Webマーケティングスクールの選定・評価の基準について

アルクではWebマーケティングスクールの比較において、評価基準を作成いたしました。

調査概要
  • 調査期間
    2026年10月9日
  • 調査内容
    Webマーケティングスクールに関する評価調査(料金と給付金・補助金、目的に合わせて選べるか、学習サポートの手厚さ、未経験から始められるか、実務を経験できるか、運営会社・講師の信頼性)を行いました。
  • 調査したサービス
    調査したWebマーケティングスクールを確認
  • 調査方法
    公式サイト・特定商取引法に基づく表記・厚生労働省の教育訓練講座検索システムを確認
目次

調査の流れ

調査の流れは以下の通りです。

1.調査対象の選定

「Webマーケティングスクール おすすめ」などの検索で上位に出る媒体で言及の多いスクールと、Webマーケティングを学べる講座を持つ大手スクールを中心に10社を選出する。提携の有無で対象を絞ることはしない。

2.一次情報の取得

各社の公式サイトで、料金・受講期間・給付金や補助金の対象可否・コース構成・学習サポート・無料で試せる入口・実務を経験できる仕組み・運営会社・講師の経歴を確認・収集する。公開されていない項目は「公式に記載なし」として記録し、推定値で埋めない。

3.給付金・補助金は厚生労働省の検索システムで確かめる

給付金の対象かどうかは、スクールの公式サイトの表記ではなく、厚生労働省の教育訓練講座検索システムで確認する。

2026年10月の調査では、公式サイトの表記と実際の指定状況が食い違う例が複数あった。公式サイトが給付金に触れていないのに指定講座を持っている社、公式サイトが給付金の対象だと書いているがWebマーケティングのコースは対象外だった社、指定講座はあるがデザイン系のコースだけだった社がある。制度を取り違えると、読者が見積もる負担額が大きく外れる。

4.スコアリングと順位決定

以下の6つの評価項目において、合計68点で評価する。ただし合計点の順にそのまま並べることはしない(順位の決め方)。

評価基準

「料金と給付金・補助金」「目的に合わせて選べるか」「学習サポートの手厚さ」「未経験から始められるか」「実務を経験できるか」「運営会社・講師の信頼性」の6項目において、合計68点の評価基準を設定いたしました。配点は、読者が最初に確認する項目に重みを置いています。

評価項目配点
料金と給付金・補助金20点
目的に合わせて選べるか12点
学習サポートの手厚さ12点
未経験から始められるか8点
実務を経験できるか8点
運営会社・講師の信頼性8点
合計68点

1.料金と給付金・補助金(20点)

料金(12点)

受講料の総額(税込)で評価しました。入学金・入会金がかかる場合は、その金額を含めた合計で見ています。

12点:20万円以下
9点:30万円以下
6点:45万円以下
3点:45万円超
0点:公式に料金の記載なし

1か月あたりの金額には直していません。期間で割ると、受講期間の短いスクールが一律に安く見えるためです。読者が実際に支払う総額で比べています。

給付金や補助金を適用したあとの金額は使っていません。制度の対象かどうかは次の項目で別に評価しているため、適用後の金額を使うと同じ内容を二度数えることになります。

給付金・補助金(8点)

この記事で紹介しているコースについて、個人が使える制度の対象かどうかで評価しました。

8点:紹介しているコースが専門実践教育訓練給付金の指定講座になっている
5点:同じスクールの別のコースなら専門実践教育訓練給付金が使える、または一般教育訓練給付金が使える
3点:経済産業省のリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業のみ
0点:個人が使える制度なし

リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業を、教育訓練給付金と同じ点にしていません。この事業は、在職中で、雇用主の変更をともなう転職を目指す方が対象です。今の勤務先で働き続ける方や、すでに退職した方は使えません。また受講料を全額支払ったあとに返ってくる形のスクールもあります。

法人向けの人材開発支援助成金は、勤務先が申請するものです。個人で申し込む読者は使えないため、点数には入れていません。

2.目的に合わせて選べるか(12点)

学べる分野(8点)

広告運用・SEO・SNSの3分野のうち、いくつを学べるかで評価しました。

8点:3分野とも学べる、または分野を限定していない
5点:2分野
2点:1分野

どの分野を学ぶかで、卒業後の仕事の選び方が変わります。1分野に絞ったスクールの内容が浅い、という意味ではありません。

目的別のコース(4点)

転職・副業・スキルアップの3つについて、目的に合わせたコースがあるかで評価しました。

4点:3つとも
2点:2つ
0点:目的別に分かれていない

期間の違いや、レベルの違いだけでコースが分かれている場合は、目的別には分かれていないものとして扱いました。

3.学習サポートの手厚さ(12点)

