イギリスワーホリの費用はいくら?内訳・収入・節約術を解説

イギリスワーホリの費用はいくら?内訳・収入・節約術を解説

イギリスワーホリ(YMS)の費用は、1年間で約200万〜350万円が目安です。 ビザ関連費だけで約39万円が必要ですが、現地でフルタイム就労すれば実質負担額は約100万〜200万円まで抑えられます。本記事では、渡航前・現地の費用内訳から収入シミュレーション、節約術まで2026年最新データで詳しく解説します。

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目次

結論|イギリスワーホリの費用は1年で約200万〜350万円

結論|イギリスワーホリの費用は1年で約200万〜350万円

イギリスワーホリ(YMS)の費用は、1年間で約200万〜350万円が目安です。 生活する都市やライフスタイルで大きく変動し、ロンドン在住なら月25万〜35万円、地方都市なら月18万〜25万円を見込んでおきましょう。ここからは、費用の全体像を3つのカテゴリに分けて整理します。

イギリスワーホリの費用は「渡航前費用」「現地生活費」「現地収入」の3つで構成されます。 この3つのバランスが、最終的な持ち出し額を左右します。

渡航前にかかる費用は、YMSビザ申請料とIHS(健康保険料)だけで約39万円が確定費用として発生します。これに航空券や海外保険を加えると、渡航前の合計は約55万〜95万円が目安です。つまり、ビザ関連費だけで渡航前費用の約半分を占めるため、ここは節約の余地がほとんどありません。

一方、現地生活費は月20万〜35万円と幅が大きく、家賃が支出全体の約5〜6割を占めます。ロンドンのシェアハウス平均家賃は月£985(約20.7万円)ですが、カーディフなら月£666(約14万円)と約3割安くなります。都市選びが費用に直結するため、渡航先の検討は費用計画の重要な第一歩です。

収入面では、2026年4月改定後の最低賃金が21歳以上で£12.71/時(約2,669円)です。フルタイムで月約£2,034(約42.7万円)の収入が見込めるため、収入を差し引いた実質負担額は1年で約100万〜200万円まで抑えられます。

以下の表で費用の全体像を確認してください。

カテゴリ金額(目安)備考
渡航前費用約55万〜95万円ビザ+IHS+航空券+保険+その他
現地生活費(12ヶ月)約216万〜420万円都市・生活スタイルで変動
支出合計約270万〜450万円
現地収入(8〜9ヶ月就労)約▲200万〜330万円フルタイム勤務の場合
実質負担額(持ち出し)約100万〜200万円
※1£=210円(2026年4月時点)で換算した目安です。為替変動で30万〜50万円の差が生じる可能性があります。※アルク留学経験者アンケート(n=258)による費用実績データは確認中です。公開時に反映予定。

「思ったより費用がかかりそう」と感じた方もいるかもしれません。ただし、イギリスのYMSは最長2年間滞在でき、フルタイムで働ける制度です。しっかり費用計画を立てれば、貯蓄が少ない方でも渡航は十分に可能です。

渡航前にかかる費用の内訳

渡航前にかかる費用の内訳

渡航前に必要な費用は約55万〜95万円が目安です。 ビザ関連費(約39万円)は全員必須のため節約できませんが、航空券や保険は工夫次第で大きく抑えられます。ここからは、渡航前に発生する5つの費目を項目別に解説します。

YMSビザ申請料とIHS(合計約39万円)

YMSビザの申請に必要な費用は、ビザ申請料£319(約6.7万円)とIHS(Immigration Health Surcharge)2年分£1,552(約32.6万円)の合計£1,871(約39.3万円)です。

IHSとは、イギリスの国民保健サービス(NHS)を利用するための健康保険料です。YMSビザは最長2年間の滞在が可能なため、1年だけの滞在予定でもIHSは2年分を一括で支払う必要があります。年額£776×2年=£1,552と高額ですが、IHSを支払うことでイギリス滞在中はNHSの医療サービスを無料で利用できます。GP(かかりつけ医)の診察や入院治療が対象となるため、医療費の不安を大きく軽減できるのがメリットです。

なお、2024年1月以降、日本国籍者はYMSの抽選(バロット)が不要となり、年間6,000名の枠内でいつでも申請できるようになりました。申請時点で18〜30歳であることが条件です。

「ビザだけで約39万円は高い」と感じるかもしれません。しかし、オーストラリアのワーホリビザが約7万円、カナダが約3万円であることを考えると、イギリスはビザ費用が突出して高い国です。渡航前の資金計画では、この39万円を最初に確保しておくことが重要です。

※2026年4月時点の情報です。最新情報はUK政府公式サイトでご確認ください。

航空券(約5万〜21万円)

