「絵を描くのが好き」「イラストのスキルを収入に変えたい」と考えている方は多いのではないでしょうか。
実はイラストレーターの副業は、在宅でできる副業の中でも特にニーズが高く、初心者・未経験者でも始めやすいジャンルのひとつです。
ただし、副業イラストレーターとして安定した収入を得るためには、稼ぎ方の種類や案件の探し方、著作権などのルールをしっかり理解しておく必要があります。
この記事では、イラストレーター副業の始め方から年収目安・副業がばれるリスクへの対策・確定申告の知識まで、副業イラストレーターを目指すすべての方に役立つ情報を網羅的に解説します。
本業と両立しながら、無理なく収入を増やしていくためのヒントが詰まっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
- 副業イラストレーターとして収入を得る方法は「LINEスタンプ販売」「ストックイラスト投稿」「SNS直接受注」など5つある
- 副業案件の種類は「ロゴ制作」「バナー作成」「キャラクターデザイン」など5ジャンルある
- 副業案件の探し方と、おすすめのプラットフォーム(MCEO for LANCER・ITプロパートナーズなど)がわかる
- 副業イラストレーターが注意すべき著作権・スケジュール管理・確定申告のポイントがわかる
- 正社員が副業する際に会社にバレないための対策がわかる
イラストレーター副業の収入はどのくらい?年収の目安を解説
副業イラストレーターの年収(副業収入)は、取り組み方や案件の種類によって大きく異なります。
月1,000円程度のお小遣い稼ぎから、スキルと実績を積み重ねれば月数十万円規模の収入も夢ではありません。
具体的な目安としては次のとおりです。
- 初心者・副業開始直後:月1,000円〜3万円程度
→クラウドソーシングでの低単価案件やLINEスタンプ販売など。実績がない段階では受注できる案件の幅が狭く、単価も低めになります。 - 実績を積んだ中級者:月3万円〜10万円程度
→継続案件やSNS経由の直接受注が増えてくる段階。ロゴ制作やキャラクターデザインなど単価の高い案件にも挑戦できます。 - 専門性が高い上級者:月10万円〜それ以上
→Live2D対応やVtuberのキャラクター制作など高度なスキルを持つ場合、1件で10万円超えの案件も珍しくありません。
最初から高収入を狙うのは難しいですが、コツコツと実績を積んでいけば収入は着実に増えていきます。
まずは月1万円を目標に動き始めることをおすすめします。
イラストレーターの副業で稼ぐ方法5選

