重要です。

学ぶ分野からフランスの学校を相談する

フランス留学の特徴|語学の質と就労の条件

フランスを留学先に選ぶ理由は、文化やイメージだけではありません。

制度の面でも、英語圏と比べて条件が整っている部分があります。

語学学校が公的な審査を受けている

フランスの語学学校は、政府機関の監督による審査を受けて運営されています。

フランス語を外国語として教えることに対する品質管理の仕組みが国として用意されているため、学校選びで極端な当たり外れが出にくいという利点があります。

また、フランス語の語学資格にはDELF・DALF・TCFがあり、取得した資格は高等教育機関への進学でそのまま使えます。語学留学の成果を形に残しやすいのもフランスの特徴です。

学生ビザなら週20時間まで働ける

長期学生ビザ(VLS-TS)では、年間964時間、すなわち週20時間まで働くことが認められています。

Campus Franceはこれを「生活費を補う程度に働くことができます」と説明しており、生活費の全額をまかなう前提の制度ではない点には注意が必要です。

それでも、1年の長期留学で滞在費の一部を現地で得られる意味は小さくありません。滞在許可証の条件である月額877.50ユーロの生活費証明とあわせて、資金計画を立ててください。

フランス留学エージェントに関するよくある質問

最後に、フランス留学のエージェント選びでよく聞かれる疑問をまとめます。

手続きの重さに関わるものから順に並べています。

Q1. スマ留やタビケン留学はフランスで使えますか?

使えません。スマ留・タビケン留学・夢カナ留学はいずれも、公式サイトの対応国一覧にフランスが入っていません。

定額制や手数料無料で知られる会社は英語圏に集中しているため、フランスでは候補が変わります。この記事で紹介した4社のように、フランスを実際に扱っているエージェントから選んでください。

Q2. エージェントを使わずにフランス留学はできますか?

できます。ただし、3ヶ月以上の留学では「Etudes en France」の手続きを自分で進めることになります。

この手続きは必要書類をすべてフランス語または英語で用意する必要があり、日本語の書類にはフランス語の法定翻訳が求められます。フランス語か英語で書類を読み書きできるかどうかが、自力で進められるかの分かれ目です。

Q3. フランス語が全くできなくても留学できますか?

語学留学であれば可能です。ラストリゾートは、フランスの語学学校には初級より下の入門レベルからコースがあると案内しています。

一方で、専門課程や大学への進学を目指す場合は、先にフランス語力が必要です。ゼロから始めるなら、語学留学と進学を分けて計画するのが現実的です。

Q4. 「Etudes en France」の手続きは誰がやりますか?

手続き自体は本人がオンラインで行い、料金も本人がCampus Franceへ支払います(個人留学20,800円、交換・派遣留学15,600円)。

エージェントがどこまで伴走するかは会社ごとに違うため、初回の相談で「どこまで見てもらえるか」を必ず確認してください。この支払いは誤って振り込んでも払い戻しがありません。

Q5. パリと地方都市ではどちらがいいですか?

費用を抑えたいなら地方都市、学校やインターンの選択肢を広く取りたいならパリ、という分かれ方になります。

今回の4社では、パリ以外にリヨン、ニース、トゥール、マルセイユ、アヴィニョン、ルーアン、モンペリエなどの学校が紹介されています。期間が長くなるほど滞在費の差が効いてくるので、半年以上を考えているなら地方都市も比べてみてください。

まとめ|フランス留学エージェントの選び方と次のステップ

フランス留学は、英語圏と同じ感覚でエージェントを選ぶと行き詰まります。

この記事の要点は次のとおりです。

  • 定額制で知られるスマ留・タビケン留学・夢カナ留学は、フランスに対応していない
  • 3ヶ月以上の留学は、ビザ申請の前に「Etudes en France」の手続きが義務
  • 同じ語学留学でも、進学や語学資格が目的かどうかで手続きの要・不要が変わる
  • 語学留学の相場は1ヶ月およそ50万円、1年およそ270〜430万円
  • 長期学生ビザなら年間964時間(週20時間)まで働ける

4社のうち、フランス国内に自社オフィスを確認できたのはウィッシュインターナショナル(パリ)、扱う学校数と分野の幅が最も広いのは留学ワールド、国内で対面相談を重ねやすいのはラストリゾート(43拠点)です。

どのエージェントも相談と見積もりは無料なので、2〜3社から見積もりを取り、「Etudes en Franceの手続きをどこまで見てもらえるか」を同じ質問で比べるのが失敗しない進め方です。

パリに現地オフィスがあるエージェントに相談する

※無理な勧誘はありません

学ぶ内容からフランスの学校を探す

他の国と迷っている場合は、留学エージェントのおすすめ比較で全体像を確認できます。費用から考えたい場合は留学費用の相場、ワーキングホリデーで検討している場合はフランスワーホリの費用もあわせてご覧ください。

出典一覧

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人