12点:マンツーマン指導があり、質問の回数に制限がない
9点:マンツーマン指導がある
6点:質問の回数・時間に制限がない
3点:制限つきの質問対応
0点:公式に記載なし

少人数のグループで行うコーチングは、マンツーマン指導には数えていません。2026年10月の調査では、1社が「コーチ1名に対し受講生最大3名」と公式に明記していました。

同じスクールでも、講座によってサポートの対象外になることがあります。動画を見るだけで質問も添削も受けられない講座は、0点としています。

4.未経験から始められるか(8点)

申し込む前に、お金を払わずに中身を確かめられるかで評価しました。

8点:無料で受講できる講座・体験レッスンがある
6点:無料セミナー・説明会がある
4点:無料カウンセリング・個別相談のみ
0点:なし

5.実務を経験できるか(8点)

学んだあとに実績として見せられるものが残るかで評価しました。

8点:実案件の発注を保証している
6点:実在するクライアントの案件を実務研修・OJTで担当する
4点:案件紹介の仕組みがある(保証はない)
2点:模擬案件・報酬の出ない課題のみ
0点:公式に記載なし

Webマーケティングは、未経験から仕事を受けるときに実績を求められる分野です。そのため、カリキュラムの中で実際の案件に触れられるかを独立した項目にしています。

実務研修の対象が特定のコースに限られる場合は、そのコースを選んだときの内容で評価しています。

6.運営会社・講師の信頼性(8点)

契約前に、誰から何をいくらで買うのかを確かめられるかで評価しました。

8点:料金・運営会社・講師の経歴の3つすべてを公式に明記している
4点:2つ
0点:1つ以下

講師の氏名と経歴を公式に公開しているスクールは、調査した10社のうち5社です(2026年10月時点)。公開していないスクールの講師の質が低い、という意味ではありません。契約前に確かめられるかどうかを、安心材料として評価しています。

点数にしていない項目

口コミ・評判は点数に使っていません。同じ物差しで10社を並べられる客観的なデータがないためです。口コミは各社の紹介欄で、出所を明記したうえで掲載しています。

受講期間も点数に使っていません。短いほうが良いとも長いほうが良いとも言えないためです。比較一覧表に各社の期間をそのまま記載しています。

受講形式も点数に使っていません。通学できるかどうかは、教室のある地域にお住まいの方にだけ関わるためです。こちらも比較一覧表に記載しています。

7.順位の決め方

1〜6の合計点をもとに掲載順を決めましたが、合計点の順にそのまま並べてはいません。次の3つのいずれかに当てはまるスクールは、順位を調整しています。

  • (1) 6つの評価項目のいずれかが、10社の中で最も優れている
  • (2) 6つの評価項目には表れない特化があり、その条件を必要とする読者にとって他社で代替しにくい
  • (3) 広告の掲載枠として、掲載位置をあらかじめ定めている

(1)は、合計点だけで並べると埋もれてしまう強みがあるためです。

(2)は、評価項目が料金・サポート・学べる分野に重みを置いているためです。特定の業種や、特定の読者層に絞った内容の濃さはスコアに表れません。

(3)について、当サイトは各社のアフィリエイトプログラムに参加しており、一部のスクールとは掲載位置を含む条件で契約しています。その枠に入るスクールは、合計点にかかわらず定めた位置に掲載しています。

評価そのものは、広告の枠に入っているかどうかで変えていません。上の6項目は全10社に同じ基準を当てており、提携できていないスクールも同じ基準で調査・評価して掲載しています。

各社の強みと、どんな人に向いているかは、記事の各社紹介欄で説明しています。

評価項目と配点は、各社の情報公開の状況に応じて見直す予定です。見直した場合は本ページの調査期間を更新します。

調査したWebマーケティングスクール

今回調査したのは下記のWebマーケティングスクール10社です。

  • WEBMARKS
  • Wannabe Academy
  • インターネット・アカデミー
  • デジプロ
  • デイトラ
  • 広告運用道場 by StockSun
  • Break Marketing Program
  • Withマーケ
  • SHElikes
  • デジハリ・オンラインスクール

各社の比較結果はWebマーケティングスクールおすすめ10選にまとめています。

評価基準の使用について

本評価基準および評価結果を使用する際は、下記の出典元の記載をお願いいたします。

出典元:https://www.alc.co.jp/programming/evaluation_standard/web-marketing/

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この記事を書いた人

プログラミング学習に意欲を持つすべての方が、自信を持って学習をスタートできるよう、中立的な立場から各スクールの詳細な情報を提供しています。実際に受講された方の声や、カリキュラム内容、サポート体制、料金体系などを徹底的に調査し、分かりやすく比較・解説しています。