イラストレーターとして副業収入を得る手段は一つではありません。
自分のスタイルやスキルレベルに合った方法を選ぶことが、長く続けるための重要なポイントです。
LINEスタンプを制作・販売する
LINE公式のプラットフォーム「LINE Creators Market」を活用すると、自分で制作したスタンプを販売することができます。
LINEアカウントさえあれば登録は無料で、審査を通過すれば誰でもクリエイターとして販売をスタートできます。
スタンプ1セット120円のうち、クリエイターへの還元率は35%なので、1セット売れるごとに約42円の収入になります。
単価だけ見ると低いですが、一度制作したスタンプは売れ続ける「ストック型収入」であるため、複数のスタンプシリーズを展開すると積み上げ式で収入が増えていく仕組みです。
大きく稼ぐというよりは「少額でも安定した収入源を作る」という感覚で取り組むのが向いています。副業イラストレーターの入門として、まず挑戦してみるのもよいでしょう。
ストックイラストサービスに投稿する
PIXTAやイラストACなどのストックイラストサービスに作品をアップロードし、ダウンロードされるたびに報酬を得る方法です。
こちらもLINEスタンプと同様に、一度投稿した作品が継続的に収益を生むストック型の副業です。
注意点として、サービスによっては著作権の扱いが異なります。
「著作権はアップロード者に帰属する」と明記されているサービスを選ぶことで、同じイラストをポートフォリオとして使い回すことができます。
投稿前に必ず利用規約を確認しましょう。
作品数が増えるほどダウンロード数も増えやすくなるため、継続的に投稿する習慣をつけることが収益アップのカギです。
SNSを活用して案件を直接受注する
X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSでイラストを発信し続けることで、フォロワーから直接仕事の依頼が来るようになります。
クラウドソーシングのような仲介手数料が発生しない分、同じ作業量でも手取り収入が増えるのがメリットです。
SNS経由の直接受注で成功するには、独自のイラストスタイルや世界観を確立することが大切です。
「この人に頼みたい」と思ってもらえるような個性が、継続的な案件獲得につながります。
ただし、SNS経由の取引にはトラブルリスクもあります。架空の企業や個人からの依頼、納品後の後払い契約、極端に低い単価の依頼には十分注意してください。
契約内容は口頭ではなくテキストで記録を残し、少しでも不審に感じたら依頼を断る勇気も必要です。
クラウドソーシングを活用する
クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングプラットフォームは、副業イラストレーター初心者にとって最も取り組みやすい案件獲得の場です。
案件数が豊富なうえ、プラットフォームが支払いを保証してくれるため、報酬未払いのリスクが低いのが最大のメリットです。
デメリットとしては、プラットフォームへの手数料(10〜20%程度)が差し引かれるため、手取りが少なくなる点です。
また、案件の単価が低めのものも多く、最初のうちは時給換算するとかなり安くなることもあります。
しかしそれ以上に重要なのは、実績を積めること。
クラウドソーシングでの評価・レビューは今後のポートフォリオとして機能し、より良い案件に応募する際の信頼性の証明になります。
初心者のうちは手数料を「勉強代」と割り切り、積極的に活用するのがおすすめです。
オンラインでイラストを販売・受注する
自分のネットショップを開設してオリジナルイラストを販売したり、インフルエンサーやYouTuberなどのコンテンツクリエイターからイラスト制作を受注するという方法もあります。
ネットショップはBASEやSUZURIなどを活用すると手軽に開設できます。
イラストをグッズ化して販売するという手段も増えており、自分の作品を幅広いかたちで収益化できます。
YouTuberやVtuberのサムネイル制作やキャラクターデザインを受注するルートも、副業イラストレーターとして成長できる分野のひとつです。
依頼者が求めるスタイルに合わせる柔軟性が求められますが、実績として残りやすく次の案件にもつながりやすいです。
イラストレーター副業の始め方

副業イラストレーターとして動き始めるのは、それほど難しくありません。
まずは以下の3ステップで行動してみましょう。
- ステップ1:副業案件を探す
- ステップ2:ポートフォリオを準備して応募する
- ステップ3:実績を積みながら受注件数を増やす
ステップ1:副業案件を探す
最初のステップは、案件が集まるプラットフォームに登録して仕事を探すことです。
初心者には、クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングが最も取り組みやすい選択肢です。
検索窓で「イラスト」「ロゴ」「バナー」などのキーワードを入力すると、多数の案件が表示されます。
自分のスキルレベルや得意なスタイルに合いそうなものをピックアップしてみましょう。
最初からすべての条件が揃った案件は少ないですが、実績作りを優先する姿勢が大切です。
ステップ2:ポートフォリオを準備して応募する
案件に応募する際は、ほぼ必ずといっていいほどポートフォリオ(過去の作品集)やサンプルイラストの提出を求められます。
事前にいくつかの作品をまとめておきましょう。
ポートフォリオはPDF形式でまとめたり、PixivやAdobeのBehanceなどの専用サービスを活用したりすると、見栄えよく提示できます。
得意なスタイルが伝わるよう、方向性を絞った作品を掲載するのがポイントです。
応募の際は、案件の内容をよく読んで自分に合っているか確認したうえで、丁寧な文面でメッセージを送りましょう。
単価が不自然に高い案件や、依頼内容が曖昧な案件には注意が必要です。
ステップ3:実績を積みながら受注件数を増やす
最初のうちは1〜2件の小さな案件から始め、納品・評価を積み重ねていきましょう。
評価が上がるほど、応募できる案件の選択肢も広がります。
慣れてきたら受注件数を徐々に増やしていきますが、キャパシティを超えた受注は禁物です。
納期を守れなくなると評価が一気に下がり、リピートにもつながりません。
本業のスケジュールと照らし合わせながら、無理のない範囲で受注量を調整することが、長続きする副業の秘訣です。
イラストレーターの副業案件を探すのにおすすめのプラットフォーム

イラストレーターの副業を探すのにおすすめのプラットフォームは、以下のとおりです。
- MCEO for LANCER
- ITプロパートナーズ
- レバテックフリーランス
クラウドワークスやランサーズは、初心者におすすめですが単価が安いデメリットもあります。
イラストレーターの副業でしっかり稼ぎたい人は、副業エージェントを利用して案件を獲得しましょう。
MCEO for LANCER