日本からイギリスへの片道航空券は、経由便なら約5万〜10万円、直行便なら約10万〜21万円が相場です。

往復で購入する場合は経由便で約10万〜19万円、直行便で約21万〜38万円です。ただし、YMSは最長2年間滞在できるため、帰国時期が未定なら片道で購入するほうが柔軟性が高く、費用も抑えられます。

航空券の価格は時期によって大きく変動します。1〜3月が最も安くなる傾向があり、7〜8月の夏休みシーズンは最も高くなります。Skyscannerなどの比較サイトで早めに価格をチェックし、3ヶ月前までに予約すると費用を抑えやすいでしょう。

海外留学保険(約10万〜30万円)

海外留学保険の年間保険料は、約10万〜30万円が相場です。 IHSでNHSを利用できますが、民間の海外保険にも加入しておくことを強くおすすめします。

NHSでカバーされるのはGPの診察や入院治療が中心です。歯科治療、眼科、緊急帰国費用、携行品の盗難・破損はNHSの対象外となります。ロンドンでスマートフォンを盗まれた、急な歯痛で治療が必要になった、といったトラブルはワーホリ中によくあるケースです。こうした場面で民間保険がないと、全額自己負担になってしまいます。

保険会社1年間の目安特徴
AIG損保約15万〜30万円補償が手厚い。治療費無制限プランあり
ジェイアイ傷害火災(t@biho)約10万〜20万円ネット専用で低価格
東京海上日動約20万〜25万円大手の安心感
※保険料はプラン・年齢・補償内容により変動します。正確な見積もりは各社公式サイトでご確認ください。2026年4月時点の情報です。

費用を抑えたい方はジェイアイ傷害火災のオンラインプランが有力な選択肢です。一方、補償内容を重視する方はAIG損保の治療費無制限プランが安心です。

語学学校の授業料(任意・約17万〜48万円)

語学学校への通学は必須ではありませんが、4週間通う場合の費用はロンドンで約17万〜48万円、地方都市で約13万〜25万円が目安です。

YMSビザでは就学制限がないため、語学学校に自由に通えます。ロンドンのBritish Council認定校の場合、週15〜20時間のGeneral Englishコースが一般的です。費用は週£204〜£575と、学校によって大きな差があります。12週間通うと£2,000〜£4,000(約42万〜84万円)と、費用の上積みも大きくなります。

「語学学校に行くべきかどうか」は、渡航前の英語力で判断するのがポイントです。日常会話に不安がある方は最初の4〜8週間だけ通うのが効率的で、すでにTOEIC 700点以上の方は語学学校をスキップして渡航資金に回すのも合理的な選択です。

その他の渡航前費用(パスポート・残高証明)

パスポートの申請・更新費用と残高証明の準備で、約2万〜3万円を見込んでおきましょう。

パスポートの申請費用は、10年用が16,000円、5年用が11,000円です。すでにパスポートを持っている方は、有効期限がYMSビザの滞在期間をカバーしているか確認してください。残存有効期間が不足している場合は更新が必要です。

YMSビザの申請には、銀行口座に£2,530(約53.1万円)以上の残高があることを証明する書類が必要です。申請日から遡って28日間、口座に保持していることが条件となります。

残高証明で求められる£2,530はあくまでビザ申請の要件です。実際の渡航には渡航前費用と最初の2〜3ヶ月の生活費を合わせて、最低でも150万円以上を用意しておくと安心です。

現地でかかる生活費の月額内訳

現地でかかる生活費の月額内訳

ロンドンの生活費は月25万〜35万円、地方都市なら月18万〜25万円が目安です。 最大の支出項目は家賃で、月の生活費の50〜60%を占めます。ここからは、現地で毎月かかる4つの費目を金額とともに解説します。

費用が気になる方は「家賃」列を、都市間の差を知りたい方は「ロンドン」と「地方都市」の列を比較してご覧ください。

費目ロンドン(月額目安)地方都市(月額目安)
家賃(シェアハウス)約19万〜22万円(£900〜£1,050)約14万〜16万円(£666〜£780)
食費約5万〜7万円(£250〜£320)約4万〜6万円(£200〜£280)
交通費約4万円(£192)約1万〜2万円(£50〜£100)
通信費・交際費等約3万〜5万円(£130〜£250)約2万〜4万円(£100〜£200)
合計約25万〜35万円約18万〜25万円
※1£=210円(2026年4月時点)で換算。ロンドンと地方都市では月7万〜10万円の差があり、年間では約84万〜120万円の差になります。

家賃(約14万〜22万円)

