「土地家屋調査士の模試はどれを受ければいい?」「答練と模試は何が違う?」「記述式の対策に模試は役立つ?」と迷っていませんか。
土地家屋調査士試験の午後の部は、択一に加えて土地・建物の記述式(作図・計算)が出題され、限られた時間で解ききる訓練が合否を分けます。
本番形式での予行演習として、模試の活用は非常に有効です。
土地家屋調査士の筆記試験は例年10月(10月第3日曜)に実施されます。
この記事では、各社の公開模試・直前予想模試を、料金・実施時期・受験方式(会場/自宅)・成績処理で比較したうえで、答練との違い・選び方・いつ何回受けるか・記述式の活かし方・成績表の見方まで解説します。
講座そのものの比較は「土地家屋調査士のおすすめ通信講座」もあわせてご覧ください。
※本記事の料金・日程は各社公式サイトの公表情報に基づきます。改定される場合があるため、申込前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。
| 模試 | 特徴 |
|---|---|
| 東京法経学院 全国公開模試 | 全国順位・記述式添削・成績表 長い実績を持ち、受験者数が多い |
| アガルート 直前予想模試 | 成績通知・添削なし(解説講義で復習) 自宅受験で本試験レベルを体験 |
| LEC 公開模試 | 全国順位・記述式添削・成績表 会場・自宅のどちらでも受けられる |
結論:目的別の土地家屋調査士模試おすすめ

土地家屋調査士の模試は、受ける目的と申込時期で選ぶのが正解です。
目的別の目安は次のとおりです。
- 全国最大級の母集団で記述式まで実力を測りたい人(イチ押し) → 東京法経学院(全国公開模試Ⅱ・7月実施で申込可能)
- 自宅で手軽に直前対策したい人 → アガルート(直前予想模試・〜10/12・解説講義つき)
- 会場で全国順位を確認したい人 → LEC(公開模試・会場/自宅)
本気で実力を測るなら、受験者数が多く記述式の添削まで受けられる東京法経学院の全国公開模試が筆頭です。
ただしⅡは7月実施・自宅受験の答案提出締切が7月24日なので、早めの申込がおすすめです。
自宅で手軽に本試験直前まで受けたいならアガルート、会場で全国順位を確認したいならLECが選択肢になります。
学習法から迷っている方は「土地家屋調査士は独学で合格できる?」や「土地家屋調査士の難易度」も参考にしてください。
\全国規模で記述式まで力試し/
土地家屋調査士模試の比較一覧表【2026年最新】

主要な土地家屋調査士模試を一覧にしました(料金は税込)。
選ぶ際は、料金だけでなく会場か自宅か、そして記述式の添削や全国順位が受け取れるかに注目しましょう。
| 模試(提供) | 料金(税込) | 実施時期 | 受験方式 | 成績処理 |
|---|---|---|---|---|
| 東京法経学院 全国公開模試 | Ⅰ+Ⅱセット33,000円/Ⅱのみ18,700円(Ⅰ単独販売なし) | Ⅰ5月(終了)・Ⅱ7月(申込可能) | 会場・自宅 | 全国順位・記述式添削・成績表 |
| アガルート 直前予想模試 | 10,780円 | 直前期(販売〜10/12) | 自宅 | 成績通知・添削なし(解説講義で復習) |
| LEC 公開模試 | 各回15,400円/一括(全2回)27,500円 | 9月(第1回9/5・6/第2回9/12・13) | 会場・自宅 | 全国順位・記述式添削・成績表 |
| 日建学院 全国統一公開模擬試験 | 5,500円 | 6月下旬〜発送(申込〜10/6) | 自宅 | 書式添削・解説講義あり |
土地家屋調査士模試を徹底比較|各社の中身と料金