週1日から働ける副業案件を紹介してくれる副業エージェントです。
特徴的なのは、企業の経営者から直接依頼が来る案件を多く保有している点で、高単価案件が豊富です。
プロのコンサルタントがスキルや希望をヒアリングしたうえでマッチングしてくれるため、ミスマッチが起きにくく、副業初心者にも安心して利用できます。
ITプロパートナーズ

週3日から受けられる案件を中心に、2,000社以上の企業が登録する副業エージェントです。
税理士による確定申告相談など、副業に関するサポート体制が充実しているのが特徴で、副業イラストレーターとして安心して活動できる環境が整っています。
レバテックフリーランス

IT系フリーランス向けのエージェントですが、イラストレーター向けの案件も取り扱っています。
案件数は4万件以上と非常に豊富で、企業からの直案件も多く、高い報酬を期待できます。
分野別の専門アドバイザーがサポートしてくれるため、副業に不安を感じている方にも向いています。
イラストレーターの副業で注意すること

イラストレーターが副業をするときに重要視するポイントは、以下のとおりです。
- 著作権への理解を深める
- スケジュール管理を徹底する
- 実績をポートフォリオとしてまとめておく
著作権への理解を深める
副業イラストレーターとして活動するうえで、著作権の知識は必須です。
他人の作品を無断でトレース・模倣したイラストを商業利用することは、著作権侵害に当たる可能性があります。
最悪の場合、損害賠償請求に発展するリスクもあります。
技術向上のためのトレース練習はもちろん問題ありませんが、そのような作品を公の場に公開したり商業目的で使用したりすることは絶対に避けてください。
オリジナリティのある作品を制作することが、副業イラストレーターとしての信頼を築く基本です。
また、依頼を受けた場合の著作権の取り扱いについても、事前にクライアントと明確に取り決めておくことをおすすめします。
スケジュール管理を徹底する
副業の失敗原因として最も多いのが、スケジュール管理の甘さです。
複数案件を抱えるようになると、納期の管理が複雑になります。
1件でも納期遅れを起こすと、クライアントからの評価が下がり、リピートや新規依頼の獲得に影響します。
副業イラストレーターとして長く活動するためには、自分の制作スピードを把握したうえで受注量を調整することが大切です。
「断る勇気」も重要なスキルのひとつです。本業との両立を最優先に考え、無理のない範囲でコツコツと実績を積み上げましょう。
実績をポートフォリオとしてまとめておく
副業案件を獲得するためには、実績をわかりやすく示すポートフォリオが不可欠です。
どんな案件に応募するにしても、過去の作品を見せられなければ依頼者に信頼してもらうことができません。
SNSのプロフィールやポートフォリオサイトには、得意なスタイル・過去の実績・依頼の可否・連絡先を明記しておきましょう。
定期的に更新することで、自分の成長も可視化でき、モチベーション維持にもつながります。
正社員しながらイラストレーターの副業はOK?

正社員しながらイラストレーターの副業をしても問題はありません。
ただし、以下の3つのポイントに注意する必要があります。
- 会社の就業規則を確認する
- 本業に支障を与えない範囲で行う
- 確定申告が必要になることがある
会社の就業規則を事前に確認する
正社員として働きながらイラストレーターの副業を始める前に、必ず勤務先の就業規則を確認しましょう。
副業を禁止している企業では、規則違反として懲戒処分の対象になることがあります。
特に公務員は法律で副業が制限されているため注意が必要です。
副業OKの職場でも、競合他社への情報漏洩につながる案件は引き受けないなど、常識的な判断が求められます。
本業に影響が出ないよう調整する
副業はあくまで「副業」です。本業の収入があるからこそ、副業でリスクを取りながら挑戦できるという側面を忘れないようにしましょう。
睡眠時間を削ってでも副業に注力することは、長期的には本業のパフォーマンスを下げ、本末転倒な結果になりかねません。
副業イラストレーターの本業との両立は、「無理しない範囲で継続する」ことがもっとも重要です。
確定申告を忘れずに行う
副業収入が年間20万円を超えた場合、確定申告が必要です。
確定申告とは、1月1日〜12月31日の所得を翌年の2月16日〜3月15日の間に税務署へ申告する手続きです。
副業がばれる原因の一つが住民税の増加です。
確定申告の際に「住民税の徴収方法を自分で納付(普通徴収)」に設定することで、会社の給与天引きに副業分の住民税が混入するリスクを減らせます。
確定申告は自分で行うことを強くおすすめします。
イラストレーターの副業に関してよくある質問