ロンドンのシェアハウス家賃は平均£985/月(約20.7万円)で、月の生活費の中で最も大きな支出です。

ロンドンの家賃はゾーン(Zone)によって大きく異なります。Zone 2〜3エリアの相場は£900〜£1,050/月(約18.9万〜22.1万円)です。Zone 4〜5の外周エリアなら£700〜£900/月(約14.7万〜18.9万円)まで下がります。Zone 2-3とZone 4-5の差額は月£100〜£250で、年間に換算すると約25万〜63万円の節約になります。

ワーホリ参加者の多くはSpareRoomなどのシェアハウス専門サイトで物件を探します。渡航直後は一時滞在先(ホステルやAirbnb)に1〜2週間滞在しながら内見を行い、納得できる物件を見つけるのが一般的な流れです。

家賃は毎月の固定費として12ヶ月間発生するため、月£100の差でも年間では約25万円の差になります。ロンドン在住を希望する方は、通勤時間とのバランスを見ながらゾーンを検討してみてください。

食費(約4万〜7万円)

自炊中心なら月£200〜£320(約4.2万〜6.7万円)、外食を含めると月£400〜£600(約8.4万〜12.6万円)が目安です。

イギリスのスーパー(Tesco、Sainsbury’s、ASDA等)で自炊用の食材を購入できます。主な食品価格は牛乳1L=£1.35、パン1斤=£1.49、卵12個=£3.70、鶏胸肉1lb=£3.17です。日本のスーパーと比べると若干割高ですが、自炊を習慣にすれば月£200台に収まります。

一方、外食はカジュアルレストランで1食£20(約4,200円)、カフェのコーヒー1杯£3.99(約840円)と、日本より明らかに高額です。パブでビール1パイント(約568ml)を飲むと£6.50(約1,365円)かかります。

自炊と外食の差は月£200〜£300(約4万〜6万円)にもなります。年間では約50万〜70万円の差です。週末にまとめて作り置きする習慣をつけると効果的です。

交通費(約2万〜4万円)

ロンドンのZone 1-2圏内で通勤する場合、Oyster CardまたはコンタクトレスのWeekly Cap(週上限)£44.70を基準に月約£192(約4万円)が目安です。

ロンドン交通局(TfL)では、Oyster Cardやコンタクトレス決済を使うと自動的にDaily Cap(1日上限)£8.90、Weekly Cap(週上限)£44.70が適用されます。月額の公式キャップは設定されていませんが、週£44.70×約4.3週=約£192/月が実質的な上限額です。

バスは1回£1.75で、Hopper fareにより1時間以内の乗り継ぎは無料です。地方都市では月£50〜£100程度で収まるケースが多く、徒歩や自転車通勤も選択肢に入ります。

通信費・交際費・その他(約2万〜5万円)

携帯SIMは格安プランなら月£10(約2,100円)前後、交際費や日用品を含めて月3万〜5万円が目安です。

イギリスでワーホリ参加者に人気のSIMはgiffgaffです。10GBプランで月約£10、全プランに通話・テキスト無制限が付きます。30日ローリング契約で審査不要のため、渡航直後から利用できるのが大きなメリットです。

交際費を抑えたい方は、無料のイベント(大英博物館・ナショナルギャラリー等)を活用するのがおすすめです。ロンドンの主要美術館・博物館の多くは入場無料で、費用をかけずに文化体験を楽しめます。

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都市別の生活費を比較

都市別の生活費を比較

ロンドン以外の都市を選べば、生活費を2〜4割抑えられます。 家賃はロンドン平均£985/月に対し、カーディフは£666/月と約3割安い水準です。ここでは、ワーホリ参加者に人気の5都市の生活費を比較します。

費用を最優先にしたい方は「家賃」列を、仕事の見つけやすさも重視する方は「特徴」列を中心にご覧ください。

都市家賃(月額目安)生活費(月額目安)特徴
ロンドン£900〜£1,050(約19万〜22万円)約25万〜35万円求人数が圧倒的に多い。物価は最も高い
マンチェスター£650〜£700(約13.7万〜14.7万円)約18万〜25万円英国第2の都市。求人豊富で家賃が手頃
エディンバラ£778(約16.3万円)約20万〜27万円文化都市。観光業の求人が多い
ブライトン£750(約15.8万円)約19万〜26万円語学学校が多く留学生に人気
カーディフ£666(約14万円)約16万〜22万円5都市中最安。のんびりとした生活環境
※家賃はSpareRoom(Q4 2025データ)のシェアハウス平均値。1£=210円換算(2026年4月時点)。

収入と費用のバランスを重視するなら、マンチェスターが有力な選択肢です。 ロンドンは求人数と時給水準がともに高い一方で、家賃と物価も最も高く、収支のメリットが薄れるケースがあります。マンチェスターはロンドンに次ぐ求人数を持ちながら、家賃は約3割安い水準です。