ここからは土地家屋調査士の各模試について、料金・実施時期・受験方式・成績処理と向き不向きを順に確認します。
記述式の添削まで受けられる東京法経学院・LEC・日建学院と、予想問題で直前に仕上げるアガルートに分けると整理しやすいです。
東京法経学院|受験者数が多い定番の全国公開模試
東京法経学院の全国公開模試は、土地家屋調査士試験で長い実績を持つ定番で、受験者数が多く母集団が大きいのが特徴です。
料金はⅠ+Ⅱセット33,000円/Ⅱのみ18,700円(いずれも税込)で、現在Ⅰは終了したため単独の販売はありません。(※スケジュール経過後にお申込みの場合は教材のみの提供)
会場・自宅から選べ、記述式の添削答案・記述式全体講評・各種成績表が受け取れます。
本試験と同じ時間配分・問題数で実施され、母集団の大きさから全国順位の精度が高いのが強みです。
2026年は、全国公開模試Ⅰ(5月実施)は終了しましたが、全国公開模試Ⅱ(7月実施)は申込可能です(会場は7/11〜18の各地、自宅受験は7/13に問題発送・7/24が答案提出締切)。
今からまとまった母集団のなかで記述式を含めて実力を測りたい方に最適です。
なお会場・自宅とも解説講義はなく、解説書とダウンロード講義の案内が提供されます。
- 全国最大級の母集団で順位を知りたい人
- 記述式の添削で弱点を客観評価したい人
- 今から(7月実施で)実力を測りたい人
講座の評判は「東京法経学院 土地家屋調査士講座の評判」をご覧ください。
7月に新たに開講するスーパー模試とのパック講座もおすすめです。
\Ⅱは7月実施・申込はお早めに/
アガルート|自宅で受けられる直前予想模試
アガルートの「直前予想模試」は、自宅受験で本試験レベルを体験できるのが特徴です。
受講料は10,780円(税込)で、本試験を徹底分析して論点を予想した、直前対策に最適な内容です。
出題が予想される論点を中心に構成されているため、直前の総仕上げの1本として使いやすいのが利点です。
全問について詳細な解説講義が用意されており、間違えた問題をその場で復習できます。
ただし点数・順位の成績通知や記述式の添削はなく、解説冊子と講義で自己採点・復習するタイプです。
会場に足を運ばず自宅で受けられるので、働きながら学習する方にも向いています。
販売期間は2026年10月12日までと長く、本試験直前まで申し込めるのも魅力です。
講座全体の評判は「アガルート土地家屋調査士講座の評判」で詳しく解説しています。
自宅で直前対策をしたい人、本試験予想で総仕上げしたい人に向いています。
また、下記の直前対策講座もおすすめです。
\自宅で直前予想模試/
LEC|全国規模で順位がわかる公開模試
LECの公開模試は、会場・自宅のどちらでも受けられる全国規模の模試です。
受講料は各回15,400円/一括(全2回)27,500円(Web解説・自宅受験の場合)で、長年蓄積した受験データを反映した新作問題で構成されます。
2026年は第1回が9月5・6日、第2回が9月12・13日に実施され、今から申し込めます(教材発送は8月20日)。
全国順位・正答率に加え、記述式(作図)の添削答案・成績表が受け取れるため、母集団のなかでの自分の位置と弱点がはっきり分かります。
会場受験なら、本番に近いプレッシャーのなかで記述式の時間配分を試せるのも強みです。
講座の評判は「LEC土地家屋調査士講座の評判」で解説しています。
全国順位で立ち位置を知りたい人、記述式の場数を踏みたい人に向いています。
また、模試が入った答練パックもおすすめです。
\会場で本番をリハーサル/
日建学院|自宅で受けられる全国統一公開模擬試験
日建学院も土地家屋調査士の全国統一公開模擬試験を実施しています。
受講料は5,500円(税込)で、講座を受講していない方でも申込可能です。
2026年度は6月下旬から教材を順次発送する自宅実施型(本試験同様の2時間30分)で、書式(記述式)2問は答案を提出すれば添削して返却されます。
ただし、書式添削を希望される場合は、7月7日(火)必着なのでお気をつけください。
約2時間のWeb解説講義も用意され、インターネット申込は2026年10月6日まで受け付け中です。
自宅で手軽に全国統一形式を試したい人に向いています。
おすすめ講座
\自宅で全国統一模試を体験/
答練と模試はどう違う?どちらを受けるべき?

土地家屋調査士の学習では「答練」と「模試」が並んで語られますが、役割と費用感が異なります。
混同して無駄なコストをかけないよう、違いを押さえましょう。
答練(答案練習会)は、複数回(5回以上のセットが一般的)にわたって本試験形式の問題を解き、記述式を中心にアウトプットを反復する講座です。
料金は数万円〜と幅があり、記述式の作図・計算の精度を高めるトレーニングに向いています。
一方模試(模擬試験)は、本試験そっくりの範囲・形式・時間で一度に解く総合演習で、今の実力と時間配分、全国順位を確かめるのが目的です。1〜2回の単発で、料金は1万円台〜が中心です。
- 独学・直前のみ仕上げたい人 → まずは模試を1〜2回。アガルートの直前予想模試などが手軽です。
- 全国順位と記述添削で実力を測りたい人 → 母集団の大きい東京法経・LECの公開模試。
- 記述式に不安がある人 → 答練で反復し、仕上げに模試で本番をシミュレーション。
- 予備校生 → 受講中のカリキュラムに模試・答練が含まれていないかを確認(東京法経の実戦答練・総合模擬演習の受講生は公開模試が組み込まれている場合があります)。
土地家屋調査士模試の選び方|4つのチェックポイント