イラストレーターの副業に関してよくある質問は、以下のとおりです。
- 副業収入の目安は?
- イラストが下手でも副業できる?
- イラストレーターの副業はバレる?
- 副業で有名なイラストレーターになれる?
副業収入の目安は?
副業イラストレーターとして得られる収入は、活動量やスキル、案件の種類によって大きく変わります。
月1,000円程度のスモールスタートから、実績を積んだ方では月数十万円を稼ぐケースまで幅広いのが実情です。
「いくら稼げるか」よりも、まず「自分がいくら稼ぎたいか」を明確にすることが重要です。
たとえば「毎月のサブスク代を副業で賄いたい」「旅行資金を3ヶ月で貯めたい」など、具体的な目標金額を設定すると、逆算して必要な案件数や単価が見えてきます。
目標が明確なほど行動に迷いがなくなり、モチベーションも長続きしやすくなります。
イラストが下手でも副業できる?
結論からいえば、画力に自信がなくても副業イラストレーターとしてスタートすることは十分可能です。
「上手い・下手」の評価は絶対的なものではなく、依頼者のニーズとのマッチング次第で決まります。
重要なのは、自分の絵柄がどのような層に響くかを把握することです。たとえばポップでゆるいタッチのイラストは、LINEスタンプやキャラクターグッズとの相性が抜群ですし、シンプルで読みやすいイラストはLP制作案件で重宝されます。
一方、依頼者が求めるスタイルと自分の絵柄がかけ離れていると、どれだけ丁寧に描いても「イメージと違う」という評価になりかねません。
まずはクラウドソーシングや広告LPをリサーチして、自分のスタイルが活かせる市場を見つけることから始めましょう。
「自分の絵を必要としている人はどこにいるか」という視点を持つことが、案件獲得の近道です。
副業イラストレーターであることはバレる?
正社員が副業をしていることが会社にバレる主な原因は、大きく分けて2つあります。
1つ目は、職場の同僚や上司に自分から話してしまうケースです。
悪意がなくても、雑談の中でつい副業の話題を出してしまうことがあります。副業を秘密にしたい場合は、職場では一切話題に出さないことが鉄則です。
2つ目は、住民税の金額の変動から経理担当者に気づかれるケースです。
副業収入が増えると住民税額が上がり、会社の給与から天引きされる際に不審に思われることがあります。
これを防ぐには、確定申告の際に住民税の納付方法を「普通徴収(自分で納付)」に設定することが有効です。
副業分の住民税を自分で納付することで、会社側に金額の変動が伝わりにくくなります。
この2点に気をつければ、副業がバレるリスクは大幅に下げられます。
副業活動を通じて有名イラストレーターになれる?
副業からスタートして広く知られるイラストレーターになった方は実際に存在します。
ただし、それには運やタイミングという要素も絡むため、「必ずなれる」とは言い切れません。
確実にいえるのは、行動し続けた人にしかチャンスは訪れないということです。SNSで作品を定期的に発信する、コンペやコンテストに積極的に参加する、依頼を丁寧にこなして口コミで広げてもらうなど、地道な積み重ねが認知度の向上につながります。
「バズること」を狙うよりも、「自分の作品を見てくれる人を少しずつ増やす」という意識で活動を続けることが、結果的に有名イラストレーターへの最短ルートといえるでしょう。
イラストレーターの副業まとめ
イラストレーターの副業で稼いでいくなら、以下の4つのポイントを意識しましょう。
- イラストの販売方法を決める
- 実績作りと著作権への意識
- 会社の就業規則や確定申告の必要性を認知
- 自分の絵柄と市場で求められるイラストのリサーチ
以上を軸に動けば、副業で失敗する可能性をグッと抑えられます。
副業とはいえ仕事なので、一般社会で求められるビジネスマナーは必要不可欠です。
イラストレーターとして稼ぎたい人は、スキルも大切ですがビジネススキルなどの当たり前の行動も大切にしましょう。
副業をするならプログラミングもおすすめです。
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