費用を最優先に抑えたいならカーディフやマンチェスターが適しています。一方、仕事の選択肢の多さや英語力を磨く環境を重視するならロンドンやエディンバラも検討してみてください。

イギリスワーホリで稼げる収入の目安

イギリスワーホリで稼げる収入の目安

21歳以上のイギリス最低賃金は、2026年4月改定後に£12.71/時(約2,669円)です。 フルタイム(週40時間)で月約£2,034(約42.7万円)の税引前収入が見込めるため、生活費の大部分をまかなえます。ここからは、月収シミュレーション・人気の仕事・税金の3つに分けて解説します。

最低賃金と月収シミュレーション

2026年4月改定後の最低賃金は、21歳以上で£12.71/時(約2,669円)です。 フルタイム(週40時間)勤務で月収は約£2,034(約42.7万円)、手取りは約£1,758(約36.9万円)になります。

イギリスの最低賃金(National Living Wage)は年齢区分によって異なります。

年齢区分時給(2026年4月〜)月収目安(税引前・フルタイム)
21歳以上£12.71(約2,669円)約£2,034(約42.7万円)
18〜20歳£10.85(約2,279円)約£1,736(約36.5万円)
18歳未満£8.00(約1,680円)約£1,280(約26.9万円)
※1£=210円換算(2026年4月時点)。日本の最低賃金(全国加重平均1,055円、2024年度)と比較すると、イギリス21歳以上の時給は約2.5倍です。

ただし、渡航直後は仕事探しや生活基盤の構築に時間がかかります。安定した収入を得られるまでに1〜2ヶ月はかかるケースが一般的です。最初の2〜3ヶ月分の生活費は貯蓄から賄う前提で資金計画を立てておきましょう。

ワーホリ参加者に人気の仕事は、日本食レストラン・カフェ・ホテル清掃が中心で、時給は£12.71〜£14が相場です。 英語力が高ければオフィスワーク(£13〜£16/時)も選択肢に入ります。

職種時給相場月収目安(フルタイム)英語力の目安
日本食レストラン£12.71〜£14約£2,034〜£2,240日常会話レベル
カフェ・バリスタ£12.71〜£13.50約£2,034〜£2,160接客英語レベル
ホテル清掃£12.71〜£13約£2,034〜£2,080基礎英語レベル
オフィスワーク(事務系)£13〜£16約£2,080〜£2,560ビジネス英語レベル
※2026年4月時点の情報です。飲食業ではチップ収入が加算される場合もあり、ロンドンの日本食レストランではチップ込みで実質時給£14〜£16になるケースもあります。

オフィスワークと飲食業の時給差は年間で約50万〜126万円の収入差になります。英語力への投資は、渡航後の収入に直結する点を意識しておきましょう。

所得税・National Insuranceの基本知識

年収£12,570以下なら所得税はゼロです。 イギリスには「Personal Allowance」と呼ばれる非課税枠があり、この金額以下の年収には所得税がかかりません。

最低賃金でフルタイム勤務した場合の年収は約£24,408です。課税対象は£24,408−£12,570=£11,838となり、所得税率20%(Basic rate)が適用されます。月あたりの所得税は約£197です。所得税に加えて、National Insurance(NI・国民保険料)も給与から天引きされます。NI料率は月収£1,048超の部分に対して8%で、月あたりのNI負担は約£79となります。

項目月額
税引前月収£2,034(約42.7万円)
所得税▲£197(約4.1万円)
National Insurance▲£79(約1.7万円)
手取り月収£1,758(約36.9万円)
※2025/26税年度(2025年4月〜2026年3月)の税率。最新情報はHMRC公式サイトでご確認ください。

ワーホリ参加者の多くは税年度の途中で離英するため、払いすぎた所得税の還付(タックスリターン)を申請できます。HMRCのフォームP85を提出し、離英後でも数万円〜10万円以上が戻るケースがあります。

アルクの留学エージェント比較 運営事務局のポイント

「イギリスでは、英語力の差が就労先の選択肢と時給に直結します。飲食業や清掃業は英語力が低くても就労しやすいですが、時給は最低賃金近辺にとどまりがちです。渡航前にTOEIC 650〜700点相当を目指しておくと、オフィスワークや接客上位職への応募チャンスが広がり、月収ベースで3万〜5万円以上の差になることも珍しくありません。語学力への投資は、渡航後の収入アップという形で確実にリターンが得られる先行投資です。渡航前の数ヶ月間、英語学習に時間を使うことが、実は最も費用対効果の高い節約術かもしれません。」