自分に合う模試を選ぶには、次の4点を確認しましょう。
① 受付時期に間に合うか
土地家屋調査士は模試の実施時期が早めの提供元もあります。
東京法経学院の2026年模試はⅠ(5月実施)が終了し、Ⅱ(7月実施)は今からでも申込可能です。
アガルートの直前予想模試は10月12日まで販売しています。
今から申し込めて、本試験までに結果を活かせるかをまず確認しましょう。
② 受験方式(会場・自宅)
本番の張り詰めた空気を体験するなら会場受験、時間の都合を優先するなら自宅受験を選びます。
東京法経学院・LECは会場・自宅の両方に対応し、アガルートは自宅受験です。
記述式は時間に追われやすいため、最低1回は本番に近い環境で時間プレッシャーを体験しておくと安心です。
③ 成績処理(全国順位・記述式添削)
全国順位・正答率・記述式の添削まで出る東京法経学院・LECの公開模試は、母集団のなかでの立ち位置と記述式の弱点を把握しやすいのが強みです。
アガルートは本試験予想と弱点分析、解説講義に重点を置いています。
④ 記述式の演習量
土地家屋調査士は記述式の出来が合否を分けます。
複数回受けられる東京法経学院・LECは記述式の場数を踏みやすく、アガルートは予想問題で直前の総仕上げに向いています。
土地家屋調査士模試を受けるメリット・デメリット

受けるか迷ったときのために、土地家屋調査士模試のメリットとデメリットを押さえておきましょう。
メリット
- 午後の部の時間配分を体得できる:択一に時間をかけすぎて記述式が解ききれない、という典型的な失敗を防げます。
- 記述式(作図・計算)のスピードを試せる:本番想定の時間で作図・求積をこなす訓練になります。
- 全国順位で位置がわかる:合格ラインまでの距離を母集団のデータで把握できます。
- 予想論点を補強できる:直前期の出題予想で、ヤマの当たりはずれに左右されにくくなります。
一方でデメリットは、記述式採点・添削が伴うため費用がやや高めなこと、受付が早く終わる提供元もあり申込タイミングを逃しやすいことです。
気になる模試は早めに申込時期を確認しておきましょう。
土地家屋調査士模試はいつ・何回受ける?スケジュール例

土地家屋調査士の筆記試験は例年10月(10月第3日曜)に実施されます。
模試はその数か月前から実施されるため、提供元によって時期が異なります。
受ける回数は2回前後が目安です。本試験(10月)から逆算して、次のように組むとよいでしょう。
- 夏(実力測定):学習が一巡したら、母集団の大きい東京法経の全国公開模試Ⅱ(7月実施・申込可能)などで現状と弱点を把握する。
- 直前期(最終調整):本試験直前にもう1回受け、時間配分と予想論点を仕上げる(アガルートの直前予想模試・LEC公開模試など)。
記述式は時間配分の影響が大きいため、本試験と同じ時間で午後の部(択一+記述2問)を通しで解ききる経験を必ず積んでおきましょう。
1回だけ受ける場合は、母集団が大きく記述添削のある東京法経のⅡ(申込可能)か、本試験直前まで申し込めるアガルートの直前予想模試が選びやすい選択肢です。
模試の成績表をどう読む?基準点と判定の見方

土地家屋調査士試験は、午後の部で択一式・記述式それぞれの基準点(足切り)と、両者を合わせた合格点をクリアして合格となります(午前の部は測量士補などの資格保有で免除を受ける受験生が多数)。
模試の結果は、この観点で読むのがポイントです。
- 択一の基準点をクリアできているか:記述式の採点は択一が一定点に届いて初めて意味を持つ、という構造を意識します。
- 記述式で作図・求積のどこを落としたか:部分点の取りこぼし(座標計算ミス、求積ミス、申請書の記載漏れ)を成績表・添削で確認します。
- 全国順位・判定は参考程度に:模試は予想問題で難易度にブレがあるため、順位や判定の数字より「基準点クリアと取りこぼしの中身」を見ます。
参考までに、令和7年度の筆記試験では午後の部について、多肢択一式は満点50点中37.5点、記述式は満点50点中32.5点がそれぞれ基準点とされ、いずれかに達しないとそれだけで不合格、筆記の合格点は満点100点中76.0点でした(いずれも法務省公表)。
基準点は年度ごとに変動するため、最新の合格基準は試験実施団体(法務省)の公表をご確認ください。
土地家屋調査士模試を最大限に活かす復習法