費用シミュレーション|1年プラン・2年プラン

費用シミュレーション|1年プラン・2年プラン

1年プランの支出合計は約270万〜400万円、収入を差し引いた実質負担額は約50万〜180万円が目安です。 2年プランなら就労期間が長くなるため、月あたりの実質負担は1年プランより軽くなります。ここでは、具体的な数字を使って1年・2年プランのシミュレーションと為替の影響を解説します。

1年プランの費用シミュレーション

1年プランの場合、支出合計は約270万〜400万円、現地収入を差し引いた実質負担額は約50万〜180万円が目安です。

費目節約プラン(地方都市)標準プラン(ロンドン)
渡航前費用
YMSビザ+IHS39.3万円39.3万円
航空券(片道)5.3万円(経由便)10.5万円(直行便)
海外保険(1年)12万円22万円
その他2万円2万円
渡航前費用 小計約59万円約74万円
現地生活費(12ヶ月)
家賃168万円(£667/月)227万円(£900/月)
食費50万円(£200/月)67万円(£265/月)
交通費15万円(£60/月)48万円(£192/月)
通信・交際費等25万円(£100/月)38万円(£150/月)
現地生活費 小計約258万円約380万円
支出合計約317万円約454万円
現地収入
フルタイム就労(手取り)▲約332万円(9ヶ月)▲約295万円(8ヶ月)
実質負担額約▲15万円(黒字)約159万円
※節約プランはカーディフ想定、標準プランはロンドンZone 3〜4想定。1£=210円換算(2026年4月時点)。手取り£1,758/月で計算。

節約プランでは地方都市の安い家賃と早期就労(渡航1ヶ月後から勤務)を前提としており、9ヶ月間のフルタイム収入で支出を上回る試算です。実際には予想外の出費や就労開始の遅れもあるため、余裕を持った資金計画が重要です。

2年プランの費用シミュレーション

2年プランの支出合計は約400万〜700万円ですが、就労期間が長くなるため、月あたりの実質負担は1年プランより軽くなります。

項目節約プラン(地方都市)標準プラン(ロンドン)
渡航前費用約59万円約74万円
現地生活費(24ヶ月)約516万円約760万円
支出合計約575万円約834万円
現地収入(手取り)▲約738万円(20ヶ月)▲約664万円(18ヶ月)
実質負担額約▲163万円(黒字)約170万円
※1£=210円換算(2026年4月時点)。手取り£1,758/月で計算。

月あたりの実質負担で比較すると、1年プラン約13.3万円/月に対し2年プラン約7.1万円/月と、2年プランのほうが月々の負担が軽くなります。資金面だけで見れば、長期滞在のほうがコストパフォーマンスに優れています。

為替レートが費用に与える影響

£1が25円動くと、1年間の費用が30万円以上変わります。 為替レートは費用計画の大きな変動要因です。

2025年4月〜2026年4月の1年間で、ポンド/円レートは安値£1=184.36円から高値£1=215.05円まで約30円の変動幅がありました。この差額を1年間の現地支出(約£15,000〜£20,000)に当てはめると、30万〜60万円の費用差が生じます。

為替シナリオ現地支出£15,000の場合差額(中央値比)
£1=185円(円高)約278万円▲約37万円
£1=210円(2026年4月時点)約315万円基準
£1=215円(円安)約323万円+約8万円
※2026年4月時点の情報です。

渡航時期によって為替レートは大きく変動するため、「予算の1.2倍は用意しておく」のが安全な考え方です。たとえば予算300万円なら、360万円を目標に資金を準備しておくと為替変動にも対応できます。

アルクの留学エージェント比較 運営事務局のポイント

「シミュレーション通りに費用が収まる方は、600名以上をサポートしてきた経験からいうと、実はそれほど多くありません。最初のシェアハウスでデポジット2ヶ月分が必要になった、渡航直後に体調を崩して数週間働けなかった、帰国便が予想外に高かった——こうした想定外の出費はほぼ必ず発生します。だからこそ、予算の1.2倍を目標に資金を準備することをお勧めしています。余裕資金は『使わなければ帰国後の資産になる』と前向きに捉えて、少し多めに準備してみてください。」

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他国ワーホリとの費用比較

他国ワーホリとの費用比較

イギリスワーホリの費用は、主要4か国の中でビザ費用が突出して高い水準です。 一方で最低賃金も高く、2年間滞在できる点はメリットといえます。ここでは、イギリス・オーストラリア・カナダ・ニュージーランドの費用を比較します。

各国の費用を総合的に比較したい方は「年間総額目安」列を、稼ぎやすさを重視する方は「最低賃金」列を中心にご覧ください。

項目イギリスオーストラリアカナダニュージーランド
ビザ費用約39万円約7万円約3万円約5万円
生活費(月額目安)25万〜35万円20万〜30万円18万〜28万円15万〜25万円
最低賃金(時給)約2,669円約2,500円約2,300円約2,200円
最長滞在期間2年3年(条件付き)1年1年3ヶ月
年間総額目安200万〜350万円150万〜300万円150万〜250万円120万〜220万円
※各国の金額は2026年4月時点の目安です。為替レートや生活スタイルにより変動します。

イギリスはビザ費用こそ最も高いものの、最低賃金と最長滞在期間の両面で有利です。2年間フルタイムで働けば、ビザ費用の差額(他国との差額約32万〜36万円)は数ヶ月の就労で回収できます。

  • イギリス:高時給+2年滞在可能。ヨーロッパ旅行の拠点としても便利
  • オーストラリア:ファーム就労で最大3年まで延長可能。稼ぎやすい環境
  • カナダ:ビザ費用が安い。北米英語を学びたい方に最適
  • ニュージーランド:生活費が最も安い。自然豊かな環境で費用を抑えたい方向け

イギリスワーホリの費用を抑える7つの節約術

イギリスワーホリの費用を抑える7つの節約術

工夫次第で年間50万〜100万円の節約が可能です。 家賃と食費で支出の7割以上を占めるため、この2項目を見直すのが最も効果的な節約方法です。ここからは、すぐに実践できる7つの節約術を紹介します。

航空券は経由便+早期予約で節約

経由便を選べば、直行便と比べて片道5万〜11万円の節約が可能です。

直行便(JAL・BA等)の片道は£500〜£1,000(約10.5万〜21万円)ですが、中国東方航空やエティハド航空などの経由便なら£250〜£500(約5.3万〜10.5万円)で渡航できます。乗り継ぎに数時間かかりますが、節約効果は大きいです。

1〜3月が航空券の最安シーズンです。出発の2〜3ヶ月前にSkyscannerやmomondoで価格アラートを設定しておくと、最安値のタイミングを逃しにくくなります。

シェアハウスはZone 3〜4で探す

Zone 2-3のシェアハウスからZone 4-5に移るだけで、月£100〜£250(年間約25万〜63万円)の家賃を節約できます。

Zone 2-3の家賃相場は£900〜£1,050/月ですが、Zone 4-5なら£700〜£900/月に下がります。通勤時間は10〜20分ほど長くなりますが、Oyster Cardの週キャップ内で移動できるため、追加の交通費はほとんどかかりません。

SpareRoomやOpenRentで物件を探す際は、Zone 3〜4のエリア(East Ham、Manor Park、Croydon等)を検索条件に入れてみてください。

自炊中心の食生活で食費を半減

自炊中心の生活にするだけで、食費を月£200〜£300(約4万〜6万円)節約できます。

外食込みの食費は月£400〜£600ですが、自炊中心なら月£200〜£320に抑えられます。Tesco、ASDA、Lidlなどのスーパーでは、まとめ買い用のパスタやチキンが日本より安価に手に入ります。

週末にまとめて作り置きし、ランチを持参する習慣をつけるのが最も効果的です。外食1回分の£20で、自炊なら3〜4日分の食材を購入できます。

Oyster Cardの週キャップを活用する

Oyster Cardやコンタクトレス決済を使えば、Zone 1-2の移動費が週£44.70で自動的に上限が設定されます。

TfLのキャップ制度により、1週間の移動費が一定額を超えると自動的にそれ以上の料金が発生しません。Travelcard(定期券)を購入する手間が省け、出勤日数が少ない週は自動的に安くなるメリットもあります。

バスのHopper fareも見逃せないポイントです。バスからバスへ1時間以内に乗り継ぐと追加料金がかかりません。バスを活用すれば、地下鉄よりさらに交通費を抑えられます。

格安SIM(giffgaff等)で通信費を抑える

giffgaffの10GBプランなら月約£10(約2,100円)で通話・テキスト無制限です。

giffgaffは30日ローリング契約で、契約審査がありません。渡航後すぐにSIMカードを購入して使い始められます。WiFi環境が整っている場所が多いイギリスでは、10GBのデータ通信量で十分なケースがほとんどです。

日本の大手キャリアの月額料金(5,000〜8,000円)と比べると、月3,000〜6,000円の節約になります。年間では約4万〜7万円のコスト削減です。

語学力を事前に上げて高時給の仕事を狙う

オフィスワーク(£13〜£16/時)と飲食業(£12.71〜£14/時)の時給差は、年間で約50万〜126万円の収入差になります。

渡航前に英語力を高めておくと、現地で選べる仕事の幅が広がり、より高い時給の仕事に就ける可能性が高まります。IELTS 5.5〜6.0相当の英語力があれば、カスタマーサービスやオフィスワークにも応募できるようになります。