土地家屋調査士の模試は、解いて終わりにせず記述式の中身まで振り返ることが肝心です。
次の点を意識しましょう。
- 記述式の時間配分を最優先で見直す:択一に時間をかけすぎて記述式が解ききれない失点が起きやすいため、解く順番と配分を固めます。
- 作図・計算のミスを類型化する:座標計算や求積の取りこぼしを洗い出し、同じミスを繰り返さないようにします。
- 関数電卓の操作を本番想定で練習する:複素数計算による座標の解法など、電卓操作のスピードと正確さは記述式の得点に直結します。模試を電卓操作のリハーサルの場としても活用しましょう。
- 択一の取りこぼしを潰す:多くの受験生が正解する基本論点を落としていないか、成績表で確認します。
- 全国順位より「基準点を超えているか」を見る:午後の部の択一・記述それぞれの基準点クリアを目標に弱点を補強します。
弱点の補強には「土地家屋調査士は独学で合格できる?」や「土地家屋調査士のおすすめ通信講座」もあわせて活用してください。
土地家屋調査士模試に関するよくある質問(FAQ)
土地家屋調査士模試についてよくある疑問をまとめました。
土地家屋調査士模試は何回受けるべき?
明確な決まりはありませんが、学習が一通り終わった段階で1回、本試験直前にもう1回の計2回前後が目安です。記述式の時間配分に慣れるため、最低1回は本試験と同じ時間で午後の部を通しで解く経験を積みましょう。
答練と模試はどちらを受ければいい?
記述式に不安があるなら答練で反復し、仕上げに模試で本番をシミュレーションするのが理想です。費用や時間が限られるなら、まずは実力測定が目的の模試を1〜2回受けるのがおすすめです。予備校生は受講中の講座に模試・答練が含まれていないか確認しましょう。
模試は記述式(書式)対策に役立つ?
役立ちます。土地家屋調査士は記述式(作図・計算)の出来が合否を分けるため、本番形式で時間内に解ききる訓練ができる模試は有効です。東京法経学院・LECは記述式の添削が受けられます。
無料の模試や、過去問の入手で代用できますか?
本番に近い規模・成績処理を備えた無料模試はほとんどありません。フリマアプリ等で過去回の模試を入手する方法もありますが、古い回は法改正や最新の出題傾向に対応していないため注意が必要です。立ち位置を正確に測るには、最新の有料模試の利用がおすすめです。
2026年に今から申し込める模試は?
東京法経学院の全国公開模試Ⅱ(7月実施・自宅は7/24答案提出締切)と、アガルートの直前予想模試(販売〜10月12日)が申込可能です。東京法経のⅠ(5月実施)は終了しています。最新の販売状況は各公式サイトでご確認ください。
模試だけ受ければ合格できますか?
模試だけでは合格に届かないのが実情です。択一・記述のインプットと反復があってこそ模試が活きます。学習の柱として土地家屋調査士のおすすめ通信講座を据えましょう。
まとめ|目的に合った土地家屋調査士模試で本番に備えよう
土地家屋調査士の模試選びは、受けるタイミングと目的をそろえるのが成功のカギです。
- 全国順位・記述式の添削で本気で測るなら → 東京法経学院(Ⅰ+Ⅱセット33,000円/Ⅱのみ18,700円・Ⅱは7月実施で申込可能)
- 自宅で手軽に直前対策なら → アガルート(直前予想模試10,780円・〜10/12)
- 会場で全国順位を確認するなら → LEC(各回15,400円)
2026年の筆記試験は10月の見込み。
本試験と同じ時間で午後の部を解ききる経験を積み、記述式の時間配分と電卓操作を固めることが合格への近道です。
母集団の大きい東京法経のⅡは7月実施で申込締切が近く、受けるなら早めの行動が肝心です。
\全国規模で記述式まで力試し/
※最新の実施日・受講料・申込締切・合格基準は各公式サイトおよび試験実施団体で必ずご確認ください。