渡航前の語学学習への投資(オンライン英会話で月1万〜2万円程度)は、渡航後の収入アップという形で十分にリターンが見込める「先行投資」です。

タックスリターンで払いすぎた税金を取り戻す

税年度の途中で離英する場合、払いすぎた所得税の還付を申請できます。

イギリスの税年度は4月6日〜翌年4月5日です。ワーホリ参加者の多くは税年度の途中で離英するため、年間ベースで計算するとPersonal Allowance(£12,570)の非課税枠を使い切っていないケースが多くあります。

還付申請はHMRCのフォームP85をオンラインまたは郵送で提出します。離英後でも申請可能で、数万円〜10万円以上戻るケースもあるため、忘れずに申請しましょう。

イギリスワーホリの費用についてよくある質問

イギリスワーホリの費用についてよくある質問

イギリスワーホリの費用について、読者から特に多い質問と回答をまとめました。

Q1. イギリスワーホリの費用は総額いくら必要ですか?

A. 1年間で約200万〜350万円の資金を用意するのが目安です。

この金額には渡航前費用(ビザ・航空券・保険)と渡航後数ヶ月分の生活費、余裕資金が含まれます。現地でフルタイムで働けば月約37万円(手取り)の収入が見込めるため、収入を差し引いた実質負担額は約100万〜200万円です。

生活する都市によって費用は大きく変わります。ロンドン在住なら300万〜350万円、地方都市(カーディフ等)なら200万〜250万円が目安です。

Q2. イギリスワーホリに最低いくらあれば行けますか?

A. 最低でも約120万〜150万円は用意すべきです。

YMSビザの残高証明要件(£2,530=約53万円)、ビザ費用(約39万円)、航空券(約5万〜10万円)、保険(約10万円)、到着後1〜2ヶ月分の生活費(約36万〜50万円)を合計すると、最低ラインは約120万〜150万円になります。

ただし、ギリギリの資金での渡航は精神的にも追い詰められやすく、仕事を選べない状況に陥るリスクがあります。余裕を持って150万〜200万円以上を確保してから渡航するのがおすすめです。

Q3. YMSビザの申請費用はいくらですか?

A. ビザ申請料£319(約6.7万円)+IHS 2年分£1,552(約32.6万円)=合計£1,871(約39.3万円)です。

IHS(Immigration Health Surcharge)は年額£776で、YMSビザは2年分を一括払いする必要があります。1年だけの滞在予定でも2年分の支払いは必須です。IHSを支払うことでNHS(国民保健サービス)の医療を無料で受けられるため、医療費を抑える効果があります。

支払いはオンラインのビザ申請手続きの中で行います。クレジットカードまたはデビットカードで支払い可能です。

Q4. ロンドンとロンドン以外では費用はどれくらい違いますか?

A. 月5万〜10万円の差があり、年間では60万〜120万円の差になります。

最大の差は家賃です。ロンドンのシェアハウス平均は£985/月(約20.7万円)ですが、カーディフは£666/月(約14万円)と月約7万円の差があります。食費や交通費もロンドンのほうが割高です。

一方、ロンドンは求人数が圧倒的に多く、時給も高い傾向があります。費用だけでなく「稼ぎやすさ」も含めて都市を選ぶと、トータルでの収支バランスが改善する場合もあります。

Q5. イギリスワーホリで月いくら稼げますか?

A. 最低賃金£12.71/時でフルタイム勤務すると、税引前で月約£2,034(約42.7万円)、手取りで月約£1,758(約36.9万円)が目安です。

21歳以上のイギリス最低賃金は2026年4月改定後に£12.71/時です。フルタイム(週40時間)勤務の場合、手取り月収は約36.9万円になります。オフィスワークや専門職に就けば、さらに高い収入も可能です。

ただし、渡航直後は仕事探しに1〜2ヶ月かかるケースが一般的です。安定した収入を得られるまでの生活費は、渡航前の貯蓄でまかなう前提で計画を立てましょう。

Q6. 語学学校には通うべきですか?

A. 必須ではありませんが、渡航前の英語力によって判断するのがおすすめです。

YMSビザでは就学制限がないため、自由に語学学校に通えます。4週間の語学学校費用はロンドンで約17万〜48万円、地方都市で約13万〜25万円が相場です。

英語力に不安がある方は最初の4〜8週間だけ通って生活基盤と英語力を固めるのが効率的です。すでにTOEIC 700点以上の英語力がある方は、語学学校の費用を渡航資金に回すのも合理的な判断です。

Q7. 海外留学保険は必要ですか?IHSだけでは不十分?

A. IHSでNHSは利用できますが、歯科・眼科・緊急帰国・盗難は対象外のため、民間の海外保険にも加入することを強くおすすめします。

NHSではGP(かかりつけ医)の診察や入院治療を無料で受けられます。しかし、歯科治療は一部自己負担があり、眼科は基本的に自費です。さらに、緊急帰国費用や携行品の盗難・破損もNHSの対象外です。

ロンドンではスマートフォンの盗難が日本より多く、急な歯痛で治療が必要になるケースも珍しくありません。保険料年10万〜30万円は、万一のリスクに対する合理的な備えです。

Q8. 2年間滞在する場合の費用はいくらですか?

A. 支出合計は約400万〜700万円ですが、就労期間が長くなるため、実質負担額は1年プランと大きく変わらないか、むしろ軽くなるケースもあります。

2年プランでは18〜20ヶ月間のフルタイム就労が見込めます。手取り月収£1,758で20ヶ月間働くと約738万円の収入となり、地方都市での節約プランなら2年間トータルで黒字になる試算もあります。

月あたりの実質負担で比較すると、1年プラン約13万円/月に対し2年プラン約7万円/月と、2年プランのほうがコストパフォーマンスに優れています。ビザ費用(IHS含む)は最初に2年分を支払い済みのため、追加のビザ費用もかかりません。

Q9. 為替レートは費用にどれくらい影響しますか?

A. 直近1年間で£1=184〜215円と約30円の変動幅があり、年間の費用に30万〜60万円の影響を与えます。

たとえば現地支出が年間£15,000の場合、£1=185円なら約278万円ですが、£1=215円なら約323万円と、約45万円の差が生じます。渡航時期や送金タイミングによって費用が大きく変動するため、「予算の1.2倍は用意しておく」のが安全です。

為替リスクを軽減する方法として、Wise(旧TransferWise)やRevolutなどの海外送金サービスを使い、レートが良いタイミングでまとめて両替する手段も有効です。

Q10. 資金が足りなくなった場合はどうすればいいですか?

A. フルタイム就労への切り替え、シェアハウスの見直し、支出の見直しが基本的な対策です。

YMSビザではフルタイム就労に制限がないため、収入を増やすことが最も即効性のある対策です。パートタイムからフルタイムに切り替えたり、より時給の高い仕事を探したりすることで、月の収入を£500〜£1,000(約10万〜21万円)増やせる可能性があります。

家賃が最大の支出項目であるため、より安いシェアハウスへの引っ越しも効果的です。Zone 2-3からZone 4-5に移るだけで月£100〜£250の節約になります。

それでも資金が不足する場合は、日本への一時帰国も選択肢のひとつです。ただし、渡航前に余裕資金(予算の1.2倍)を確保しておくことが、こうした事態を防ぐ最善の方法です。

アルクの留学エージェント比較 運営事務局のポイント

「資金計画で失敗しやすいパターンは、『仕事がすぐ見つかる』『渡航後すぐにフルタイムで働ける』という前提で計算してしまうことです。実際には、銀行口座開設やNI番号の取得、物件探しなどの手続きで、渡航後1〜2ヶ月はなかなか安定した収入を得られない方が多いです。私は相談者に必ず『収入ゼロでも3ヶ月間生活できる資金を確保してから渡航してください』とお伝えしています。資金的な余裕があると仕事を選ぶ心理的ゆとりも生まれ、自分に合った仕事に就ける可能性が高まります。費用の不安が減ると現地での経験そのものに集中できるようになり、満足度の高いワーホリにつながります。」

まとめ|イギリスワーホリの費用計画を立てよう

イギリスワーホリ(YMS)の費用について、ポイントを3つにまとめます。

  • 費用の目安は1年で約200万〜350万円。 ビザ関連費(約39万円)は節約できませんが、都市選びと生活スタイルで年間60万〜120万円の差が生まれます
  • 最大の支出は家賃。 ロンドン平均£985/月に対し、カーディフは£666/月と約3割安くなります。住む場所の選択が費用全体を左右します
  • 現地収入で実質負担は大きく軽減。 最低賃金£12.71/時でフルタイム勤務すれば手取り月約37万円。収入を差し引いた実質負担額は約100万〜200万円です

費用計画の第一歩は、「どの都市に住むか」「語学学校に通うか」「どれくらい働くか」の3つを決めることです。この3つが決まれば、必要な資金の総額が見えてきます。

イギリスワーホリの費用計画や、自分に合ったプランの相談は、留学カウンセラーへの無料相談がおすすめです。渡航前の資金計画から現地での生活費シミュレーションまで、一人ひとりの状況に合わせたアドバイスを受けられます。

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この記事を書いた人

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